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孕みたい女と孕ませたい男
しおりを挟むぬくっぬくっ、少しずつ動いてくれる。
マリエナの手を取り、アデラールは結合部分を触らせた。
「ほら、マリエナ、ここだよ」
ぬちゃ、そこは恥ずかしいほどに濡れていて、人差し指と中指の間で熱い硬い棒が動いている。
「ああ、入ってるの、アデラール」
指で動いてるのを感じて更に頭がぐるぐると回った。
ぐちゅ、ぐちゅ、といやらしい音が響く。
「いや、おかしくなっちゃうの」
頭を振って音を聞かない様に反対の手で耳を塞ごうとするとその手を逞しい手で縫い止められる。
手と手が絡んで、ぐち、ぐち、と音が鳴って、お互いの目が絡まる。
そのまままたキスをされた。
腰がずっと止まることはない。
キスの合間でマリエナの喘ぎ声が漏れる。
指の間で熱い棒が更に質量を増した。
「気持ちいいの、気持ちいいの」
アデラールはふるふると動く乳房を吸い、甘噛みをした。
「ああっ!」
ぱんぱんぱんぱん
両手をアデラールの右手一本で押さえつけられる。
快楽を逃そうと少し暴れるマリエナの耳を舐めるアデラール。
「マリエナ、この行為が何か、知っていますか?」
息も途切れ途切れにそう囁かれた。
くちゃ、と水音がしてぞくぞくする。
「恋人が、することでしょう?」
その合間もアデラールの容赦のない腰つきは止まらない。
ぐ、ぐ、ぐ、と、最奥を押しやられる。
「恋人も、夫婦もする事ですが、ここに、私が精子を出すと、子どもが出来るのですよ」
子ども。
アデラールとの子どもが欲しい。
好き。
「……あっ、あんっ、んっ、ど、したら、出してもらえるっ?」
潤んだ瞳でアデラールを見つめる。
「私と、子どもを、作りますか?」
更に奥に奥に、アデラールの、熱い昂りが硬くなって押しつけられる。
うん、うんと頷くと深い深いキスをされる。
ぱんぱんぱんぱん
激しさが更に増す。
「俺の、こどもを、産んで下さい」
「ちょうだい、私に、アデラールの赤ちゃん」
何度も何度も出し入れさせて、アデラールのペニスがマリエナの胎内の入口を押したかと思うと、熱い何かが迸った。
断続的に精子が出、その度に最奥をへと押し込む。
マリエナの中は蠢き、ペニスを最後まで搾り取った。
互いの荒い呼吸が心地いい。
少し柔らかくなったペニスをそのまま中に残したまま、お互いの目を絡めた。
「アデラール、キスして」
ちゅ、と音が響いてふたりは熱いキスをする。
アデラールはマリエナの乳房へと移動した。
乳首を喰み、舌で小刻みに可愛がる。
ちゅぱ、ちゅぱと両乳首を行き来している間にマリエナの中にまだ滞在しているアデラールのペニスはその逞しさを取り戻す。
大きくなったペニスはとても熱くて、入れているだけなのに快楽を齎した。
気持ちいいの、そう言うと彼は弾かれた様に再び動き出す。
ぱん、ぱん、ぱん、ぱん
マリエナはその激しさに蕩けてしまう。
「あっ、アデ、ラールっ!いいの、きもち、いいの!」
アデラールの頭を掻き抱き、マリエナは叫ぶ。
「お願っ!乳首を、もっと、吸って欲しい、の」
その言葉に応えるべくアデラールは腰の動きを緩める事なく、マリエナのぴんと張ったふるふる動くピンクを頬張った。
「ああっ、好き、アデラール、好きなの」
アデラールはマリエナの体を撫でながら、乳首を可愛がり、胎内を攻め立てた。
「いいの、いいの、ああっ!」
身体中をかつてないほどの電撃が走りビクビクッ!と震えた。
マリエナの中が搾り取ろう搾り取ろうと蠢いて、アデラールは目を瞑り耐えた。
しばらく強い快楽がマリエナの中を駆け巡っていた。
ややあって、マリエナの強張った体から力が抜ける。
ちゅぱ、と音を立てアデラールは顔を上げた。
「お嬢様、いきましたか?」
――いく?
くったりと力の抜けたマリエナは声に出して聞いたつもりで声が出てなかった。
触れるだけのキスをするとアデラールは笑う。
「次からそういう時は''いく"と言うのだよ。
もう少し付き合ってくれ……」
そういうと、アデラールは再び律動をはじめた。
たんっ、たんっ、たんっ……
ぱん、ぱん、ぱん、ぱん
「んっ、あっ、いいの、アデラール」
キスの合間合間でアデラールと目を絡めて、喘ぐマリエナ。
アデラールが自分で快楽を求めてくれている。
その事がすごく嬉しい。
「お嬢様、俺の子を孕んで」
再びアデラールのペニスが昂り、硬さを増して更に大きくなった。
「お嬢様」
ぐっ、と奥を押す。
「お嬢様」
更に質量が増す。
うん、うんと頷くと彼は孕め、孕めと言いながら激しく奥を突いた。
そうして二度目の精子をマリエナの中に放ったのだ。
はぁっ、はぁっ。
はじめての子に抜かず2回……なんてことをしてしまったのだと冷静になったアデラールは息を切れ切れ、青くなる。
ぬこ、と音を立てて萎たペニスを彼女の中から取り出した。
レースの掛かった箱を手に取り、中から柔らかな紙を取り出すと彼女の陰部を拭おうとする。
こぷ、と先程まで自分の入っていた穴から白濁した液が溢れ出てシーツに染みを作っていた。
これ以上こぼれ落ちない様に拭うと、紙には赤い血液が付いていた。
彼女の同意を得たとはいえ、はじめてを奪ってしまった……。
申し訳ないという気持ちと仄暗い感情が込み上げてくる。
実は襲われたのはアデラールの方だったのだが、彼はそれをしっかりと受け入れていた。
彼女を清め、下着は無かったのでベットの端に行っていたネグリジェを着せる。
マリエナはぐったりと力の入らない様子でなすがままだった。
ベットに横たわらせ、後ろを向いて己のペニスを紙で拭く。ペニスにも赤い物がついており、それを嬉しく思う自分にアデラールは気付いた。
そして何もなかったかの様に服を整えた。
後ろを振り向くと横たわったまま不安げなマリエナと目が合う。
横たわる彼女のそばに腰掛け、少し乱れていた金色に艶めく髪を撫ぜ、彼女の顳顬にキスを落とした。
ふわっと安心した様な、くすぐったい様な、そんな微笑みに変わり安心する。
手と手を絡めて唇に触れるだけのキスを交わす。
「アデラール、お嬢様って言った」
少し膨れて文句を言うマリエナ。
そういえば、言ったような気がする。
慰める様に頭をよしよしする。
「慣れるまで少し時間がかかるかもしれません……マリエナ」
「アデラール」
「マリエナ」
お互いの名前を呼び合い、くすくすと笑うマリエナを愛おしく感じた。恥ずかしいようなくすぐったさが心地よい。
瞳と瞳で見つめ合い、そのまま彼女の唇に熱いキスを落とす。
再び蕩け出したマリエナを見て、これ以上負担をかけられないと鋼の意志を持ってアデラールは終わらせることにした。
いやらしい音を立て、名残惜しそうにふたりは離れる。
「……また明日」
「また明日」
きゅ、絡めた手に力を入れると、相手もそれに応えて力を込めてきた。
お互いに微笑み合い、絡めた指先が離れるのが寂しい気持ちになる。
アデラールが部屋からそっと出る頃にはマリエナは寝息を立てていた。
今日は幸せな夢を見て欲しい、あわよくばその中に自分がいて共に居たいなどと考えながらアデラールは自室へと暗い廊下をゆっくり歩いた。
次の日、アデラールはどうしたものかと思いを巡らせながら主人の部屋へ向かった。
マリエナと結ばれるためには、ちょっぴり段階を飛ばしていたからだ。
そもそもマリエナはまだ正式には婚約したままである。
成せばなる!そう決意し正直に言おうとドアを見る。
いつもより重厚な空気を醸し出すドアをノックして返事を待ち、中に入る。
そこにはマリエナとマシューと奥様、旦那様がみんな揃っていた。
旦那様は頭を抱えて蹲っている。
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