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吹雪の中に聳え立つ氷の城②

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 しばらく全員で進むと氷で作られた城が見えてきた。

「...なんだここは」

 その城はもともとが一つの城であったが外付けで氷の装飾をされたかのような違和感があった。

 ゴクリと息を飲みながら足をすすめて城の中に入ると...。

「誰?」

 と幼い少女の声が聞こえてきた。

 そちらの方に振り返ると薄い水色の髪を持つ少女が立っていた。

 これだけ寒い場所だと言うのにそこまで着込んでいない少女の姿に俺は絶句する。

「寒くないのか?」

「寒い? 何で?」

 本当にこれだけの猛吹雪の中でも少女は寒くないと言っているようだ。

 もはやマイナスの世界だと言うのに、目の前の少女はまるで風呂上りの姿で俺たちの事を見てくる。

「...それにしてもう面白い来客ね。もうほとんど人間は残っていないと思っていたけれど、まだ1匹残っていたようね」

 そう呟きながら少女は蜜香に人差し指を向ける。

「【殺すピア】」

 そう呟いた瞬間に少女の指先がチカっと光りかがやき、気がついたら蜜香が倒れているのだった。
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