オタクと噴水と ファンタジー編

影悪・ドレミ

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第9章 仲間の消滅

圧倒魔法と案内人

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ムメイ「………おおお!」
カユウ「どうしたんだ?」
ムメイ「どうやらこの姿でもレイトの体に入れるみたいなんだ!」
リンク「どういう理屈です!?」
ムメイ「レイトの体に入ってる時この体は一時的に消えるらしい!
便利だ!(一回目)
それに体が耐えられなくなったら出ればいい!うん!便利だ!(2回目)」
レイト「ムメイの姿でも俺の体の時と同じ威力の圧倒魔法が使えるみたい。」
カユウ「心強いな!」
メロン「……あのさぁ、持ち上がってるところ悪いけどさぁ、」

苦笑いでメロンが一言。

メロン「これからどうするの?」

ロフウという案内人を失い、右も左も分からず目指す場所がどっちか分からない中、帰る道さえ誰一人覚えていない。

ムメイ「あ、俺0秒の石の場所知ってるぜ。」
カユウ「マジで?」
ムメイ「まじ。」
レイト「なんで知ってんの?」
ムメイ「……秘密(ニッ」

前歯を見せニッと笑うムメイ。

ムメイ「まぁとにかくそこんとこは大丈夫。」
リンク「僕らもムメイに負けないようこれからもレベル上げに励みましょう。」
ムメイ「レベルと言えば、まずお前らは魔法のコントロールがなってない。」
カユウ「魔法のコントロール…?」
ムメイ「あの橋を渡った先にいいところがあるからそこで説明する。」






ムメイ「ここらはよくモンスターが出現する。1時間くらいモンスター駆除をすれば分かる。」

そういうとムメイは目を細めて四人を見始める。

カユウ「よく分からないけどやってみるか。」

カユウは武器の重剣を構える。
モンスターの種類はこれまでと変わらずラブリンだ。

カユウ「相変わらずすばしっこいな…」
リンク「…援護します!」
メロン「されじゃあ俺は…」

メロンは近くの高い木に器用に登り上から見下ろす。
そして武器の弓を構える。

メロン「この木は当たり!見渡しがいいなぁ。」

レイト(俺も行くか。)




…………数分後

ムメイ「そう言うところだよ。魔法のコントロールがなってないってのは。」

ムメイが体力の限界を迎えた四人を見下ろす。

ムメイ「威力の調整が必要だな。短期戦には向いているが、長期戦となれば苦戦する。」

ムメイは大きなため息を1つつく。
あきれ顔のムメイに四人は少しイラッときたが、ムメイの言っている事はすべて正論なので言い返せない。

リンク「うう…動けない…」
レイト(魔力は科学界でいう体力…か…。)



ーーーーー
次回・リーダー

カユウ「近くで困って助けを求めているんだぞ!助けるに決まってるだろ!」

突っ走ろうとするカユウの腕を掴むムメイ。

ムメイ「お人好しなのはいずれ徒となる。」
リンク「僕もムメイに賛成です。危険すぎますし、僕らには関係の無いこと。外野は黙っていればいいのです。」
メロン「ごめん、俺もやめとくべきだと思う。俺らの力じゃどうにも出来ないし、無駄死には避けたい。」
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