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水の大陸編
聞きたいこと
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ブンブンは手負いの2人を乗せて魔王城へとたどり着いた。
「ありがとうブンブン...」
アウスはハンドル部分を撫でながら一言だけ呟いた。
「アウス様!?、どうしたんですかその怪我!」
アオが偶然にも門周りの掃除をしていたので早めに気がついてくれた。
「私はいいの、タクヤの方を治してあげて...」
「で...でもアウス様は!?」
「私なら大丈夫...、メイシス様はいらっしゃる?」
「はい、今は自室にてなにかしていますが」
彼女がそこまで話てくれたので、彼の居場所がわかった。
私は彼に聞きたいことがある。
戦闘中もずっと気になっていた、タクヤとユウトの関係についてだ。
傷を氷で凍結して止血する。
その様を見た彼女は「凄い...」と小さく呟いた。
私は彼女に笑い顔を見せながらゆっくりと遠ざかった。
思ったよりあの子が成長していたのが効いた。
あまり時間が経っていないはずなのに、あそこまで力を解放できるようになっていたのは完全に誤算だ。
あの子の姿から考察するに姉と融合したのだと思う。
どちらにせよ、守護龍が消えているので問題は無いが、アウラの討伐には失敗していることの報告もしなければならない。
「全く...私が守護龍に選ばれたのだったらこんなことしなくて済むのにね...」
かすかに笑ながら、私はメイシスの部屋に向かった。
「ありがとうブンブン...」
アウスはハンドル部分を撫でながら一言だけ呟いた。
「アウス様!?、どうしたんですかその怪我!」
アオが偶然にも門周りの掃除をしていたので早めに気がついてくれた。
「私はいいの、タクヤの方を治してあげて...」
「で...でもアウス様は!?」
「私なら大丈夫...、メイシス様はいらっしゃる?」
「はい、今は自室にてなにかしていますが」
彼女がそこまで話てくれたので、彼の居場所がわかった。
私は彼に聞きたいことがある。
戦闘中もずっと気になっていた、タクヤとユウトの関係についてだ。
傷を氷で凍結して止血する。
その様を見た彼女は「凄い...」と小さく呟いた。
私は彼女に笑い顔を見せながらゆっくりと遠ざかった。
思ったよりあの子が成長していたのが効いた。
あまり時間が経っていないはずなのに、あそこまで力を解放できるようになっていたのは完全に誤算だ。
あの子の姿から考察するに姉と融合したのだと思う。
どちらにせよ、守護龍が消えているので問題は無いが、アウラの討伐には失敗していることの報告もしなければならない。
「全く...私が守護龍に選ばれたのだったらこんなことしなくて済むのにね...」
かすかに笑ながら、私はメイシスの部屋に向かった。
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