剣と銃がついたデカイ武器を振り回す女の子は好きですか!?

ウィリアム・ブロック

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新しい敵②

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 神宿りシノアと衣奈が魔力を撒き散らして、そして異世界型ラージ級のデストロイヤーのターゲットとなることで位置を割り出し、強襲する。
 その作戦は上手くいって、ラプラス、阿頼耶、アイリスディーナは一気に地を駆けて、目標地点に到着。攻撃を開始して殲滅する。

 そして全て倒し終わった後、阿頼耶はラプラスのもとに走る。そして抱きつく。そして顔を埋めて匂いを嗅ぐ。それに目を剥いて驚くアイリスディーナと冷静に受け止めるラプラス

「阿頼耶さん!? 何してるんですか!?」
「ラプラス様成分の補給。ラプラニウムは阿頼耶を動かす上で必要な成分なんです」
「いやいやいや!! その理屈はおかしいですよ!?」
「阿頼耶ちゃんの変態」
「スゥー、ハァー。汗と泥と自然に匂いに仄かに香るラプラス様の香りを堪能しつつ罵倒されるの。たまらないわ」
「えぇ……? 衛士喰らいの阿頼耶さんの噂は聞いていましたが、むしろ餌付けされる犬のような感じですねこれ」
「変態、変態、変態」
「嗚呼、たまりません! これもスキンシップです! 風間なんて真昼様にやりまくってるんですから! 相部屋の人を自分の部屋に監禁して、夜に押しかけて真昼さんに毒牙を突き立てているんです!」
「は?」

 横浜衛士訓練校の至宝……そう呼ばれる風間そんなことを!?
 私、全員の前で「至宝は一つではありません」とか格好つけちゃったけど、他の人からは「ああ、戦力としても強いけど変態なんだ。しかも自ら恥ずかしげもなく誇るレベルの変態なんだ」って思われて言って事!?
 雷に打たれたように固まるアイリスディーナ。
 ラプラニウムを接種されながら、こちらの世界の風間にラプラスは引く。

「えぇ、こっちの風間ちゃんめちゃくちゃヤバい女じゃん」

 この中でダントツに色々な意味でやべーのはお前だよ、と突っ込めるものはいない。

「私の中の風間はそういう衛士ですよ」
「事実でも噂すら無いんだ!? 風間ちゃんに対するイメージが酷い!!」
「アッ、良かった。それは事実ではないんですね」
「いやでもあの女、金にもの言わせて部屋ぶち抜いてクソデカルームで暮らしてますからね。普通の衛士が相部屋なのに対して」
「やっぱ横浜衛士訓練校の至宝の一つではないと見栄切ったのは失敗だった!!」
「はっはっはっ、阿頼耶ちゃんそれマジ?」
「マジです」

 絶望するアイリスディーナ。

「風間パパさんは真面目で娘思いの上に悪役になることを厭わない超有能で性格も最高の良い人なのに……」
「風間のお父さんって確か、クレストの総帥ですよね。その方とお知り合いなんですか?」
「うん、クレストとG.E.H.E.N.Aが癒着してた時期があるんだけど」
「クレストとG.E.H.E.N.Aが癒着!?」
「ん? ん? ん?」

 アイリスディーナはやばいの方向性が変わってきた事を何となく感じる。

「あっやば。別世界とはいえ似てる世界だからこの世界でも癒着してる可能性あるんだった。まぁいいか」

 良くない!! アイリスディーナは叫んだ。心のなかで。

「最終的にクレストがトップの企業連合という名前のバリバリクレストの政治的発言力のあふ独裁連合になって全部の企業を吸収してG.E.H.E.N.Aも飲み込んだんだけどね」
「なにがあった!! そっちの世界では何があったんですか!!」

 遂に堪えきれず叫ぶ。何せ別世界とはいえ似ている世界だ。このアイリスディーナの世界でも同じことが起こる可能性がある。

「そして、風間ちゃんはお父さんと縁を切った。見下げ果てて蔑んでいるレベルでお父さん嫌いになった」
「自分から独裁企業連合とかいう最重要ポストを切り捨てた!? でも倫理観的には正しい判断なのがまたなんとも言えない!!」
「でも風間パパさんは娘が大切だから名義を変えて楓ちゃんを支援してるパトロンをやってる。支援する理由は下劣な父上から自ら縁を切った貴方の性格と行動力に惚れて」
「親バカだ!? 娘のことめっちゃ大好きだ!? 嫌われているのに!! むしろ縁を切ることでさらに好きになってる!?」
「そして風間パパさんと私は繋がって支援してもらって、代わりに私の姉妹契約のシノアちゃんとかから楓ちゃんの話や写真を入手して送ってます」
「色々と酷い!! なんか凄い風間家お前ら仲良くしろよ感が凄い!! そして横浜衛士訓練校の衛士の日常風景という割と機密情報を取引に使ってるラプラス様も、体の良い使い走りにされてるシノアさんも、全部まとめて酷い!!」
「そして私の本命は時雨お姉様で、風間パパさんが表担当、時雨お姉様は裏担当として世界の技術は進化しています」
「最悪ですよ!! どんな世界だ!! 世界がやばいって話は聞いてましてけど、世界観よりも人間関係もそれはそれで酷いですよ!!」

 アイリスディーナは決心した。
 もう真昼隊と関わらないようにしよう、と。
 任務はともかくプライベートでそんな泥沼な世界に足を踏み入れるのは嫌だと。

「ふー! 満足!」
「良かったね、阿頼耶ちゃん」
「……じゃあ帰りましょうか」
「どうしたの、そんな疲れた顔をして」

 大きな溜息を吐いた。
 しかし、それは三人のものではない。
 月を背中に、巨大な武器を持つ女が立っていた。

「全く、話を聞くだけで虫酸が走る。そんな不純物が私のシノアに近づいていたなんて。あの不愉快な姉を名乗る女に記憶を消されて、迷惑しているというのに」
「眩しいんだけど、誰?」
「偉大な相手というのは、輝いて見えるものよ」
「眩しい方の理由は聞いてないんですけど?」
 
 戦闘の幕が上がったのは間もなくしてのことだった。相手は謎の女に、更にG.E.H.E.N.A改造型デストロイヤー。

 初手で、背後からのデストロイヤーを使った奇襲でラプラスは阿頼耶とアイリスディーナコンビと分断され、しかし謎の女は遠距離からちまちまと砲撃をしてくる相手を前に、ラプラスは苛立たしげな声を零していた。

「わかってない………この程度で私に勝てるとでも思ってるの? 下等生物ならまだしも」

 これは対デストロイヤーの戦闘ではない。それどころか、本気の対人戦でもない。誘導弾も支援砲撃も飛び交わない戦場などあり得ない。

 想定されているのは、衛士を一人の歩兵として現実では起こりえない、ごっこ遊びと誹られても反論できない一対一の戦闘。

「でもまあ、やりたいなら好きにやれば良い。私は全力で潰す」

 ラプラスは分断された二人に通信を入れる。

『阿頼耶ちゃん、アイリスディーナさん、大丈夫?』
『大丈夫です!』
『この程度のデストロイヤーに負けたりしません』
『そっか、じゃあ阿頼耶ちゃん頑張って一人で相手してくれない? アイリスディーナさんをこっちに寄越して欲しい』
『了解です! では、デストロイヤーの群れに風穴をあげますから、そこを通り抜けてくださいませ! アイリスディーナ様!』
『ええ! 任されました!』


 ラプラスは冷静に判断していた。
 この襲撃してきた相手は、もし表舞台にいたのならそれなりに知られている腕利きなのだろう。何故なら数分でまだ撃破できていないのだから。

 圧倒的な身体能力、隔絶した技術、圧縮された質に、膨大な死線。それをすべてくぐり抜けて生き抜いてきたラプラスが本気で殺しに行って殺せてない。
 ラプラスは声とともに戦術データリンクで或る地域をマークする。

『このポイントに防御重視で向かって。アイリスディーナさん』
『了解です』

 なるほど、確かに強い。
 だが、その程度である、という証拠でもある。ラプラスは笑った。対峙していて嫌な汗が出る程じゃない、全身を揺らされるような重圧も感じない。
 絶望するような威圧感も感じない。

「ふふ、遠くから弾を撃つだけの臆病者。腰抜けだから、私を殺せない。立派なのは口だけだよ」

 ラプラスは陽動に出たアイリスディーナを見送りながらニヤリと笑った。陽動に引っかからない相手、だがそれは消極的なヘタレである証明となる。

「ごっこ遊びがしたいなら、一人でやってなよ!」

 全身の筋力いっぱいに力が込められて、全開になったバワーを推進力に、ラプラスは低空にある大気を蹂躙した。
 目標は、弾を撃ってくる臆病者の首だ。



 異世界型ラージ級デストロイヤーが掃討されるのと同時に、アイリスディーナよりリアルタイムの映像が、閑に向けて繋がった。

 救助ヘリが撃墜されたことで、陸路での救助部隊が、編成され送り込まれていた。緊急治療もできる設備が備え付けられた大型バスに、全員が集まっていた。周囲の警戒は、他のレギオンから出張してきた衛士が武装装甲車に乗って行っている。

 救助バスに備え付けられた大型スクリーンモニターで戦う様子を見ていた真昼達は、各々に感想を抱いていた。

「おいおお、そこで高機動戦闘を選択するのか! ………って避けた!?」
「ああ左右に振られちゃっ当てるのは難しい……射撃から近接に切り替えてラプラス様の攻撃を受け止めた!? そしてシューティングモードに切り替えて近接後退射撃か!」
「ラプラス様も凄いが、仮面のやつもとんでもないな!」

 スクリーンには、魔力の爆炎を背後にして尚止まらない愚直に機動戦を挑んでいるラプラスが映っていた。

 激突すれば死ぬ可能性もある中で、出力を上げながら閉所を駆け回る命知らずなラプラスがいる。
 それを見た幾人かは、顔を顰めていた。蛮勇から来る無謀な行動は褒められるものじゃない。対して真昼隊の葉風は顔面蒼白になっていた。

 そのラプラスのあまりの頭の可笑しさというか無謀さに血の気が引いていく。だが、次に入ってきた映像を前に、今度は本当に驚愕した。


「地面から出てきたデストロイヤー!」
「あそこから全部切り捨てて、なおかつ射撃を避けて攻撃を当てて…………っ?!」

 暴風そのものであるかのようなラプラス。地面から生えてきたデストロイヤーを当たり前のように切り捨てる。そしてヒュージで遮られた視界から離れた弾丸を切り飛ばし、デストロイヤーを足場にして上から、相手の腕を切り落とす。

 そして片腕を破壊された相手はこのまま撃ち合いをしても勝ち目がないと判断したのか、木々の影に隠れながらも距離を詰めていった。
 対するラプラス――――も迎え撃つかのよう木々の隙間を移動する。

 相まみえたのは、20秒後。仕掛けたのは、手負いの相手の方だった。互いの位置関係を把握した上での、死角を利用したに奇襲。

 体の損傷を感じさせない、流れるように繰り出された一撃はそれを放った衛士の練度の高さを思わせるが、結果には結びつかなかった。

 二人が、すれ違うように交差する。
 直後に血飛沫を上げたのは、相手の方だった。遠距離から放たれたアイリスディーナの弾丸が相手の胸を穿ち、ラプラスはそれを理解して刃を返す。
 全身から血を流して、女は膝をつく。

「………すれ違いざまに、やるわね。冷静な観察が得意なシノア様はどう見る?」
「肉体性能の恩恵もあるわね………やはり異世界の衛士は基礎能力が桁違いに高い、だけど」
「そうですね、よく動く。あれはラプラス様が比較的小柄だからってわけじゃなく」

 閑の質問に答えたシノアと意見は一致していた。ラプラスは他の衛士より小さい、対して相手は比較的長身だった。
 しかし先の交戦における勝敗は背丈の差から来るものではなかった。いくら小さいとはいえ、当たる時は当たるのだ。そうならなかったのは、衛士の技量によるものだ。

「アイリスディーナ様の援護射撃も見事の一言ね」
「そうですね、流石はシュヴェルツェスマーケン。あの高速戦闘の中で相手の隙を迅速についた見事なものだったわ」

 後衛が本職だと言われても納得してしまいそうな程の。その上で先ほどの近接戦での腕前である。

「近接なら阿頼耶さんも負けてなさそうですけどね。デストロイヤーをすべて叩き潰しています」
「うん、そう思う」

 愛花の言葉に葉風が同意する。
 葉風はアイリスディーナの的確な射撃に、興味を惹かれていた。

『今日はここまで、ね。柊シノア、貴方を、私の元へ必ず手に入れる。それをジャマする障害はすべて排除する。そして私が、人類に栄光の時代を』
『貴方は、ここで終わる。最後に名前だけ聞いてあげる』
『その余裕が、お前を殺す。食い尽くせ、グロトネリア』

 ボゴッと女の体が膨張する。そして無数の巨大な口が、小さな口が、ラプラスに向かって放たれる。ラプラスは体を食われながらも、攻撃を切り捨てる。

『残念。では、今回は、ここまでね。さようなら』

 スクリーンでは、仮面をつけた赤髪の女はドロドロに溶けて爆散した。まるでデストロイヤーのようだった。
 ラプラスは左半身を食い尽くされたが、すぐに再生する。その再生速度に、ラプラスの世界の技術の高さに絶句する。

『ごめん、逃した』
『仕方ありません。救助対象だった閑さんも助けられましたし、今回の目標は達成してます』
『横浜衛士訓練校に帰りましょう』


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