130 / 203
急・異種獣人同士で子づくり!?ノァズァークのヒミツ編
99.大悲呪
しおりを挟む
ゴズメルは体勢を崩しながらリリィを呼んだ。飛びついてくるリリィにナギとムクゲが続き、四人はぎゅっと団子になって抱き合った。サゴンだけは棒立ちでいたが、頭上に崩れてくる砂岩を「おお」と言って、手で払った。
揺れの間中、ナギとムクゲは大騒ぎだった。
「なん、なん、なん!? 噴火かねっ?」
「うちら生き埋めになるんかっ? やんたぁ!」
ゴズメルも大パニックだったが、耳元でキャーキャー言われると、かえって落ち着いてくる。噴火とすると大きな火の制御に問題があることになるが、そんな事態は年寄りの昔話にさえ出てこない。
サゴンが傷を負って戻ってきた件もある。ゴズメルはナギとムクゲを両手に抱えた。
「きゃん、ゴズメル姉ちゃ」
「力持ちばい!」
「サゴン、いったんどっか出入口から地上に出よう。嫌な予感がする」
「えぇーっ……」
「『えぇーっ』じゃねえが! なんが不満か! こいつはたぶん、何者かが外部から攻撃を――」
「ゴズメル」
リリィはゴズメルと同じ危惧を抱いているようだった。真剣な面持ちの恋人に、ゴズメルは「あんたもこっち」と、顎で背中を示した。
リリィが負ぶさると、サゴンが渋々というふうに前を歩いた。昨日の今日であまり地上に出ていきたくないようだが、それどころではない。
梯子の前につくと、ナギとムクゲは不安そうにゴズメルを見た。
「ええんかの、うちらまだ岩を自力で閉じられんが」
「非常事態なんだからいいんだよ。サゴン、ぼさっとすんな。何があるかわかんないんだから、あんたが先!」
地鳴りは続いているのだった。サゴンが出入口を開き、ナギとムクゲを引っ張り上げる。ゴズメルはリリィを背負ったまましんがりを務めた。首に回った手が震えていることに、ゴズメルは気が付いていた。
数日ぶりに見る日の光は、目がつぶれそうなほど明るかった。だが、ゴズメルは見た。
「……伏せろ!」
次の瞬間、クメミ山の岩肌を覆う木々が一瞬ではじけ飛んだ。
濛々と上がる土煙の真下にはぽっかりと横穴が空いている。
「あぁっ、お、お山に穴が……!」
痛ましい光景を前に、ナギはムクゲにしがみついた。
「ゴズメル、あれを見て!」
リリィが指を指す。穴の真下の台地に、見覚えのある制服を着た者たちが、虫のように群がってくるのが見えた。
ゴズメルはかすれた声を漏らした。
「冒険者協会だ」
臭い煙が立ち上る中を、つかつかと歩いてくる者がいた。冒険者たちが彼を中心に隊列を組むので、真上からは磁石が砂鉄を引き寄せているように見える。
鳥の巣のようにぼさぼさの金髪、どことなく時代がかったアーマーの背には赤いマントがたなびいている。背負った大剣は剣というより鉄の塊のようだ。
それが冒険者協会本部会長、カトーの姿だった。
カトーは、腰のベルトからチャッと拡声器を取り出して構えた。
音割れした声は、耳をつんざくうるささだった。
『えぇ~クメミ山のミノタウロス族諸君! 貴殿らは完全に包囲されている。大人しく投降すればよし、文句のあるやつは容赦なく叩き潰す!』
「う、うるせぇー! いったいなんなんだあいつは!」
喋り終えても、キーンと機械音がいつまでも響いている。ゴズメルは両手で耳を押さえて叫んだ。
受付嬢の務めと思うのか、リリィは同じようにしつつ答えた。
「冒険者協会の会長さんよ!」
「ええ!」
「大陸制覇者! 冒険記や自伝を山のように出しているわ! アルティカ支部にも毎月送ってくる!」
ナギとムクゲは、声が面白いからかクスクスと笑っている。
サゴンは無表情に立ち尽くしていたが、急にゴズメルの肩を掴んだ。
「ゴズ、こまいの連れて逃げるちゃ」
「はぇっ」
「あの変なやつは、こっちを見ちょる」
そんなわけあるかとゴズメルは思った。距離がかなり離れているのだ。だが、サゴンの言うことは正しかった。
拡声器を下ろしたカトーが、何かを振りかぶる仕草をする。
キラッと空気中に何かが輝く。ゾッとしたゴズメルはこまいの三人を抱え、スライディングしてその場から距離をとる。爆発が起きたのは体感にして三秒後のことだ。恐る恐るふりむくと、崖はえぐれていた。
「なっ……」
こんなの反則だ、とゴズメルは思った。交渉するとか対抗するとかそんなレベルではない。
殲滅に来たとしか思えなかった。
「エリアボスでもあるまいし、なんだあれは……っておいサゴン、あんた何やってんだよっ」
サゴンは聞く耳を持たなかった。不安定な足場からぴょんと下へ飛び降りてしまう。
慌てて崖から顔を突き出したゴズメルは、目を疑った。横穴を出たミノタウロス族たちが、カトーのいる台地に向かって、続々と集まって来ているのだ。
臨戦態勢だった。
(あの脳筋ども、力量差ってものがわからないのか……!?)
顔を土に汚したリリィが「ゴズメル、私たちも行かなくては」と言った。
「えぇっ……!?」
「彼らの目的は、きっと私よ。里のひとたちが戦わずに済むよう交渉できるとしたら、きっと私たちだけ」
「そんなのダメだよ! あんたが捕まっちゃうじゃないか!」
ゴズメルは首を振ったが、ナギとムクゲはリリィに賛成のようだった。
「ゴズメル姉ちゃ、あっちにうちらのお父つぁと母ちゃもおる。近くに行きたいっちゃ」
「お山に悪さするやつは、うちがやっつけてやるばい! んねえ、ねえ」
「…………」
ゴズメルは嘆息した。戦える者は、男も女も闘志剥き出しで台地へ向かっている。ミギワとダマキの姿もある。ミノタウロス族の本能が彼らを駆り立てているとしか思えない。
「……わかった。でも、ここを降りるのは危険すぎる。一緒に裏道を下っていこう」
「うん!」
後のことは、その場で考えるほかなかった。ゴズメルは後ろ髪をひかれる思いで崖を振り向いた。戦線は今のところ膠着して見えた。
揺れの間中、ナギとムクゲは大騒ぎだった。
「なん、なん、なん!? 噴火かねっ?」
「うちら生き埋めになるんかっ? やんたぁ!」
ゴズメルも大パニックだったが、耳元でキャーキャー言われると、かえって落ち着いてくる。噴火とすると大きな火の制御に問題があることになるが、そんな事態は年寄りの昔話にさえ出てこない。
サゴンが傷を負って戻ってきた件もある。ゴズメルはナギとムクゲを両手に抱えた。
「きゃん、ゴズメル姉ちゃ」
「力持ちばい!」
「サゴン、いったんどっか出入口から地上に出よう。嫌な予感がする」
「えぇーっ……」
「『えぇーっ』じゃねえが! なんが不満か! こいつはたぶん、何者かが外部から攻撃を――」
「ゴズメル」
リリィはゴズメルと同じ危惧を抱いているようだった。真剣な面持ちの恋人に、ゴズメルは「あんたもこっち」と、顎で背中を示した。
リリィが負ぶさると、サゴンが渋々というふうに前を歩いた。昨日の今日であまり地上に出ていきたくないようだが、それどころではない。
梯子の前につくと、ナギとムクゲは不安そうにゴズメルを見た。
「ええんかの、うちらまだ岩を自力で閉じられんが」
「非常事態なんだからいいんだよ。サゴン、ぼさっとすんな。何があるかわかんないんだから、あんたが先!」
地鳴りは続いているのだった。サゴンが出入口を開き、ナギとムクゲを引っ張り上げる。ゴズメルはリリィを背負ったまましんがりを務めた。首に回った手が震えていることに、ゴズメルは気が付いていた。
数日ぶりに見る日の光は、目がつぶれそうなほど明るかった。だが、ゴズメルは見た。
「……伏せろ!」
次の瞬間、クメミ山の岩肌を覆う木々が一瞬ではじけ飛んだ。
濛々と上がる土煙の真下にはぽっかりと横穴が空いている。
「あぁっ、お、お山に穴が……!」
痛ましい光景を前に、ナギはムクゲにしがみついた。
「ゴズメル、あれを見て!」
リリィが指を指す。穴の真下の台地に、見覚えのある制服を着た者たちが、虫のように群がってくるのが見えた。
ゴズメルはかすれた声を漏らした。
「冒険者協会だ」
臭い煙が立ち上る中を、つかつかと歩いてくる者がいた。冒険者たちが彼を中心に隊列を組むので、真上からは磁石が砂鉄を引き寄せているように見える。
鳥の巣のようにぼさぼさの金髪、どことなく時代がかったアーマーの背には赤いマントがたなびいている。背負った大剣は剣というより鉄の塊のようだ。
それが冒険者協会本部会長、カトーの姿だった。
カトーは、腰のベルトからチャッと拡声器を取り出して構えた。
音割れした声は、耳をつんざくうるささだった。
『えぇ~クメミ山のミノタウロス族諸君! 貴殿らは完全に包囲されている。大人しく投降すればよし、文句のあるやつは容赦なく叩き潰す!』
「う、うるせぇー! いったいなんなんだあいつは!」
喋り終えても、キーンと機械音がいつまでも響いている。ゴズメルは両手で耳を押さえて叫んだ。
受付嬢の務めと思うのか、リリィは同じようにしつつ答えた。
「冒険者協会の会長さんよ!」
「ええ!」
「大陸制覇者! 冒険記や自伝を山のように出しているわ! アルティカ支部にも毎月送ってくる!」
ナギとムクゲは、声が面白いからかクスクスと笑っている。
サゴンは無表情に立ち尽くしていたが、急にゴズメルの肩を掴んだ。
「ゴズ、こまいの連れて逃げるちゃ」
「はぇっ」
「あの変なやつは、こっちを見ちょる」
そんなわけあるかとゴズメルは思った。距離がかなり離れているのだ。だが、サゴンの言うことは正しかった。
拡声器を下ろしたカトーが、何かを振りかぶる仕草をする。
キラッと空気中に何かが輝く。ゾッとしたゴズメルはこまいの三人を抱え、スライディングしてその場から距離をとる。爆発が起きたのは体感にして三秒後のことだ。恐る恐るふりむくと、崖はえぐれていた。
「なっ……」
こんなの反則だ、とゴズメルは思った。交渉するとか対抗するとかそんなレベルではない。
殲滅に来たとしか思えなかった。
「エリアボスでもあるまいし、なんだあれは……っておいサゴン、あんた何やってんだよっ」
サゴンは聞く耳を持たなかった。不安定な足場からぴょんと下へ飛び降りてしまう。
慌てて崖から顔を突き出したゴズメルは、目を疑った。横穴を出たミノタウロス族たちが、カトーのいる台地に向かって、続々と集まって来ているのだ。
臨戦態勢だった。
(あの脳筋ども、力量差ってものがわからないのか……!?)
顔を土に汚したリリィが「ゴズメル、私たちも行かなくては」と言った。
「えぇっ……!?」
「彼らの目的は、きっと私よ。里のひとたちが戦わずに済むよう交渉できるとしたら、きっと私たちだけ」
「そんなのダメだよ! あんたが捕まっちゃうじゃないか!」
ゴズメルは首を振ったが、ナギとムクゲはリリィに賛成のようだった。
「ゴズメル姉ちゃ、あっちにうちらのお父つぁと母ちゃもおる。近くに行きたいっちゃ」
「お山に悪さするやつは、うちがやっつけてやるばい! んねえ、ねえ」
「…………」
ゴズメルは嘆息した。戦える者は、男も女も闘志剥き出しで台地へ向かっている。ミギワとダマキの姿もある。ミノタウロス族の本能が彼らを駆り立てているとしか思えない。
「……わかった。でも、ここを降りるのは危険すぎる。一緒に裏道を下っていこう」
「うん!」
後のことは、その場で考えるほかなかった。ゴズメルは後ろ髪をひかれる思いで崖を振り向いた。戦線は今のところ膠着して見えた。
0
あなたにおすすめの小説
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳主婦のカレンはインスタグラムで20歳大学生の晴人と知り合う。親密な関係となった3度目のデートのときに、晴人が実は17歳の高校2年生だと知る。
カレンと晴人はその後、どうなる?
白雪様とふたりぐらし
南條 綾
恋愛
高校1年生の紫微綾は、生きることに疲れ、雪の山で自らの命を終えようとしたその瞬間――
美しい御小女郎姿の少女・白雪が現れ、優しく彼女を救う。
白雪は実は古の仏神・ダキニ天の化身。暇つぶしに人間界に降りた彼女は、綾に「一緒に暮らそう」と提案し……?
銀髪の少女と神様の、甘く温かなふたりぐらしが始まる。
【注意事項】
本作はフィクションです。
実在の人物・団体・宗教・儀礼・場所・出来事とは一切関係ありません。 作中で登場する神仏や信仰に関する表現は、物語の雰囲気づくりを目的とした創作によるものであり、特定の宗教や思想を推進・否定する意図は一切ございません。
純粋なエンターテイメントとしてお楽しみいただければ幸いです。
さくらと遥香(ショートストーリー)
youmery
恋愛
「さくらと遥香」46時間TV編で両想いになり、周りには内緒で付き合い始めたさくちゃんとかっきー。
その後のメインストーリーとはあまり関係してこない、単発で読めるショートストーリー集です。
※さくちゃん目線です。
※さくちゃんとかっきーは周りに内緒で付き合っています。メンバーにも事務所にも秘密にしています。
※メインストーリーの長編「さくらと遥香」を未読でも楽しめますが、46時間TV編だけでも読んでからお読みいただくことをおすすめします。
※ショートストーリーはpixivでもほぼ同内容で公開中です。
せんせいとおばさん
悠生ゆう
恋愛
創作百合
樹梨は小学校の教師をしている。今年になりはじめてクラス担任を持つことになった。毎日張り詰めている中、クラスの児童の流里が怪我をした。母親に連絡をしたところ、引き取りに現れたのは流里の叔母のすみ枝だった。樹梨は、飄々としたすみ枝に惹かれていく。
※学校の先生のお仕事の実情は知りませんので、間違っている部分がっあたらすみません。
百合系サキュバスにモテてしまっていると言う話
釧路太郎
キャラ文芸
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。
文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。
そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。
工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。
むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。
“特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。
工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。
兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。
工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。
スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。
二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。
零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。
かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。
ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。
さくらと遥香
youmery
恋愛
国民的な人気を誇る女性アイドルグループの4期生として活動する、さくらと遥香(=かっきー)。
さくら視点で描かれる、かっきーとの百合恋愛ストーリーです。
◆あらすじ
さくらと遥香は、同じアイドルグループで活動する同期の2人。
さくらは"さくちゃん"、
遥香は名字にちなんで"かっきー"の愛称でメンバーやファンから愛されている。
同期の中で、加入当時から選抜メンバーに選ばれ続けているのはさくらと遥香だけ。
ときに"4期生のダブルエース"とも呼ばれる2人は、お互いに支え合いながら数々の試練を乗り越えてきた。
同期、仲間、戦友、コンビ。
2人の関係を表すにはどんな言葉がふさわしいか。それは2人にしか分からない。
そんな2人の関係に大きな変化が訪れたのは2022年2月、46時間の生配信番組の最中。
イラストを描くのが得意な遥香は、生配信中にメンバー全員の似顔絵を描き上げる企画に挑戦していた。
配信スタジオの一角を使って、休む間も惜しんで似顔絵を描き続ける遥香。
さくらは、眠そうな顔で頑張る遥香の姿を心配そうに見つめていた。
2日目の配信が終わった夜、さくらが遥香の様子を見に行くと誰もいないスタジオで2人きりに。
遥香の力になりたいさくらは、
「私に出来ることがあればなんでも言ってほしい」
と申し出る。
そこで、遥香から目をつむるように言われて待っていると、さくらは唇に柔らかい感触を感じて…
◆章構成と主な展開
・46時間TV編[完結]
(初キス、告白、両想い)
・付き合い始めた2人編[完結]
(交際スタート、グループ内での距離感の変化)
・かっきー1st写真集編[完結]
(少し大人なキス、肌と肌の触れ合い)
・お泊まり温泉旅行編[完結]
(お風呂、もう少し大人な関係へ)
・かっきー2回目のセンター編[完結]
(かっきーの誕生日お祝い)
・飛鳥さん卒コン編[完結]
(大好きな先輩に2人の関係を伝える)
・さくら1st写真集編[完結]
(お風呂で♡♡)
・Wセンター編[完結]
(支え合う2人)
※女の子同士のキスやハグといった百合要素があります。抵抗のない方だけお楽しみください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる