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本編
ラミア
しおりを挟むようやく、王都へ戻ってきた。
あの女のいる、王都へ。
「ふふっ、今度こそ終わりよ。
エリス・フォーリア。
あぁ、ようやく消えてくれるのね!
長かったわぁ……。
あの目障りな女が、ようやく……ふふっ、ふふふ……」
言葉に出来ない程の悦びで、私は笑い出す。
ずっとずっと消えて欲しいと願っていたあの女が私の前から消えてくれるのだから仕方ないわよね?
ずっとずっと邪魔だったのよ。
私よりも綺麗で、公爵家の生まれで、私よりもずっと多くのものを持っていたあの女が。
私の欲しいもの全てを持っていたあの女が!
「ねぇ、早くあの女を殺して頂戴。
あの女の苦しむ顔が早くみたいのよ」
「そう急かすな、お嬢。
こっちにだって準備ってモンがあるんだ。
すっとばしちまえば早いが、邪魔されるかもしれねぇだろ?」
「えぇ、そうね。
邪魔されるわけにはいかないものね。
それに、楽しみは最後までとっておかなくちゃ。
あの女を苦しませるのはゆっくりと……。
ふふっ……」
あぁ、私は本当に良い『駒』を手に入れたわ。
あの気まぐれで救ったこの男がこんなにも使えるだなんて。
あぁ、あぁ……なんて、なんて愉しいんだろう。
あの女が私の前に這い蹲る姿を想像しただけで笑いが止まらなくなる。
ねぇ、エリス・フォーリア。
早く、ハヤクワタシヲタノシマセテ?
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