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魔王と多重人格者、相対ス
命綱はありません〜王の覚悟〜
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『本当だな!本当にやるんだなおいガウェインお前!』
『いいぞ、いって来いヘリン!息子の面倒は私に任せるがいい』
『ふざけんな、ひ孫の顔を見るまでは死ねるか!』
ガウェインとヘリンは、中央でペリモーンズ率いる空軍に苦戦していた。
ヘリンは走りながらガウェインの剣の腹に乗る。ガウェインはそれに合わせて縦に剣を振り抜き、まるで投石機のようにヘリンを上空へとぶん投げた
空へと舞う全身鎧の男。見事なフライを見せつけたヘリンは、一体のガーゴイルの背中に飛び乗り、それを乗りこなそうと苦悶する。しかし馬とは違う、ガーゴイルには知性がある。暴れる最中にヘリンは誤って乗っていたガーゴイルを殺してしまった
『あ、やっべ』
乗っていたガーゴイルは、慣性の法則に逆らうことなく地面に落下した。ドズン、という鈍い音を出し、ヘリンは地面に潜る。地面に埋もれているヘリンを、ガウェインは引き揚げた。
『うん、まぁこれじゃ無理か、失敗してしまったな』
『次はお前が行けよ...俺はもう嫌だぞ、イタタ...』
『私は嫌だ』 『てめぇ!』
現状、本当に空への生物には対抗策がない。ジャンから売られた投石機があるのだが、それなりに数のあるガーゴイルに対して決定打にはなり得ない。そもそも遅すぎて当たらない。
彼らに対抗するには弓しかないだろう、しかしその弓も当たってもガーゴイルは数発なら絶えてしまう。弓では厳しいものがあった。
しかし、彼らの岩を投げる作戦にも限界があるだろう。岩をここまで持ち運ぶのにも苦労があるし、一度投げた岩をもう一度拾うには、下に降りなければならない。それを我々は見逃さないだろう。
狙うならそこだ
ガウェインとヘリンは辛抱強く耐えるしかなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
岩が尽きたのか、弓にしびれを切らしたのか。とうとう上空にいたガーゴイル達が下へ降りて襲いかかってきた。膂力は騎士達よりも上、鋭い爪の切れ味は剣をも凌ぐだろう。
中には岩をもう一度拾おうとして騎士に斬られているガーゴイルもいる。先程まではゴブリンなどと戦いながら、上空からの岩に気を使って戦わなければ行けなかったが、今はもう空に気を使う必要はない。やりやすくなったのは確かなようだ。
ーーーー 一体、別格なのがいるがな
『空の勇者達よ、掃討戦だ。全て蹂躙し、下のゴブリンどもを援護しなさい。』
そう声を出しているのは、空軍を任されているペリモーンズだ。普通のガーゴイルに比べてふた回りほど大きい体に、全身に白青の鎧をつけている。
『あれは私達でやるぞ、ヘリン、ついて来い』
『待て』
そう言って敵の大将へと馬を走らせようとしたガウェインを、ヘリンは止める。
『お前...今回の戦いに関して少しおかしいぞ、いや昨日から少しおかしかったが...息子がさらわれて心配なのはわかるが、もしお前に何かあればこの戦いはどうなる?戦線は崩壊、確実に負けるぞ。』
ガウェインは、そんなヘリンの言葉を黙って聞いている。自分が焦っている、そんなことはわかっているのだ。昨日魔王を名乗るものとベリアスが戦うと知らせが来たとき、助けに向かうべきだったのだ。しかし行かなかった。自分が王子の頃、そんな逆境を父から何度も与えられていたからだ。政治的面でも、私は息子を追い詰めた。とっくに後継者は決めていたというのに、慢心した王に未来はない...腐敗した政治の原因は、競争がないことだとガウェインは考えていた。努力しなくても血筋だけで王になれる。生まれが早いから王になれる。そんなことで王を決めたくはなかった。故に黙っていた。彼らが王位継承権を求めて争うのを、敢えて傍観した。ベリアスに騎士達を、ライトに魔導局をつけたりしたが。
自分が期待しすぎたからこそ、ベリアスは前に出すぎて敵の捕虜になる羽目になった。自分が期待をかけたからこそ、ライトは研究者としての道を諦めなければならなかったのではないかと。2人とも素晴らしい人間になってくれた。どちらが王になってもこの国は素晴らしい国になるだろう。しかし、しかし私はどちらかを切り捨てねばならない。
せっかく大きく育った花を切り捨てなければならない。王として、しかし父としては違った。
守らなくては、助けなければ。
『大丈夫だ、負けはせんさ。私もひ孫の顔は見たいからな』
『....了解........どこまでもお供いたしますよ、王。』
ヘリンはガウェインを掴んでいた手を離し、2人揃ってペリモーンズの前に並び立つ
ペリモーンズは騎士を馬ごと体当たりで吹き飛ばし、愉快とばかりに破顔していた。
『あぁ、楽しい戦争だ。蹂躙こそが我が役目...ん~?その格好、その鎧、その旗印。どこかにいるとは思ってましたが、貴方がこの連合軍の総大将様ですかねぇ?』
そうだ、とガウェインが返すと、ペリモーンズは急に破顔していた顔を元に戻し、不機嫌な表情になる。
『......貴方が我が同胞を蹂躙している人間どもの王ですか、醜悪な顔をしていることを望んでましたが...案外普通ですね。ガッカリです』
『...待て、何故我々が魔族を蹂躙していると?確かに民家を襲う魔族を殺したことはあるが、それは全て自衛のためだ。』
『黙れ、魔族領に攻め入ったことも何度もある癖に、まぁそのことと今回の侵攻は関係ない。帝国領にて虐げられしエルフ、及び獣人を我らは救いに来たのだ、特にエルフは、数十年前に人間どもと戦争になっている。知らないとは言わせないぞ』
『数十年前に戦争?前の皇帝が軍事行動を起こしたことがあったが...アイツ何をやっているんだ。死んでからも迷惑かけおって!』
『エルフどもは既に解放した、あとは王国の獣人のみだ、まぁ元々人間を恨んでいる魔族も多くてな...大人しく死ね、死ね、死んでくれ』
おしゃべりはそこまでだと、ペリモーンズは口を閉ざした、途端に風が当たりに吹き荒れ、瞬間ガウェインとペリモーンズの爪と拳がぶつかり合う
ヘリンも遅れて剣を繰り出すが、それを交わしてペリモーンズは距離を取った
『ほう、こいつは凄い、私の剣を止めるとは』
『私は空の王、地べたを這いずるしか脳の無いお前たちに負けるつもりはない。ちなみに言わせてもらうが、私の魔王軍での序列は6位だ、お前よりはるかに格上のものが、あと5人いると言うことだ、どうだ?絶望してくれたか?』
笑いを堪え切れないと言わないばかりにペリモーンズは笑い出す。神に仕えると心に決めた身ではあっても、この瞬間だけはやめられない。人の絶望の顔が、彼の最大級のご馳走であるのだから。
『ふむ、ならなんとかなるか?』
ガウェインはなんの感動もない、そんな平坦な声を出すと、ペリモーンズに向かって剣を振り続ける。ペリモーンズはそれを全て受け止めつつ、爪を繰り出していく。ガウェインはそれをかわさない、ヘリンはその戦いの中に割って入れない。入れば足手纏いにすらなり得ることを知っているからだ。このレベルには割り込めない、そう考え、イレギュラーが入り込みガウェインの邪魔をしないように勤めていた。
『なんど剣を振っても同じです!貴方の剣は既に見切りました。』
『そうだな、見切られ、かわされ、にも関わらずそちらの攻撃は全て通る。厳しいが...まぁ、同じところを斬り続ければこうもなるさ』
えっ?とペリモーンズは間抜けな声を出した。見れば爪は既に割れかけている。ヒビで完全にボロボロとなった自分の爪を見て、ペリモーンズは驚きの声をあげる。目の前に迫るのは、ガウェインの鬼気迫った顔と巨大な剣......
完全に割れた爪ごと、ガウェインによって両断されたペリモーンズは、そのまま意識を失った。
『全軍本陣は急げ!投石機を敵の本陣近くまで進めろ!』
途端に後ろにいた兵士たちから歓声が上がり、投石機が前へと動き出す。大将を失ったガーゴイル達は恐れ逃げ惑うのみ。
真っ二つになった鎧姿のガーゴイルを前に、ガウェインは誓うかのように呟く
息子を返してもらうぞ、と
『いいぞ、いって来いヘリン!息子の面倒は私に任せるがいい』
『ふざけんな、ひ孫の顔を見るまでは死ねるか!』
ガウェインとヘリンは、中央でペリモーンズ率いる空軍に苦戦していた。
ヘリンは走りながらガウェインの剣の腹に乗る。ガウェインはそれに合わせて縦に剣を振り抜き、まるで投石機のようにヘリンを上空へとぶん投げた
空へと舞う全身鎧の男。見事なフライを見せつけたヘリンは、一体のガーゴイルの背中に飛び乗り、それを乗りこなそうと苦悶する。しかし馬とは違う、ガーゴイルには知性がある。暴れる最中にヘリンは誤って乗っていたガーゴイルを殺してしまった
『あ、やっべ』
乗っていたガーゴイルは、慣性の法則に逆らうことなく地面に落下した。ドズン、という鈍い音を出し、ヘリンは地面に潜る。地面に埋もれているヘリンを、ガウェインは引き揚げた。
『うん、まぁこれじゃ無理か、失敗してしまったな』
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『私は嫌だ』 『てめぇ!』
現状、本当に空への生物には対抗策がない。ジャンから売られた投石機があるのだが、それなりに数のあるガーゴイルに対して決定打にはなり得ない。そもそも遅すぎて当たらない。
彼らに対抗するには弓しかないだろう、しかしその弓も当たってもガーゴイルは数発なら絶えてしまう。弓では厳しいものがあった。
しかし、彼らの岩を投げる作戦にも限界があるだろう。岩をここまで持ち運ぶのにも苦労があるし、一度投げた岩をもう一度拾うには、下に降りなければならない。それを我々は見逃さないだろう。
狙うならそこだ
ガウェインとヘリンは辛抱強く耐えるしかなかった。
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岩が尽きたのか、弓にしびれを切らしたのか。とうとう上空にいたガーゴイル達が下へ降りて襲いかかってきた。膂力は騎士達よりも上、鋭い爪の切れ味は剣をも凌ぐだろう。
中には岩をもう一度拾おうとして騎士に斬られているガーゴイルもいる。先程まではゴブリンなどと戦いながら、上空からの岩に気を使って戦わなければ行けなかったが、今はもう空に気を使う必要はない。やりやすくなったのは確かなようだ。
ーーーー 一体、別格なのがいるがな
『空の勇者達よ、掃討戦だ。全て蹂躙し、下のゴブリンどもを援護しなさい。』
そう声を出しているのは、空軍を任されているペリモーンズだ。普通のガーゴイルに比べてふた回りほど大きい体に、全身に白青の鎧をつけている。
『あれは私達でやるぞ、ヘリン、ついて来い』
『待て』
そう言って敵の大将へと馬を走らせようとしたガウェインを、ヘリンは止める。
『お前...今回の戦いに関して少しおかしいぞ、いや昨日から少しおかしかったが...息子がさらわれて心配なのはわかるが、もしお前に何かあればこの戦いはどうなる?戦線は崩壊、確実に負けるぞ。』
ガウェインは、そんなヘリンの言葉を黙って聞いている。自分が焦っている、そんなことはわかっているのだ。昨日魔王を名乗るものとベリアスが戦うと知らせが来たとき、助けに向かうべきだったのだ。しかし行かなかった。自分が王子の頃、そんな逆境を父から何度も与えられていたからだ。政治的面でも、私は息子を追い詰めた。とっくに後継者は決めていたというのに、慢心した王に未来はない...腐敗した政治の原因は、競争がないことだとガウェインは考えていた。努力しなくても血筋だけで王になれる。生まれが早いから王になれる。そんなことで王を決めたくはなかった。故に黙っていた。彼らが王位継承権を求めて争うのを、敢えて傍観した。ベリアスに騎士達を、ライトに魔導局をつけたりしたが。
自分が期待しすぎたからこそ、ベリアスは前に出すぎて敵の捕虜になる羽目になった。自分が期待をかけたからこそ、ライトは研究者としての道を諦めなければならなかったのではないかと。2人とも素晴らしい人間になってくれた。どちらが王になってもこの国は素晴らしい国になるだろう。しかし、しかし私はどちらかを切り捨てねばならない。
せっかく大きく育った花を切り捨てなければならない。王として、しかし父としては違った。
守らなくては、助けなければ。
『大丈夫だ、負けはせんさ。私もひ孫の顔は見たいからな』
『....了解........どこまでもお供いたしますよ、王。』
ヘリンはガウェインを掴んでいた手を離し、2人揃ってペリモーンズの前に並び立つ
ペリモーンズは騎士を馬ごと体当たりで吹き飛ばし、愉快とばかりに破顔していた。
『あぁ、楽しい戦争だ。蹂躙こそが我が役目...ん~?その格好、その鎧、その旗印。どこかにいるとは思ってましたが、貴方がこの連合軍の総大将様ですかねぇ?』
そうだ、とガウェインが返すと、ペリモーンズは急に破顔していた顔を元に戻し、不機嫌な表情になる。
『......貴方が我が同胞を蹂躙している人間どもの王ですか、醜悪な顔をしていることを望んでましたが...案外普通ですね。ガッカリです』
『...待て、何故我々が魔族を蹂躙していると?確かに民家を襲う魔族を殺したことはあるが、それは全て自衛のためだ。』
『黙れ、魔族領に攻め入ったことも何度もある癖に、まぁそのことと今回の侵攻は関係ない。帝国領にて虐げられしエルフ、及び獣人を我らは救いに来たのだ、特にエルフは、数十年前に人間どもと戦争になっている。知らないとは言わせないぞ』
『数十年前に戦争?前の皇帝が軍事行動を起こしたことがあったが...アイツ何をやっているんだ。死んでからも迷惑かけおって!』
『エルフどもは既に解放した、あとは王国の獣人のみだ、まぁ元々人間を恨んでいる魔族も多くてな...大人しく死ね、死ね、死んでくれ』
おしゃべりはそこまでだと、ペリモーンズは口を閉ざした、途端に風が当たりに吹き荒れ、瞬間ガウェインとペリモーンズの爪と拳がぶつかり合う
ヘリンも遅れて剣を繰り出すが、それを交わしてペリモーンズは距離を取った
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笑いを堪え切れないと言わないばかりにペリモーンズは笑い出す。神に仕えると心に決めた身ではあっても、この瞬間だけはやめられない。人の絶望の顔が、彼の最大級のご馳走であるのだから。
『ふむ、ならなんとかなるか?』
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『なんど剣を振っても同じです!貴方の剣は既に見切りました。』
『そうだな、見切られ、かわされ、にも関わらずそちらの攻撃は全て通る。厳しいが...まぁ、同じところを斬り続ければこうもなるさ』
えっ?とペリモーンズは間抜けな声を出した。見れば爪は既に割れかけている。ヒビで完全にボロボロとなった自分の爪を見て、ペリモーンズは驚きの声をあげる。目の前に迫るのは、ガウェインの鬼気迫った顔と巨大な剣......
完全に割れた爪ごと、ガウェインによって両断されたペリモーンズは、そのまま意識を失った。
『全軍本陣は急げ!投石機を敵の本陣近くまで進めろ!』
途端に後ろにいた兵士たちから歓声が上がり、投石機が前へと動き出す。大将を失ったガーゴイル達は恐れ逃げ惑うのみ。
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息子を返してもらうぞ、と
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