49 / 69
47 一番
しおりを挟む自分の投げたボールがミットに吸い込まれていく。
これが一番の快感で
これ以外は何もいらないと思っていた時期があった。
これに勝る快感はないと思ってたし、
何にも変えられないと思ってた。
野球から離れてみて思うけど
やっぱりそう。
きっとあれを超えるものはない。
俺はピッチャーだったんだなと心から思う。
読み返して
カッコつけすぎてて恥ずかしいけど
ほんとにそう思うから仕方ない。
ただ勘違いしてほしくないのは
別に戻りたいとかそんなことじゃない。
これからあれに勝るものはあるかどうか
気になるだけ。
俺が一番だと思ってたものが覆るかどうか。それがすごい気になる。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
0
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる