オタクと噴水と ファンタジー編

影悪・ドレミ

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第9章 仲間の消滅

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闇レイト「と、言う訳なんだ。」
モブ「まず言うと失敗例はありませんが成功例もありません。どうなるか分からないので命の保証は…」
カユウ「何もしないで仲間の消滅を待つより、ギリギリまで努力したいんだ。」
メロン「おねがいします。」

クローン技術研究所にて、研究者の人達がヒソヒソと話す中頼み込む。

モブ「………魂の移動魔法は沢山の研究員の共同魔法です。それを受けて耐えられるか…」
リンク「やってみないと分かりませんよ。」
カユウ「やってみるだけやってくれないか?」
モブ「………分かりました。器は今これしかないのですが、大丈夫ですか?」
メロン「いいんじゃね?結構イケメン。」
闇レイト「俺は別に男で若い姿なら何でも…。」

すると、辺りがザワザワとし研究者らしき人達が集まってきた。

モブ「ここにたって下さい。」
闇レイト「分かった。」

代表者らしき者が銀色の鉄で出来たような近未来的形の杖を取り出し闇レイトに向ける。

モブ「この杖に魂を操る魔法が込められています。今ここにいる研究者達の魔法が込められており、前代未聞の魔法ですからやじ馬が集まりますが、そこはご了承下さい。」

そういうと杖を闇レイトから器のAIへ一振りする。
すると杖の先から白い光が解き放たれる。
数秒でその光は研究所をまばゆいほどの光で包み込み…消えた。

闇レイト「………?」

辺りが静まり返る。
誰もが返答を待つ。

リンク「…闇レイト?」
闇レイト「……どうやら成功みたいだな。」

AIが喋った。
そう。闇レイトの声でだ。

カユウ「レイトの方は大丈夫なのか!?」
レイト「ああ。大丈夫だ。」

この実験は成功に終わった。

その後興味深く研究所達から記憶や体の調子などを問われた。
彼等は今後の研究材料にしたいと笑顔で話していた。

そして研究所をさったレイト達。

カユウ「闇レイトの消滅は免れたし、」
メロン「本当に良かったな。」
闇レイト「待った。ちょっといいか?」
レイト「どうしたの?」
闇レイト「俺はもうレイトの体にはいない。」
リンク「そうですね。」
闇レイト「それなのにレイトってつくのには俺には違和感がある。それにレイトが2人だと初見さんが混乱するし呼びづらいし…」
レイト「つまり?」
闇レイト「名前を変えようと思う。」
カユウ「名前を変える!?」
メロン「まじで?」
リンク「まずそんな簡単に変えていいものなんですか!?」
闇レイト「それでその名前なんだが…」
レイト「あ、無視なのか。」
闇レイト「ムメイにしようと思ってる。」
カユウ・メロン・リンク・レイト(無名…)
闇レイト「漢字はこう。…どうかな?」

『務命』

カユウ「ん~、まぁいいんじゃね?」
メロン「そうだな。」
リンク「それじゃあ改めて、これからもよろしくお願いしますね。ムメイ。」
レイト「よろしく。」
カユウ「よろしく!」
メロン「よろしく。」
ムメイ「ああ。よろしくな。」





ーーーーー
次回・圧倒魔法と案内人

ムメイ「………おおお!」
カユウ「どうしたんだ?」
ムメイ「どうやらこの姿でもレイトの体に入れるみたいなんだ!」
リンク「どういう理屈です!?」
ムメイ「レイトの体に入ってる時この体は一時的に消えるらしい!
便利だ!(一回目)
それに体が耐えられなくなったら出ればいい!うん!便利だ!(2回目)」





ーーーーー
おまけ

レイト「リンクってなんで常に敬語なの?」
カユウ「確かに。別にタメ口でもいいのに。」
メロン「癖なのか?」
リンク「だって敬語キャラってなんかかっこよくないですか?ミステリアスクールで頭脳派で…」
レイト「…え?」
リンク「え?」
カユウ「それわざと敬語にしてたんだ…」
メロン「なるほどね。でも驚いても怒っても敬語って…慣れてるなぁ。」
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