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第三百四十六話 この魔物、何か変?
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変なゴブリンを見つけた僕は頭を狙って矢を放つ。普通のゴブリンなら何事もなく命中する筈だ。
矢はゴブリンの頭に真っすぐと飛んでいき
「な!?」
棍棒で矢を叩き落とされた。
「ゴブリンなら矢を叩き落とすなんて芸当は出来ない筈だ」
「では、あのゴブリンは何なんでしょうか?」
「分からない。だが、まったく関係が無いとは思えない」
「どうしましょうか?」
「ホウリに判断を仰ぎたいところだが……」
ゴブリンは狙われていることに気が付いたのか、踵を返して走りさろうとする。
「その時間は無いようだな」
「ダメだ!逃げられる!」
「……仕方がない」
ミエルさんが大剣を取り出す。
「まさか、飛び出すなんて言いませんよね?」
「そのまさかだ。私があのゴブリンを追う。ロワはシグナルピストルでホウリを呼んだ後に、私の援護をしてくれ」
「ダメですよ!危険すぎます!」
「危険なのは百も承知だ。だが、ここで奴を逃す方がマズイ」
ミエルさんは少しでも早く動くために鎧も盾も持っていない。雑魚ばかりだけど、間違いが起こったらどうなるか分からない。
「ホウリさんじゃなくても、他の人に協力を仰いだほうが……」
「ロワがいれば十分だ。それに他の者を待っている暇はない」
「ですが……」
僕が止めようとしたところで、その口を指でふさがれた。
月明りがミエルさんの金色の髪を怪しく照らす。そんな幻想的な光景に見とれていると、ミエルさんがニコリと笑った。
「悪いな、もう決めたんだ」
そう言って、ミエルさんは後ろから草原に向かって身を投げ出した。
「……ミエルさん!?」
見とれていて反応が遅れた!慌てて草原を覗きこむと、ミエルさんが草原に落下しながら大剣を振り下ろしている。
「エアスラッシュ!」
振り下ろされた大剣から剣撃が放たれ、草原にいた魔物を一掃する。
「くっ……」
もうミエルさんを止めることは出来ない。だったらやるしかない!
腰に付けていたシグナルピストルを上に放ち、傍の矢筒から矢を引き抜く。
「ゴブリンは魔物の群れを縫って逃げている。だから、逃げる速度も遅いけどミエルさんも同じ状況だ」
けど、ミエルさんは魔物に妨害されているし、敏捷性の差もある。このままだとミエルさんがゴブリンに追い付くことは出来ないだろう。
「だから僕がアシストしないといけないか」
やるべきはミエルさんを邪魔する魔物の排除とゴブリンの闘争の阻止。だとしたら、最適な矢は……
「トーチアロー!」
持っていた矢を逃げるゴブリンに向かって放つ。
矢はゴブリンの背中に命中するが、その肌に矢は弾かれた。
「矢を受けても走れるのか。やっぱり普通のゴブリンじゃない。けど、矢は当たった」
矢が命中した箇所がほんのりと明るく光る。トーチアロー、命中した箇所を光らせる矢だ。
本来の用途は洞窟とかで明かりを確保するためだ。けど、敵に当てればマーキングとしての役割も果たせる。これで、ゴブリンの群れに紛れることは出来ない。
「まだまだ!イクスアロー!」
立て続けにゴブリンの周りに矢を放つ。矢は地面へと着弾し、ゴブリンの周りの敵を爆殺する。
流石に目的のゴブリンを倒すまでにはいかないけど、周りの掃除は完了した。次は……
「結界の矢!」
3本の矢をゴブリンを囲むように放つ。結界はゴブリンを閉じ込め動きを止める。
ゴブリンは持っていた棍棒を結界に叩きつける。音を聞くに3分くらいで破られるかな。やっぱり強い。
「けど、ミエルさんなら、それだけあれば十分かな」
ミエルさんの方に視線を向けると、向かってくる魔物をなぎ倒しながらゴブリンに向かって突き進んでいる。
速報から来るシルバーウルフを大剣で切り伏せ、上から攻撃してくるオークの攻撃を受けとめて柄で打ち伏せる。
「流石はミエルさん、魔物を物ともしていない」
速度を落とさずに進むミエルさん。そんなミエルさんに示し合わせたように、ゴールドウルフが四方から襲い掛かってくる、一匹や二匹倒したとしても、攻撃を受けずに進むのは難しいだろう。
「今までのミエルさんならね」
ミエルさんはゴールドウルフの位置を確認すると、大剣を大きく振りかぶった。
「クレセントサークル!」
周囲を大きく円を描くように薙ぎ払う。剣の軌跡が月明りに照らされて明るく光る。
その剣撃に飲み込まれ、周りのゴールドウルフが全て光の粒に変わる。
「凄い威力だ。あれなら大抵の魔物は耐えられないだろう」
ミエルさんの殲滅力が上がっている。また強く頼もしくなった。
「っと、感心している場合じゃなかった」
僕もミエルさんの周りにいる魔物を中心に矢を放っていく。けど、ミエルさんが強すぎて、いまいち支援になっているのか分からない。
「はああああああ!」
叫びながら魔物をなぎ倒して、ゴブリンに向かって突撃する。
当のゴブリンは必死に結界を殴って破壊しようとしている。だが、結界にはヒビが入っていて今にも壊れそうだ。
「けど間に合う」
目の前を大剣と矢で切り開いていく。
『ギシャアアア!』
ゴブリンが棍棒を振り下ろして結界を破壊する。その瞬間、接近していたミエルさんが大剣で切りかかった。
「セイヤアアア!」
『ゴギャ!』
ゴブリンがミエルさんの大剣を軽々と受け止める。しかし、ミエルさんは驚くことなく、後ろに跳んでゴブリンから距離を取った。
そして、ミエルさんは大剣にMPを込めて思いっきり振るった。
「エアスラッシュ!」
大剣から放たれた剣撃がゴブリンに向かう。どう考えてもゴブリンが受けきれるような攻撃じゃない。
躱さなければ死ぬ。そう確信していると、ゴブリンの様子が可笑しいことに気が付いた。
『ゴゲバアアア!』
ゴブリンは空に向かって吠えると、その体が一気に膨張していった。そして、体には茶色の毛が生え、体は巨大になっていく。その顔は平たい顔ではなく、厚みが増していき、目も側面に移っていく。武器の棍棒も伸びていってその姿を変えた。
その姿はゴブリンではなく……
「ケンタウロス……」
完全にケンタウロスに変わっていた。ケンタウロスになったゴブリンはエアスラッシュを大斧で薙ぎ払った。
『ブルルルルル……』
「これは予想外だな……」
流石のミエルさんも予想外だったのか、顔を引きつらせている。
ここまで来れば確実にただの魔物じゃないのは分かる。これは気合を入れてサポートしないといけない。
「ふぅ、行くぞ!」
ミエルさんが大剣を握りなおしてミノタウロスを睨みつける。
ただのミノタウロスであればミエルさんの敵じゃない。けど、相手はは得体のしれない敵だ。場合によってはトリシューラを使うことも考えないと。
「使う矢も慎重に選ばないと。下手をしたらミエルさんを巻き込むかもしれない」
爆破する?けど、ミエルさんにもダメージが入ってしまう。ヘビーウェイトやライトニングボルトも範囲が大きすぎてミエルさんを巻き込む。
「だとしたら……」
僕はとある矢を選択して弓に番える。
「はあああああ!」
ミエルさんは大剣をミノタウロスに振るう。ミノタウロスはミエルさんの大剣を受け止める。
「今だ!」
僕は弓を引き絞ってミノタウロスに、向かって矢を放つ。矢は高速で回転しながらミノタウロスの首筋に向かう。回転する矢、スピニングアローだ。
斧でミエルさんの大剣を受け止めているミノタウロスは、躱すことも受け止めることも出来ず矢を受ける。
『ぶもおおおお!?』
首筋に矢がドリルのように突き刺さっていく。弱点がミノタウロスと同じであれば、この攻撃で仕留められる筈だ。
『ぶもおおおおおおお!』
ミノタウロスが苦しそうに呻いている。このままならいける!
そう思った瞬間、ミノタウロスの体が急激にしぼんでいった。そして、毛は金色に変化していき二足歩行から四足歩行へと変わっていった。
その姿は……
「今度はゴールドウルフ!?」
ミノタウロスがゴールドウルフになったことで体長が縮み、ミエルさんの大剣が空かされてしまった。
「しまった!?」
ミエルさんが大剣を振り切って体勢を崩している隙に、ゴールドウルフの体がバチバチと放電する。敏捷性を高くする雷装だ。
『グルルルルル!』
ゴールドウルフはミエルさんに背を向けると、そのまま草原の向こう側へと駆けて行った。
「くっ!」
矢で狙撃しようとするけど、直ぐに射程外まで逃げられてしまう。
「……逃げられた」
矢はゴブリンの頭に真っすぐと飛んでいき
「な!?」
棍棒で矢を叩き落とされた。
「ゴブリンなら矢を叩き落とすなんて芸当は出来ない筈だ」
「では、あのゴブリンは何なんでしょうか?」
「分からない。だが、まったく関係が無いとは思えない」
「どうしましょうか?」
「ホウリに判断を仰ぎたいところだが……」
ゴブリンは狙われていることに気が付いたのか、踵を返して走りさろうとする。
「その時間は無いようだな」
「ダメだ!逃げられる!」
「……仕方がない」
ミエルさんが大剣を取り出す。
「まさか、飛び出すなんて言いませんよね?」
「そのまさかだ。私があのゴブリンを追う。ロワはシグナルピストルでホウリを呼んだ後に、私の援護をしてくれ」
「ダメですよ!危険すぎます!」
「危険なのは百も承知だ。だが、ここで奴を逃す方がマズイ」
ミエルさんは少しでも早く動くために鎧も盾も持っていない。雑魚ばかりだけど、間違いが起こったらどうなるか分からない。
「ホウリさんじゃなくても、他の人に協力を仰いだほうが……」
「ロワがいれば十分だ。それに他の者を待っている暇はない」
「ですが……」
僕が止めようとしたところで、その口を指でふさがれた。
月明りがミエルさんの金色の髪を怪しく照らす。そんな幻想的な光景に見とれていると、ミエルさんがニコリと笑った。
「悪いな、もう決めたんだ」
そう言って、ミエルさんは後ろから草原に向かって身を投げ出した。
「……ミエルさん!?」
見とれていて反応が遅れた!慌てて草原を覗きこむと、ミエルさんが草原に落下しながら大剣を振り下ろしている。
「エアスラッシュ!」
振り下ろされた大剣から剣撃が放たれ、草原にいた魔物を一掃する。
「くっ……」
もうミエルさんを止めることは出来ない。だったらやるしかない!
腰に付けていたシグナルピストルを上に放ち、傍の矢筒から矢を引き抜く。
「ゴブリンは魔物の群れを縫って逃げている。だから、逃げる速度も遅いけどミエルさんも同じ状況だ」
けど、ミエルさんは魔物に妨害されているし、敏捷性の差もある。このままだとミエルさんがゴブリンに追い付くことは出来ないだろう。
「だから僕がアシストしないといけないか」
やるべきはミエルさんを邪魔する魔物の排除とゴブリンの闘争の阻止。だとしたら、最適な矢は……
「トーチアロー!」
持っていた矢を逃げるゴブリンに向かって放つ。
矢はゴブリンの背中に命中するが、その肌に矢は弾かれた。
「矢を受けても走れるのか。やっぱり普通のゴブリンじゃない。けど、矢は当たった」
矢が命中した箇所がほんのりと明るく光る。トーチアロー、命中した箇所を光らせる矢だ。
本来の用途は洞窟とかで明かりを確保するためだ。けど、敵に当てればマーキングとしての役割も果たせる。これで、ゴブリンの群れに紛れることは出来ない。
「まだまだ!イクスアロー!」
立て続けにゴブリンの周りに矢を放つ。矢は地面へと着弾し、ゴブリンの周りの敵を爆殺する。
流石に目的のゴブリンを倒すまでにはいかないけど、周りの掃除は完了した。次は……
「結界の矢!」
3本の矢をゴブリンを囲むように放つ。結界はゴブリンを閉じ込め動きを止める。
ゴブリンは持っていた棍棒を結界に叩きつける。音を聞くに3分くらいで破られるかな。やっぱり強い。
「けど、ミエルさんなら、それだけあれば十分かな」
ミエルさんの方に視線を向けると、向かってくる魔物をなぎ倒しながらゴブリンに向かって突き進んでいる。
速報から来るシルバーウルフを大剣で切り伏せ、上から攻撃してくるオークの攻撃を受けとめて柄で打ち伏せる。
「流石はミエルさん、魔物を物ともしていない」
速度を落とさずに進むミエルさん。そんなミエルさんに示し合わせたように、ゴールドウルフが四方から襲い掛かってくる、一匹や二匹倒したとしても、攻撃を受けずに進むのは難しいだろう。
「今までのミエルさんならね」
ミエルさんはゴールドウルフの位置を確認すると、大剣を大きく振りかぶった。
「クレセントサークル!」
周囲を大きく円を描くように薙ぎ払う。剣の軌跡が月明りに照らされて明るく光る。
その剣撃に飲み込まれ、周りのゴールドウルフが全て光の粒に変わる。
「凄い威力だ。あれなら大抵の魔物は耐えられないだろう」
ミエルさんの殲滅力が上がっている。また強く頼もしくなった。
「っと、感心している場合じゃなかった」
僕もミエルさんの周りにいる魔物を中心に矢を放っていく。けど、ミエルさんが強すぎて、いまいち支援になっているのか分からない。
「はああああああ!」
叫びながら魔物をなぎ倒して、ゴブリンに向かって突撃する。
当のゴブリンは必死に結界を殴って破壊しようとしている。だが、結界にはヒビが入っていて今にも壊れそうだ。
「けど間に合う」
目の前を大剣と矢で切り開いていく。
『ギシャアアア!』
ゴブリンが棍棒を振り下ろして結界を破壊する。その瞬間、接近していたミエルさんが大剣で切りかかった。
「セイヤアアア!」
『ゴギャ!』
ゴブリンがミエルさんの大剣を軽々と受け止める。しかし、ミエルさんは驚くことなく、後ろに跳んでゴブリンから距離を取った。
そして、ミエルさんは大剣にMPを込めて思いっきり振るった。
「エアスラッシュ!」
大剣から放たれた剣撃がゴブリンに向かう。どう考えてもゴブリンが受けきれるような攻撃じゃない。
躱さなければ死ぬ。そう確信していると、ゴブリンの様子が可笑しいことに気が付いた。
『ゴゲバアアア!』
ゴブリンは空に向かって吠えると、その体が一気に膨張していった。そして、体には茶色の毛が生え、体は巨大になっていく。その顔は平たい顔ではなく、厚みが増していき、目も側面に移っていく。武器の棍棒も伸びていってその姿を変えた。
その姿はゴブリンではなく……
「ケンタウロス……」
完全にケンタウロスに変わっていた。ケンタウロスになったゴブリンはエアスラッシュを大斧で薙ぎ払った。
『ブルルルルル……』
「これは予想外だな……」
流石のミエルさんも予想外だったのか、顔を引きつらせている。
ここまで来れば確実にただの魔物じゃないのは分かる。これは気合を入れてサポートしないといけない。
「ふぅ、行くぞ!」
ミエルさんが大剣を握りなおしてミノタウロスを睨みつける。
ただのミノタウロスであればミエルさんの敵じゃない。けど、相手はは得体のしれない敵だ。場合によってはトリシューラを使うことも考えないと。
「使う矢も慎重に選ばないと。下手をしたらミエルさんを巻き込むかもしれない」
爆破する?けど、ミエルさんにもダメージが入ってしまう。ヘビーウェイトやライトニングボルトも範囲が大きすぎてミエルさんを巻き込む。
「だとしたら……」
僕はとある矢を選択して弓に番える。
「はあああああ!」
ミエルさんは大剣をミノタウロスに振るう。ミノタウロスはミエルさんの大剣を受け止める。
「今だ!」
僕は弓を引き絞ってミノタウロスに、向かって矢を放つ。矢は高速で回転しながらミノタウロスの首筋に向かう。回転する矢、スピニングアローだ。
斧でミエルさんの大剣を受け止めているミノタウロスは、躱すことも受け止めることも出来ず矢を受ける。
『ぶもおおおお!?』
首筋に矢がドリルのように突き刺さっていく。弱点がミノタウロスと同じであれば、この攻撃で仕留められる筈だ。
『ぶもおおおおおおお!』
ミノタウロスが苦しそうに呻いている。このままならいける!
そう思った瞬間、ミノタウロスの体が急激にしぼんでいった。そして、毛は金色に変化していき二足歩行から四足歩行へと変わっていった。
その姿は……
「今度はゴールドウルフ!?」
ミノタウロスがゴールドウルフになったことで体長が縮み、ミエルさんの大剣が空かされてしまった。
「しまった!?」
ミエルさんが大剣を振り切って体勢を崩している隙に、ゴールドウルフの体がバチバチと放電する。敏捷性を高くする雷装だ。
『グルルルルル!』
ゴールドウルフはミエルさんに背を向けると、そのまま草原の向こう側へと駆けて行った。
「くっ!」
矢で狙撃しようとするけど、直ぐに射程外まで逃げられてしまう。
「……逃げられた」
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