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第10章 覚醒&vsブラックホール

隠している秘密

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俺には誰にも言えない秘密がある。
それは……。

ムメイ「いつまで隠してるつもりだ?」
レイト「………。」
ムメイ「お前はこの世界に来て俺の存在に気付いた。けど俺はずっと前からお前の存在を知っている。『それ』の事だって知っている。」
レイト「………。」
ムメイ「なぜ話さない?」
レイト「魔法は科学界では使えない。けど、『これ』は…科学界でもみた…。」
ムメイ「だからって仲間にも『それ』は隠し通すのか?」
レイト「だって…こんなの…普通じゃない……。皆の事は信じてるし信じたい。けど、やっぱり『これ』を打ち明けるには早い気がするんだ。」
ムメイ「どうせ怖いんだろ?」
レイト「…そうだよ。だって気味悪いだろ?」
ムメイ「………気味悪い?」
レイト「ああ。こんな…誰にも見せられない。背中の…」
ムメイ「まて、背中?なんだそれ?」
レイト「え?」

お互い会話の内容を説明中。

レイト「あ~、『こっち』か。まぁ、『これ』と『これ』もそうなんだけどな。」
ムメイ「でも『そっちの方』のは確かに隠してるべきかもなぁ。」

カユウ「レイト、ムメイ。下で会議だ。」
レイト・ムメイ「会議?」






メロン「俺達はあることに気付いてしまった。」
リンク「僕らはある休みの日の夜中にこの世界に来ました。ここに来てからもう…えっと…数日たっています。」
カユウ「2日くらいじゃないか?」
メロン「いろいろなことがあったからわすれたなw」
リンク「それで、まぁ少なくとももう科学界では学校が始まっているはずです。」
レイト「…ヤバいな。」
カユウ「行方不明って事になってんのかな…?」
ムメイ「…時間操作魔法。」
カユウ「なんだそれ?」
ムメイ「時間を巻き戻す事や早送りする事が出来る。この依頼が終わった後にそいつを探し出して頼めば解決だ。」
レイト「……お前なんでそういうの知ってるの?」
ムメイ「………あ、疑ってる感じ?」
リンク「早く話して疑いを解いて下さい。」
ムメイ「お前らが寝てる時にバヨウ様からいろいろ聞いてたんだよ。」
リンク「バヨウ様?」
ムメイ「漢字はこう。」『刃様』
ムメイ「魔王様ことオウヨウ様の双子の弟。」
カユウ「ムメイ、魔王様と話してんの!?」
リンク「オウヨウ様王様ですよね!?なんで双子の弟魔王様やってるんですか!?」

















オウヨウ「本当だろうな?」
占い師「ええ。間違いないです。」
オウヨウ「……そうは感じられないけど…」
占い師「私の占いはよく当たりますよ…」

ーーーーー
次回・駆け上がれ!

カユウ「………ついに…ついちまったな。」
メロン「早かったなぁ。」
ムメイ「…………。」
リンク「ムメイ、どうかしましたか?」
ムメイ「…………。」
レイト「………?」





ムメイ「…ッグ」
カユウ「ムメイ!」
ムメイ「行け!止まるな!」
メロン「でもっ!」
ムメイ「ここは任せろ!食い止める!」
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