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懐のナイフに手をーーって、危ない危ない。うっかり投擲してしまうところだった。
欲望のままに絡み合う二人の姿は、いつからそうしてるのか知らないが、俺たちいっぱいヤってます感がすごかった。
どっちの身体も汚れきってて非常に汚い。そして部屋の臭さよ・・・。口もと隠してても臭いのが腹立つ。
人間、臭いとこに居ると訳もなく苛立つらしいんだよね。だから仲良くしていたい相手とは臭いとこに居ないのがいいんだって。どっかの偉い先生が言ってた。
だから普段は紳士な俺が
「あ゛うっ!?」
アロイスに跨がってるケイトさんの髪を掴んでベッド脇に投げ捨てても、それは仕方ないよね。だってここ、すごい臭いし、イライラするからさ。
「・・・・・ぁ、・・ケイ、ト・・・?」
「蝶さん出番ですよ。」
蝶がヒラヒラとアロイスの元へ飛び、キラキラの鱗粉がアロイスに降り注ぐ。
麗しい男に鱗粉が降り注ぐ様は、ちょっと幻想的ですらあった。なんかイラッとした。
「・・・ぅ・・・あ?・・ん?ジグ??なんでお前が俺の部屋に居んの?ーって、俺の部屋じゃない!?」
「取り敢えず窓開けて。」
「は?え?何?」
「窓開けてきて。す・ぐ・に。」
「お、おう。ーーえ、ケイト?なんでケイトが?あれ?俺ケイトとヤってたのか?」
「早く窓開けてこい。」
トロくさいアロイスに若干イラついて、それが声にも顔にも出た俺は悪くないと思う。
窓を開けに行くアロイスは放っておくとして、問題はこいつ。
「・・・アロイスさまぁ・・・ケイトをもっともっとぉ・・・可愛がってぇ・・・」と焦点の合わない目で俺に言う。
愛しのアロイス様はあっちです。
俺に向かって伸ばされた手をガッツリ掴む。
「・・・アロイスさまぁ?・・・ぇ」
袖口からウゾウゾ這い出した俺の可愛い子、百足君に、足無し蟲君、蟻ちゃんや蜘蛛ちゃんが、手を渡り素早くケイトの口や鼻、耳から内部へと潜り込んでいった。
「!?ごあ゙、が、あ゙ッ!!」
内部へ潜る苦しさと、得体の知れぬ物に入られた恐怖で、正気に戻り吐き出そうともがくが、可愛い子たちはあっという間に胎内で、もう吐き出すことは不可能だ。
「あ、あ、ああああ!いやぁッ何かが!何かがぁあああ」
突然大声を張り上げるケイトに驚いたアロイスが、ケイトの元へ駆けつける。
「ケイト!?おい、どうした!」
「いやぁッアロイス様!アロイス様!中に何かが居るのぉおおッいやぁッ助ッげ、げっ、げでぇ゙お゙がごがぶあ゙あ゙」
「ケイト!?おい、しっかりしろ!」
痙攣するケイトにどうしていいか分からず、ただ声をかけるしか出来ないアロイスの目の前で、異変が起こりだす。
「うわっ!?なっ、何だよこれ!?」
ケイトの口や鼻、耳から液体が垂れ始めた。
内部に入った子たちが、旺盛な食欲を見せていることが、皮膚の下の活発な蠢きっぷりと、砕く音、それから肉を溶かしながら食べてるグチュグチュした音で分かる。
見た目もだいぶ変貌した。
あんなに大きくて立派だった胸の膨らみは消え失せ、老婆の胸のようになり、女らしい曲線を描いてた腰も腹も、長いこと食事をしてないような有り様で既に見る影もなくなったね。
欲望のままに絡み合う二人の姿は、いつからそうしてるのか知らないが、俺たちいっぱいヤってます感がすごかった。
どっちの身体も汚れきってて非常に汚い。そして部屋の臭さよ・・・。口もと隠してても臭いのが腹立つ。
人間、臭いとこに居ると訳もなく苛立つらしいんだよね。だから仲良くしていたい相手とは臭いとこに居ないのがいいんだって。どっかの偉い先生が言ってた。
だから普段は紳士な俺が
「あ゛うっ!?」
アロイスに跨がってるケイトさんの髪を掴んでベッド脇に投げ捨てても、それは仕方ないよね。だってここ、すごい臭いし、イライラするからさ。
「・・・・・ぁ、・・ケイ、ト・・・?」
「蝶さん出番ですよ。」
蝶がヒラヒラとアロイスの元へ飛び、キラキラの鱗粉がアロイスに降り注ぐ。
麗しい男に鱗粉が降り注ぐ様は、ちょっと幻想的ですらあった。なんかイラッとした。
「・・・ぅ・・・あ?・・ん?ジグ??なんでお前が俺の部屋に居んの?ーって、俺の部屋じゃない!?」
「取り敢えず窓開けて。」
「は?え?何?」
「窓開けてきて。す・ぐ・に。」
「お、おう。ーーえ、ケイト?なんでケイトが?あれ?俺ケイトとヤってたのか?」
「早く窓開けてこい。」
トロくさいアロイスに若干イラついて、それが声にも顔にも出た俺は悪くないと思う。
窓を開けに行くアロイスは放っておくとして、問題はこいつ。
「・・・アロイスさまぁ・・・ケイトをもっともっとぉ・・・可愛がってぇ・・・」と焦点の合わない目で俺に言う。
愛しのアロイス様はあっちです。
俺に向かって伸ばされた手をガッツリ掴む。
「・・・アロイスさまぁ?・・・ぇ」
袖口からウゾウゾ這い出した俺の可愛い子、百足君に、足無し蟲君、蟻ちゃんや蜘蛛ちゃんが、手を渡り素早くケイトの口や鼻、耳から内部へと潜り込んでいった。
「!?ごあ゙、が、あ゙ッ!!」
内部へ潜る苦しさと、得体の知れぬ物に入られた恐怖で、正気に戻り吐き出そうともがくが、可愛い子たちはあっという間に胎内で、もう吐き出すことは不可能だ。
「あ、あ、ああああ!いやぁッ何かが!何かがぁあああ」
突然大声を張り上げるケイトに驚いたアロイスが、ケイトの元へ駆けつける。
「ケイト!?おい、どうした!」
「いやぁッアロイス様!アロイス様!中に何かが居るのぉおおッいやぁッ助ッげ、げっ、げでぇ゙お゙がごがぶあ゙あ゙」
「ケイト!?おい、しっかりしろ!」
痙攣するケイトにどうしていいか分からず、ただ声をかけるしか出来ないアロイスの目の前で、異変が起こりだす。
「うわっ!?なっ、何だよこれ!?」
ケイトの口や鼻、耳から液体が垂れ始めた。
内部に入った子たちが、旺盛な食欲を見せていることが、皮膚の下の活発な蠢きっぷりと、砕く音、それから肉を溶かしながら食べてるグチュグチュした音で分かる。
見た目もだいぶ変貌した。
あんなに大きくて立派だった胸の膨らみは消え失せ、老婆の胸のようになり、女らしい曲線を描いてた腰も腹も、長いこと食事をしてないような有り様で既に見る影もなくなったね。
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