151 / 361
3人目の聖人
しおりを挟む
私達が6日目と最終日の話をしていると、ようやくあの男がやってきました。
「おっ!?、もう皆揃ってるみたいだな!」
笑い声をあげながら拳聖が登場しました。
彼は筋肉質な身体つきと黒い髪が特徴的(?)で、単純な一般人をちょっとむきむきにした感じな見た目なのです。
「レイン!!」
「おっ!なんだ!プラムの嬢ちゃんもいるじゃねぇか!!」
「あんたに嬢ちゃんと呼ばれるほど年を取ってないわけじゃないのよ!」
「はっはっはっ!、そんなのちっこいんじゃあ嬢ちゃんと呼ばれても仕方ねぇだろうよ!」
私の頭を叩きながら彼は笑い続けていました。
彼が私の身長をネタにしてくるのはいつもの事なのでそこまで不快感はないのですが、それは彼の言い方に悪意が全くないのが大きいと思う。
本当に心の底から私のことを小さいお嬢さんとしか思っていないので、不快感が少ないのだ。
とは言え、私が身長をコンプレックスに思っているのも事実。
なので彼は正直苦手な印象を受けてる感は否めないでいる。
「レイン...、1~2ヶ月ぶりか?」
「まあそうだな、魔海の怪物討伐からそれくらい経つもんな」
フォロスとレインは一緒に魔海の魔物の討伐に向かったのですが、レインは里帰りするために王国には戻ってこなかったらしい事を話していた。
私はその頃はまだこの国に来てなかったのでよくわかりませんが、一応2人の会話を聞いて大体理解したつもりである。
「久しぶりね~レイン!!」
「おお~、エルカか!、昔よりも色っぽくなりやがって!!、フォロスが羨ましいぜ!!」
「あらあら、そんな事を言って、リーネさんに怒られちゃいますよ!!」
妹はレインに冗談を笑いながら言う。
「まあ、俺にはリーネがいるからな!、エルカには悪いが俺の嫁さんもなかなかのもんだぜ!」
そう言いながら彼は笑顔を浮かべている。
それを見ていたフォロスはため息を吐いて。
「全く...、そんなどうでも良い会話をしにここまで来たのではないだろう?、それに王を待たせているのをお忘れなく」
それを聞いた彼は王に跪き、頭を下げて謝る。
「王様すいません!、久しぶりに懐かしい顔触れにあったもんだからついつい!」
「よい、お主の性格はよーーーーく知っておるからのう」
「さっすが王様!話がわかっていらっしゃる!」
「どうじゃ?、レインよ会議が終わった後一杯やらんか?」
「良いのか?」
「わしもお主とは一度酒を交えてみたいと思っておったのじゃ、昔みたいにのう」
「はは...、こうして見るとお前さんも偉くなったもんだな...」
彼は王の顔を見ながらゆっくりと立ち上がった、と同時に妹がパンっと手を叩いて空気を変える。
「さあさあ、皆さん!警護のお話を再開しましょう!」
この場の変な雰囲気を壊すためにわざと妹が大声を上げたのだろう。
そのおかげで皆が定位置に座り、ようやくまともな会話を始めるのだった。
(エルカ...、我が妹ながらよくやった!)
その後は速やかに会議が進み、会議自体はすぐに終わった。
と言うかこれだけの内容を伝えるためだけに何時間も待ったと言う事実を考えると、呆れを通り越して笑えてくる。
若干の疲れを感じながら私が席を立とうとした瞬間、王にこう言われた。
「皆さま、今日はもう遅いので夕食は是非我が城で召し上がってください」
王がそう言いながら手を二回叩くと、お城の召使い達が豪華な料理を私達の席に運んで来た。
(嘘でしょ...、やっと帰れると思ったのに...)
クティル城から出るには、もう少しかかりそうです...。
「おっ!?、もう皆揃ってるみたいだな!」
笑い声をあげながら拳聖が登場しました。
彼は筋肉質な身体つきと黒い髪が特徴的(?)で、単純な一般人をちょっとむきむきにした感じな見た目なのです。
「レイン!!」
「おっ!なんだ!プラムの嬢ちゃんもいるじゃねぇか!!」
「あんたに嬢ちゃんと呼ばれるほど年を取ってないわけじゃないのよ!」
「はっはっはっ!、そんなのちっこいんじゃあ嬢ちゃんと呼ばれても仕方ねぇだろうよ!」
私の頭を叩きながら彼は笑い続けていました。
彼が私の身長をネタにしてくるのはいつもの事なのでそこまで不快感はないのですが、それは彼の言い方に悪意が全くないのが大きいと思う。
本当に心の底から私のことを小さいお嬢さんとしか思っていないので、不快感が少ないのだ。
とは言え、私が身長をコンプレックスに思っているのも事実。
なので彼は正直苦手な印象を受けてる感は否めないでいる。
「レイン...、1~2ヶ月ぶりか?」
「まあそうだな、魔海の怪物討伐からそれくらい経つもんな」
フォロスとレインは一緒に魔海の魔物の討伐に向かったのですが、レインは里帰りするために王国には戻ってこなかったらしい事を話していた。
私はその頃はまだこの国に来てなかったのでよくわかりませんが、一応2人の会話を聞いて大体理解したつもりである。
「久しぶりね~レイン!!」
「おお~、エルカか!、昔よりも色っぽくなりやがって!!、フォロスが羨ましいぜ!!」
「あらあら、そんな事を言って、リーネさんに怒られちゃいますよ!!」
妹はレインに冗談を笑いながら言う。
「まあ、俺にはリーネがいるからな!、エルカには悪いが俺の嫁さんもなかなかのもんだぜ!」
そう言いながら彼は笑顔を浮かべている。
それを見ていたフォロスはため息を吐いて。
「全く...、そんなどうでも良い会話をしにここまで来たのではないだろう?、それに王を待たせているのをお忘れなく」
それを聞いた彼は王に跪き、頭を下げて謝る。
「王様すいません!、久しぶりに懐かしい顔触れにあったもんだからついつい!」
「よい、お主の性格はよーーーーく知っておるからのう」
「さっすが王様!話がわかっていらっしゃる!」
「どうじゃ?、レインよ会議が終わった後一杯やらんか?」
「良いのか?」
「わしもお主とは一度酒を交えてみたいと思っておったのじゃ、昔みたいにのう」
「はは...、こうして見るとお前さんも偉くなったもんだな...」
彼は王の顔を見ながらゆっくりと立ち上がった、と同時に妹がパンっと手を叩いて空気を変える。
「さあさあ、皆さん!警護のお話を再開しましょう!」
この場の変な雰囲気を壊すためにわざと妹が大声を上げたのだろう。
そのおかげで皆が定位置に座り、ようやくまともな会話を始めるのだった。
(エルカ...、我が妹ながらよくやった!)
その後は速やかに会議が進み、会議自体はすぐに終わった。
と言うかこれだけの内容を伝えるためだけに何時間も待ったと言う事実を考えると、呆れを通り越して笑えてくる。
若干の疲れを感じながら私が席を立とうとした瞬間、王にこう言われた。
「皆さま、今日はもう遅いので夕食は是非我が城で召し上がってください」
王がそう言いながら手を二回叩くと、お城の召使い達が豪華な料理を私達の席に運んで来た。
(嘘でしょ...、やっと帰れると思ったのに...)
クティル城から出るには、もう少しかかりそうです...。
0
あなたにおすすめの小説
ハイエルフの幼女に転生しました。
レイ♪♪
ファンタジー
ネグレクトで、死んでしまったレイカは
神様に転生させてもらって新しい世界で
たくさんの人や植物や精霊や獣に愛されていく
死んで、ハイエルフに転生した幼女の話し。
ゆっくり書いて行きます。
感想も待っています。
はげみになります。
アリエッタ幼女、スラムからの華麗なる転身
にゃんすき
ファンタジー
冒頭からいきなり主人公のアリエッタが大きな男に攫われて、前世の記憶を思い出し、逃げる所から物語が始まります。
姉妹で力を合わせて幸せを掴み取るストーリーになる、予定です。
元・神獣の世話係 ~神獣さえいればいいと解雇されたけど、心優しいもふもふ神獣は私についてくるようです!~
草乃葉オウル ◆ 書籍発売中
ファンタジー
黒き狼の神獣ガルーと契約を交わし、魔人との戦争を勝利に導いた勇者が天寿をまっとうした。
勇者の養女セフィラは悲しみに暮れつつも、婚約者である王国の王子と幸せに生きていくことを誓う。
だが、王子にとってセフィラは勇者に取り入るための道具でしかなかった。
勇者亡き今、王子はセフィラとの婚約を破棄し、新たな神獣の契約者となって力による国民の支配を目論む。
しかし、ガルーと契約を交わしていたのは最初から勇者ではなくセフィラだったのだ!
真実を知って今さら媚びてくる王子に別れを告げ、セフィラはガルーの背に乗ってお城を飛び出す。
これは少女と世話焼き神獣の癒しに満ちた気ままな旅の物語!
才がないと伯爵家を追放された僕は、神様からのお詫びチートで、異世界のんびりスローライフ!!
にのまえ
ファンタジー
剣や魔法に才能がないカストール伯爵家の次男、ノエール・カストールは家族から追放され、辺境の別荘へ送られることになる。しかしノエールは追放を喜ぶ、それは彼に異世界の神様から、お詫びにとして貰ったチートスキルがあるから。
そう、ノエールは転生者だったのだ。
そのスキルを駆使して、彼の異世界のんびりスローライフが始まる。
召喚されたら聖女が二人!? 私はお呼びじゃないようなので好きに生きます
かずきりり
ファンタジー
旧題:召喚された二人の聖女~私はお呼びじゃないようなので好きに生きます~
【第14回ファンタジー小説大賞エントリー】
奨励賞受賞
●聖女編●
いきなり召喚された上に、ババァ発言。
挙句、偽聖女だと。
確かに女子高生の方が聖女らしいでしょう、そうでしょう。
だったら好きに生きさせてもらいます。
脱社畜!
ハッピースローライフ!
ご都合主義万歳!
ノリで生きて何が悪い!
●勇者編●
え?勇者?
うん?勇者?
そもそも召喚って何か知ってますか?
またやらかしたのかバカ王子ー!
●魔界編●
いきおくれって分かってるわー!
それよりも、クロを探しに魔界へ!
魔界という場所は……とてつもなかった
そしてクロはクロだった。
魔界でも見事になしてみせようスローライフ!
邪魔するなら排除します!
--------------
恋愛はスローペース
物事を組み立てる、という訓練のため三部作長編を予定しております。
150年のりんご採取で異世界最強の大魔導士になった私は、林檎の聖女と讃えられ可愛い弟子たちと平和なスローライフを満喫します!
風戸輝斗
ファンタジー
「誰かのためにがんばれる子になりなさい」という母からの教えを忠実に守り過労死した降幡理央は、プリオリという若々しい少女となって魔法やモンスターが存在する異世界に転生する。
彼女が転移した地は「林檎の森」と呼ばれる(結界が張られているために世界からは隔絶されている)場所だった。
どれだけ採取しても底尽きることのないりんごであふれるその森で、プリオリはりんご採取の日々に明け暮れる。その間、彼女のスキルである【採取】が機能し、それによりりんごを採取するだけで経験値が入る。
そんな日々を150年繰り返し、プリオリは異世界最強の魔導士となる。
結界の存在を知らず異世界に存在する人間は自分ひとりだけだと思っていたプリオリだが、意図せず結界を壊したことで世界が拓け、人間と交流を育むようになる。
林檎の森が突如現れた謎の地であるため、そこに住んでいたプリオリは魔女だと恐れられ皇女から処刑宣告までされてしまうが、人間と魔族の争いに終止符を打つことで不信感は払拭される。そして、世界を救った林檎の聖女だと人間と魔族双方から讃えられるようになる。林檎の森の聖女様だから、林檎の聖女である。
こうしてはじまる林檎の聖女となったプリオリの新たなスローライフ。
ダンジョンの奥底で助けた謎の金色もふもふペットメープルとふたりで過ごす日常に、盗みたくないけど盗みを繰り返していた13歳の少女モカモカが弟子として加わり、魔族王妃の娘であり人類滅亡を悲願とする13歳の少女ギルティアも弟子として加わって……。
これは、異世界最強の魔導士である林檎の聖女様がスローライフを満喫しようとする物語。
あるいは、お師匠様として、お母さんとして、ふたりの少女を幸せに導こうと奮闘する物語。
※「小説家になろう」「カクヨム」様にもマルチ投稿しています。
精霊さんと一緒にスローライフ ~異世界でも現代知識とチートな精霊さんがいれば安心です~
舞
ファンタジー
かわいい精霊さんと送る、スローライフ。
異世界に送り込まれたおっさんは、精霊さんと手を取り、スローライフをおくる。
夢は優しい国づくり。
『くに、つくりますか?』
『あめのぬぼこ、ぐるぐる』
『みぎまわりか、ひだりまわりか。それがもんだいなの』
いや、それはもう過ぎてますから。
安全第一異世界生活
朋
ファンタジー
異世界に転移させられた 麻生 要(幼児になった3人の孫を持つ婆ちゃん)
新たな世界で新たな家族を得て、出会った優しい人・癖の強い人・腹黒と色々な人に気にかけられて婆ちゃん節を炸裂させながら安全重視の異世界冒険生活目指します!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる