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京都編
少年の憧れ
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花の都、京都。
戦国時代においてその場所は、応仁の乱の後からずっと寂れ果てた土地という印象が強かった。
応仁の乱の後は三好がこの地を実質支配していたものの、寂れた街並みは相変わらずで壊れた家が辺りには広がり野犬がそこらで腐肉を貪る。
正に地獄、かつての都を知る者はそう嘆いていた。
そんな日々が改善されたのはおよそ10年前のこと。
『今川義元、上洛』
ここから京の復興は始まった、義元が今川館から京都に拠点を移してより建物は新しくなり治安は回復している。
少年は、そんな京の人だかりの中で親と共に紛れていた。そんなことを少年がしているのも昨日あたりから巷で噂されていたもの「今川輝宗様が京都に戻って来られる」という情報を受け取ってからだ。
京都で暮らしている自分でさえ、今川輝宗を見ることのできる機会は殆ど無い。
その理由として、彼が表舞台に殆ど上がらないからに他ならない。
それは、京に住む少年なら誰もが憧れる武士の象徴。
庶民にとって、今天下を治めているのは天皇では無い。かと言って幕府という訳でも無いだろう。
幕府はその力を殆ど無くしており、今川が幕府の下についているのは形だけというのが現状だ。
そんな今川のトップであった義元を支えた男、それが今川輝宗だ。
おまけに彼自身の人気もある、人々の中に根付く輝宗に関する多くの逸話は少年たちを魅了するのには丁度良いものであったのだ。
故に、京都中の人が見物に来たと言ってもおかしく無いほどに街並みは人で溢れかえっていた。
少年とその両親が先頭を取れているのはたまたまに過ぎない。
「輝宗様の一行が到着されたぞ!」
大声で道を走るのは、魚屋の店主だ、途端に騒めきが起こり人々が口々に輝宗のことを話し出す。
「いよいよか...」
遥か遠く、京都の入り口らしい場所で歓声が起きたのを聞いたのか少年の父が少年を肩車し持ち上げた。
もう12歳にもなる少年の肩車は細身の父親には少し苦しかったのか、ぐへぇという情けない声を出す。
まぁ誰も気に留めないが、父とは辛いものなのである。
「来たぞ...」
少年が最初に見たのは、美しく着飾った武士たちだった。
色取り取りに鮮やかな武士たちは、まさしく戦場の華と呼ぶに相応しく騎馬もそれ相応に彩られている。
これだ、少年が憧れた武士とはまさしくこれなのだ。
「真田安房守昌幸様の軍勢らしいぞ」
「安房?どこだそこ」
「武田側の人間らしいぞ」
「あぁ、裏切り者か。主君を裏切ってまでお武家さんは生き残りたいのかねぇ。」
だが、少年の憧憬の思いとは裏腹に真田の評判は悪いようだ。
「父さん」
「ん?なんだい?」
もうちょっと降りてくれないかな、重いな。そんな雰囲気を少しだけ醸し出している父に対して少年は質問する。
「お武家様って大変なんだね。」
「あぁ、父さんもうどん屋が上手くいって無かったらお侍になって母さんを泣かせていたかもなハハッ。」
そう言って父は笑う、父は戦働きをした経験が無い。料理人という経緯から後方での糧食管理などの仕事を任されることが多かった為だ。
「何より、今川様がこの地に来てくれたのが大きかったんだろうな。あの方が来てから一度も京都が戦火に巻き込まれたことは無い。」
ふーん、そう言いながら少年は父の話を流し聞く。
少年にとって父や母がいるのはそれこそ当たり前のことで、父が五体満足でごく普通に少年の側でその成長を見守っていられるのがどれだけ幸運なことなのか、そしてそれがどれだけ偉大なことなのか、少年が父の偉大さを感じるのはかなり先のことになるだろう。
そんな時、一際大きな歓声が少年の身体を叩いた!
耳を澄ませば、『輝宗様!』という声が聞こえてくる。
少年の心臓が跳ねる、輝宗が、どうして多くの軍勢と一緒にどうして京都に戻って来たかの理由はわからない。
だが、帰ってきた、あの方が...
割れるような歓声、その真っ只中に輝宗はいた。人の波は綺麗に2つに割れており、その真ん中を輝宗は悠々と歩く。
その中で、少年は一つのことに気付いてしまった。
「お父さん!輝宗様はどうして鎧をつけていないの?」
それは、当然の疑問だった。輝宗の周りにいる護衛は皆煌びやかな鎧に身を包んでいる、特に輝宗の一つ前を駆ける少年とまだ呼んでいいだろう者の赤備えは見事という他ないだろう。
輝宗が、輝宗だけが平服だった。
「輝宗様は、幼き頃より刀の達人でな。初めての盗賊退治の際も『鎧なぞ不要だ!』と言ってつけなかったらしい、越後での戦では一度しか鎧に袖を通すことが無かった上に一度着たらすぐに家臣にその鎧をあげてしまったらしいからな。」
流石は輝宗様だ、そんなことを呟きながらも少年は目の前の奇跡に目を離せない。
輝宗から目を離せなかったのは当然庶民たちだけでは無い、時の権力者もまたその動向を見守っていたのだ。
◇◇◇◇
「おおおおおおお叔父上が京へ!?」
「殿、御隠居様やる気満々ですぞどうするのですか?」
「いやいやいや、不味い!不味い不味い不味い。どうしよう...」
「殿、既に総大将をお決めになってしまいましたからな!」
「あぁぁぁどうしよう、叔父上がなんと言うか...」
「ここはこの松井めが腹を切ってご隠居様にお詫び致しましょう!」
「オイ誰かコイツ止めろぉ!」
◇◇◇◇
「来たか...輝宗殿。」
「あの男が来たのか?太閤」
「帝、分かりますがご辛抱下され。輝宗殿は道理を弁えた方、必ずやこちらにも挨拶に来るでしょう」
「そうだな太閤...良い義弟を持ったな」
「全くで、日本一の義弟と自負しております故。」
「『夕』は...幸せだったのかのぅ?」
「無論、日本一の妹だったと思うております!」
「なら...良い、ならば...良いのだ。」
◇◇◇◇
「義輝公、輝宗殿が京に来られたと知らせが。」
「ククク、帰って来たか輝宗。忌まわしいことよな」
「全くで、義輝公より多くの声援を貰うなど許されざることではありませぬか。」
「いや、儂も負けてはいないと思わないか?」
「いえ、月とスッポンでございますれば?」
「お前言い過ぎじゃねぇ?儂泣きそう」
戦国時代においてその場所は、応仁の乱の後からずっと寂れ果てた土地という印象が強かった。
応仁の乱の後は三好がこの地を実質支配していたものの、寂れた街並みは相変わらずで壊れた家が辺りには広がり野犬がそこらで腐肉を貪る。
正に地獄、かつての都を知る者はそう嘆いていた。
そんな日々が改善されたのはおよそ10年前のこと。
『今川義元、上洛』
ここから京の復興は始まった、義元が今川館から京都に拠点を移してより建物は新しくなり治安は回復している。
少年は、そんな京の人だかりの中で親と共に紛れていた。そんなことを少年がしているのも昨日あたりから巷で噂されていたもの「今川輝宗様が京都に戻って来られる」という情報を受け取ってからだ。
京都で暮らしている自分でさえ、今川輝宗を見ることのできる機会は殆ど無い。
その理由として、彼が表舞台に殆ど上がらないからに他ならない。
それは、京に住む少年なら誰もが憧れる武士の象徴。
庶民にとって、今天下を治めているのは天皇では無い。かと言って幕府という訳でも無いだろう。
幕府はその力を殆ど無くしており、今川が幕府の下についているのは形だけというのが現状だ。
そんな今川のトップであった義元を支えた男、それが今川輝宗だ。
おまけに彼自身の人気もある、人々の中に根付く輝宗に関する多くの逸話は少年たちを魅了するのには丁度良いものであったのだ。
故に、京都中の人が見物に来たと言ってもおかしく無いほどに街並みは人で溢れかえっていた。
少年とその両親が先頭を取れているのはたまたまに過ぎない。
「輝宗様の一行が到着されたぞ!」
大声で道を走るのは、魚屋の店主だ、途端に騒めきが起こり人々が口々に輝宗のことを話し出す。
「いよいよか...」
遥か遠く、京都の入り口らしい場所で歓声が起きたのを聞いたのか少年の父が少年を肩車し持ち上げた。
もう12歳にもなる少年の肩車は細身の父親には少し苦しかったのか、ぐへぇという情けない声を出す。
まぁ誰も気に留めないが、父とは辛いものなのである。
「来たぞ...」
少年が最初に見たのは、美しく着飾った武士たちだった。
色取り取りに鮮やかな武士たちは、まさしく戦場の華と呼ぶに相応しく騎馬もそれ相応に彩られている。
これだ、少年が憧れた武士とはまさしくこれなのだ。
「真田安房守昌幸様の軍勢らしいぞ」
「安房?どこだそこ」
「武田側の人間らしいぞ」
「あぁ、裏切り者か。主君を裏切ってまでお武家さんは生き残りたいのかねぇ。」
だが、少年の憧憬の思いとは裏腹に真田の評判は悪いようだ。
「父さん」
「ん?なんだい?」
もうちょっと降りてくれないかな、重いな。そんな雰囲気を少しだけ醸し出している父に対して少年は質問する。
「お武家様って大変なんだね。」
「あぁ、父さんもうどん屋が上手くいって無かったらお侍になって母さんを泣かせていたかもなハハッ。」
そう言って父は笑う、父は戦働きをした経験が無い。料理人という経緯から後方での糧食管理などの仕事を任されることが多かった為だ。
「何より、今川様がこの地に来てくれたのが大きかったんだろうな。あの方が来てから一度も京都が戦火に巻き込まれたことは無い。」
ふーん、そう言いながら少年は父の話を流し聞く。
少年にとって父や母がいるのはそれこそ当たり前のことで、父が五体満足でごく普通に少年の側でその成長を見守っていられるのがどれだけ幸運なことなのか、そしてそれがどれだけ偉大なことなのか、少年が父の偉大さを感じるのはかなり先のことになるだろう。
そんな時、一際大きな歓声が少年の身体を叩いた!
耳を澄ませば、『輝宗様!』という声が聞こえてくる。
少年の心臓が跳ねる、輝宗が、どうして多くの軍勢と一緒にどうして京都に戻って来たかの理由はわからない。
だが、帰ってきた、あの方が...
割れるような歓声、その真っ只中に輝宗はいた。人の波は綺麗に2つに割れており、その真ん中を輝宗は悠々と歩く。
その中で、少年は一つのことに気付いてしまった。
「お父さん!輝宗様はどうして鎧をつけていないの?」
それは、当然の疑問だった。輝宗の周りにいる護衛は皆煌びやかな鎧に身を包んでいる、特に輝宗の一つ前を駆ける少年とまだ呼んでいいだろう者の赤備えは見事という他ないだろう。
輝宗が、輝宗だけが平服だった。
「輝宗様は、幼き頃より刀の達人でな。初めての盗賊退治の際も『鎧なぞ不要だ!』と言ってつけなかったらしい、越後での戦では一度しか鎧に袖を通すことが無かった上に一度着たらすぐに家臣にその鎧をあげてしまったらしいからな。」
流石は輝宗様だ、そんなことを呟きながらも少年は目の前の奇跡に目を離せない。
輝宗から目を離せなかったのは当然庶民たちだけでは無い、時の権力者もまたその動向を見守っていたのだ。
◇◇◇◇
「おおおおおおお叔父上が京へ!?」
「殿、御隠居様やる気満々ですぞどうするのですか?」
「いやいやいや、不味い!不味い不味い不味い。どうしよう...」
「殿、既に総大将をお決めになってしまいましたからな!」
「あぁぁぁどうしよう、叔父上がなんと言うか...」
「ここはこの松井めが腹を切ってご隠居様にお詫び致しましょう!」
「オイ誰かコイツ止めろぉ!」
◇◇◇◇
「来たか...輝宗殿。」
「あの男が来たのか?太閤」
「帝、分かりますがご辛抱下され。輝宗殿は道理を弁えた方、必ずやこちらにも挨拶に来るでしょう」
「そうだな太閤...良い義弟を持ったな」
「全くで、日本一の義弟と自負しております故。」
「『夕』は...幸せだったのかのぅ?」
「無論、日本一の妹だったと思うております!」
「なら...良い、ならば...良いのだ。」
◇◇◇◇
「義輝公、輝宗殿が京に来られたと知らせが。」
「ククク、帰って来たか輝宗。忌まわしいことよな」
「全くで、義輝公より多くの声援を貰うなど許されざることではありませぬか。」
「いや、儂も負けてはいないと思わないか?」
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