ゲスいお嬢様的日常(仮)

胸の轟

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【2】

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「!?」

「指先が冷たくなってるね。」

「そ、そう?」


頬に触れ唇を指でなぞる。

俺は気持ちの赴くまま顔をすばるに近付けーーたところで、ストロベリーの香りと肩に手ー



「ふぉあっ!?」

「お楽しみのところ失礼します。」



ビクッとなったうえ変な声出た。

肩に置かれた手の相手を確かめようとして、頬に指があたる。振り向こうとして指が頬に刺さるそれ今必要?ねぇ今必要?冷静っぽくしてるけど全然冷静じゃないってことを分かってほしい。

振り向けばそこに、ストロベリーフィナンシュを食べてるすばるが。

キスしようとしてたすばるを見る。ーーすばるじゃなかった。うん、意味が解らない。


俺の混乱を他所に偽すばることストーカーゴリラを、すばるが手際よくキュッとして意識を刈り取った。フィナンシュ食べながら。





「つまり、その香水をつけると別人に見えると。」
「うん。それにつけてる人の側に居るとちょっとムラムラする。」


非常にヤバかった。すばるが来なかったらストーカー女とセッーーいや何でもない。

ホント良いタイミングで来てくれたものだ。ストーカー女とセッーー最中だった場合……うん、止めよう。なんか物凄く恐ろしいからそれは考えちゃダメだ。全てが未遂で本当に良かった。


「ゴリラにムラムラした?」
「おい言い方。まるで俺がゴリラに欲情する男みたいに聴こえるから。」

「違うの?」
「違います。」

「ふーん。」


「………怒ってる?」
「どう思う?」

「……」
「……」


内心ものすごくドキドキしてる(もちろん嫌な意味で)俺を知ってか知らずか、特に気にするでもなくフィナンシュにマドレーヌ、クレームビスキュイ、フロランタンを全部食べたすばるが、何故かストーカーにピアスをつけた。


「何それ。」
「マニアな人々御用達アイテム。」

どんなマニアですかと聞こうとして止めた。多分、いや絶対ろくな感じのアイテムじゃないんだろうなって思った。




すばるがストーカーの足首を掴んだ。扱いが雑すぎるうえ、下着丸見えだが特に文句はない。いや、ガッツリ下着見ちゃったことには文句言いたくはあるが。


「…夕飯食べてく?」
「帰る。」









すばるが居なくなり、俺はムラムラを解消したとかしないとか。



ーーーーーーーーーーーー

・白檀
すばるの人形

料理以外の家事をしに来ている。

掃除する場所が多すぎて面倒くさいため、三原君は料理以外はやりません。
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