【完結】誰でも持っているはずの7つのスキルの内の1つ、運び屋スキルしか持っていなかったけど、最強になりました

鳥山正人

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89話

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時の止まった闇の空間であれからいくつの時が流れたのだろうか。

「空間反転・開門」

俺の両手の中には2つの空間が反発しあい出来た、新しい空間が見えていた。

「この空間は1年後の未来の空間だ。これではダメだ!もう一度だ!!」

俺は時の止まった闇の空間の中でひたすらに、空間を開いては閉じてを繰り返していた。

「何度やってもこれ以上、時を遡る事ができない。俺はまだ真理にたどり着いていないのだろう」

俺は永久とも思える時の中で知恵を振り絞り考えていた。

「太陽の金猿・・・閃きとは人が門を開ける。太陽は空間、日の門を開ける。開けるは鳥居、知恵のブルーオウルが門を開ける」

俺の全身は雷に打たれたような衝撃を受けた。

「空間反転・開門」

俺の両手の中には2つの空間が反発しあい出来た、新しい空間が見えていた。

「この空間なら30分後の未来だ。30分後になったのは単純に俺の魔力が足りないせいだろう。だがこれならイケる!!」

俺は目の前の空間に飛び込んだ。

~~~
金角は傷を負った身体を休めていた。

「なかなか危なかったが、久しぶりに楽しい戦いができたわい。この金のひょうたんがあれば俺は無敵だ。ハッハッハッ!!」

気を緩めていた金角の目の前に眩しく光る白い穴が開いた。

「な、なんだ!!」

「金角、久しぶりだな。といってもお前にとっては30分ぶりだろうがな」

「なぜお前が・・・」

「何をそんなに驚いてる?ディメンション・オペレーター、『ディオの力』の使い手なら不思議な事ではないだろう?」

金角は焦りを隠せずにいた。

「死ねーー!!」

傷つき弱った身体で金角が襲いかかってきたが、俺は一瞬にして鬼人変化して金角を倒した。

「お前のおかげで俺はまた1つ強くなれた。ありがとう。俺は『世界樹の樹液』を取りに来ただけだ。お前の命を取るつもりはない」

「そうか・・・情けをかけられてしまったな。お前にはこれをやろう」

金角は一振りの刀を取り出した。

「この刀は『七星剣』、7つの星を切れる力を持つ刀。お前は拳法の使い手だが、仲間には刀を使うヤツが1人くらいはいるんだろ?そいつにでもやってくれ」

「ありがとう」

俺は『七星剣』を受け取り、『世界樹の樹液』を採取して、マリアの元に急いで戻った。
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