26 / 47
22.
しおりを挟む
心の底から働きたくないと思う。思うけど、働かないと大好きなお菓子が食べれないから仕事する。
働かなくてもお菓子が食べれる方法を、真剣に模索しながら仕方無く働いてるんだって言ったら渋い顔された。
真面目に生きろとか言われた。こんなに真面目に生きてるのに意味が分からない。
多分目が悪いんだと思う。そんな役立たずな目は抉った方いいと思う。なんなら今すぐ俺が抉ってあげてもいいよって言ったらガクブルしてた。まだ寒さが身に染みる季節でもないのに、寒がりなんだね。
疲れた心と身体のために、ザンドクーヘンが食べたくなったから、イネッサのところに行こう。
露店で賑やかな通りを、棒付き蜜飴を舐めながら歩いていたら、前からイネッサがやって来た。
「あら、ジグじゃないの。もしかしてウチのお店に来るとこだった?」
「うん。イネッサがフラフラしてるってことは、今日は店休み?」
「ううん、お店はやってるわよ。私がお休みなだけ。」
人の邪魔にならないように脇の方に寄る。
「ふ~ん。イネッサが居ないなら、行くのどうしようかな。」
「もしかして、私に逢いたくてお店行くところだったの?」
顔が嬉しそうだったから
取り敢えず「うん。」と答えておいた。
もちろんイネッサに会いたかったわけじゃなく、ザンドクーヘンに会いたかっただけ。
イネッサが店番じゃないなら、ザンドクーヘンをオマケして貰えないしやっぱり止めようかな?ーーう~ん、でもザンドクーヘンの気分だしなぁ。ーーオマケは望めないけど、やっぱり買いに行こう。
「ジグが逢いたがってくれるなんて嬉しい!」
抱きついて上目使いで俺を見てきた。ーーうん、あざとい。可愛いから許すけど。
「私も飴食べたい!」
ポケットから新しい飴を出そうとしたら、食べてるやつを取られた。
「新しい飴あげるよ?」
「これが良いの。ーーん、甘くて美味しい。」
密着してるイネッサの身体を抱き締めて、柔らかい抱き心地を楽しむ。
「ねぇ、ジグの家に行ってもいい?」
「どこか行くところだったんじゃないの?」
「友達と待ち合わせしてるんだけど、ジグの方が大事!」
俺はザンドクーヘンの方が大事だから。このまま家帰ったら、折角店に向かってた歩みが無駄になるから。改めてまた出掛けるとか面倒過ぎる。
「いやいやダメでしょ。友達は大切にしないと。先約優先しなよ。」
「むぅ~・・・ジグがそう言うなら、仕方無い。待ち合わせ場所に行くわ。」
「えらいえらい。」
「えへへ。」
頭なでなでしてやれば、上機嫌で去っていった。
働かなくてもお菓子が食べれる方法を、真剣に模索しながら仕方無く働いてるんだって言ったら渋い顔された。
真面目に生きろとか言われた。こんなに真面目に生きてるのに意味が分からない。
多分目が悪いんだと思う。そんな役立たずな目は抉った方いいと思う。なんなら今すぐ俺が抉ってあげてもいいよって言ったらガクブルしてた。まだ寒さが身に染みる季節でもないのに、寒がりなんだね。
疲れた心と身体のために、ザンドクーヘンが食べたくなったから、イネッサのところに行こう。
露店で賑やかな通りを、棒付き蜜飴を舐めながら歩いていたら、前からイネッサがやって来た。
「あら、ジグじゃないの。もしかしてウチのお店に来るとこだった?」
「うん。イネッサがフラフラしてるってことは、今日は店休み?」
「ううん、お店はやってるわよ。私がお休みなだけ。」
人の邪魔にならないように脇の方に寄る。
「ふ~ん。イネッサが居ないなら、行くのどうしようかな。」
「もしかして、私に逢いたくてお店行くところだったの?」
顔が嬉しそうだったから
取り敢えず「うん。」と答えておいた。
もちろんイネッサに会いたかったわけじゃなく、ザンドクーヘンに会いたかっただけ。
イネッサが店番じゃないなら、ザンドクーヘンをオマケして貰えないしやっぱり止めようかな?ーーう~ん、でもザンドクーヘンの気分だしなぁ。ーーオマケは望めないけど、やっぱり買いに行こう。
「ジグが逢いたがってくれるなんて嬉しい!」
抱きついて上目使いで俺を見てきた。ーーうん、あざとい。可愛いから許すけど。
「私も飴食べたい!」
ポケットから新しい飴を出そうとしたら、食べてるやつを取られた。
「新しい飴あげるよ?」
「これが良いの。ーーん、甘くて美味しい。」
密着してるイネッサの身体を抱き締めて、柔らかい抱き心地を楽しむ。
「ねぇ、ジグの家に行ってもいい?」
「どこか行くところだったんじゃないの?」
「友達と待ち合わせしてるんだけど、ジグの方が大事!」
俺はザンドクーヘンの方が大事だから。このまま家帰ったら、折角店に向かってた歩みが無駄になるから。改めてまた出掛けるとか面倒過ぎる。
「いやいやダメでしょ。友達は大切にしないと。先約優先しなよ。」
「むぅ~・・・ジグがそう言うなら、仕方無い。待ち合わせ場所に行くわ。」
「えらいえらい。」
「えへへ。」
頭なでなでしてやれば、上機嫌で去っていった。
1
あなたにおすすめの小説
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ダンジョン嫌いの元英雄は裏方仕事に徹したい ~うっかりA級攻略者をワンパンしたら、切り抜き動画が世界中に拡散されてしまった件~
厳座励主(ごんざれす)
ファンタジー
「英雄なんて、もう二度とごめんだ」
ダンジョン出現から10年。
攻略が『配信』という娯楽に形を変えた現代。
かつて日本を救った伝説の英雄は、ある事情から表舞台を去り、ダンジョン攻略支援用AI『アリス』の開発に没頭する裏方へと転身していた。
ダンジョンも、配信も、そして英雄と呼ばれることも。
すべてを忌み嫌う彼は、裏方に徹してその生涯を終える……はずだった。
アリスの試験運用中に遭遇した、迷惑系配信者の暴挙。
少女を救うために放った一撃が、あろうことか世界中にライブ配信されてしまう。
その結果――
「――ダンジョン嫌いニキ、強すぎるだろ!!」
意図せず爆増するファン、殺到するスポンサー。
静寂を望む願いをよそに、世界は彼を再び『英雄』の座へと引きずり戻していく。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
道化たちの末路
希臘楽園
ファンタジー
母亡き後、継承権もない父と側室母娘が公爵家を狙い始めた。でも私には王太子という切り札がいる。半年間、道化たちが踊るのを、私たちは静かに楽しんで見ていた。AIに書かせてみた第3弾。今回も3000文字程度のお気楽な作品です。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
もう、終わった話ですし
志位斗 茂家波
ファンタジー
一国が滅びた。
その知らせを聞いても、私には関係の無い事。
だってね、もう分っていたことなのよね‥‥‥
‥‥‥たまにやりたくなる、ありきたりな婚約破棄ざまぁ(?)もの
少々物足りないような気がするので、気が向いたらオマケ書こうかな?
おっさん冒険者のおいしいダンジョン攻略
神崎あら
ファンタジー
冒険者歴20年以上のおっさんは、若い冒険者達のように地位や権威を得るためにダンジョンには行かない。
そう、おっさんは生活のためにダンジョンに行く。
これはそんなおっさんの冒険者ライフを描いた生活記である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる