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第一章・「なんて日だ!!」が突然やってきた
は? は? はああ?
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「さて、そうだね。まずは、座ろうか。立ち話もなんだしね」
天寺はそう言うと、床へ崩れた書籍はそのままに、俺の「片付かない」机の椅子を引っ張った。
その椅子を俺に向けて、どうぞ、と片手で促す。
いや、それに座っちまったら、天寺が座れないじゃないか。狭いこの部屋に、椅子と呼べるものは1つしかないんだから。
「いや、あなたが座ってください。俺は、ここで十分」
そう言って、俺は近くに積み上げていた雑誌の上に腰掛けた。
さっき崩れた書籍に比べれば、厚みもサイズも一緒だし、崩れなさそうだ。
と、まあ、こんなふうに、この準備室には似たような「簡易腰掛け」がたくさんある。
凄いだろ?
「そうかい? ……じゃあ、お言葉に甘えて」
天寺はそう言うと、ひらりとジャケットの裾を翻しながら、ただの安物の椅子に腰掛けた。
い、今のなんだよ! 男前は座る時もいちいちカッコいいのかよ!!
よくわからんが、ちっちゃな敗北感を覚えつつも、俺は天寺の話を聞くことにした。
「さて、そうだね。まずはなにから話そうかな」
俺の前で、足を組んで腕も組みながら、天寺は何か考えるように眉を寄せた。
ちくしょう。だからなんなんだ、こいつ。いちいちサマになってる。あれか。顔の作りがいいと、どんなにキザな仕草でも見てられるもんなんだな。
「えと……なんだか、俺を今度こそ長く生かせようとか、なんだとか、そんな話だったような……」
なかなか話し出さない天寺に、俺が口を開いた。いやだって気になるだろ。そんなふうに言われたらさ。
さっきまでの話を総括すると、まるで俺が三十路になった途端、死んでしまうような言い方だった。
そりゃないわ。そんなこと、あるか?
確かに小さな頃は病弱で、今も若干危ういから陽斗にも、心配かけてるわけだけど。
だからって、余命を言い渡される程、病魔に侵されているわけじゃない。
つい先日の健康診断でも、心臓あたりを少々気をつけてれば、誰とも変わらない生活を送れるってことだった。それは、ここ何年も変わらない。
だから、俺が三十歳で死ぬなんて、あってはならないことなんだ!
「そう。そうなんだけどね。いきなりそんなことを言われても、君は納得できるかい?」
問われて、俺はブンブンと首を振った。
「だろう? だから、信じてもらえるように、順を追って説明しようと思って。ああ、だけど、やっぱりこれだけは最初に言っておくよ」
「な、なんですか?」
怯える俺に、天寺はまた真剣な顔をして、こう言った。
「君が三十歳になると、君は間違いなく死んでしまう。原因は病気であったり、事故だったり。その時々で違うのだけれど」
「は? ちょ、ちょっと待ってくれ。『その時々』って、なんだ?」
お、おそろしい。こいつまた、サラリととんでもないこと口走ったよな!?
「それじゃあまるで、俺が今まで何度も三十歳で死んだみたいな言い方じゃないですか」
そんなのありえないだろ。
だって俺は今、生きている。この29年間、1度も死んだことなんてない。……う、なんだこの会話の違和感。自分で何言ってるのかわからなくなってきた。
頭を抱えそうになっていた俺に、天寺はまたサラリとこう言ったんだ。
「おや。ご名答。そうだよ。君はこれまで何十回……いや、何百回と転生を繰り返してきてるんだ」
「は……はあああああ!?」
まったくもって、何言ってんだこいつ!!
ヤバい。ヤバい。こいつ、マジでヤバいやつだ。顔が良すぎてヤバいのもあるけど、そうじゃない。
頭の中が、マジでヤバいって!!
「君がそんな顔をするのも予測の範囲だよ、雪斗。いつの時代の君も、この話を聞いた時、まずはそんな顔をするんだ」
「え? は?」
え、何この人。ほんと怖い!!
まるでそれらを全部、見てきたかのような口振りだ。
仮にだ。こいつの言ってる事が本当で、俺ってやつがこれまでに、何百回と転生してきたとしよう。勿論だけど、俺にはそんな記憶はない。俺は『高宮雪斗』としての俺しか知らない。
だけど、こいつのさっきの口振りからだと、こいつは俺が生きてきた前世……で、間違ってないよな?
前世の俺も見てきたみたいな口振りなんだ。
こ、こええええ!!
最大級のメンヘラか!?
「僕はもう二度と、僕の前から君が消えてしまう事だけは勘弁なんだ。だから、最初に言っておくよ」
あまりの怖さに言葉を失ってる俺に、天寺は真剣な眼差しでこう言った。
「今度こそ。僕達は結ばれよう。『オレ』と『あの方』の恋も叶えてあげよう。そうするしか、君を助ける方法がないんだ」
「………………」
ヤバい。マジで言葉が出ない。
感動して? バカヤロウ。
怖すぎてだ!!
色々聞きたいことは、山ほどある。だけど、まず、前世とかなんだとか、そういう話を俺は信じてない。
お化けや、幽霊の類だって、た、確かにちょっと怖いけど、信じてない。
変な話だが、古代の人々の生活の端っこを知り、そこから様々な可能性を描いて空想するのは楽しい。それにはちゃんとした、軸があるだろ?
古代エジプトなら、ピラミッドって建物や、スフィンクス、ツタンカーメンの墓とかな。
そういうものがあって、そこからどんな生活だったのかって想像するのはいいんだ。
実際に知らない時代のあれこれだけど、確かにその時代はあったってことは、わかるだろ。
だけどな。
こいつの言ってる事は、なんの軸もない。
いきなりやって来て、
「あなた、三十路になった途端、死にますよ」
ってビビらされ、挙句の果てには転生がどうのこうの。どこにも軸がない。
空想も空想。信じられる要素が1つもない。
それに、俺が死なないために、今度こそと結ばれなければならないとか、そんなの……………………………………
「はああああああああ!?」
ま、ま、また、サラリと言われて、聞き捨てるとこだった!!
こ、こいつ、『結ばれよう』っつった!!
それはつまり、俺とこいつが、エッチしちゃうってことだろ!?
ち、違うのか? いや、そうだろ、絶対!!
ハッ!!
こ、こいつ、俺のストーカーか何かか? だから、よくわからん理屈をつけて、合意の元でいたしちゃうつもりなのかもしれない!
い、いや、落ち着け、俺。
そもそもよく考えろ。俺、だぞ? 何の変哲もない、そこらにいるオッサンだ。来年には三十路突入で、いよいよオッサンだ。
陽斗にストーカーならわかる。
あいつは俺よりも一回り年下だから、今はピッチピチの17歳。青春真っ盛り。
俺よりも背が高いわ、バスケも上手いわ。
家事や料理もできるわ、なんだかんだだわ。
そんな陽斗にはストーカーなら、納得だ。
もっとも、そんな輩はお兄ちゃんが許しません!!
まあ、そんなわけで、よりにもよって、俺なんかにストーカーなんかしねえだろ。
とにかく、こいつの話はデタラメばかりだ。これ以上話を聞く必要、あると思うか?
「驚くのも無理はないね。だから、今から順を追って……って、雪斗?」
俺はいきなり立ち上がると、まだ手に持っていた財布と車のキーを握りしめて扉に向かった。
「どこへ行くんだい、雪斗。話はまだ……」
「もう、結構! 悪いが、俺のストーカーなら、よそを当たってくれ。もっといいやつは大勢いる。そうじゃないなら、きっとあんたの勘違いだ。その転生を繰り返してる若死やろうは俺じゃない。以上! じゃ!!」
俺はそれだけ言うと、扉から廊下へ飛び出した。
これ以上あいつの話を聞いていたら、頭がおかしくなりそうだったからだ。
「雪斗! 明日も話をしよう。必ず、君も納得するものを用意するからね」
ひいいいいい!!
背後から聞こえた天寺の言葉に、俺はその場から逃げるように……いや、実際に逃げた。
なんなんだ、いったいなんだってんだ!
ほんと、なんて日だーーー!!
俺は一度も後ろを振り返らないまま駐車場へ向かうと、猛スピードで車を飛ばし、家に戻ったんだ。
つづく
天寺はそう言うと、床へ崩れた書籍はそのままに、俺の「片付かない」机の椅子を引っ張った。
その椅子を俺に向けて、どうぞ、と片手で促す。
いや、それに座っちまったら、天寺が座れないじゃないか。狭いこの部屋に、椅子と呼べるものは1つしかないんだから。
「いや、あなたが座ってください。俺は、ここで十分」
そう言って、俺は近くに積み上げていた雑誌の上に腰掛けた。
さっき崩れた書籍に比べれば、厚みもサイズも一緒だし、崩れなさそうだ。
と、まあ、こんなふうに、この準備室には似たような「簡易腰掛け」がたくさんある。
凄いだろ?
「そうかい? ……じゃあ、お言葉に甘えて」
天寺はそう言うと、ひらりとジャケットの裾を翻しながら、ただの安物の椅子に腰掛けた。
い、今のなんだよ! 男前は座る時もいちいちカッコいいのかよ!!
よくわからんが、ちっちゃな敗北感を覚えつつも、俺は天寺の話を聞くことにした。
「さて、そうだね。まずはなにから話そうかな」
俺の前で、足を組んで腕も組みながら、天寺は何か考えるように眉を寄せた。
ちくしょう。だからなんなんだ、こいつ。いちいちサマになってる。あれか。顔の作りがいいと、どんなにキザな仕草でも見てられるもんなんだな。
「えと……なんだか、俺を今度こそ長く生かせようとか、なんだとか、そんな話だったような……」
なかなか話し出さない天寺に、俺が口を開いた。いやだって気になるだろ。そんなふうに言われたらさ。
さっきまでの話を総括すると、まるで俺が三十路になった途端、死んでしまうような言い方だった。
そりゃないわ。そんなこと、あるか?
確かに小さな頃は病弱で、今も若干危ういから陽斗にも、心配かけてるわけだけど。
だからって、余命を言い渡される程、病魔に侵されているわけじゃない。
つい先日の健康診断でも、心臓あたりを少々気をつけてれば、誰とも変わらない生活を送れるってことだった。それは、ここ何年も変わらない。
だから、俺が三十歳で死ぬなんて、あってはならないことなんだ!
「そう。そうなんだけどね。いきなりそんなことを言われても、君は納得できるかい?」
問われて、俺はブンブンと首を振った。
「だろう? だから、信じてもらえるように、順を追って説明しようと思って。ああ、だけど、やっぱりこれだけは最初に言っておくよ」
「な、なんですか?」
怯える俺に、天寺はまた真剣な顔をして、こう言った。
「君が三十歳になると、君は間違いなく死んでしまう。原因は病気であったり、事故だったり。その時々で違うのだけれど」
「は? ちょ、ちょっと待ってくれ。『その時々』って、なんだ?」
お、おそろしい。こいつまた、サラリととんでもないこと口走ったよな!?
「それじゃあまるで、俺が今まで何度も三十歳で死んだみたいな言い方じゃないですか」
そんなのありえないだろ。
だって俺は今、生きている。この29年間、1度も死んだことなんてない。……う、なんだこの会話の違和感。自分で何言ってるのかわからなくなってきた。
頭を抱えそうになっていた俺に、天寺はまたサラリとこう言ったんだ。
「おや。ご名答。そうだよ。君はこれまで何十回……いや、何百回と転生を繰り返してきてるんだ」
「は……はあああああ!?」
まったくもって、何言ってんだこいつ!!
ヤバい。ヤバい。こいつ、マジでヤバいやつだ。顔が良すぎてヤバいのもあるけど、そうじゃない。
頭の中が、マジでヤバいって!!
「君がそんな顔をするのも予測の範囲だよ、雪斗。いつの時代の君も、この話を聞いた時、まずはそんな顔をするんだ」
「え? は?」
え、何この人。ほんと怖い!!
まるでそれらを全部、見てきたかのような口振りだ。
仮にだ。こいつの言ってる事が本当で、俺ってやつがこれまでに、何百回と転生してきたとしよう。勿論だけど、俺にはそんな記憶はない。俺は『高宮雪斗』としての俺しか知らない。
だけど、こいつのさっきの口振りからだと、こいつは俺が生きてきた前世……で、間違ってないよな?
前世の俺も見てきたみたいな口振りなんだ。
こ、こええええ!!
最大級のメンヘラか!?
「僕はもう二度と、僕の前から君が消えてしまう事だけは勘弁なんだ。だから、最初に言っておくよ」
あまりの怖さに言葉を失ってる俺に、天寺は真剣な眼差しでこう言った。
「今度こそ。僕達は結ばれよう。『オレ』と『あの方』の恋も叶えてあげよう。そうするしか、君を助ける方法がないんだ」
「………………」
ヤバい。マジで言葉が出ない。
感動して? バカヤロウ。
怖すぎてだ!!
色々聞きたいことは、山ほどある。だけど、まず、前世とかなんだとか、そういう話を俺は信じてない。
お化けや、幽霊の類だって、た、確かにちょっと怖いけど、信じてない。
変な話だが、古代の人々の生活の端っこを知り、そこから様々な可能性を描いて空想するのは楽しい。それにはちゃんとした、軸があるだろ?
古代エジプトなら、ピラミッドって建物や、スフィンクス、ツタンカーメンの墓とかな。
そういうものがあって、そこからどんな生活だったのかって想像するのはいいんだ。
実際に知らない時代のあれこれだけど、確かにその時代はあったってことは、わかるだろ。
だけどな。
こいつの言ってる事は、なんの軸もない。
いきなりやって来て、
「あなた、三十路になった途端、死にますよ」
ってビビらされ、挙句の果てには転生がどうのこうの。どこにも軸がない。
空想も空想。信じられる要素が1つもない。
それに、俺が死なないために、今度こそと結ばれなければならないとか、そんなの……………………………………
「はああああああああ!?」
ま、ま、また、サラリと言われて、聞き捨てるとこだった!!
こ、こいつ、『結ばれよう』っつった!!
それはつまり、俺とこいつが、エッチしちゃうってことだろ!?
ち、違うのか? いや、そうだろ、絶対!!
ハッ!!
こ、こいつ、俺のストーカーか何かか? だから、よくわからん理屈をつけて、合意の元でいたしちゃうつもりなのかもしれない!
い、いや、落ち着け、俺。
そもそもよく考えろ。俺、だぞ? 何の変哲もない、そこらにいるオッサンだ。来年には三十路突入で、いよいよオッサンだ。
陽斗にストーカーならわかる。
あいつは俺よりも一回り年下だから、今はピッチピチの17歳。青春真っ盛り。
俺よりも背が高いわ、バスケも上手いわ。
家事や料理もできるわ、なんだかんだだわ。
そんな陽斗にはストーカーなら、納得だ。
もっとも、そんな輩はお兄ちゃんが許しません!!
まあ、そんなわけで、よりにもよって、俺なんかにストーカーなんかしねえだろ。
とにかく、こいつの話はデタラメばかりだ。これ以上話を聞く必要、あると思うか?
「驚くのも無理はないね。だから、今から順を追って……って、雪斗?」
俺はいきなり立ち上がると、まだ手に持っていた財布と車のキーを握りしめて扉に向かった。
「どこへ行くんだい、雪斗。話はまだ……」
「もう、結構! 悪いが、俺のストーカーなら、よそを当たってくれ。もっといいやつは大勢いる。そうじゃないなら、きっとあんたの勘違いだ。その転生を繰り返してる若死やろうは俺じゃない。以上! じゃ!!」
俺はそれだけ言うと、扉から廊下へ飛び出した。
これ以上あいつの話を聞いていたら、頭がおかしくなりそうだったからだ。
「雪斗! 明日も話をしよう。必ず、君も納得するものを用意するからね」
ひいいいいい!!
背後から聞こえた天寺の言葉に、俺はその場から逃げるように……いや、実際に逃げた。
なんなんだ、いったいなんだってんだ!
ほんと、なんて日だーーー!!
俺は一度も後ろを振り返らないまま駐車場へ向かうと、猛スピードで車を飛ばし、家に戻ったんだ。
つづく
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