【完結】誰でも持っているはずの7つのスキルの内の1つ、運び屋スキルしか持っていなかったけど、最強になりました

鳥山正人

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96話

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アルファとレビは戦い始めた。

「レビよ、お主は騙されている。カグヤが心配していたぞ」

「私は騙されてはおらぬ。黙れ!余計な話はここまでだ!!」

「『ムーン・アイリス』開眼」

レビの額の第3の眼が開いた。

「月影の舞・幻月」

レビは3体に分身して襲いかかってきた。

「なら全力で迎え撃つまで!ワシは風天の王にして天の使い、白き光の一族・天獅子の白虎」

アルファの体は白き光に覆われ、白く光る刀を具現化した。

「これが真の力・・・いくぞ!!」

「獅子の舞・獅子風迅」

アルファは荒れ狂う風のごとく素早く動き、レビの分身を消し去った。

「多少は強くなったようじゃな。だがまだ戦いは始まったばかりだ!」

「月影の舞・月下美人」

レビは花が咲き乱れる様子を表すかのように、妖しい舞を踊り始めた。

「これは幻覚を見せるためのトラップ!!」

「『エア・イリス』開眼」

アルファはレビの幻覚を打ち消した。

「いい加減目を覚ませ!!」

「獅子の舞・獅子旋風斬」

白き光の刃はレビの肌を切り裂いた。

「チッ、この姿のままだと戦いずらいわね。あなたには見せてあげるわ。新たな力を手にした私の本当の姿をね」

レビの下半身はみるみる内に大蛇の姿になっていった。

「私は魔人ジャキの特殊個体『アタン』と融合した大魔王レビアタン。私の眼を見た者は石に変わる」

「ようやく姿を見せたな。魔人ジャキは獣にして獣にあらず、虫にして虫にあらずの異端の存在。蛇の鬼、蛇鬼に取り憑かれたその弱き心を打ち払ってやる」

「獅子の舞・獅子旋風剣」

白き光の刃が大魔王レビアタンに重い一撃を喰らわした。

「グハッ!だがこの程度で私を倒せると思っているのか!!私は海を司る大魔王レビアタン」

「月影の舞・月海」

影の津波がアルファに襲いかかる。

「そんな攻撃は効かないぞ」

「獅子の舞・獅子風迅」

アルファは荒れ狂う風のごとく素早く動き、影の津波を全て躱した。

「レビよ、あれだけ綺麗だったおまえは蛇鬼と融合し、今では醜い姿になったものだな」

「黙れ、黙れ、黙れ!!この私を醜いだと!私は誰よりも綺麗な存在だ!!私は妹のカグヤよりも綺麗な存在。なのにどいつもこいつもカグヤ、カグヤ、カグヤとカグヤばかり見ている」

「姉よりすぐれた妹など存在しない!!!あなたも月の石となるがいいわ」

レビの眼がキラリと光りはじめた。

その時、アルファは鏡を取り出した。

「これは精神を映し出す『龍の鏡』、今の自分の姿を見るがいい」

「や、やめろーー!!」

レビは自分の姿を見て、足元から少しずつ石化がはじまった。

「この技は全てを攻撃に捧げる捨て身の一撃。お前の弱き精神を叩っ斬る」

「獅子の舞・究極奥義・獅子白刀」

アルファの白き光の刃はレビの胴体を切り離した。

「イヤーーー!!!」

レビは意識を失った。

「この技は精神を切り離す技。お前は元の姿に戻るだけじゃ」

レビは元の人の姿に戻り、切り離された蛇の姿は石に変わり動かなくなった。

~~~
少し時間が経ち、レビは目を覚ました。

「私は一体、今まで何をしていたんだろう・・・」

「心配するな、おまえは悪い気をもらって少し風邪を引いていただけだ。邪気は払ったから安心しろ」

こうしてレビとの戦いは終わった。

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