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戦場

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 俺たちは土曜日が来ると改めて赤いゲートに挑む。

「よしっ。行くか」

 俺の言葉に皆が頷いた。

「行こうかカズ君♡」

「準備OKですよ!」

「私も! 行こうよ! 佐藤さんを助けに!」

 皆で一斉にゲートに入る。

 ~ゲート内部~

 ゲートの中は戦場の跡地らしき場所だった。

 そこら中に人間の死体や武器が落ちていて、荒廃した大地と爆発音が鳴り響いている。

 最初は【ドレイク騎士・暗殺兵】×20を先行させて情報を更新していこう。

 更にフワンとリィカを上空から探索させて更にマッピングを進める。

 別に俺たちが動かなくてもこれだけのことができてしまうのが本当に便利だ。

 万が一に備えて他のドレイク騎士も何人かそこら中に潜伏させておく。

 そしてどこから攻撃を受けても良いように1人一体は【超重装兵】をつけて置いた。

 別にいらないかもしれないが、高い防御力を誇る兵士を遊ばせておくのも勿体無いからな。

 勿論余裕を持つために温存する使い魔は必要だ。

 ミルティやスノウのメインアタッカーと鈍足のアル子はこう言う時に向いていないので温存する。

 逆に暗殺部隊やリィカやフワンのような空を飛べる使い魔はマッピングに重宝する。

 本当は重騎兵も散策に使いたい所だが、奴らは足音が目立つので今は控えている。

 フワンとリィカは魔物形態なら怪しまれる事もなく散策を続けられるので散策に置いて適任だし、暗殺を生業とする暗殺部隊は言わずもがな。

 30分程すると暗殺部隊から情報が入ってきた。

「和希様。ここから20分ほど歩いた所にて人間の城があり、そこに多数の魔物が襲撃を行っています!」
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