462 / 472
第三百九十五話 DEAD OR ALIVE
しおりを挟む
とある日の昼、わしはリビングにいた。リビングにいるのはわしとホウリ、そして久しく会っていなかったラッカがおる。
「久しぶりじゃな、ラッカ」
「……魔王様、これはどういう事ニャ?」
「何の事じゃ?」
「私が椅子に縛られてる理由に決まってるニャ!」
ラッカは椅子に座らされていて、ロープでグルグル巻きにされている。ホウリが縛ったから抜け出すことは不可能。出来たとしてもわしが逃がさんがな。
「魔王様が特別報酬をくれるって言ったからウキウキで来たのに!」
「あれは嘘じゃ」
「そんニャ!?」
「そんな事よりも、今日呼んだ理由を説明するぞ」
「嫌な予感しかしないニャ」
ラッカが自身を縛っている縄を見てため息を吐く。
「別に難しいことをして貰おうとは思っておらんぞ」
「ただ味見をして貰おうと思ってな」
「味見?」
ホウリは誰が見ても安心させるような、聖人のような笑顔を浮かべる。
「ミエルの料理の味見をな」
「ミエルの……料理?」
ラッカはホウリの言葉を咀嚼し、嚥下し、消化する。そして、台所に続く扉に目を向けた。
台所への扉から心なしか、黒いモヤが漏れているように感じた。全てを理解した瞬間、ラッカは暴れた。
「嫌だあああああ!まだ死にたくなあああああい!」
「おいおい、偉い暴れようだな?」
「ミエルの料理を食べさせられるって聞いて暴れない方がおかしいニャ!」
「だろうな。だから縛ってるんだ」
「分かってて聞いたのかニャ!?」
『シャー!』とラッカが歯を見せつつ威嚇してくる。じゃが、わしとホウリ相手に威嚇は何も意味をなさない。今のラッカは拾いたての子猫と変わらんな。
ラッカは身を何度も捩って拘束から逃れようとする。
「私じゃなくて魔王様が食べれば良いニャ!」
「わしもミエルの毒には勝てん。お主も見たじゃろ?」
「そういえばそうだったニャ」
初めてわしらと会った日の事を思い出して、ラッカが渋い顔をする。
「魔王様でも勝てない毒を私に食べさせるニャ?殺す気かニャ?」
「大丈夫だろ。ラッカが死にそうになったらフランに何とかしてもらう」
「出来るのかニャ?」
「1%くらいなら、なんとかなるぞ?」
「99%は何とかならないニャ!?やっぱり帰らせて欲しいニャ!」
「ほっほっほ、ダメ」
「ニャアアアアアア!誰か助けてええええええ!」
ラッカが大声で外に助けを求める。じゃが、わしのスキルで家の中からの衝撃や音は外部に漏れることは無い。
「ふっふっふ、お嬢ちゃん、叫んでも誰も助けてくれねぇぜ?」
「観念して、わしらの言う事を聞くんじゃな」
「なんで悪い人に寄せたのかニャ!?」
そう会話している間にも、扉から漏れている黒い霧が濃くなっている……気がする。いや、霧は幻なんじゃがな。なんだか、そんな異様な気配ということじゃ。
「これは助からんかもな」
「ちょっと!?」
「大丈夫だ。対策はしてある」
「それは本当かニャ?」
「墓の用意は済んでいる」
「死んだ後の用意はしないで欲しいニャ!?」
ラッカがまたバタバタと暴れ始める。スキルで抑えようとも思ったが、そこまでするのも可哀そうと思い留まる。
「ニャアアア!というか、なんで今更ミエルの料理を食べないといけないニャ!?」
「ミエルの料理の上達具合を確かめる為だ」
「ミエルの料理の上達具合?」
ラッカの暴れる勢いが少しだけ弱まった。こやつもミエルの料理の腕は心配しておったのじゃろうな。表情が心配そうじゃ。
「俺の特訓のお陰でミエルの料理の威力は弱まった……と思う」
「なんで明言しないのかニャ?」
「俺にも分からないんだよ。味見する訳にはいかないし、鑑定しようにもフランでも毒を鑑定できない。食べるしか確かめる術がないんだ」
「なんで私を味見役にしたニャ?」
「手ごろな生贄……協力者がラッカしかいなかったんじゃよ」
「今なにか不穏なことを言われた気がしたニャ!?」
「気のせいだぞ」
「絶対嘘ニャ!」
ラッカが再び椅子の上で暴れ始めた。これだけ暴れられると食わせるのに苦労しそうじゃ。
「どうする?スキルで動きを抑えるか?」
「今は好きなだけ暴れさせよう。恐怖を感じている時に動きを無理に抑えると、ストレスが半端なく掛かる」
「それもそうか」
わしのスキルは全身を結界のような壁で覆って動きを封じる。意識だけはしっかりしておるから、動けんのは余計に苦しいじゃろうな。
「ニャアアアアア!」
「じゃが、どうする?このままだと食わせられんぞ?」
「なんとかなるんじゃないか?」
「お主にしては珍しく無策か」
「偶にはこういうのも良いだろ。フランもいるんだし」
「そう言われると悪い気はせんのう」
わしの事を信頼しきっているのか、それとも本当は策があるのか。もしくは策など必要ないと思っておるのかもしれんのう。
「ダレカタスケテー!」
「ちょっと待ってろ。介錯してやるわい」
「ニャアアアアア!」
「更にストレスを与えてどうする」
ラッカの暴れる勢いが更に強くなっていく。余程ミエルの料理が怖いんじゃろう。気持ちは分かるがな。
そんな事を考えておると、キッチンの扉が開いた。
「出来たぞ!」
ミエルが満面の笑みで平皿を持ってくる。そんなミエルを見て、ラッカは動きを止めた。額には大粒の汗が浮ぶ。死ぬほどの恐怖を受けた時、人は動きを止めるらしいのう。
「どうぞ、ご賞味あれ」
ラッカの前に平皿が置かれる。平皿の中には、ミエルと初めて会った時のように毒々しい色のスープが入っていた。
「フラン」
「分かっておる」
わしはスープを鑑定してみる。しかし、毒が入っているという情報は得られなかった。
「鑑定では毒は検出できなかった」
「それって毒が入っていないって意味じゃないニャ?」
「ああ。全盛期のミエルの料理も毒は検出されなかった。あくまでも毒が入っているか確定しないって思っておけ」
「ニャア……」
いざ実物を目の前にすると、更に恐怖が強くなったようじゃ。ラッカは顔を引きつらせたまま動かない。
「私特性の激ウマスープだ!ホウリの指導を思い出しながら作ったから、前よりも美味しくなっているぞ!」
「前のは美味いとか不味いではなく、死ぬか生きるかじゃろうが」
「今回はどうだろうな」
このスープには前のような迫力は無い。毒が弱まったか、迫力を感じきれないほどの毒に進化したのか。それは食べてみてのお楽しみじゃな。
「よし、ナッシュ食え」
「嫌ニャ!」
「魔王命令じゃ」
「嫌ニャ!死ぬくらいなら魔王軍やめるニャ!」
「大丈夫だろ。フランがいるんだし」
ホウリの言葉にわしは頷く。もしもの時のために、ノエルも2階に待機しておるし、何とかなるじゃろう。
「それに、ミエルも成長している。親友のお前がミエルを信じないでどうする」
「ニャァ……それを言われると弱いニャ……」
ラッカは観念したのか、天井を見上げて全身の力を抜いた。もう逃げないと判断したのか、ホウリはラッカを縛っていた縄を解いた。
両手が自由になったラッカはスプーンを手に取る。
「……本当に何かあれば助けてくれるかニャ?」
「大げさだな。ただの食事だろう?」
「ミエルは自分の料理を客観的に見た方が良いニャ」
「兵器を作っておいて、自覚が無いのは厄介だな」
「悪意がある方がまだマシじゃな」
「私だって泣くんだぞ?」
3人からの口撃を受けて、ミエルが半泣きになる。自業自得じゃから同情はせんがな。
「何かあれば俺達で助ける。だから、安心してくれ」
「何を言われても安心できないニャ」
ため息を吐きつつ、ラッカはスプーンでスープを掬う。異臭を醸し出すスープを、意を決して口に入れるラッカ。
「…………!?」
「どうだ?」
「す、凄いニャ!」
スープを口に入れたラッカは満面の笑みになる。
「ちゃんと不味いニャ!」
「それは……褒めているのか?」
「褒めてるに決まっているニャ!死なずに不味いなんて感想が出てくるなんて……成長したんだニャァ……」
「それは褒めているのか?貶しているのか?」
「勿論褒めているニャ!」
「わしらも食べて良いか?」
「勿論ニャ」
わしとホウリも各々のスプーンでスープを味わう。えぐみ、臭み、不味みが口の中に広がる。そして何故かドロッとした触感がある。
「……すごい!不味いぞ!」
「本当だ!こりゃあ不味い!」
「なんで不味くて嬉しそうなんだ」
普通に不味い!その事実がわしらの心を明るくする。
「やった!不味いぞ!」
「よくやったなミエル!ちゃんと不味いぞ!」
「ニャ!死ぬほど不味いけど死なないニャ!ミエルも成長したニャ!」
「貴様ら!褒めてないだろう!」
「「「褒めてるに決まっている(ニャ)!」」」
わしらの迫力に押されて、ミエルは顔をひきつらせた。
こうして、わしらは世界一不味いスープを楽しんだのじゃった。
「久しぶりじゃな、ラッカ」
「……魔王様、これはどういう事ニャ?」
「何の事じゃ?」
「私が椅子に縛られてる理由に決まってるニャ!」
ラッカは椅子に座らされていて、ロープでグルグル巻きにされている。ホウリが縛ったから抜け出すことは不可能。出来たとしてもわしが逃がさんがな。
「魔王様が特別報酬をくれるって言ったからウキウキで来たのに!」
「あれは嘘じゃ」
「そんニャ!?」
「そんな事よりも、今日呼んだ理由を説明するぞ」
「嫌な予感しかしないニャ」
ラッカが自身を縛っている縄を見てため息を吐く。
「別に難しいことをして貰おうとは思っておらんぞ」
「ただ味見をして貰おうと思ってな」
「味見?」
ホウリは誰が見ても安心させるような、聖人のような笑顔を浮かべる。
「ミエルの料理の味見をな」
「ミエルの……料理?」
ラッカはホウリの言葉を咀嚼し、嚥下し、消化する。そして、台所に続く扉に目を向けた。
台所への扉から心なしか、黒いモヤが漏れているように感じた。全てを理解した瞬間、ラッカは暴れた。
「嫌だあああああ!まだ死にたくなあああああい!」
「おいおい、偉い暴れようだな?」
「ミエルの料理を食べさせられるって聞いて暴れない方がおかしいニャ!」
「だろうな。だから縛ってるんだ」
「分かってて聞いたのかニャ!?」
『シャー!』とラッカが歯を見せつつ威嚇してくる。じゃが、わしとホウリ相手に威嚇は何も意味をなさない。今のラッカは拾いたての子猫と変わらんな。
ラッカは身を何度も捩って拘束から逃れようとする。
「私じゃなくて魔王様が食べれば良いニャ!」
「わしもミエルの毒には勝てん。お主も見たじゃろ?」
「そういえばそうだったニャ」
初めてわしらと会った日の事を思い出して、ラッカが渋い顔をする。
「魔王様でも勝てない毒を私に食べさせるニャ?殺す気かニャ?」
「大丈夫だろ。ラッカが死にそうになったらフランに何とかしてもらう」
「出来るのかニャ?」
「1%くらいなら、なんとかなるぞ?」
「99%は何とかならないニャ!?やっぱり帰らせて欲しいニャ!」
「ほっほっほ、ダメ」
「ニャアアアアアア!誰か助けてええええええ!」
ラッカが大声で外に助けを求める。じゃが、わしのスキルで家の中からの衝撃や音は外部に漏れることは無い。
「ふっふっふ、お嬢ちゃん、叫んでも誰も助けてくれねぇぜ?」
「観念して、わしらの言う事を聞くんじゃな」
「なんで悪い人に寄せたのかニャ!?」
そう会話している間にも、扉から漏れている黒い霧が濃くなっている……気がする。いや、霧は幻なんじゃがな。なんだか、そんな異様な気配ということじゃ。
「これは助からんかもな」
「ちょっと!?」
「大丈夫だ。対策はしてある」
「それは本当かニャ?」
「墓の用意は済んでいる」
「死んだ後の用意はしないで欲しいニャ!?」
ラッカがまたバタバタと暴れ始める。スキルで抑えようとも思ったが、そこまでするのも可哀そうと思い留まる。
「ニャアアア!というか、なんで今更ミエルの料理を食べないといけないニャ!?」
「ミエルの料理の上達具合を確かめる為だ」
「ミエルの料理の上達具合?」
ラッカの暴れる勢いが少しだけ弱まった。こやつもミエルの料理の腕は心配しておったのじゃろうな。表情が心配そうじゃ。
「俺の特訓のお陰でミエルの料理の威力は弱まった……と思う」
「なんで明言しないのかニャ?」
「俺にも分からないんだよ。味見する訳にはいかないし、鑑定しようにもフランでも毒を鑑定できない。食べるしか確かめる術がないんだ」
「なんで私を味見役にしたニャ?」
「手ごろな生贄……協力者がラッカしかいなかったんじゃよ」
「今なにか不穏なことを言われた気がしたニャ!?」
「気のせいだぞ」
「絶対嘘ニャ!」
ラッカが再び椅子の上で暴れ始めた。これだけ暴れられると食わせるのに苦労しそうじゃ。
「どうする?スキルで動きを抑えるか?」
「今は好きなだけ暴れさせよう。恐怖を感じている時に動きを無理に抑えると、ストレスが半端なく掛かる」
「それもそうか」
わしのスキルは全身を結界のような壁で覆って動きを封じる。意識だけはしっかりしておるから、動けんのは余計に苦しいじゃろうな。
「ニャアアアアア!」
「じゃが、どうする?このままだと食わせられんぞ?」
「なんとかなるんじゃないか?」
「お主にしては珍しく無策か」
「偶にはこういうのも良いだろ。フランもいるんだし」
「そう言われると悪い気はせんのう」
わしの事を信頼しきっているのか、それとも本当は策があるのか。もしくは策など必要ないと思っておるのかもしれんのう。
「ダレカタスケテー!」
「ちょっと待ってろ。介錯してやるわい」
「ニャアアアアア!」
「更にストレスを与えてどうする」
ラッカの暴れる勢いが更に強くなっていく。余程ミエルの料理が怖いんじゃろう。気持ちは分かるがな。
そんな事を考えておると、キッチンの扉が開いた。
「出来たぞ!」
ミエルが満面の笑みで平皿を持ってくる。そんなミエルを見て、ラッカは動きを止めた。額には大粒の汗が浮ぶ。死ぬほどの恐怖を受けた時、人は動きを止めるらしいのう。
「どうぞ、ご賞味あれ」
ラッカの前に平皿が置かれる。平皿の中には、ミエルと初めて会った時のように毒々しい色のスープが入っていた。
「フラン」
「分かっておる」
わしはスープを鑑定してみる。しかし、毒が入っているという情報は得られなかった。
「鑑定では毒は検出できなかった」
「それって毒が入っていないって意味じゃないニャ?」
「ああ。全盛期のミエルの料理も毒は検出されなかった。あくまでも毒が入っているか確定しないって思っておけ」
「ニャア……」
いざ実物を目の前にすると、更に恐怖が強くなったようじゃ。ラッカは顔を引きつらせたまま動かない。
「私特性の激ウマスープだ!ホウリの指導を思い出しながら作ったから、前よりも美味しくなっているぞ!」
「前のは美味いとか不味いではなく、死ぬか生きるかじゃろうが」
「今回はどうだろうな」
このスープには前のような迫力は無い。毒が弱まったか、迫力を感じきれないほどの毒に進化したのか。それは食べてみてのお楽しみじゃな。
「よし、ナッシュ食え」
「嫌ニャ!」
「魔王命令じゃ」
「嫌ニャ!死ぬくらいなら魔王軍やめるニャ!」
「大丈夫だろ。フランがいるんだし」
ホウリの言葉にわしは頷く。もしもの時のために、ノエルも2階に待機しておるし、何とかなるじゃろう。
「それに、ミエルも成長している。親友のお前がミエルを信じないでどうする」
「ニャァ……それを言われると弱いニャ……」
ラッカは観念したのか、天井を見上げて全身の力を抜いた。もう逃げないと判断したのか、ホウリはラッカを縛っていた縄を解いた。
両手が自由になったラッカはスプーンを手に取る。
「……本当に何かあれば助けてくれるかニャ?」
「大げさだな。ただの食事だろう?」
「ミエルは自分の料理を客観的に見た方が良いニャ」
「兵器を作っておいて、自覚が無いのは厄介だな」
「悪意がある方がまだマシじゃな」
「私だって泣くんだぞ?」
3人からの口撃を受けて、ミエルが半泣きになる。自業自得じゃから同情はせんがな。
「何かあれば俺達で助ける。だから、安心してくれ」
「何を言われても安心できないニャ」
ため息を吐きつつ、ラッカはスプーンでスープを掬う。異臭を醸し出すスープを、意を決して口に入れるラッカ。
「…………!?」
「どうだ?」
「す、凄いニャ!」
スープを口に入れたラッカは満面の笑みになる。
「ちゃんと不味いニャ!」
「それは……褒めているのか?」
「褒めてるに決まっているニャ!死なずに不味いなんて感想が出てくるなんて……成長したんだニャァ……」
「それは褒めているのか?貶しているのか?」
「勿論褒めているニャ!」
「わしらも食べて良いか?」
「勿論ニャ」
わしとホウリも各々のスプーンでスープを味わう。えぐみ、臭み、不味みが口の中に広がる。そして何故かドロッとした触感がある。
「……すごい!不味いぞ!」
「本当だ!こりゃあ不味い!」
「なんで不味くて嬉しそうなんだ」
普通に不味い!その事実がわしらの心を明るくする。
「やった!不味いぞ!」
「よくやったなミエル!ちゃんと不味いぞ!」
「ニャ!死ぬほど不味いけど死なないニャ!ミエルも成長したニャ!」
「貴様ら!褒めてないだろう!」
「「「褒めてるに決まっている(ニャ)!」」」
わしらの迫力に押されて、ミエルは顔をひきつらせた。
こうして、わしらは世界一不味いスープを楽しんだのじゃった。
0
あなたにおすすめの小説
不死身のボッカ
暁丸
ファンタジー
逓信(ていしん)ギルドに所属する甲殻人ボッカ。歩荷(ぼっか=運搬人)だからボッカと素性を隠す特急便の運搬人。
小柄な身体に見合わぬ怪力、疾風のスピードと疲れ知らずのスタミナで、野を越え山越え荷物を運ぶ。
逓信ギルドの運搬人になったのは、危険な迷宮には入りたく無いから。面倒と危険を避けてすんなり仕事を終わらせたいのに、時にギルド支部長に命じられ行きたくも無い魔獣狩りの運搬人として駆り出される。
割とチートな身体能力を持ちながら、戦闘能力はからっきしで過剰な期待はされたく無い。こんな殺伐とした異世界生活なんかとっとと終わらせて眠るように死にたいと願う、そんな<不死身の歩荷>のお話。
※種族名とか用語は前作と共通にしてますが、別の世界の物語です。世界観も若干違います。
※「歩荷」とは一般的にいう「ポーター」のことですが、長距離運送も兼任しています。
※作者が設定厨なので、時々本筋に関係ない解説回が入ります。
※第16回ファンタジー小説大賞にエントリーしてみました。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
お気に入り・感想、宜しくお願いします。
『冒険者をやめて田舎で隠居します 〜気づいたら最強の村になってました〜』
チャチャ
ファンタジー
> 世界には4つの大陸がある。東に魔神族、西に人族、北に獣人とドワーフ、南にエルフと妖精族——種族ごとの国が、それぞれの文化と価値観で生きていた。
その世界で唯一のSSランク冒険者・ジーク。英雄と呼ばれ続けることに疲れた彼は、突如冒険者を引退し、田舎へと姿を消した。
「もう戦いたくない、静かに暮らしたいんだ」
そう願ったはずなのに、彼の周りにはドラゴンやフェンリル、魔神族にエルフ、ドワーフ……あらゆる種族が集まり、最強の村が出来上がっていく!?
のんびりしたいだけの元英雄の周囲が、どんどんカオスになっていく異世界ほのぼの(?)ファンタジー。
~クラス召喚~ 経験豊富な俺は1人で歩みます
無味無臭
ファンタジー
久しぶりに異世界転生を体験した。だけど周りはビギナーばかり。これでは俺が巻き込まれて死んでしまう。自称プロフェッショナルな俺はそれがイヤで他の奴と離れて生活を送る事にした。天使には魔王を討伐しろ言われたけど、それは面倒なので止めておきます。私はゆっくりのんびり異世界生活を送りたいのです。たまには自分の好きな人生をお願いします。
神樹の里で暮らす創造魔法使い ~幻獣たちとののんびりライフ~
あきさけ
ファンタジー
貧乏な田舎村を追い出された少年〝シント〟は森の中をあてどなくさまよい一本の新木を発見する。
それは本当に小さな新木だったがかすかな光を帯びた不思議な木。
彼が不思議そうに新木を見つめているとそこから『私に魔法をかけてほしい』という声が聞こえた。
シントが唯一使えたのは〝創造魔法〟といういままでまともに使えた試しのないもの。
それでも森の中でこのまま死ぬよりはまだいいだろうと考え魔法をかける。
すると新木は一気に生長し、天をつくほどの巨木にまで変化しそこから新木に宿っていたという聖霊まで姿を現した。
〝この地はあなたが創造した聖地。あなたがこの地を去らない限りこの地を必要とするもの以外は誰も踏み入れませんよ〟
そんな言葉から始まるシントののんびりとした生活。
同じように行き場を失った少女や幻獣や精霊、妖精たちなど様々な面々が集まり織りなすスローライフの幕開けです。
※この小説はカクヨム様でも連載しています。アルファポリス様とカクヨム様以外の場所では公開しておりません。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる