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お祭り
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「わぁ~!城の外の祭りってこんな感じ何だ~」
何故か王国祭を始めて見た私よりも、パニラの方がワクワクしたような表情で町中を見渡していました。
浮ついた様子の彼女を見たアアルが、私の頭の上から言葉を発します。
「パニラ?、一応君は姫様なんだからあんまり浮ついた事をするべきじゃ無いと、僕は思うけどな」
その様子を見た彼女は、私の頭を指差して驚いたような表情で見てきました。
「えっ!?、今喋った乗ってアアルちゃんなの!?」
「ちゃんって...、僕は一応男の子だよ...」
「そうなんだ、じゃあアアル君だね」
「いや、普通にアアルでいいだけど...」
「わかった!、アアル!」
そう言いながら彼に手を伸ばし、自分の頰に当ててモフモフし始めました。
「ちょ!、いきなりそんなことをやるなんて君は頭がおかしいのか?」
「何がおかしいの?、私はアアルをもふりたいからもふもふしてるだけよ!」
そう言い張る彼女は彼を離そうとしません。
ちょっぴり嫌そうな顔をしている彼ですが、そこまで本気で嫌がっているという訳ではなく、建前上嫌がる素振りを見せているだけのように感じます。
一連のやり取りを見ていた私は、何故か笑顔になってしまいました。
なんとなくその光景が微笑ましいと思っていただけに、いいなぁ...と感じていたのです。
「もうっ!、カリンからも何か言ってよ、彼女僕だけじゃ抑えられない」
「はいはい、パニラ、その辺にしてあげてくれない?、早く回らないと兵隊さん達に見つかっちゃうよ?」
そうお願いすると、彼女は名残惜しそうに彼を解放するのでした。
「う~ん残念、もうちょっともふもふしてたかったな~」
そう言いながらも彼を私の頭の上に優しく置き、
羽を何度かばたつかせながら彼は頭の上で鳴いています。
「全く...酷い目にあったよ...」
「そう?、そんなに嫌そうには見えなかったけど...」
「いやいや、苦しかったから...、本当だからね!」
必死に言い訳してくる彼が面白く感じた私は、ついつい虐めたくなってしまったのでした。
私達がそんな事をしていると、急にハッと気がついたような表情をする彼女。
とある屋台を指差してこう言いました。
「私、あれがやりたい!!」
何故か王国祭を始めて見た私よりも、パニラの方がワクワクしたような表情で町中を見渡していました。
浮ついた様子の彼女を見たアアルが、私の頭の上から言葉を発します。
「パニラ?、一応君は姫様なんだからあんまり浮ついた事をするべきじゃ無いと、僕は思うけどな」
その様子を見た彼女は、私の頭を指差して驚いたような表情で見てきました。
「えっ!?、今喋った乗ってアアルちゃんなの!?」
「ちゃんって...、僕は一応男の子だよ...」
「そうなんだ、じゃあアアル君だね」
「いや、普通にアアルでいいだけど...」
「わかった!、アアル!」
そう言いながら彼に手を伸ばし、自分の頰に当ててモフモフし始めました。
「ちょ!、いきなりそんなことをやるなんて君は頭がおかしいのか?」
「何がおかしいの?、私はアアルをもふりたいからもふもふしてるだけよ!」
そう言い張る彼女は彼を離そうとしません。
ちょっぴり嫌そうな顔をしている彼ですが、そこまで本気で嫌がっているという訳ではなく、建前上嫌がる素振りを見せているだけのように感じます。
一連のやり取りを見ていた私は、何故か笑顔になってしまいました。
なんとなくその光景が微笑ましいと思っていただけに、いいなぁ...と感じていたのです。
「もうっ!、カリンからも何か言ってよ、彼女僕だけじゃ抑えられない」
「はいはい、パニラ、その辺にしてあげてくれない?、早く回らないと兵隊さん達に見つかっちゃうよ?」
そうお願いすると、彼女は名残惜しそうに彼を解放するのでした。
「う~ん残念、もうちょっともふもふしてたかったな~」
そう言いながらも彼を私の頭の上に優しく置き、
羽を何度かばたつかせながら彼は頭の上で鳴いています。
「全く...酷い目にあったよ...」
「そう?、そんなに嫌そうには見えなかったけど...」
「いやいや、苦しかったから...、本当だからね!」
必死に言い訳してくる彼が面白く感じた私は、ついつい虐めたくなってしまったのでした。
私達がそんな事をしていると、急にハッと気がついたような表情をする彼女。
とある屋台を指差してこう言いました。
「私、あれがやりたい!!」
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