【完結】VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました

鳥山正人

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第4章 死獣の力

59話 第4章終わり

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黄金の羊との戦いが始まった。

タンカーが2人、アタッカー1人の戦い。そんな戦いにメリーさんは慣れていないのだろう。

リュウイチさんとホクトさんももちろん慣れていない戦いだが、適応力がすごい。始めの内は少し邪魔そうに戦っていたが、すぐにお互いに邪魔する事なく戦い始める。

やがて2人は何も言わずに目配せだけでタンカー役を瞬時に切り替える。そんな戦いにメリーさんは最後まで適応する事が出来ずに黄金の羊の討伐は完了。

黄金の羊が倒されると一瞬の暗転。ムービーが始まった。

見えてきた景色。リュウイチさん、ホクトさん、メリーさんの3人が黄金の羊を倒す姿。脇には一応ボクの姿も見える。

そのシーンが終わると今度はアテナ像の前。3人がアテナ像に黄金の羊毛を捧げると女神アテナが姿を現し、黄金の羊毛を上半身に身に纏う。

「これで私は完全復活出来た。今度は君達が力をつけて悪魔達の襲来に備えなければならない。まずは太陽と月の力を身につけろ」

ここでムービーが終わり、暗転。見えてきたのは倒した黄金の羊の姿。

[黄金の羊毛をアルゴー船のボトルシップにアイテム合成すれば空を飛べるアルゴー船になります]

第5章、太陽と月の力が始まった。

「すぐにアイテム合成してきます」

ボクは黄金の羊から黄金の羊毛を採取。すぐにマイハウスに戻り、アイテム合成。

『黄金のアルゴー船を手に入れました』

アイテム合成を終えて、すぐ黄金の羊エリアに戻る。

ちょうど葛西ケンタロウさんも黄金の羊を倒したみたいで亀白シロウさんが黄金の羊から羊毛を採取していた。

「ちょうどいいタイミングで来たな。早速太陽の塔に行ってみよう」

リュウイチさんに言われ、ボクは黄金のアルゴー船のボトルシップのフタを開けると黄金色に輝くアルゴー船が姿を現した。

「よし、みんな乗り込めー」

空飛ぶ船を操縦するのはボク。船は天高く上昇し、北の大地エリアの全貌が見えてきた。北の大地エリアは思った以上に広くて、北側はずっと大地が続いている。

「北の大地エリアの果てに時間の国があるんだな」

時間の国は太陽と月の力がなければ行けない場所。まずは太陽の力を得るために太陽の塔に向かう。

北の大地エリアを南下し、北の王国、馬エリア、ネズミエリアを南下し、始まりの街の真上まで来た。

ここから西に向かい、羊エリアを超えて、太陽の塔がある猿エリアに到着。

太陽の塔に到着しても頂上はまだはるか上にある。そこからさらに上昇し、いくつもの雲を超えていき、雲の上にまで来るとようやく太陽の塔の頂上が見えてきた。

太陽の塔の頂上に空飛ぶ船を着地させるとみんな一斉に飛び出していく。

「おー、ここが太陽の塔の頂上なんだな。全然下が見えないな」

リュウイチさんが1番乗り。次はコジロウさんが飛び降りた。

「ここに下に降りていく扉があるぞ」

「こっちにもあるわ」

見つけた扉は全部で4つ。

「リュウイチ、ここからどうするつもり?」

「4つパーティーを組んで下見して、全員で情報共有。どうせみんなで1つの扉に入って攻略しようとしてもクリア出来るわけないし、これでいいよな?」

みんなの顔を見るとみんな頷いてる。

「よし、じゃあパーティーは俺が決めるぞ。文句を言うなよ」

リュウイチさんが指名していき、パーティーが組まれていく。

最強パーティーとして、近距離攻撃とタンカーのリュウイチさん、魔法攻撃と回復のコジロウさん、遠距離攻撃のナルミさんとサポーターのシロウさん。

次に組まれたパーティーは最強の魔法剣士の葛西ケンタロウさんと二刀流の盾使いの葛西ホクトさん。そこに遠距離攻撃のカゲトラさんとカリナさん。

次に組まれたパーティーはメリーさん、マリナさん、アイナさんの3人パーティー。

最後のパーティー、残されたメンバーはボク1人。パーティーというかソロプレイ。

「ちょっとリュウイチ、文句をつけるなっていうけど、さすがにハヤトくん1人はないんじゃないの?」

「ハヤトくんは熟練生産者の指輪で敵がノンアクティブになってるから、情報収集役という意味で1人にしてるんだ。だから、ちゃんと考えてるんだから文句言うなって言っただろ」

ボクがパーティーに入ると足を引っ張るから1人にしたんじゃないんだね。

「ごめん」

マリナさんがリュウイチさんに謝ってる姿を見て、カリナさんがニヤリとしたのをボクは見逃さなかった。

「よし、じゃあ終わったらハヤトくんのクランハウスに集合って事でよろしく」

そう言うと、真っ先にリュウイチさんが扉を開けて下に降りていく。

それを見て、次々とみんな下に降りていく。

「ハヤトくんも気をつけてね」

マリナさん、アイナさん、メリーさんの3人も下に降りていき、残されたのはボク1人。

「よし、じゃあボクも行くとするか」

残された最後の扉に手をかけて、ボクも太陽の塔を降り始めた。





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