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勇者と魔王の村作り7
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「こんな感じでいいでしょうか?」
「はやっ!」
アリスの作業をぼーっと見ていたルシアに先ほど歩いて行ったと思っていたユノが帰ってきていた。そんなユノにルシア自身、驚愕を抑えきれずに驚きの声を上げてしまう。
そんなユノの手の中には綺麗に箱型に整えられた石が持たれていた。
「こんなもの何に使うんですか?」
「井戸を作ったのは良いがこのままでは落ちてしまうかもしれないだろう?」
ルシアの言葉に納得したようにユノは手を打って声を漏らす。
「井戸の周辺を固めるわけですね」
「ま、そう言うことだ。 だから、これと同じものを後80個ほど頼みたいんだが」
「わかりました。80個ですね」
相当無茶な数だと感じるが、何でもないようにユノは返事をして再び去っていってしまった。
「ほんっとに無茶苦茶だな……」
ユノのすごさにただただ驚愕するばかりのルシアはユノがおいていった石のブロックをなんとか持ち上げて井戸の周りにおいては線を描いては横にずらして同じように線を描いていく。
「こんなもんで良いか……」
「主様、何をやっているのじゃ?」
井戸全体を覆うように石のブロックの線を描き上げたルシアにゆっくりと近づいてきたであろうクレアが声をかけてきた。
「クレアか、見ての通り井戸を囲むための石を置く準備をしてる」
「でも、ただ置くだけじゃ簡単に崩れてしまうのですが、どうするのです?」
クレアの後ろからひょっこりと顔を出したアリスが口をはさんで首をかしげていた。
「家は終わったのか?」
「終わったのじゃ」
ほとんどの力仕事をアリスに任せていたクレアがあたかも自らの功績のように腕を腰に当てて胸を張っている。そんな様子を見ながらルシアは呆れてため息をついた。
「これを使うんだよ」
「何なのじゃ、この泥は」
先ほどまで桶の中でかき混ぜていた灰色の半液状のものを指差してクレアが尋ねる。
「石やレンガなどを接着するときに使うものだ。 魔界でも結構使ってたはずだが」
「そう言えば、そんなのあったのう」
納得したのか、クレアはそのままおずおずと後ろに下がった。どうやら、作業の成り行きを見守るようだ。
「とりあず、家の中をなんとかしてくれ」
「そうか、そうじゃったの。 では、行くぞアリス」
「わかったのです」
どうやら内装の方は終わってなかったようで、クレアとユノは連れ立って戻っていってしまった。
クレア達とは逆に大量の成型された石を持ってこちらに運んでくるユノを見ながら、ここから長くなりそうな作業に頭を抱えたくなる気持ちを抑えつつも、石灰と砂利で作ったモルタルを土台を作る作業が始まった。
※
「こんなもんで良いだろう」
石を積んでモルタルを塗り、また石を置くという作業を永遠とも思えるだけ繰り返しようやくルシアの膝下くらいの高さまで完成したものを見ながら大量の汗を拭う。
すでに日はどっぷりとつかりかけて、微かにオレンジ色の光が暗がりを照らしている。
「ようやく、終わりましたか?」
「ユノか、一応これで井戸は完成だ」
「それは良かったです。 そろそろ夕食の時間ですよ、手を洗ってお家まで来てくださいね」
そんなに汚れているかと自分の腕を見て、ルシア自身の手がモルタルや石の削りカスで汚れていることに気がついて汲み置きしてある水を使って片手ずつ水をかける。
――痛ッ!
水に触れた手が染みて痛みが頭の中に突き抜ける。どうやら、作業中に至るところを擦りむいていたらしい。暗がりでよく見えないが、所々に血がにじんでいるのがわかる。
「よくもまあ、こんなになるまでやるもんだ」
自分のことながらどこか他人事のように独りごちる。
魔王のころに比べて随分人間としての暮らしに感化されつつある自分にルシア自身は何とも良い表わせられない感覚に襲われつつも、三人が待っているであろう家の中へと入っていく。
「おぉ……」
入った瞬間、思わず感嘆の声が漏れた。簡易的に作られた家だと思っていたが、食卓を囲む四人がけのテーブルがあり座るための椅子があり、なによりもご丁寧にシーツまでかけられた簡易的だが木の枠組みでしっかりと作られたベッドが四台並んでいる。
「どうじゃ、主様! わらわとアリスの合同で作った傑作じゃ!」
「なかなかすごいですよね。 私も初めて見た時は驚きました」
ちょうど出来上がったスープを運んできたユノがルシアの後ろから声をかけてきた。その声には柔らかな感情がにじみ出ている。
「あの……あんまり上手にはできなかったのですが……」
ユノの言葉にアリスは少し照れたように赤く染めた頬をかきながら、目を細めて笑った。内装のほとんどはクレアが設計してアリスが作ったのだろう。
「十分だ」
そう、十分すぎる。まさか、一日の作業でここまでできるとは思っていなかったルシアとしてはこの成果は上々だった。
「ではみんながそろったので、ご飯にしましょうか」
「主様のお席はこっちなのじゃ」
クレアに手をひかれて指定されているであろう席に座らせられる。ルシアが座ったのを確認すると、となりの椅子にちょこんとクレアが座って、ルシアの対角線上の席にアリスが座った。
「じゃあ、私の席はここですね」
スープの上へと降ろしながら、ユノがルシアの対面に腰掛けた。
「今日は少し奮発しまして、お肉です。 と言っても昼間にたまたま近くを通りがかったイノシシを仕留めたのでそのお肉ですが……ちょっと待っててくださいね」
そう言ってユノは一度下した腰を上げて家の外へと出て行ってしまった。
「主様……一つよろしいかの?」
外へと続く扉がしっかりとしまった事を確認してから、真剣な面持ちでクレアが口を開いた。アリスもクレアと同じように真剣な目をしていることから、二人からの質問だろうとルシアは口を開く。
「どうした、急に改まって」
「ユノに正体を……魔王だと言うことを告げませぬか?」
クレアの口から発せられたその言葉にルシアはテーブルへと置かれていた水に延ばしかけていた手を止めてクレアを睨みつける。
「何だと?」
「ですから、主様の正体をユノに打ち明けましょうと言ったのじゃ」
一瞬、自らの耳を疑った言葉をクレアが再び告げる。
「何故だ?」
威圧するように二人への視線に力を込めてルシアは言葉を放った。
「今日、わらわの元に魔界の家族から魔王様の討伐命令が出たとの知らせが届いたんじゃ……」
「で、その内容にはなんて?」
粗方想像通りだとルシアは内心で思いつつも、続きを話させるためにクレアを促す。
「その……非常に言いだしずらいのじゃが……今の状態の魔王様の似顔絵と、魔王様が……人間と手を結んで魔界を裏切ったと……」
「そうか……」
クレアの言葉を切り捨てるように、一言つぶやいてから一度眼を閉じてルシアは再び口を開いた。
「その程度か……大丈夫だ。 そんなことでユノに正体を明かすわけにはいかない」
「じゃが……わらわは……」
「大丈夫だ」
先ほど威嚇したときの声とは違い、今度は少しだけ優しい口調でクレアを諭すように言う。
「アリスも心配しなくていい。 だから、飯を食べて寝て、明日に備えるぞ」
隣のクレアの頭を撫でながらルシアは二人へと笑いかける。先ほどまでより更に安心させるように、柔和な笑顔を作って見せる。
「さあ、ユノも帰ってくることだしこの話題はここで終わりだ」
ルシアの言葉が終わると同時に山のような肉を皿に盛りつけたユノが扉を開けた。
「はやっ!」
アリスの作業をぼーっと見ていたルシアに先ほど歩いて行ったと思っていたユノが帰ってきていた。そんなユノにルシア自身、驚愕を抑えきれずに驚きの声を上げてしまう。
そんなユノの手の中には綺麗に箱型に整えられた石が持たれていた。
「こんなもの何に使うんですか?」
「井戸を作ったのは良いがこのままでは落ちてしまうかもしれないだろう?」
ルシアの言葉に納得したようにユノは手を打って声を漏らす。
「井戸の周辺を固めるわけですね」
「ま、そう言うことだ。 だから、これと同じものを後80個ほど頼みたいんだが」
「わかりました。80個ですね」
相当無茶な数だと感じるが、何でもないようにユノは返事をして再び去っていってしまった。
「ほんっとに無茶苦茶だな……」
ユノのすごさにただただ驚愕するばかりのルシアはユノがおいていった石のブロックをなんとか持ち上げて井戸の周りにおいては線を描いては横にずらして同じように線を描いていく。
「こんなもんで良いか……」
「主様、何をやっているのじゃ?」
井戸全体を覆うように石のブロックの線を描き上げたルシアにゆっくりと近づいてきたであろうクレアが声をかけてきた。
「クレアか、見ての通り井戸を囲むための石を置く準備をしてる」
「でも、ただ置くだけじゃ簡単に崩れてしまうのですが、どうするのです?」
クレアの後ろからひょっこりと顔を出したアリスが口をはさんで首をかしげていた。
「家は終わったのか?」
「終わったのじゃ」
ほとんどの力仕事をアリスに任せていたクレアがあたかも自らの功績のように腕を腰に当てて胸を張っている。そんな様子を見ながらルシアは呆れてため息をついた。
「これを使うんだよ」
「何なのじゃ、この泥は」
先ほどまで桶の中でかき混ぜていた灰色の半液状のものを指差してクレアが尋ねる。
「石やレンガなどを接着するときに使うものだ。 魔界でも結構使ってたはずだが」
「そう言えば、そんなのあったのう」
納得したのか、クレアはそのままおずおずと後ろに下がった。どうやら、作業の成り行きを見守るようだ。
「とりあず、家の中をなんとかしてくれ」
「そうか、そうじゃったの。 では、行くぞアリス」
「わかったのです」
どうやら内装の方は終わってなかったようで、クレアとユノは連れ立って戻っていってしまった。
クレア達とは逆に大量の成型された石を持ってこちらに運んでくるユノを見ながら、ここから長くなりそうな作業に頭を抱えたくなる気持ちを抑えつつも、石灰と砂利で作ったモルタルを土台を作る作業が始まった。
※
「こんなもんで良いだろう」
石を積んでモルタルを塗り、また石を置くという作業を永遠とも思えるだけ繰り返しようやくルシアの膝下くらいの高さまで完成したものを見ながら大量の汗を拭う。
すでに日はどっぷりとつかりかけて、微かにオレンジ色の光が暗がりを照らしている。
「ようやく、終わりましたか?」
「ユノか、一応これで井戸は完成だ」
「それは良かったです。 そろそろ夕食の時間ですよ、手を洗ってお家まで来てくださいね」
そんなに汚れているかと自分の腕を見て、ルシア自身の手がモルタルや石の削りカスで汚れていることに気がついて汲み置きしてある水を使って片手ずつ水をかける。
――痛ッ!
水に触れた手が染みて痛みが頭の中に突き抜ける。どうやら、作業中に至るところを擦りむいていたらしい。暗がりでよく見えないが、所々に血がにじんでいるのがわかる。
「よくもまあ、こんなになるまでやるもんだ」
自分のことながらどこか他人事のように独りごちる。
魔王のころに比べて随分人間としての暮らしに感化されつつある自分にルシア自身は何とも良い表わせられない感覚に襲われつつも、三人が待っているであろう家の中へと入っていく。
「おぉ……」
入った瞬間、思わず感嘆の声が漏れた。簡易的に作られた家だと思っていたが、食卓を囲む四人がけのテーブルがあり座るための椅子があり、なによりもご丁寧にシーツまでかけられた簡易的だが木の枠組みでしっかりと作られたベッドが四台並んでいる。
「どうじゃ、主様! わらわとアリスの合同で作った傑作じゃ!」
「なかなかすごいですよね。 私も初めて見た時は驚きました」
ちょうど出来上がったスープを運んできたユノがルシアの後ろから声をかけてきた。その声には柔らかな感情がにじみ出ている。
「あの……あんまり上手にはできなかったのですが……」
ユノの言葉にアリスは少し照れたように赤く染めた頬をかきながら、目を細めて笑った。内装のほとんどはクレアが設計してアリスが作ったのだろう。
「十分だ」
そう、十分すぎる。まさか、一日の作業でここまでできるとは思っていなかったルシアとしてはこの成果は上々だった。
「ではみんながそろったので、ご飯にしましょうか」
「主様のお席はこっちなのじゃ」
クレアに手をひかれて指定されているであろう席に座らせられる。ルシアが座ったのを確認すると、となりの椅子にちょこんとクレアが座って、ルシアの対角線上の席にアリスが座った。
「じゃあ、私の席はここですね」
スープの上へと降ろしながら、ユノがルシアの対面に腰掛けた。
「今日は少し奮発しまして、お肉です。 と言っても昼間にたまたま近くを通りがかったイノシシを仕留めたのでそのお肉ですが……ちょっと待っててくださいね」
そう言ってユノは一度下した腰を上げて家の外へと出て行ってしまった。
「主様……一つよろしいかの?」
外へと続く扉がしっかりとしまった事を確認してから、真剣な面持ちでクレアが口を開いた。アリスもクレアと同じように真剣な目をしていることから、二人からの質問だろうとルシアは口を開く。
「どうした、急に改まって」
「ユノに正体を……魔王だと言うことを告げませぬか?」
クレアの口から発せられたその言葉にルシアはテーブルへと置かれていた水に延ばしかけていた手を止めてクレアを睨みつける。
「何だと?」
「ですから、主様の正体をユノに打ち明けましょうと言ったのじゃ」
一瞬、自らの耳を疑った言葉をクレアが再び告げる。
「何故だ?」
威圧するように二人への視線に力を込めてルシアは言葉を放った。
「今日、わらわの元に魔界の家族から魔王様の討伐命令が出たとの知らせが届いたんじゃ……」
「で、その内容にはなんて?」
粗方想像通りだとルシアは内心で思いつつも、続きを話させるためにクレアを促す。
「その……非常に言いだしずらいのじゃが……今の状態の魔王様の似顔絵と、魔王様が……人間と手を結んで魔界を裏切ったと……」
「そうか……」
クレアの言葉を切り捨てるように、一言つぶやいてから一度眼を閉じてルシアは再び口を開いた。
「その程度か……大丈夫だ。 そんなことでユノに正体を明かすわけにはいかない」
「じゃが……わらわは……」
「大丈夫だ」
先ほど威嚇したときの声とは違い、今度は少しだけ優しい口調でクレアを諭すように言う。
「アリスも心配しなくていい。 だから、飯を食べて寝て、明日に備えるぞ」
隣のクレアの頭を撫でながらルシアは二人へと笑いかける。先ほどまでより更に安心させるように、柔和な笑顔を作って見せる。
「さあ、ユノも帰ってくることだしこの話題はここで終わりだ」
ルシアの言葉が終わると同時に山のような肉を皿に盛りつけたユノが扉を開けた。
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