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外伝 ディーヌの接客日記
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(ちゅんちゅん)
「……ん、ふぁぁぁぁ」
窓からの小鳥の泣き声で目が覚める。時計を見るともう8時を回っている。起きて宿の準備をしないと。
「今日も忙しくなるだろうなぁ」
そう思いつつ、部屋にある水道で歯磨きをして顔を洗う。
そして、パジャマから接客用の服に着替える。と言っても、無地の服にエプロンを付けるだけなんだけどね。
派手な洋服じゃないけど、着替えやすいから気に入ってる。
着替えを手早く済ませて部屋を出る。私の部屋は宿の厨房の奥にある。ホウリ君とロワ君がご飯を食べていたバックヤードの更に奥の部屋だ。
部屋を出ると机の上に朝ごはんのサンドイッチが置かれていた。お母さん用意してくれたものだろう。
「いただきます」
椅子に座ってサンドイッチを食べる。ハムとレタスのシンプルなサンドイッチだけど美味しい。
食べ終わった私はバックヤードから厨房に入った。厨房ではお父さんとお母さんが忙しそうに料理を作っていた。
「ディーヌ、お客さんから注文を取ってきてくれ」
「はーい」
お父さんに言われるままに、伝票を手に取って食堂に出る。
食堂では泊っているお客さんだけじゃなく、外からのお客さんでごった返している。見慣れた光景だけど、近いうちにお祭りもあるし、いつも以上に人が多い。
「すみませーん!」
「はーい」
「パンケーキとトーストと……」
呼ばれたテーブルに向かい、注文を伝票に書き込む。
「かしこまりました。少々お待ちください」
厨房まで戻って注文を書き込んだ伝票を壁に貼り付ける。
「オーダー、パンケーキ、トースト、レモの実のジュース、1個ずつ」
「分かったわ」
「8番テーブルに料理を持って行ってくれ」
「はーい」
料理をお盆に乗せて食堂まで運ぶ。
「お待たせしました。ボロネーゼとコーヒーです。伝票はこちらに置いておきますね」
「すみませーん!」
「はーい」
料理と伝票をテーブルの上に置く。すると、また別のテーブルに呼ばれた。
こうして、食堂と厨房を往復しつつ、配膳や注文、会計を済ませていく。
「ありがとうございましたー」
会計を終えたお客さんを見送ると、宿の2階からホウリ君とミエルちゃんが降りて来た。
そして、なぜかホウリ君はロワ君を肩に担いでいる。
「おはよう」
「おはよう」
「おはよう。なんでロワ君を担いでいるの?」
「ちょっとお灸を据えるためだ。そうだ、店の中で火を使いたいんだが良いか?」
「火?何に使うの?」
「言っただろ?お灸を据えるためだ」
「そっか。なら良いよ。けど、お店の中を焦がしたりしたらダメだからね?」
「分かってるって」
ホウリ君なら大丈夫だと思うけど一応ね。
「じゃあ、準備するか。テーブルと椅子の配置を変えるぞ」
「良いわよ。けど、ちゃんと元に戻してね」
「了解」
ホウリ君は木材を取り出すと、十字架の様に組み立ててロワ君を縛り付ける。
そして、十字架を立たせると、下を石で補強して薪をくべた。もしかして、あの薪を燃やすのかな?あれを燃やしたらロワ君が焼けると思うけど、まあ、ホウリ君なら大丈夫か。
厨房から料理を持ってくると、食堂が裁判するみたいに並べ変えられていた。
不思議に思いながらも、料理を配膳する。
「なにこれ?裁判でもするの?」
「ああ」
私の呟きに裁判官の格好をしたホウリ君が答える。
「この野郎が昨晩やらかしてな。それの追及をこれからする。有罪なら燃やす」
「そっか、ロワ君も大変だね」
「人を燃やすって聞いたにしてはリアクションが薄くないか?」
「まあ、ホウリ君だしね」
燃やすって言っても、命に別条がある訳じゃないだろう。宿さえ無事ならあとは何でもいい。
「じゃあ仕事に戻るね」
「おう。頑張れよ」
そんなことを話しつつ、私は料理を持ってくるために厨房に戻る。
「えー、ではこれよりロワ・タタンの裁判を始める」
「異議あり!」
後ろから何かが聞こえるが、気にせずに料理を配膳していく。
「姉ちゃん、ホットドッグくれ。あと、オレの実のジュース」
「かしこまりました」
「お会計お願いしまーす」
「はーい」
配膳、注文、会計を目が回るほどの量こなす。
すると、だんだん食堂がにぎやかになってきた。裁判が佳境に入ったのかな?
人が密集している隙間から、裁判の様子を見てみる。すると、ホウリ君が裁判官が持っているハンマー、ガベルを打ち鳴らしていた。
「判決、死刑」
「異議なし」
「異議ありまくりですよ!?」
「誰か、粗大ごみに燃やすために火をくべるのを手伝ってもらえないか?」
『俺に任せろ』
『力仕事なら出番だな』
「なんで皆さんノリノリなんですか!?あ、ちょっと待って!」
ロワ君が叫ぶ中で、お客さんがロワ君の下の薪に火を付けようとする。
大丈夫だとは思うけど、私は一応警告する。
「壁とか燃やしちゃダメだよ?」
「心配するなディーヌ。壁や床にはダメージは与えず、ごみだけ燃やす」
「それなら良いんだけど」
「全然良くないんですけどぉぉぉぉぉぉ!?」
ロワ君が叫ぶ中、着々と着火の準備は整いつつある。
「ディーヌ!料理を手伝ってくれ!」
「はーい」
お父さんに呼ばれて厨房に戻って、料理を手伝う。
「よし、持って行ってくれ」
「はーい」
出来た料理を配膳するために食堂に入る。すると、テーブルとかの配置がすっかりと元に戻っていた。
ロワ君が死にそうな顔をしているけど、大事には至っていないようだし、裁判は終わったみたいだ。
配膳が終わった私は、ホウリ君たちのテーブルに向かう。
「裁判は終わったの?」
「ああ。注文はいつもので頼む」
「了解。ロワ君とミエルちゃんは?」
「僕も昨日と同じもので」
「私も同じで頼む」
「はーい」
ホウリ君は10段パンケーキ、ロワ君はホットドッグ、ミエルちゃんはベリーマフィンっと。
「ちょっと待っててね」
伝票を書き、厨房までもっていく。
「10番テーブルに10段パンケーキ、ホットドッグ、ベリーマフィン」
「分かったわ」
「そろそろ注文も落ち着くころだ。それを持っていったら休憩していいぞ」
「はーい」
最後の料理を持って行って、お父さんに言われた通りにバックヤードで休むことにする。
「ふー、疲れた」
昨日も遅くまで宿の掃除をしていたしまだ眠い。ちょっとだけ寝ちゃおうかな
そう思い、自分の部屋に戻ってベッドに横になる。タイマーを1時間でセットして目を閉じた。
おやすみなさい。
☆ ☆ ☆ ☆
(ジリリリリリ!)
「うーん……」
けたたましいアラームと共に私は眼を覚ます。
さっきまで頭の中に掛かっていたモヤが晴れたようだ。これならお昼のお仕事も頑張れる。
「よし、いこう」
扉を開けて厨房に入る。すると、お母さんが夕飯の仕込みをしていた。
「あら、ディーヌ。休憩はもう良いの?」
「うん。もう大丈夫。お父さんは?」
「自分の部屋で寝てるわ」
「そっか。じゃあ私が店番するからお母さんも寝ていいよ」
「そうさせてもらうわね」
お父さんもお母さんも、夜に店番をしていたから疲れてるはずだ。私が店番をしている間に2人には寝ててもらおう。
そんな訳で私はお店の受付に立ってお客さんを待つ。とはいえ、今はお客さんがいっぱいだから、新規のお客さんの受付は出来ないけどね。
そこからは、お客さんが来たら対応したり、お昼にご飯を提供したりしていた。朝食の提供をしていた時よりはお客様の数も少なく楽だ。
私は掃除とかしつつ、お客さんを待ちながらお祭りのことを考える。
明後日には年に1回のお祭りがある。毎年、宿の仕事があるからお祭りにはいけない。
「お祭りってどんな感じなんだろ?」
「気になるなら行ってみるか?」
私の独り言に後ろから答えが返ってくる。振り向いてみると、そこにはホウリ君がいた。
「ホウリ君?いつの間に宿に来たの?お祭りに行けるってどういうこと?」
「宿には今来た。そのままの意味だ。俺の伝手で祭りの当日に応援をよこす。そしたら、ディーヌも祭りに行けるだろ?」
「それは嬉しいけど、一人で行くのは寂しいかな?」
「前に言ってた、気になってる奴を誘えば良いんじゃないか?」
「ええ!?」
ホウリ君の言葉に私は素っ頓狂な声を出してしまう。
「急にそんな事を言われても心の準備が……」
「そんな調子じゃ、いつまで経っても関係性が変わらないぞ」
「そ、そうだよね」
折角、ホウリ君がくれたチャンスだ。あとは私が勇気を出すだけだ。
「私、頑張ってみる!」
「その勇気をミエルにも分けてもらいたいくらいだ」
そう言い残すと、ホウリ君は宿を出ていった。あれ?もう行っちゃうんだ。何しに宿に来たんだろう?
「ま、いっか」
お祭り、楽しみだなぁ。
「……ん、ふぁぁぁぁ」
窓からの小鳥の泣き声で目が覚める。時計を見るともう8時を回っている。起きて宿の準備をしないと。
「今日も忙しくなるだろうなぁ」
そう思いつつ、部屋にある水道で歯磨きをして顔を洗う。
そして、パジャマから接客用の服に着替える。と言っても、無地の服にエプロンを付けるだけなんだけどね。
派手な洋服じゃないけど、着替えやすいから気に入ってる。
着替えを手早く済ませて部屋を出る。私の部屋は宿の厨房の奥にある。ホウリ君とロワ君がご飯を食べていたバックヤードの更に奥の部屋だ。
部屋を出ると机の上に朝ごはんのサンドイッチが置かれていた。お母さん用意してくれたものだろう。
「いただきます」
椅子に座ってサンドイッチを食べる。ハムとレタスのシンプルなサンドイッチだけど美味しい。
食べ終わった私はバックヤードから厨房に入った。厨房ではお父さんとお母さんが忙しそうに料理を作っていた。
「ディーヌ、お客さんから注文を取ってきてくれ」
「はーい」
お父さんに言われるままに、伝票を手に取って食堂に出る。
食堂では泊っているお客さんだけじゃなく、外からのお客さんでごった返している。見慣れた光景だけど、近いうちにお祭りもあるし、いつも以上に人が多い。
「すみませーん!」
「はーい」
「パンケーキとトーストと……」
呼ばれたテーブルに向かい、注文を伝票に書き込む。
「かしこまりました。少々お待ちください」
厨房まで戻って注文を書き込んだ伝票を壁に貼り付ける。
「オーダー、パンケーキ、トースト、レモの実のジュース、1個ずつ」
「分かったわ」
「8番テーブルに料理を持って行ってくれ」
「はーい」
料理をお盆に乗せて食堂まで運ぶ。
「お待たせしました。ボロネーゼとコーヒーです。伝票はこちらに置いておきますね」
「すみませーん!」
「はーい」
料理と伝票をテーブルの上に置く。すると、また別のテーブルに呼ばれた。
こうして、食堂と厨房を往復しつつ、配膳や注文、会計を済ませていく。
「ありがとうございましたー」
会計を終えたお客さんを見送ると、宿の2階からホウリ君とミエルちゃんが降りて来た。
そして、なぜかホウリ君はロワ君を肩に担いでいる。
「おはよう」
「おはよう」
「おはよう。なんでロワ君を担いでいるの?」
「ちょっとお灸を据えるためだ。そうだ、店の中で火を使いたいんだが良いか?」
「火?何に使うの?」
「言っただろ?お灸を据えるためだ」
「そっか。なら良いよ。けど、お店の中を焦がしたりしたらダメだからね?」
「分かってるって」
ホウリ君なら大丈夫だと思うけど一応ね。
「じゃあ、準備するか。テーブルと椅子の配置を変えるぞ」
「良いわよ。けど、ちゃんと元に戻してね」
「了解」
ホウリ君は木材を取り出すと、十字架の様に組み立ててロワ君を縛り付ける。
そして、十字架を立たせると、下を石で補強して薪をくべた。もしかして、あの薪を燃やすのかな?あれを燃やしたらロワ君が焼けると思うけど、まあ、ホウリ君なら大丈夫か。
厨房から料理を持ってくると、食堂が裁判するみたいに並べ変えられていた。
不思議に思いながらも、料理を配膳する。
「なにこれ?裁判でもするの?」
「ああ」
私の呟きに裁判官の格好をしたホウリ君が答える。
「この野郎が昨晩やらかしてな。それの追及をこれからする。有罪なら燃やす」
「そっか、ロワ君も大変だね」
「人を燃やすって聞いたにしてはリアクションが薄くないか?」
「まあ、ホウリ君だしね」
燃やすって言っても、命に別条がある訳じゃないだろう。宿さえ無事ならあとは何でもいい。
「じゃあ仕事に戻るね」
「おう。頑張れよ」
そんなことを話しつつ、私は料理を持ってくるために厨房に戻る。
「えー、ではこれよりロワ・タタンの裁判を始める」
「異議あり!」
後ろから何かが聞こえるが、気にせずに料理を配膳していく。
「姉ちゃん、ホットドッグくれ。あと、オレの実のジュース」
「かしこまりました」
「お会計お願いしまーす」
「はーい」
配膳、注文、会計を目が回るほどの量こなす。
すると、だんだん食堂がにぎやかになってきた。裁判が佳境に入ったのかな?
人が密集している隙間から、裁判の様子を見てみる。すると、ホウリ君が裁判官が持っているハンマー、ガベルを打ち鳴らしていた。
「判決、死刑」
「異議なし」
「異議ありまくりですよ!?」
「誰か、粗大ごみに燃やすために火をくべるのを手伝ってもらえないか?」
『俺に任せろ』
『力仕事なら出番だな』
「なんで皆さんノリノリなんですか!?あ、ちょっと待って!」
ロワ君が叫ぶ中で、お客さんがロワ君の下の薪に火を付けようとする。
大丈夫だとは思うけど、私は一応警告する。
「壁とか燃やしちゃダメだよ?」
「心配するなディーヌ。壁や床にはダメージは与えず、ごみだけ燃やす」
「それなら良いんだけど」
「全然良くないんですけどぉぉぉぉぉぉ!?」
ロワ君が叫ぶ中、着々と着火の準備は整いつつある。
「ディーヌ!料理を手伝ってくれ!」
「はーい」
お父さんに呼ばれて厨房に戻って、料理を手伝う。
「よし、持って行ってくれ」
「はーい」
出来た料理を配膳するために食堂に入る。すると、テーブルとかの配置がすっかりと元に戻っていた。
ロワ君が死にそうな顔をしているけど、大事には至っていないようだし、裁判は終わったみたいだ。
配膳が終わった私は、ホウリ君たちのテーブルに向かう。
「裁判は終わったの?」
「ああ。注文はいつもので頼む」
「了解。ロワ君とミエルちゃんは?」
「僕も昨日と同じもので」
「私も同じで頼む」
「はーい」
ホウリ君は10段パンケーキ、ロワ君はホットドッグ、ミエルちゃんはベリーマフィンっと。
「ちょっと待っててね」
伝票を書き、厨房までもっていく。
「10番テーブルに10段パンケーキ、ホットドッグ、ベリーマフィン」
「分かったわ」
「そろそろ注文も落ち着くころだ。それを持っていったら休憩していいぞ」
「はーい」
最後の料理を持って行って、お父さんに言われた通りにバックヤードで休むことにする。
「ふー、疲れた」
昨日も遅くまで宿の掃除をしていたしまだ眠い。ちょっとだけ寝ちゃおうかな
そう思い、自分の部屋に戻ってベッドに横になる。タイマーを1時間でセットして目を閉じた。
おやすみなさい。
☆ ☆ ☆ ☆
(ジリリリリリ!)
「うーん……」
けたたましいアラームと共に私は眼を覚ます。
さっきまで頭の中に掛かっていたモヤが晴れたようだ。これならお昼のお仕事も頑張れる。
「よし、いこう」
扉を開けて厨房に入る。すると、お母さんが夕飯の仕込みをしていた。
「あら、ディーヌ。休憩はもう良いの?」
「うん。もう大丈夫。お父さんは?」
「自分の部屋で寝てるわ」
「そっか。じゃあ私が店番するからお母さんも寝ていいよ」
「そうさせてもらうわね」
お父さんもお母さんも、夜に店番をしていたから疲れてるはずだ。私が店番をしている間に2人には寝ててもらおう。
そんな訳で私はお店の受付に立ってお客さんを待つ。とはいえ、今はお客さんがいっぱいだから、新規のお客さんの受付は出来ないけどね。
そこからは、お客さんが来たら対応したり、お昼にご飯を提供したりしていた。朝食の提供をしていた時よりはお客様の数も少なく楽だ。
私は掃除とかしつつ、お客さんを待ちながらお祭りのことを考える。
明後日には年に1回のお祭りがある。毎年、宿の仕事があるからお祭りにはいけない。
「お祭りってどんな感じなんだろ?」
「気になるなら行ってみるか?」
私の独り言に後ろから答えが返ってくる。振り向いてみると、そこにはホウリ君がいた。
「ホウリ君?いつの間に宿に来たの?お祭りに行けるってどういうこと?」
「宿には今来た。そのままの意味だ。俺の伝手で祭りの当日に応援をよこす。そしたら、ディーヌも祭りに行けるだろ?」
「それは嬉しいけど、一人で行くのは寂しいかな?」
「前に言ってた、気になってる奴を誘えば良いんじゃないか?」
「ええ!?」
ホウリ君の言葉に私は素っ頓狂な声を出してしまう。
「急にそんな事を言われても心の準備が……」
「そんな調子じゃ、いつまで経っても関係性が変わらないぞ」
「そ、そうだよね」
折角、ホウリ君がくれたチャンスだ。あとは私が勇気を出すだけだ。
「私、頑張ってみる!」
「その勇気をミエルにも分けてもらいたいくらいだ」
そう言い残すと、ホウリ君は宿を出ていった。あれ?もう行っちゃうんだ。何しに宿に来たんだろう?
「ま、いっか」
お祭り、楽しみだなぁ。
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