美しき狼

献残屋藤吉郎

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悪道

極悪非道な金融業者の人情ハードボイルド物語

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悪道痛快娯楽小説「悪道」この世の悪人道を歩く極悪







1(悪人と呼ばれる極悪人)

この世の中に本当の悪人と呼ばれる人間は悪人には見えない。暗闘

人を人と思わない「真の極悪人」は世間では悪人とは言われていない。

だから、真の極悪人はわからないはずだ。

そんな極悪人がいたら、、、弱者は騙され、食われ、殺されてしまう

世の中の怖い話だ、、、極悪人がるのだ。。。

名前は「鬼塚極太郎」という。


2(鬼塚極太郎、登場)
東京都新宿歌舞伎町でやくざや半ぐれ、水商売相手人に金貸しをしていた。

町金融の目立たない店舗を構えていた。

急ぎ、急場の金融には都合がよかった。いつでも,必要な金を用意してくれた。

ただし、金利も高く、取り立ては厳しかった。

あるときなんかは、やくざが支払いの延期や支払いで文句を言ったり、支払い約束を保護にしたときなんかは

そのやくざは潰されてしまったのであった。

後日、死体となって見つかったこともあり、、、取り立ては容赦なかった。

しかし、約束を守って、金を借りている場合は便利であった。

従って、鬼塚極太郎は裏社会では顔役でもあった。


3(裏社会では便利な男)
この世の裏社会では便利な男だった。
急場しのぎの金は必ず用意してくれた、、、、、
特に人を殺した場合の遺体の処理もしてくれる。
この世の不都合なことでできないことはないような、、、、
鬼塚極太郎の過去は誰も知らないようだ。。。。
年のころは50歳を過ぎているような
しかし、彼を知っているものは誰もいなかった。
それでも、金に困った場合、、、どうにもならない、不祥事を片付けてくれる
本当の町の便利屋というか、、、困りごとの処理ごみやであった。、なおに
然し、約束を守らないと、、、、その掟というか、その示しはきつい、、、、
人の噂では、、、組織暴力団の組長だったとか、、、警察関係のお偉いさんだったとか
いろいろだ、、、、
しかし、過去がどうであろうが「悪人助けを」をしえくれるので、やくざや反ぐれ、、、悪徳商人たちには
評判がいいのだ。。。
不思議なのは誰でもが、す直に言うことを聞くのであった。
新宿歌舞伎町で事務所兼店舗を構えているのに、、、、誰もプラペードを知らないのであった。
夜になれば、、、どこかで飲むとか、、、遊ぶとかの噂がないのだ、
そして、どこに住んでいるのかも知らない、、、、不思議な人物だった。


4(悪事には便利な金貸しだった)
裏社会の人間は、分かっていた、必要な時だけ利用している。
麻薬覚せい剤密売、銃の密売、売春に関するあらゆる悪行に金を貸すのであった。
やくざや反ぐれ、悪徳金融、悪徳水商売のように悪行が連中には便利であった。
ただし、返済には待ったなしで、金利も高い。。。。返済が送れた場合には「死」が待っている。
「死の金貸し」とも呼ばれている。
鬼塚極太郎のような悪に味方する、合法的な「死の商人」がこの世の一番の悪であり、取り締まることのできない
悪徳商法なのかも知らない。
今日も借り人が訪れた。
ホストクラブの経営者だった、、、、金のない女たちをたぶらかし,付けで「酒」を飲まして、売春や悪質な水商売を計画している
反ぐれたちであった。
時代は変わったものであるが、、、、女たちを食い物にする商売はかわらない。
悪徳あり切って金貸しをしているのであった。
だからというわけではないが、、、「取り立ては容赦なかった」
また、約束を破るものには「死」を与えていた。

5(掟には厳しく、、、、悪人にやさしく見えるが、非常だ)
鬼塚極太郎の素顔は誰もしらなかった。要務を
事務所にいて、金を貸す時以外に誰も、その素行をしらないし、彼は人には見せなかった。
新宿にある彼のオフィスビルは5階立の堅固な城だった。
事務所には1階に受付事務所があり、受付には西園寺絹子という、女子事務員がひとりいた
そして、一人ですべての業務を取り仕切っていた。
1階事務所には準番頭役の真田勇が控えていて、、、金貸しの内容を把握していた。
彼の指示で、3階の応接間に通されて、商談に入るのであった。
3階応接間には鬼塚極太郎の右腕ともいわれている「神宮寺健司」が引かえていた。
金融の相談はその応接間で神宮寺健司立ち合いで行わえる。
金の貸し借りは簡単であった、、、金銭借用書が取り交わされれば、、金は貸してくれ
るのであった。
しかし、返済は厳しかった。
鬼塚極太郎は背が低く、小太りなおやじで、いつも和服を着ていた。
一見お人好しな親父に見えるが、眼光は鋭く、人を見る目だけは持っていた。
普段はやさしそうな親父であるが、裏切りにたいしては冷たかった、、、そして、容赦なく切り捨てた。
しかし、悪党から見ると頼りがいのある親父であった。
必ず、頼まれれば一度は助ける。。。。そんな悪道でを歩く親父であった。


6(コソ泥の次郎)

鬼塚極太郎の事務所に出入りする中に「コソ泥の次郎と」いう若者がいる。
どういうわけか、、、、鬼塚極太郎は面倒を見ていた。歳は26歳の泥棒稼業の見習いを
しているところの半人前であった。
今日もコソ泥の次郎が訪ねてきた、、、、受付の西園寺絹子に、、、
「美味しい稲荷さんが手に入ったので、、、、爺さんに持ってきたが,、、いるかい」
と言いながら、いるとわかったら、、、、5階の特別室に上がっていった。
「こんちわ、、、爺さんの好物のお稲荷さんが手に入ったので、持ってきたから、、、食べてな」
と、元気な爺さんの顔を見たら、、
「じゃな、、、さいなら、、、また来るよ」と言って部屋を出ていった。
1階の受付の西園寺 絹子に呼び止められ、、、、
「次郎さん、、、、会長がなんか用事がなかったのかと、、、言ってるけど、、、いいの、、、」
「ああ、、、今日は爺さんの顔を見に来ただけだから、、、」と言っておいてくれ、、、
そういって、コソ泥次郎は出ていった。
鬼塚極太郎を訪ねて、、金のことを言わずに帰るのはコソ泥次郎だけだった。
そんなコソ泥次郎が、鬼塚極太郎は可愛く好きだった。
金にすくったうじむしよりも、、、彼が好きで、、、時たまたずねてくる彼との過ごす時間がたまらく
好きだった。

7,(女が一人飛び込む)
鬼塚極太郎の事務所に、ある日、女が一人が裸足姿で飛び込んできた。
「助けて、、、殺される、、、」と言いながら
受付の西園寺絹子のところに転がり込んできた、、、、とりあえず、西園寺絹子は2階の部屋に入るように指示をした。
すぐ、あとから、反ぐれ風な男たちが入ってきて。
「すいません、、、今,女がここに入ってきませんでしたか、、、」
受付の西園寺絹子が答えた。。。。「来たよ、、、やばいと思ったから、逃がしたよ、、、裏の出口から出ていったよ、、、、
慌ててな、、、」
反ぐれ風な男たちは「わかりました、、、ちょっと急ぎなので、、、ごめんなさいよ、、、、後であいさつに来ますので」
そんまま、男たちは裸足の女を追いかけて出ていった。
男たちが出て行ってから、追いかけるように「コソ泥の次郎」が入ってきて、
「絹姉さん、、、女が一人こなかったかな、、、」と、次郎は慌てこんで聞いてきた。
西園寺絹子は、そうか、次郎関係の女かと、、、、
彼女は次郎に指をさして教えた、、、2階にいるよと。。。。
西園寺絹子は理由は後で聞くことにした。
彼女は次郎の女のトラブルだと思い。。。とりあえずはかくまった。
、」
8)逃げ込んだ女
鬼塚極太郎の事務所に逃げ込んできた女は2階の部屋に座り込んで震えたいた。
コソ泥の次郎が入って行ったら、次郎に抱き着き、泣き崩れてしまった。
その所へ番頭格の真田勇が入ってきて、、、
「どうした、、、何があったんだ」と近寄り、
次郎に訳を聞くように指示をした。
次郎が女に問いかけると、、、泣くばかりで言葉にならなかった。
そして、西園寺絹子が来て、、、「次郎ちゃん、、ちょっと時間をおいてから、、、話したらいいよ」
といって、、、真田勇も西園寺絹子も部屋を出ていった。
しばらくして、次郎だけが1階に降りてきて、、、女から聞いた事情を話した。
「」ホストクラブに騙された、、、」というのであった。
今はやりの罠にかかり、、、借金が出来て、追い込まれていたのであった。
金が返済できなければ、「売春」をせまられて、やくざ事務所に監禁されて、
逃げ出してきたというのであった。
次郎としては彼女は幼馴染でもあったので、何とか助けたいと、、、
しかし、コソ泥の次郎には金がない、、、、、
困った、、、今すぐ「500万」はできない。。。
次郎は最後の手段で、、、、
「爺さん、、、俺に500万貸してくれ」と、、、、
鬼塚極太郎は誰にでも、筋が通った金で、担保さえあれば貸す主義であったので、
「次郎、、、お前の担保はなんだ、、」
と聞かれて、、、はたと困った。
「担保はない、、、しいて言えば、この俺の体が担保だ」
といいはなった。
「よし、、、金は貸してやろう、、、、しかし、明日からは毎日,わしの事務所に出てきて、
西園寺絹子の指示に従い、、、何でもするという条件なら、、、、」
そして、次郎は金を借りて、女を連れて出ていった。

9)こそ泥次郎は鬼塚極太郎の事務所に、約束通りに出勤してきた。
 「おはようございます、、、」挨拶をしてから、、、
 「絹子さん、、、掃除道具はどこにありますか、、、」聞いて、玄関先から掃除を
 始めた。
 そして、1階事務所の床から掃き掃除、机の上からと手際よく掃除を2階、3階、4階と
 始め、、、鬼塚極太郎が来る頃には、事務所内の掃除、片付けと終わっていた。
 5階は鬼塚極太郎が来てからということで、、、
 次に西園寺絹子に聞いていた。。。。
 「これからは、自分が朝の掃除、、お茶の用意はしますから、、、」と、、、
 次郎の動きは手際が良かった。
 今までに一人で生きてきたので、、、生き延びるために身に着けた所誠実であった。
 鬼塚極太郎が10時ごろに出てきて、、、、「おはよう、、、おお、、次郎、来てるな」
 「次郎、、、当分は掃除や走り使いをしててな、、、、そのうちに仕事も覚えてもらうから。。。」
 「はい、、、会長、、、よろしくお願いします、、、、それから、昨日はありがとうございました」
 今までの爺さん、、、コソ泥の関係は切り捨てて、、、次郎はけじめをつけて、、、
 なんでもやろと決めていた、、、、、

 



 














































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