魔王から学ぶ魔王の倒し方

唯野bitter

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茶番「まだだ、まだ終わらんよ」

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b「ロワ、ミエル、お疲れ様」
ロ「あの、いきなりなんですか?何の説明も無いので、状況が飲み込めないんですけど?」
b「今まで説明ありで茶番したことあったっけ?」
ミ「無かったな」
ロ「あれ?だったら問題無いんですかね?」
b「そうだね」
ミ「騙されるな。そもそも茶番自体が問題の塊だ」
b「そんな連れないこと言わないでよ。今回はロワと二人にしてあげたんだしさ」
ミ「逆に言えば、ツッコミ役が私だけということでもあるな」
b「気にしない気にしない。人生を楽しく生きるコツは大らかになることだよ?」
ミ「それは加害者が言うセリフではないな」
b「私って加害者なの?」
ロ「見方によってはそうとも言えますね」
b「ロワまで敵に回っちゃった。もう頼れるのは、とりあえずスイーツを上げれば味方になってくれるホウリくらいしか……」
ミ「切り札が強すぎる」
b「冗談はさておき、今回2人を呼んだのは労いの言葉を掛けるためなんだ」
ミ「労い?」
b「一気に警戒度が上がったね?」
ミ「当たり前だ。こんな茶番を書いている奴を信用できるか」
b「なんかホウリよりも嫌われてない?気のせい?」
ミ「大丈夫だ。気のせいではない」
b「気のせいの方が幸せだったよ。この傷は1週間は引きずりそうだね」
ロ「大らかな方が、人生は楽しくなるんじゃないんですか?」
b「過去は振り返らない主義なんでね」
ミ「都合の良い事だけ覚えているだけだろう?」
b「で、君たちを呼んだ理由なんだけど、本当に労いたいだけなんだ」
ロ「それ以外の目的は無いんですか?」
b「無いよ」
ミ「キャラを盛ったりしないのか?」
b「しない」
ロ「未来の自分と戦ったりしませんか?」
b「しない」
ミ「本当か?」
b「勿論。私が茶番で嘘をついたことがあった?」
ロ「思いつく限りでは無いですね?」
b「でしょ?」
ミ「まあいい。それで、労いとは具体的に何をするんだ?」
b「別に何もしないよ。お疲れ様って言うだけ」
ロ「それだけの為に茶番してるんですか?」
b「うん」
ミ「呆れた。お前の茶番好きもここまでくると、逆に尊敬するな」
b「照れるね」
ミ「褒めてない」
ロ「本当にそれだけなんですか?だとしたら、もうこの茶番は終わりなんですか?」
b「そうだね」
ミ「ならばもう終わりだな」
b「そうだね。それじゃ、1
ミ&ロ「……は?」
b「という訳で今回はここまで────」
ミ「ちょっと待て!?」
ロ「1カ月戦い続けるってどういう事ですか!?」
b「え?先に言わなかったっけ?今回は戦い詰めになる2人の労いだって」
ロ「戦い詰めになるんなんて言われてませんよ!?」
ミ「私たちはヤマタノオロチという強敵を倒したのだぞ!?これ以上、誰と戦えというのだ!?」
b「誰って言われたら、魔物とかだけど?」
ミ「聞いていないのだが!?」
b「まだ本編では言って無いもん。そういう訳で、今回はここまで───」
ミ「終われるか!もっと詳しく教えろ!」
b「詳しくって?」
ロ「僕等が何と戦うのかとか、どういう理由で戦うのかとかですよ!」
b「ネタバレは良くないよ?」
ミ「やかましい!ここまで話しておいて終わろうとするな!」
b「じゃあちょっとだけ。君たちはヤマタノオロチと戦ったでしょ?」
ロ「はい」
b「あれ前座だから」
ミ「……へ?」
ロ「あれだけ苦労したヤマタノオロチが前座!?どういうことですか!?」
b「最後に君たちはホウリ達に連れていかれたでしょ?」
ミ「ああ」
b「あれが次の戦いの第一歩だよ」
ミ「私たちは何と戦うんだ?」
b「詳しくは次回に説明するんだけど、手始めに魔物の大群と戦ってもらうよ」
ロ「手始めに?今、手始めって言ったか?」
b「言ったよ。前座としてヤマタノオロチ、次に魔物の大群、その次にはヤマタノオロチを超える強敵、それでラスボス。こんな感じかな?」
ミ「本当にヤマタノオロチが前座って感じだな」
ロ「ヤマタノオロチを超える敵ってなんなんですか?」
b「どんな敵か心当たり無い?」
ミ「ある」
ロ「僕は思いつかないんですが、どんな相手ですか?」
ミ「そいつが相手ならフランがいないと勝ち目は無い」
ロ「……へ?ホウリさんとかノエルちゃんがいても勝てないんですか?」
ミ「厳しいとは思う。だが、ホウリなら起死回生の一手があるかもな」
ロ「それでも勝つのは厳しいと?」
ミ「起死回生の一手が、とんでもない手でなければな」
ロ「……ホウリさんならとんでもない手を使っても可笑しくないのでは?」
ミ「……確かに?」
ロ「ですが、その相手に勝ったとしてもラスボスがいるんですよね?僕はそっちが気になります」
b「その辺りは追々ね」
ミ「今回の話はどのくらいかかる予定だ?」
b「半年は掛かる予定だね。けど、どんぶり勘定だから伸びたり縮んだりするかも?」
ロ「長いですね。最近は短めの話が続いていたので、かなり長く感じます」
b「結構長く練った話だからね。まあ、考え続けてた訳じゃないし、細かいところはさっぱりだよ」
ミ「思った以上に大変なことになりそうだな」
b「まあね。死なない様に頑張ってね」
ミ「貴様に言われると殺意しか湧かないな」
b「その殺意は敵に向けてね。それじゃ、開示できることも開示したし、今回はここまでだね」
ロ「僕らどうなるんでしょうか?」
ミ「死ぬ気でやるしかないだろう」
b「文句言ってないで締めるよ。それじゃ、今回はここまで」
ミ「次回も見てくれると嬉しいぞ」
ロ「それではせーのっ!」
b&ミ&ロ「「「まったねー!」」」
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