ゲスいお嬢様的日常(仮)

胸の轟

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お久しぶりの三原君

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待ち合わせ場所に行くと、既に三原君がいた。三原君はいつも私より先に来ている。

女子を待たせない麗しの君、それが三原君。決して私が時間にルーズとかそんなんじゃない。ないったらないのである。

お前ら金持ちなのに運転手付きの車もないのかって?勿論所有してる。でも、家の車でいろいろ行動するより、私も三原君も自分で移動手段を選んで行動する方が好きだ。

そうする方がいろいろ発見出来て暇つぶしの玩具──違った、私の心を踊らせてくれるような、見ているだけでも楽しい存在とかを見つけ、私生活暴き隊に私生活を覗き見──違った、あの人はどんな人かしらと、乙女っぽく思いを馳せ、ちょっと想像して楽しむのです。想像して。想像です想像。


私はそうだが、三原君が面白人間を発見した時は、多分何かしらの手段を実行しているに違いない。*注)冤罪


そんな訳で出掛ける時に車移動じゃなく、こうして待ち合わせしたりして遊びに行くのであった。



本日の三原君は、白いロング丈Tシャツにブルーグリーンのオープンシャツ、ワンウォッシュのデニムスキニーに黒いシューズという格好だ。


「待った?」
「そうでもない。」




歩いている途中、やけに人が居るお店が。

最初は人気店の順番待ちなのかと思ったが、良く見るとそんな感じではなく、お店から少し離れて時間を潰しているように見える。


「何かの撮影っぽいよ。」

三原君が指差す方を見ると、撮影スタッフが居た。どうやら人集りはエキストラの人達だった模様。


「ドラマかな。」
「最近のドラマ観てる?」

「最近、海外のドラマしか見てないや。なんか観てる?」
「観てない。」


二人ともドラマ観てないから、なんのドラマを撮ってるのかさっぱりだ。


エキストラの人達がレストランへと入って行き、撮影が始まった。


テーブルにつき、料理の注文や連れとの会話等の、レストランで見かけるごく普通のやり取りが、そこかしこで始まる。


「エキストラの人達って、ああいう時何話してるんだろう。」

「声出すと音声拾われて邪魔になるから、口パクなんだよ。」

「そうなの?」


確かに芝居してる脇で全然関係無い会話とか聴こえてたら、芝居の邪魔だし、私ならドラマよりエキストラの会話の方が気になる。


「知り合いが頼まれたとかでエキストラやったことあるんだけど、例えば自分は小さい頃の思い出を口パクしながら、相手は先生に怒られた話を口パクって感じで各々適当なこと話して、相槌入れたりしてるのが会話してるみたいになってるらしいよ。」

「そうなんだ。そういうの知ってると、ドラマの違った楽しみ方も出来るね。」

「そうだね。」



暫く撮影を眺めてその場を後にした。

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