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第三百二十四話 がんばれ、がんばれ
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とある日、ノエルは学校の武道場でマカダ君と向かい合っていた。
ノエル達たちは体操着を着ていて、武器を持っていない。そう、今日は素手での戦闘訓練だ。
戦闘時には武器が壊れたり、盗られたりすることがある。そういう時のために素手での戦闘も練習する必要がある。
「マカダ君は素手で戦ったことある?」
『ホウリさんと少しだけな』
「そっか。じゃあ、今日はノエルが先生だね」
自分で言うのもなんだが、ノエルは素手の戦いが豊富だ。少しくらいならマカダ君に教えられることがあるはずだ。
「2人とも~!頑張れ~!」
「なんでも良いからさっさと終わらせなさーい」
「生で戦闘見るのって初めてかも」
武道場にはコアコちゃん、サルミちゃん、パンプ君もいた。ホウリお兄ちゃんがいないとクラブ活動も出来ないし、勉強するか遊ぶしかない。だから、偶には別の事をしようってなって、マカダ君と訓練をすることになった。
あとの3人は戦えないから見学だけどね。
「じゃあ、攻撃してきていいよ。ノエルは防御だけするからね」
『女の子をタコ殴りするのは気が進まないな』
「大丈夫だよ。マカダ君の攻撃なんて当たってもダメージにならないから」
『……へぇ?』
ノエルの言葉にマカダ君が目を細める。もしかしなくても、怒らせちゃった?
『……行くぞ!』
マカダ君がノエルに向かって突撃してくる。左右の手から繰り出される乱打を逸らすことで対応する。
『くっ……当たらねぇ……』
「直線的な攻撃が多いからだよ。もうちょっとフェイントとか混ぜてみたら?」
規則正しい攻撃では簡単に相手に読まれてしまう。だから、フェイントとかでタイミングを外さないとね。
『って言われてもよ。フェイントって結構難しいだろ?』
「そうだね。あとは、捌ききれないくらいの速さとパワーで攻撃するとかかな」
『ノエルが捌ききれない速さとパワーを出せる気がしないんだが?』
「じゃあフェイントの練習をしようか」
『だな』
マカダ君が再びノエルに向かってパンチを繰り出してくる。さっきとは違ってパンチの速さがバラバラで避けにくくなってる。アドバイスだけでこれだけ出来るなんて、マカダ君は凄いなぁ。
嬉しく思いながら、ノエルはマカダ君の攻撃を避けたり、防御したり、逸らしたりする。
「凄いね!大分よくなったよ!」
『嘘つけ!まだ当たらないじゃねぇか!』
「そりゃそうだよ。ノエルっていつもホウリお兄ちゃんと戦ってるんだよ?フェイントなんてしょっちゅうだよ」
『確かに、あの人ならフェイントなんてお手の物だろうな』
「ほんとだよ~。今夜はカレーだって言われたのにシチューだったり、チャーハンだって言われたのにピラフだったり、アイスクリームって言われたのにジェラートだったり」
『そっちのフェイント?つーか、全部あんまり変わらないじゃねぇか』
そんな事を話しつつも、マカダ君の攻撃は続く。筋は悪くないとは思う。あとは、いっぱい練習したらとっても強くなるだろう。
「ノエル~、ちょっとはあんたも攻撃したらどうなの~」
「え?それっていいの?」
「これは特訓なんでしょ~?だったらあんたも攻撃しないと意味がないんじゃないの~?」
「それって、サルミちゃんが激しい戦いを見たいだけじゃない?」
「そうとも言うわね」
「否定しないんだな」
見学の3人からそんな会話が聞こえてくる。
「確かにそうかも?マカダ君は良い?」
『良いぞ。攻撃だけじゃ実践的な特訓とは言えないからな。ただし、魔装は使うなよ』
「オッケー」
魔装を使うと速さもスピードも極限まで上がって、マカダ君じゃ相手にならない。あくまでもマカダ君の特訓なんだし、魔装を使うのは控えた方がいいだろう。
「じゃ、一旦仕切りなおすね」
ノエルは思いっきり後ろに跳んでマカダ君から距離を取る。間合いを管理するのも大切だし、距離を取った状態から始めよう。
「何処からでも攻撃してきていいよ。もしノエルから攻撃してほしかったら言ってね」
『待つのは性に合わない。こっちから行くぞ!』
マカダ君がノエルに向かって突っ込んでくる。このままパンチするだけなら、右に躱して終わりだ。だけど、マカダ君ならそれも分かってるはず。どうするのかな?
「いくぞ!」
マカダ君は右手を大きく振りかぶって……
「なんてな」
体勢を低くして足払いを仕掛けてくる。上に意識を向けさせて、本命は下。これは良いフェイントだ。
ノエルはジャンプで足払いを避けて、着地際にマカダ君に頭突きを食らわせる。
『うがっ!』
予想外の一撃だったのか、マカダ君は頭突きを額で受ける。
痛みでのけ反ったマカダ君の胸元を掴み、思いっきり投げ飛ばす。
「せいっ」
『うぐっ!』
背中から畳に叩きつけられるマカダ君。肺から空気が押し出されるような声を上げる。
立ち上がることが出来ないマカダ君にノエルは馬乗りになる。
「せいや!」
ノエルは無防備なマカダ君の顔目掛けて拳を振り下ろし……当たる寸前で止める。
「こんな感じかな?マカダ君、大丈夫?」
『……容赦ねぇな?』
「手加減したら怒るかなって思って」
『間違ってはないな。けど、こんなに力の差があるなんてな。自信無くすぜ』
「ホウリお兄ちゃんと特訓してたら、これくらい強くなれるよ。だから頑張って」
『……ああ』
ノエルが上から退くと、マカダ君は立ち上がった。何か言いたげだったけど、どうしたんだろうか?
「大丈夫?痛くない?」
『滅茶苦茶痛い』
「大変だ!早く治さないと!」
『セイントヒールは使うなよ。他の3人にバレるぞ』
「あ、そっか」
セイントヒールは小学生が使えるようなスキルじゃない。皆の目の前で使うと、隠し事があることがバレてしまう。
神の使いのことはバレないとは思うけど、すごく追及されることになるだろう。そうなると、ノエルは隠し通せる気はしない。なら、セイントヒールは使わないのが一番いい。
「だったら、サルミちゃんに治してもらおっか」
『あいつも回復スキルを使えるのか』
「うん。サルミちゃ~ん」
サルミちゃんを呼ぶと、嫌そうな顔をしながらやってきた。
「なによ?」
「マカダ君を回復してくれない?」
「回復ならポーションでいいでしょ」
「スキルの方が回復が早いんだもん。とても痛いって言ってたし、回復してくれないかな?」
「えー?」
「お願い!MPポーションあげるから!」
MPポーションを渡して頭を下げる。
「はぁ、仕方ないわね。マカダ、傷みせなさい」
なんだかんだ言いつつも、サルミちゃんがパンプ君を回復させていく。
「はいお終い。あとはHPポーションで回復しなさい」
『ありがとな』
「ありがとー」
「中々面白かったし、おひねり代わりよ」
サルミちゃんはMPポーションを飲みながら回復していく。一気にMPを使うと疲れちゃうし、少し休んでもらおう。
そう思っていると、武道場の扉からコンコンと叩く音が聞こえた。
「誰だろう?」
「私が出るね」
コアコちゃんが武道場の入口まで行き扉を開ける。すると、そこにはナマク先生が立っていた。
「ナマク先生?今日はクラブ活動でしたっけ?」
「いえ、ノエルさんに届け物が来ましたので届けにきました」
「届け物?」
「なんで学校に届くのよ。家に送りなさいよ」
「今は皆の家に泊まっているからじゃない?」
スターダストの皆がいないから、今は皆の家に泊まっている。だから、ノエルの家に送っても確認できないから、学校に送ってきたんだろう。
『送り主は誰なんですか?』
「保護者のキムラホウリさんです」
「ホウリお兄ちゃんが?」
何を送って来たんだろう?
ノエルは荷物を受け取ると、ずっしりとした重みが手に加わる。
包みを剥がして箱を開けると、中にはナイフが2本入っていた。
「ナイフ?」
「わざわざこんなのを送ってきたの?」
「みたいだね」
『でも、送って来たのはホウリさんだぜ?何か意図があるんだろ』
「だよね。他に何か入ってないかな?」
ナイフを取り出してみると、下に紙が入っているのに気付いた
「えーっと、MP共有ナイフ?」
「聞いたこと無い名前だね。どういう道具なの?」
「2本のナイフにMPを込めて、同じMPが込められれば赤く光るんだって。赤く光るのを3時間維持できるようになれって書いてある」
「3時間維持って大変じゃない?」
「意外と簡単かもよ?ちょっとやってみるね」
ノエルはナイフを2本持ってMPを込めてみる。同じMPにしないといけないんだよね。少しずつMPを込めていくと、ナイフが2本とも赤く光った。
「おお、結構綺麗だね」
「これを3時間続けるんでしょ。出来そう?」
「……厳しいね」
瞬間、ナイフの光が消えてしまった。予想以上に維持するのが難しい。数秒維持するだけで精一杯だ。
「ノエルちゃん大丈夫?凄い汗だよ?」
「ちょっと疲れちゃったかな」
「安心したわ。あんたにも出来ないことがあるのね」
「失礼だね。ノエルに出来ないことはいっぱいあるよ」
『それって失礼なのか?』
こうして、ノエルの日常にナイフによるMP制御の訓練が加わったのだった。
ノエル達たちは体操着を着ていて、武器を持っていない。そう、今日は素手での戦闘訓練だ。
戦闘時には武器が壊れたり、盗られたりすることがある。そういう時のために素手での戦闘も練習する必要がある。
「マカダ君は素手で戦ったことある?」
『ホウリさんと少しだけな』
「そっか。じゃあ、今日はノエルが先生だね」
自分で言うのもなんだが、ノエルは素手の戦いが豊富だ。少しくらいならマカダ君に教えられることがあるはずだ。
「2人とも~!頑張れ~!」
「なんでも良いからさっさと終わらせなさーい」
「生で戦闘見るのって初めてかも」
武道場にはコアコちゃん、サルミちゃん、パンプ君もいた。ホウリお兄ちゃんがいないとクラブ活動も出来ないし、勉強するか遊ぶしかない。だから、偶には別の事をしようってなって、マカダ君と訓練をすることになった。
あとの3人は戦えないから見学だけどね。
「じゃあ、攻撃してきていいよ。ノエルは防御だけするからね」
『女の子をタコ殴りするのは気が進まないな』
「大丈夫だよ。マカダ君の攻撃なんて当たってもダメージにならないから」
『……へぇ?』
ノエルの言葉にマカダ君が目を細める。もしかしなくても、怒らせちゃった?
『……行くぞ!』
マカダ君がノエルに向かって突撃してくる。左右の手から繰り出される乱打を逸らすことで対応する。
『くっ……当たらねぇ……』
「直線的な攻撃が多いからだよ。もうちょっとフェイントとか混ぜてみたら?」
規則正しい攻撃では簡単に相手に読まれてしまう。だから、フェイントとかでタイミングを外さないとね。
『って言われてもよ。フェイントって結構難しいだろ?』
「そうだね。あとは、捌ききれないくらいの速さとパワーで攻撃するとかかな」
『ノエルが捌ききれない速さとパワーを出せる気がしないんだが?』
「じゃあフェイントの練習をしようか」
『だな』
マカダ君が再びノエルに向かってパンチを繰り出してくる。さっきとは違ってパンチの速さがバラバラで避けにくくなってる。アドバイスだけでこれだけ出来るなんて、マカダ君は凄いなぁ。
嬉しく思いながら、ノエルはマカダ君の攻撃を避けたり、防御したり、逸らしたりする。
「凄いね!大分よくなったよ!」
『嘘つけ!まだ当たらないじゃねぇか!』
「そりゃそうだよ。ノエルっていつもホウリお兄ちゃんと戦ってるんだよ?フェイントなんてしょっちゅうだよ」
『確かに、あの人ならフェイントなんてお手の物だろうな』
「ほんとだよ~。今夜はカレーだって言われたのにシチューだったり、チャーハンだって言われたのにピラフだったり、アイスクリームって言われたのにジェラートだったり」
『そっちのフェイント?つーか、全部あんまり変わらないじゃねぇか』
そんな事を話しつつも、マカダ君の攻撃は続く。筋は悪くないとは思う。あとは、いっぱい練習したらとっても強くなるだろう。
「ノエル~、ちょっとはあんたも攻撃したらどうなの~」
「え?それっていいの?」
「これは特訓なんでしょ~?だったらあんたも攻撃しないと意味がないんじゃないの~?」
「それって、サルミちゃんが激しい戦いを見たいだけじゃない?」
「そうとも言うわね」
「否定しないんだな」
見学の3人からそんな会話が聞こえてくる。
「確かにそうかも?マカダ君は良い?」
『良いぞ。攻撃だけじゃ実践的な特訓とは言えないからな。ただし、魔装は使うなよ』
「オッケー」
魔装を使うと速さもスピードも極限まで上がって、マカダ君じゃ相手にならない。あくまでもマカダ君の特訓なんだし、魔装を使うのは控えた方がいいだろう。
「じゃ、一旦仕切りなおすね」
ノエルは思いっきり後ろに跳んでマカダ君から距離を取る。間合いを管理するのも大切だし、距離を取った状態から始めよう。
「何処からでも攻撃してきていいよ。もしノエルから攻撃してほしかったら言ってね」
『待つのは性に合わない。こっちから行くぞ!』
マカダ君がノエルに向かって突っ込んでくる。このままパンチするだけなら、右に躱して終わりだ。だけど、マカダ君ならそれも分かってるはず。どうするのかな?
「いくぞ!」
マカダ君は右手を大きく振りかぶって……
「なんてな」
体勢を低くして足払いを仕掛けてくる。上に意識を向けさせて、本命は下。これは良いフェイントだ。
ノエルはジャンプで足払いを避けて、着地際にマカダ君に頭突きを食らわせる。
『うがっ!』
予想外の一撃だったのか、マカダ君は頭突きを額で受ける。
痛みでのけ反ったマカダ君の胸元を掴み、思いっきり投げ飛ばす。
「せいっ」
『うぐっ!』
背中から畳に叩きつけられるマカダ君。肺から空気が押し出されるような声を上げる。
立ち上がることが出来ないマカダ君にノエルは馬乗りになる。
「せいや!」
ノエルは無防備なマカダ君の顔目掛けて拳を振り下ろし……当たる寸前で止める。
「こんな感じかな?マカダ君、大丈夫?」
『……容赦ねぇな?』
「手加減したら怒るかなって思って」
『間違ってはないな。けど、こんなに力の差があるなんてな。自信無くすぜ』
「ホウリお兄ちゃんと特訓してたら、これくらい強くなれるよ。だから頑張って」
『……ああ』
ノエルが上から退くと、マカダ君は立ち上がった。何か言いたげだったけど、どうしたんだろうか?
「大丈夫?痛くない?」
『滅茶苦茶痛い』
「大変だ!早く治さないと!」
『セイントヒールは使うなよ。他の3人にバレるぞ』
「あ、そっか」
セイントヒールは小学生が使えるようなスキルじゃない。皆の目の前で使うと、隠し事があることがバレてしまう。
神の使いのことはバレないとは思うけど、すごく追及されることになるだろう。そうなると、ノエルは隠し通せる気はしない。なら、セイントヒールは使わないのが一番いい。
「だったら、サルミちゃんに治してもらおっか」
『あいつも回復スキルを使えるのか』
「うん。サルミちゃ~ん」
サルミちゃんを呼ぶと、嫌そうな顔をしながらやってきた。
「なによ?」
「マカダ君を回復してくれない?」
「回復ならポーションでいいでしょ」
「スキルの方が回復が早いんだもん。とても痛いって言ってたし、回復してくれないかな?」
「えー?」
「お願い!MPポーションあげるから!」
MPポーションを渡して頭を下げる。
「はぁ、仕方ないわね。マカダ、傷みせなさい」
なんだかんだ言いつつも、サルミちゃんがパンプ君を回復させていく。
「はいお終い。あとはHPポーションで回復しなさい」
『ありがとな』
「ありがとー」
「中々面白かったし、おひねり代わりよ」
サルミちゃんはMPポーションを飲みながら回復していく。一気にMPを使うと疲れちゃうし、少し休んでもらおう。
そう思っていると、武道場の扉からコンコンと叩く音が聞こえた。
「誰だろう?」
「私が出るね」
コアコちゃんが武道場の入口まで行き扉を開ける。すると、そこにはナマク先生が立っていた。
「ナマク先生?今日はクラブ活動でしたっけ?」
「いえ、ノエルさんに届け物が来ましたので届けにきました」
「届け物?」
「なんで学校に届くのよ。家に送りなさいよ」
「今は皆の家に泊まっているからじゃない?」
スターダストの皆がいないから、今は皆の家に泊まっている。だから、ノエルの家に送っても確認できないから、学校に送ってきたんだろう。
『送り主は誰なんですか?』
「保護者のキムラホウリさんです」
「ホウリお兄ちゃんが?」
何を送って来たんだろう?
ノエルは荷物を受け取ると、ずっしりとした重みが手に加わる。
包みを剥がして箱を開けると、中にはナイフが2本入っていた。
「ナイフ?」
「わざわざこんなのを送ってきたの?」
「みたいだね」
『でも、送って来たのはホウリさんだぜ?何か意図があるんだろ』
「だよね。他に何か入ってないかな?」
ナイフを取り出してみると、下に紙が入っているのに気付いた
「えーっと、MP共有ナイフ?」
「聞いたこと無い名前だね。どういう道具なの?」
「2本のナイフにMPを込めて、同じMPが込められれば赤く光るんだって。赤く光るのを3時間維持できるようになれって書いてある」
「3時間維持って大変じゃない?」
「意外と簡単かもよ?ちょっとやってみるね」
ノエルはナイフを2本持ってMPを込めてみる。同じMPにしないといけないんだよね。少しずつMPを込めていくと、ナイフが2本とも赤く光った。
「おお、結構綺麗だね」
「これを3時間続けるんでしょ。出来そう?」
「……厳しいね」
瞬間、ナイフの光が消えてしまった。予想以上に維持するのが難しい。数秒維持するだけで精一杯だ。
「ノエルちゃん大丈夫?凄い汗だよ?」
「ちょっと疲れちゃったかな」
「安心したわ。あんたにも出来ないことがあるのね」
「失礼だね。ノエルに出来ないことはいっぱいあるよ」
『それって失礼なのか?』
こうして、ノエルの日常にナイフによるMP制御の訓練が加わったのだった。
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