今日『も』お前らの朗報でメシが不味い!!

ルシェ(Twitter名はカイトGT)

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異世界って...つれぇわ...

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「ここが異世界か!」

 俺は体を動かしながら森の中彷徨っていた。

「っていきなりハードすぎじゃねーか!!、普通町からスタートだよね!こういう異世界転生物はよー!!!」

 森の中を彷徨って早く10分が経とうとした時、俺は心の中で早くも諦めていた。

(おいおいおい、いきなり死んだわ俺...、母さんごめんなさい、屑息子は10分で異世界生活を諦めてしまいました...)

 たったの10分で異世界での生活を諦めてしまう主人公が他にいただろうか!?。
 普通は自分のスキルなどを巧みに扱ったり、貰ったチートで無双できるはずなのだが、それはチートを活用できるだけの頭があるやつだけである。
 俺はチートをもらっておいてなお要介護が必要なレベルの重症患者だったのだ!。
 あまりにも情けないその姿に天の神は手助けをしにきてくれた。

「おい聞こえるかクソガキ!一度だけ手を貸してやる」

「ありがてぇ...、俺はもう見放されたかと思ったよ神様ありがとう!」

 涙を啜りながら降臨したジジイが本当の神様のように思えてならない俺は感謝の言葉を告げる。
 10分前には考えもしなかった神様は驚いた様な声をあげた。

「なんじゃお主...、つい先ほどまでと全然態度が違うでは無いか...」

「とりあえず街まで連れて行ってください、お願いします、なんでもします」

「ん?今なんでもするっていったか?」

 俺は頷いた。

「街まで送ってくれたらなんでもします、まずは助けて下さい死んでしまいます」

「ホッホッホッしょうがないのう、一度だけじゃぞ~」

 天の神は杖を振り上げて叫んだ。

「ワープ!」

 一瞬のうちに森を飛び抜け、近くの町まで辿り着いた。

「ありがとうございます!!」

 俺はジジイの手を取りながら号泣していた。

「そんなに泣かんでいいから真人間になるんじゃぞ~」

「はいっ!このガエン精一杯頑張ります!」

 こうして本当の本当に俺の冒険が幕を...。

「あっ神様...、一言だけ言わして」

「なんじゃ?」

「神様って禿げてるよね~ww」

 俺が笑いながらその言葉をかけると、神様は溜息を吐きながら養豚場の豚を見るような目で俺を見下し。

「...、もう助けてやらん...」

 そう呟いて背を向けて消えた。

「へん!、もうジジイの力なんて要らないぜ!町にさえついたならまずはギルドだよな!よ~し探すか~」

 調子のいい俺は自分の言った言葉の過ちに気がつくことになるなんて今は思いもしないのであった。
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