魔王から学ぶ魔王の倒し方

唯野bitter

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第三百話 奴隷は二度刺す

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 お祭り1日目、わしは王都の家のリビングでノエルと一緒にいた。何をしているかと言うと、オカルト研究クラブをメンバーを待っておるのじゃ。
 流石に子供だけで知らない街の祭りに行かせる訳にはいかないからのう。わしがお目付け役になった訳じゃ。


「ねぇねぇ、なんでオダリムで皆を待たないの?」
「今日はオダリムでお祭りじゃからな。王都への魔法陣は先約でいっぱいじゃ。わしのワープでないと何時間待つか分かったものではない」
「それもそうだね」


 人王に許可は取ってあるし、手っ取り早い方法があるなら使うに越したことはない。


「みんなまだかな~?」
「そろそろくるじゃろ。待つのが退屈なら軽く掃除でもしておくか?」
「うん」


 ノエルが窓際に置いてあったハタキを手に取る。1週間ほど留守にしてあって家の中は少しだけ埃っぽい。掃除するのはありじゃろう。
 ハタキを持ったノエルは埃を吸い込まないように、口元に布を撒く。掃除をするときのノエルも可愛いのう。こっそり1枚撮っておくか。


「わしも手伝うぞ」


 ノエルと同じようにわしもハタキを手に取り、布を口元に付ける。その途中でノエルの姿を写真に収める。よしよし、後で現像しておこう。
 掃除を始める為にリビングの窓を開ける。


「ノエルはキッチン方面の窓を開けてくれ」
「はーい」


 ノエルが言われた通りに窓を開ける。すると、何かを見つけたのか、窓に乗り出した。


「どうした?」
「皆が来たみたい!おーい!」


 身を乗り出したノエルが大きく手を振る。わしも窓の外を見てみると、ノエルの言う通りオカルト研究クラブの面々がやってくるのが見えた。


「掃除を始める前に来たのう。何か不完全燃焼じゃわい」
「掃除してる途中じゃなくて良かったんじゃない?」
「それもそうじゃな」


 今やっても、どうせ1カ月後には汚れるんじゃし、後でまとめてやった方良がいか。


「皆を迎えに行こうよ!」
「じゃな。窓にカギを掛けるのを忘れるでないぞ」
「はーい」


 窓にカギを掛けて玄関に出ると、オカルト研究クラブの皆が待っていた。


「お待たせ。ノエルちゃん」
「全然待って無いよ。だから気にしないで」
「そうよ。時間ピッタリに来て謝ることなんて無いわよ」
『こんな話してる時間も勿体ねえよ。さっさと行こうぜ』
「そうだね、時は金なりって奴だよ」
「準備が出来たら皆で手を繋ぐんじゃ」


 皆が数珠つなぎの要領で手を繋いでいく。


「眩しいから目を瞑っておくんじゃぞ」


 皆が目を瞑ったことを確認し、わしはワープクリスタルを起動する。
 次の瞬間、わし達はロワとミエルが借りている宿の一室に到着した。


「着いたぞ」
「え?もう?」


 コアコが宿の中をしきりに見渡す。他の皆もワープに慣れておらんのか、戸惑っている様子じゃ。


「こんな一瞬で目的に辿りつけるなんて凄いわね」
「その分MPの消費が激しいがのう」


 扱えるのはわしとノエルくらいか。


「じゃあ、早速皆でオダリムに行こう!」
「『「「おおー!」」』」」
「ノエルがいっちばーん」
「あ、ズルいよ!」
「これ、急ぐと他の者に迷惑じゃぞ」


 皆が我先にと扉から出ていき、わしも後に続く。
 2階に降りると、オカルト研究クラブの皆が宿の外へ出ていくところだった。


「やれやれ、元気が良すぎるのも考え物じゃな」
「フランちゃん?あの子たちは?」


 外に出る前にディーヌが声を掛けて来た。ふむ、少し不味いか?
 そんな事を考えつつわしはディーヌの質問に答える。


「ノエルの友達じゃ。祭りに来たいと言っておったから連れて来たんじゃよ」
「そうなんだ?でも、いつの間に部屋に入ったの?」
「さっきじゃよ。気付かなかったか?」
「全然」
「お主が居らぬときに入ったかものう」


 ワープクリスタルを使ったことは広めたくないからのう。嘘を吐かせてもらったぞ。


「じゃあのう」
「うん、楽しんできてね」


 特に怪しまれることも無く、わしは宿から外に出た。
 外ではオカルト研究クラブの皆が珍しそうにオダリムの街を見ていた。


「ここがオダリムのお祭りかぁ。人がいっぱいだね」
「そんなの見れば分かるわよ」
「お店もいっぱいあるね。見てるだけでワクワクしてくるよ」
『早く行こうぜ』
「そうだね」
「何処から行こうか?」
「あっちの方が面白そうだよ!」
「あ、待ってよ!」


 ノエルが一目散に人込みに駆けていく。そんなノエルをオカルト研究クラブの皆が追いかける。ノエルの猪突猛進ぶりも相変わらずじゃな。
 わしも皆に続き、ノエルを追いかけようとする。すると、裏路地に変な奴がいるのが目についた。


「あんじゃあいつは?」


 恰好は普通じゃが行動が怪しすぎる。もしかして?
 一つの推測が頭に浮かび、男に考えを読むスキルである『コンタクト』を使う。


≪……何故だ?何故魔物の襲撃にあっているのに祭りなんて開いているんだ?≫


 そんなのわしも聞きたい。


≪何か理由があるはずだ。情報を集めてピリアル様に報告しなくては≫
「なるほどのう?ボスの名前はピリアルか」
「!?」


 男の後ろに回り込み、首元に手刀を叩き込む。声もあげずに気絶させた男を縛り上げ、とある場所にワープさせる。
 ホウリにスパイが混ざっている可能性があると聞いておって良かったわい。わしが捕まえる必要は無いと言われておったが、見つけたからには捕まえたくなるわい。


「フランお姉ちゃーん!どーこー!」
「おっと、あまり時間をかける訳にはいかんか」


 人混みを掻い潜り、ノエルの元へと急ぐ。
 やっとの思いでたどり着くと、頬を膨らませたノエルが腕を組んでいた。


「もう、何処に行ってたの!?」
「すまぬ、知り合いを見つけて挨拶してたんじゃ」
「そうだったの?だったら仕方ないね」


 納得したのかノエルの顔から怒りの表情が消える。ふう、なんとか姉の威厳は保たれたかのう。


「そういえばさ、コアコちゃんが面白そうなものを見つけたんだよ」
「面白そうなもの?」
「うん!こっちだよ!」


 ノエルに手を引かれていくと、オカルト研究クラブの皆がとある屋台に集まっていた。
 誰もいない屋台の看板には『セレブ屋』と書かれている。じゃが、店名とは裏腹に屋台にはカップが3つだけ並んでいる。
 む?カップが3つ?どこかで見たことがあるような?


「ここは何の店じゃ?」
「カップの中に玉を入れてシャッフルして、何処に入っているか当てられたら景品を貰えるんだって」
「……ほう?」
「凄いよね!景品には貴重なオカルト本もあるんだよ!」
『高級武具もな!これさえあれば更に強くなれるぞ!』
「大魔石なんて超レアものよ!?絶対に手に入れるわ!」


 コアコが興奮しつつ屋台の景品表を見つめている。


1回正解 クリアファイル
2回正解 お菓子詰め合わせ
3回正解 月刊オカルト50巻
4回正解 大魔石
5回正解 高級武具


 去年、ホウリがやったゲームと同じ内容。しかも、ゲームの難易度の割に景品が豪華じゃ。


「これは……」
「どうしたの?」


 わしは去年のことを言おうか悩む。皆が楽しそうにしておるのに水を差すのも悪い。まあ、去年と同じ手口を使ってくるアホはおらんじゃろうし、企画が被っただけか。


「何でも無いぞ。それよりも、店の者は何処におるのかのう?」
「さあ?」


 辺りを見渡すと、こちらにやってくる男が見えた。あれがこの店の店主か?
 そう思っていると、その男はわしらに声を掛けて来た。


「お客さんかい?」
「そうでーす。おじさんが店主さん?」
「そうだよ。お嬢たちゲームしていくかい?」
「うん!」


 男の言葉にノエルが笑顔で頷く。
 わしは男の顔をジッと見つめる。男はそれを不審に思ったのか、恐る恐るといった様子で聞いてきた。


「あの、何か?」
「……はぁ」


 わしは力なく天を仰ぐ。間違いない、メイクはしておらんが、こやつは去年のイカサマピエロじゃ。
 そういえば、あの時の観客には種明かしをしておらんかったのう。じゃから、同じ手口で一稼ぎをたくらんでおるわけか。


「あの、何かありましたか?」


 男が訝し気に聞いてくる。仕方ない、このままボコボコにして景品を全ていただいて……いや、待てよ?
 一つの考えが頭に浮かび、今までの考えを改める。


「何でもない。1回いくらじゃ?」
「5000Gです」
「えー、お小遣い全部使っちゃうよ」
「もっと安くならない?」
「これ、値引き交渉はみっともないぞ。わしが1回分ずつ金を出すから、それで良いじゃろ」
「ほんと?やったー!」
「そう言う訳じゃ。1人1回ずつ頼む」
「毎度アリ」


 わしは25000Gを男に渡す。男は笑顔で金を受け取ると、赤色の玉を取り出した。


「この玉をカップの中に入れてシャッフルする。玉が入っているカップを当てられたらクリア。今の景品を獲得するか、次に挑戦するか選べるよ」
「2回目で失敗したら、1回目の景品も貰えないってこと?」
「そうだね。あと、1回目と2回目の景品を両方貰うこともできないよ。クリアしたときの回数に応じた景品だけだから注意してね」
「私は3回正解したら良いって事だね」
『俺は全部正解しないといけないのか。かなり厳しいな』
「ふっふっふ、ノエルに任せておいて。全問正解しちゃうんだから」
「あんたは最後よ」
「えー」
「当たり前でしょ。あんたが最初にやったら、すぐに景品を取られてモチベーションが下がるわ」
「じゃあ、僕が最初にやるね」


 そんな感じでパンプが先陣を切る。
 男は笑顔を張り付けたまま、カップに玉を入れる。


「それじゃ行くよ。よく見ててね」
「はい」


 男の手でカップが素早く動かされる。1回目にしては動かすスピードが段違いじゃ。去年の2回目のスピードはあるのう。これではイカサマせんでも当てるのは難しいじゃろうな。
 カップを動かす手が止まり、男が手を広げて見せる。


「さあ、玉は何処かな?」
「うーん、右!」


 男は右のカップを持ち上げる。じゃが、玉は入っておらんかった。


「ざんねーん。左でした」
「ちぇー」
「ちょっと難易度高くないかしら?」
「景品がこれだからね。難易度は高く設定しているよ」
『じゃあ、次は俺だな。今のは何とか分かったし、いけるだろ』
「なら譲ってあげるわ」
『悪いな』
「マカダ君がんばれー」


 マカダが意気揚々とゲームにチャレンジする。その意気込み通り、マカダは楽々5回目までたどり着いた。


「中々やるね?」
『おじさんもね』


 マカダの顔からは冷や汗が流れる。もういっぱいいっぱいの筈じゃが頑張るのう?
 そんな事を考えながら、マカダのゲームを見守る。
 男はカップの中に玉を入れる……振りをする。イカサマ確定じゃな。
 5回目は最後に相応しいほどに高速でカップが動かされる。これを見切る奴はA級冒険者でもそうはおらんじゃろうな。
 男は余裕たっぷりに手を広げる。


「ボールは何処かな?」
「うう……全く見えなかった」


 マカダが呻きながらカップを凝視する。だけど、透視が出来る訳も無く、意を決して真ん中のカップを指さす。


「ざんねーん。右でした」
『くそっ』
「惜しかったね」


 落ち込むマカダの肩を慰めるようにパンプが叩く。さて、ノエルの様子はどうかのう?
 そう思ってノエルの方に視線を向けると、不思議そうに首を傾げていた。


「どうした?」
「ねぇねぇ、あの人ってカップに玉を入れてた?」
「お、ノエルも見えたか」


 どうやら、ノエルもイカサマに気が付いたらしい。


「ノエルもってことは、フランお姉ちゃんも気付いてたの?」
「これでも世界最強じゃからな。あれくらいは見抜けるわい」
「やっぱりフランお姉ちゃんは凄いね」


 ノエルが花が咲いたように笑いかけて来る。この笑顔を見られただけで、イカサマ野郎を許しそうになるが、気を持ち直す。


「さて、ノエルも気付いたことじゃし、このイカサマゲームも終わりじゃな。あとはわしが脅して景品を根こそぎ──」
「ちょっと待って」


 わしが腕を鳴らしていると、ノエルが袖を引っ張って来た。


「なんじゃ?」
「イカサマでもゲームはゲームでしょ?だったら景品は勝って手に入れないと」
「む?じゃが、イカサマがある限り勝てんぞ?」


 いや、ホウリはこの状態から勝ちをもぎ取ったんじゃ。ノエルにも何か考えがあるのかのう?


「分かった。じゃが、どうするつもりじゃ?」
「え?イカサマしないでって頼むだけだよ?」
「おう……」


 まさかのど真ん中ストレートじゃったか。ノエルらしいといえばらしいか。


「まあ、良いか。わしも心ばかりのサポートをしよう」
「ありがと」
「あーもう!こんなの分かる訳ないでしょ!」


 ノエルと話していると、サルミの怒鳴り声が響き渡った。


「ノエル!あんたが最後よ!」
「あれ?もう皆終わったの?」
「そうよ!」
「あはは、ごめんね」
「そういうことよ。私達の仇を取りなさい!」
「うん分かった」


 ノエルが銀色の髪をなびかせ、男の前に立つ。


「お嬢ちゃんが最後かい?」
「うん」
「じゃあ頑張らないとね」
「おじさん一つ良い?」
「なんだい?」
「イカサマしないでね?」
「……は?」


 ノエルの言葉に男の目が細かく震える。動揺が隠せんようじゃな。


「い、いやだな。イカサマなんてしてないよ」
「ノエル見たよ。マカダ君の時にカップに玉入れてなかったでしょ?」
「そ、そんなことないよ」


 尚も誤魔化そうとする男にわしは近づき、他の者に聞こえないように囁く。


「キムラ・ホウリ。この名前に聞き覚えは?」
「な!?まさかあんたら……」
「そう言う事じゃ。次にイカサマしたら、どうなるか分かってるな?」


 男は無言で首を縦に動かす。
 そして、わしは笑顔で皆の方に向き直って口を開いた。


「皆の者、良かったのう。ノエルが5回成功させたら、景品を全てくれるらいしいぞ」
「な!?そんなことは一言も──」
「嫌なのか?」
「いえ!問題ありません!」
「ならば良いんじゃ」
「よーし、じゃあ勝負だ!」


 怯えている男にノエルが指を突き付ける。
 その後、イカサマを見破れるノエルに男が勝てるはずも無く、景品はあっけなく全部貰えたのだった。
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