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安心

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お姉さんは、しばらくぼくを見つめたまま。
どうやら気に入ってもらえたみたい。
これから、よろしく。

アイコンタクトが通じたようだ。
ぼくに花が咲いたような笑顔を見せると、お姉さんは自分の部屋へ入っていった。

サッと着替えたお姉さんは、手際てぎわよくゆうご飯を作って、お母さんと一緒に食べている。

そして、今日の出来事を話した。
出張先の街並みが綺麗きれいだったんだって。
ぼくも一緒に行きたかったなぁ。


ご飯のあと、お姉さんは、ぼくとたくさん遊んでくれた。


よかった。
ここには、ぼくをいじめる大きなアカリスのおじさんは居ない。
お家の中を探検しても、危ないことはなかった。
お部屋だって、ちゃんとしたのを買ってくれた。
お姉さんは優しそうだし、お母さんもぼくを可愛がってくれそう。

ぼくはもう、このお家の子。
そう思ってもいいよね。



お姉さん、ぼくにもちゃんと「おやすみ」って言ってくれた。
今夜は、木の巣箱の中でゆっくり眠ろう。
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