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久しぶりの小学校
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ここは私の通う小学校。
もう放課後ですが今日も一日頑張って行きましょう。
鼻歌を歌いながら別の教室へと移動していると、友達であるヤヨイちゃんが声をかけて来ました。
「カリンちゃん!」
「ヤヨイ...ね、何か用?」
「もうっ!、カリンちゃんたら最近妙に大人ぶってるよね」
「そう?、これが素の私なんだけど...」
私が素っ気なく返すと妙に頰を膨らませる彼女...。
「もうっ!そう言う所だよ!!、なんで最近そんなになっちゃったのか知らないけど、早く元に戻ってよね!」
ビシッと指を突きつけたかと思えば、その後すぐ様逃げ出す様に走り去る彼女。
「なんだったのかしら...」
私は興味なさげに彼女の背を見送ると、プラム先生の居る場所に向かいました。
~教室~
私が誰も居なくなった教室に向かうと、そこにはプラム先生のみが存在していました。
彼女はこちらをゆっくりと見た後にこう呟いてきます。
「貴女を待っていたのよ...」
パタンと読見かけの書物を閉じ、凄まじい眼力で私の方を眺めて来るのは正直怖い...。
「待っていた?」
「ええ...、貴女最近変よね?、なんか妙に大人ぶってるって言うか...、そう...まるで...」
「まるで...?」
眉を潜めながらじっくりと私の顔を眺める彼女の姿は真剣そのものです。
「いえ...この話はやめておきましょう...」
「...」
意味深な言葉を呟いていないで早く本題を切り出して欲しいと思っていると...。
「言いたくはないのだけど...、今の貴女からは酷いほど魔女の香りがするのよ...」
「...それで?」
「それで?、今の貴女の状況ってそんなに良いものではないと思うのだけど...」
突如として氷の刃が放たれ、私の頰を掠めました。
たらりと滴り落ちる血の生暖かい感触に思わず身を震わせる私。
「いい?、これは警告...、魔女にまつわる者達と関わっているのであれば今すぐに交流をやめなさい!、さもないと...」
「どうするんですか?」
「...」
私が質問すると急に黙ってしまう先生。
静寂が辺りを包みこむかに思えた瞬間に彼女の口が動きました。
「私は貴女の事を妹の娘だと思っている...、思っているのだけど...、もしも本当に奴らと繋がっているのであれば私は貴女を...」
「私をどうするんですか?」
「...」
歯切れの悪い言葉を並べた後、彼女は少し難しい顔をしてこんな質問を問いかけてきました。
「ねぇ...貴女と私...、今より以前...、どこか別の場所で会った事なんてない...わよね?」
その質問に対し、私は首を横に振りました。
「プラム先生とはこの学校に来て初めて会いました、ここ以外の場所で会ったという記憶は私の中にはありませんし、私は輪廻教の者達と一切交流などしていません」
痛いくらいの沈黙。
ただ時が過ぎているだけなのに嫌な空気に気分をがいされてしまいます。
だけど、私の言葉を聞いて安心する様な素振りを見せる彼女は安堵のため息を吐いていました。
「そう...よね...、ハァ~...心配して損した...」
1人で質問して1人で納得する彼女を見ていると思わず笑いそうになる私。
「ふふっ...、プラム先生ってやっぱり子供みたいですね」
「なっ...!、人が一番気にしている事を...!、カリン!!後で説教!!」
この後、私と先生はまるで子供の様にはしゃぎあっていました。
もう放課後ですが今日も一日頑張って行きましょう。
鼻歌を歌いながら別の教室へと移動していると、友達であるヤヨイちゃんが声をかけて来ました。
「カリンちゃん!」
「ヤヨイ...ね、何か用?」
「もうっ!、カリンちゃんたら最近妙に大人ぶってるよね」
「そう?、これが素の私なんだけど...」
私が素っ気なく返すと妙に頰を膨らませる彼女...。
「もうっ!そう言う所だよ!!、なんで最近そんなになっちゃったのか知らないけど、早く元に戻ってよね!」
ビシッと指を突きつけたかと思えば、その後すぐ様逃げ出す様に走り去る彼女。
「なんだったのかしら...」
私は興味なさげに彼女の背を見送ると、プラム先生の居る場所に向かいました。
~教室~
私が誰も居なくなった教室に向かうと、そこにはプラム先生のみが存在していました。
彼女はこちらをゆっくりと見た後にこう呟いてきます。
「貴女を待っていたのよ...」
パタンと読見かけの書物を閉じ、凄まじい眼力で私の方を眺めて来るのは正直怖い...。
「待っていた?」
「ええ...、貴女最近変よね?、なんか妙に大人ぶってるって言うか...、そう...まるで...」
「まるで...?」
眉を潜めながらじっくりと私の顔を眺める彼女の姿は真剣そのものです。
「いえ...この話はやめておきましょう...」
「...」
意味深な言葉を呟いていないで早く本題を切り出して欲しいと思っていると...。
「言いたくはないのだけど...、今の貴女からは酷いほど魔女の香りがするのよ...」
「...それで?」
「それで?、今の貴女の状況ってそんなに良いものではないと思うのだけど...」
突如として氷の刃が放たれ、私の頰を掠めました。
たらりと滴り落ちる血の生暖かい感触に思わず身を震わせる私。
「いい?、これは警告...、魔女にまつわる者達と関わっているのであれば今すぐに交流をやめなさい!、さもないと...」
「どうするんですか?」
「...」
私が質問すると急に黙ってしまう先生。
静寂が辺りを包みこむかに思えた瞬間に彼女の口が動きました。
「私は貴女の事を妹の娘だと思っている...、思っているのだけど...、もしも本当に奴らと繋がっているのであれば私は貴女を...」
「私をどうするんですか?」
「...」
歯切れの悪い言葉を並べた後、彼女は少し難しい顔をしてこんな質問を問いかけてきました。
「ねぇ...貴女と私...、今より以前...、どこか別の場所で会った事なんてない...わよね?」
その質問に対し、私は首を横に振りました。
「プラム先生とはこの学校に来て初めて会いました、ここ以外の場所で会ったという記憶は私の中にはありませんし、私は輪廻教の者達と一切交流などしていません」
痛いくらいの沈黙。
ただ時が過ぎているだけなのに嫌な空気に気分をがいされてしまいます。
だけど、私の言葉を聞いて安心する様な素振りを見せる彼女は安堵のため息を吐いていました。
「そう...よね...、ハァ~...心配して損した...」
1人で質問して1人で納得する彼女を見ていると思わず笑いそうになる私。
「ふふっ...、プラム先生ってやっぱり子供みたいですね」
「なっ...!、人が一番気にしている事を...!、カリン!!後で説教!!」
この後、私と先生はまるで子供の様にはしゃぎあっていました。
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