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【2】
しおりを挟む一緒に過ごした思い出を振り返ってみる。
背中の日焼け止めをM字に塗った去年、肉にしてみた一昨年。乙女としては恥ずかしいけれど、勇気を出してウ〇コを描いたあの日。
振り返ってみたが恨まれるようなことは何もなかったが、私が思い出せないだけで、きっと何かがあったのだろう。
恨まれている私は、今から一体どんな文字を書かれるのだろうか。
女ということを考慮して雌豚あたりだろうか。流石に字が細かすぎるからないな。だがしかし、メスブタならいけてしまうんじゃないだろうか。美少年に雌豚とか、マニアックな人なら悦べそうだが、残念ながら私はごく普通の性癖しか持ち合わせていないので、悦べそうにない。
「はい、終わったよ。」
思いを馳せているうちに、ごく普通に、丁寧に塗られて終了した。恨まれてるとか思い過ごしだったようだ。よく考えたら私から何かされたくらいで、心の広い灘流が怒るわけなかった。
本日の一番の目的は達成出来なかったが、泳ぐとなれば灘流も素肌を晒すに違いない──と思ったのに
「俺のことは気にせず泳ぎなよ。」
ニコニコしながらお断りされた。──これはもしやラッシュガードを脱げないわけでもあるのでは?──キスマークですね分かります。
根掘り葉掘り聞きたいところだが、コイツモテないから欲求不満なんだなと、可哀想な子を見る目で見られても、欲求不満ですが何かと開き直れる程大人じゃないので聞くのを我慢した。
なので、灘流が眠った後にでも部屋に忍び込み、こっそりキスマークを確認しようと思う次第です。そして匂いも嗅ぐ所存です。
ラッシュガードを剥ぎ取りたい衝動に駆られたが、灘流の素肌を拝むのは諦め、一人寂しく泳いだ。
その後、二人でジンベイザメフロートでプカプカまったりしていると、藍蒔がやって来たので、ボールを強めに当てるというご褒美を与えてあげたりした。
********
起きたら〈ヤリ〇ン〉と油性マジックで書かれていたせいでラッシュガードが脱げなかった。犯人不明。
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