prologue

友喜

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いきなりだが、ここは不思議の国。
昔、アリスが占領した国と言われているらしい
私、伊那部美穂の中に前世の人__アリスが眠っているらしい。
でも、私は穴から落ちていない。
原作のアリスはウサギを追いかけて穴から落ちて不思議の国へ行くのに。
…原作には忠実ではないってこと…?
なんで、ここが不思議の国かとわかった訳は…
ある日突然空間がゆがんだ。その時声がしたのだ。誰の声かも知らないけど、確かにこう言っていた
「やあやあようこそ!ここは不思議の国だよ!!
君は前世がアリスなんだ…!」
…と。よく聞こえなかったけど、ここは聞こえた。
そこからわたしは今いる暗闇に1人になってしまった。
そういえば昔、アリスは魔法使いとかなんとか言ってた気がする。不思議の国に来たから、昔のアリスの物語を思い出しているのだろうか。懐かしい。
でもこんな暗闇嫌だ。…っ、誰か助けて…!
大声を出せば誰かに見つけてもらえるだろうか。
「誰かー!?いま、せんか!?…いませんよね…」
あ、諦めるのはやいかな。
でも、こんな所に人がいるとは…駄目駄目、ネガティブ禁止。
……あれ?あんな所に人影…?
「あ、人だ…!あのー!すみませんっ…!」
その人影は、静かにこっちにやって来るけど、黙ってる。
ちょっと焦ってきた。怖い人だったらどうしよう…っ
「静かにしろ」 
「えっ…っ、ん!?」
ああ、やっぱり、怖い人だったんだな。
人影がハンカチを私の口に押えつけてきたのだ。
薬物だろうか。
え?誰?
と、少し他人事のように考えていた。
だけど、薬物には勝てるわけもなくどんどん意識が薄れていった。
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