2 / 66
魔導書
2.魔素の毒性、魔物、世界の変革
魔素というのは、有害な物質だ。
そして。
霊的な物質である魔素は、その毒性が及ぶ部分も霊的な要素になる。
即ち、心の病、精神疾患、精神病、等々。
言い方は色々あるだろうが、そのような類のものだ。
特に、魔素に日常的に接触すると、物理分子にくっついている魔法分子を介して、徐々に毒性が精神を浸食していく。
それは段階的に進行し。
第一段階
日常的に情緒が不安定になり、多くの者はイライラするようになる。
第二段階
さらに、暴力的になったり、元々暴力的な者は残虐性が増進される。
第三段階
精神の影響が肉体に及び、四肢や体の一部が変色、あるいは変形する。
第四段階
狂暴性が増し、身体の一部が異形化を開始する。
第五段階
全身が、異形化する。この状態になると90%理性は失われている。
第六段階
異形化が進行し、巨大化、残虐行動への最適化が発生。理性は皆無となる。
さらに、段階が進むにつれ、魔素を利用した能力を獲得することも多い。例えば、炎の息を吐く様になる、等。本能的に魔力合成を行える器官や、手法を獲得する事で、人族とは一線を画する別次元の魔法に昇華されていることも珍しくない。
これら上記のような魔素の毒性と浸食は、あらゆる動植物で見られる。
こうした古代原生種を含めた、魔素の影響を受けて異形化してしまったモノのことを、人族たちは『魔物』と呼んでいるらしい。
私の記憶によると、『世界樹の遺跡』周辺一帯の樹海は、魔素の発生源に近かったことから、特に今でも狂暴な古代種――大型の魔物が数多く徘徊している。
人族は決して近寄らぬ方が良いだろう。
このように魔素は本来毒性の強い物質だが。
実のところ、現代の人族への影響はほとんど無くなっている。
何故なら、魔素の毒性に抗えなかった『魔物』とは違い、現代に残っている人族や動植物は、数千年の時を経て、すべからく魔素への適応が完了しているからだ。
現代に残っている生物は、古代種に対する、原生種となり。
特に人族のことは『新人類』と呼んでいる。
そして現在確認されている『新人類』は多岐にわたる。
適応環境、適応速度、適応方法等に起因して色々な新人類種が誕生したのだ。
現在、主なものは、人族、獣人族、耳長族、妖精族、魔族、草人(植物の民)、等が確認されている。
また、魔法の研究課程で出来てしまった私の鋳造精霊は、人族の言葉に当てはめるならば、恐らくホンムクルスという種別に近いだろうか。
そういえば、彼女に名前を付けるのを忘れていたことを今思い出した。
完成してから、星の巡りは30回ほどだったか?
まぁ、たった30年忘れていただけだから、大したことではないだろう。
気が向いたら考えようと思う。
ちなみに、最近の彼女は、魔物や草花をおかしな錬金術で『炭素』に変えるという趣味にはまっている。
彼女的には、食料の分類であるらしく、度々私に勧めてくるが、苦味が苦手な私にはとても評価できるものではない。
皿に山盛りに持ってこられても困るので辞めて欲しいものだ。
とりあえず、炭素はこの書物を書き記す特殊なインクの材料に使えるので、まぁいいか。
そして。
霊的な物質である魔素は、その毒性が及ぶ部分も霊的な要素になる。
即ち、心の病、精神疾患、精神病、等々。
言い方は色々あるだろうが、そのような類のものだ。
特に、魔素に日常的に接触すると、物理分子にくっついている魔法分子を介して、徐々に毒性が精神を浸食していく。
それは段階的に進行し。
第一段階
日常的に情緒が不安定になり、多くの者はイライラするようになる。
第二段階
さらに、暴力的になったり、元々暴力的な者は残虐性が増進される。
第三段階
精神の影響が肉体に及び、四肢や体の一部が変色、あるいは変形する。
第四段階
狂暴性が増し、身体の一部が異形化を開始する。
第五段階
全身が、異形化する。この状態になると90%理性は失われている。
第六段階
異形化が進行し、巨大化、残虐行動への最適化が発生。理性は皆無となる。
さらに、段階が進むにつれ、魔素を利用した能力を獲得することも多い。例えば、炎の息を吐く様になる、等。本能的に魔力合成を行える器官や、手法を獲得する事で、人族とは一線を画する別次元の魔法に昇華されていることも珍しくない。
これら上記のような魔素の毒性と浸食は、あらゆる動植物で見られる。
こうした古代原生種を含めた、魔素の影響を受けて異形化してしまったモノのことを、人族たちは『魔物』と呼んでいるらしい。
私の記憶によると、『世界樹の遺跡』周辺一帯の樹海は、魔素の発生源に近かったことから、特に今でも狂暴な古代種――大型の魔物が数多く徘徊している。
人族は決して近寄らぬ方が良いだろう。
このように魔素は本来毒性の強い物質だが。
実のところ、現代の人族への影響はほとんど無くなっている。
何故なら、魔素の毒性に抗えなかった『魔物』とは違い、現代に残っている人族や動植物は、数千年の時を経て、すべからく魔素への適応が完了しているからだ。
現代に残っている生物は、古代種に対する、原生種となり。
特に人族のことは『新人類』と呼んでいる。
そして現在確認されている『新人類』は多岐にわたる。
適応環境、適応速度、適応方法等に起因して色々な新人類種が誕生したのだ。
現在、主なものは、人族、獣人族、耳長族、妖精族、魔族、草人(植物の民)、等が確認されている。
また、魔法の研究課程で出来てしまった私の鋳造精霊は、人族の言葉に当てはめるならば、恐らくホンムクルスという種別に近いだろうか。
そういえば、彼女に名前を付けるのを忘れていたことを今思い出した。
完成してから、星の巡りは30回ほどだったか?
まぁ、たった30年忘れていただけだから、大したことではないだろう。
気が向いたら考えようと思う。
ちなみに、最近の彼女は、魔物や草花をおかしな錬金術で『炭素』に変えるという趣味にはまっている。
彼女的には、食料の分類であるらしく、度々私に勧めてくるが、苦味が苦手な私にはとても評価できるものではない。
皿に山盛りに持ってこられても困るので辞めて欲しいものだ。
とりあえず、炭素はこの書物を書き記す特殊なインクの材料に使えるので、まぁいいか。
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
精霊のお仕事
ぼん@ぼおやっじ
ファンタジー
【完結】
オレは前世の記憶を思い出した。
あの世で、ダメじゃん。
でもそこにいたのは地球で慣れ親しんだ神様。神様のおかげで復活がなったが…今世の記憶が飛んでいた。
まあ、オレを拾ってくれたのはいい人達だしオレは彼等と家族になって新しい人生を生きる。
ときどき神様の依頼があったり。
わけのわからん敵が出てきたりする。
たまには人間を蹂躙したりもする。?
まあいいか。
異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める
自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。
その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。
異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。
定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
オークだけど勇者やってます〜異世界転生したらイケメンオークでした〜
北ましろ
ファンタジー
異世界転生に憧れていた高校生・佐藤健太。交通事故で死んだはずが、目覚めるとそこは剣と魔法の世界——そして自分の姿は、RPGで狩られがちな“オーク”だった。絶望……する暇もなく、転生ギフトを確認すると最強格の《ソードマスター》持ち!?
しかもオーク社会では、なぜか「絶世のイケメン」扱いでオーク娘に熱烈求愛まで受ける始末。だが人間の町では、助けた相手にすら「オークが襲ってる!」と誤解され、偏見と差別の洗礼を浴びることに。
それでもグロッグ(現名)は笑って剣を抜く。勇者選抜試験で圧倒的実力を見せ、貴族令嬢の天才魔法使い、勇者候補筆頭の剣士、差別を知るハーフエルフら“人族エリート”と同じパーティへ。反発、陰謀、そして魔王軍——。
「種族は関係ない」を証明するため、オークの勇者は今日も前向きに最前線を駆け抜ける!
優の異世界ごはん日記
風待 結
ファンタジー
月森優はちょっと料理が得意な普通の高校生。
ある日、帰り道で謎の光に包まれて見知らぬ森に転移してしまう。
未知の世界で飢えと恐怖に直面した優は、弓使いの少女・リナと出会う。
彼女の導きで村へ向かう道中、優は「料理のスキル」がこの世界でも通用すると気づく。
モンスターの肉や珍しい食材を使い、異世界で新たな居場所を作る冒険が始まる。
やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。