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第2話-救出
救出-12
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「それは本当か!」
「はい」
佐保田は情報の審議を確かめると、京助はしたり顔の表情で答える。
「協力ありがとう。もう行っていいぞ」
「はい。では、失礼します」
京助は一礼してその場を去った。
そして、佐保田は京助が去ったのを確認して電話からメッセージに切り替えどこかへと連絡をし、リビングへと戻った。
「奥さん、犯人から連絡は?」
「いえ、まだ」
「そうですか。では、少し待ちましょう」
佐保田は部屋に掛かっている掛け時計を見て、少しソワソワした動きを見せる。
だが、待てど暮らせど一向に連絡がない。
京助、薫の両名は落ち着いた様子でスマホを操作しながら連絡を待ち、太秦夫婦は険悪な雰囲気で互いを睨み合いながら連絡を待っていた。
「遅いなぁ~」
最初に口を開いたのは、京助であった。
「そうですね。佐保田さん、いつも犯人からの連絡はどのくらいの時間で来るもの何ですか?」
「そうだな・・・・・・大体、一時間といった感じだ」
「じゃあ、今回はイレギュラーな事なんですね」
「そう言う事になるな」
「金智さん、すいません。ここまで付き合せてしまって」
浩がそう謝罪すると「いえ、何もしないまま居座ってしまって申し訳ありません」京助は浩より申し訳なさそうに謝罪する。
「金智さんが謝る必要は・・・・・・」
そんな話をしていると、エミリのスマホにメッセージが入る。
「来ましたっ!!」エミリが声を上げると「確認してください」冷静な口調で佐保田が指示を出す。
「はいっ」
エミリが恐る恐る確認すると、目から大粒の涙を流し崩れ落ちた。
「どうした!!」浩は泣き崩れるエミリからスマホを取り上げ、メッセージ内容を確認する。
「そんなバカなっ」
「どうされたんです?」
「佐保田さん。どうして、どうして。こんな事に・・・・・・」
浩も涙を流しながら、エミリのスマホを見せた。
“金の受け渡しは失敗した。よって、息子は帰らないであろう。残念だったな。( ゚д゚)ハッ!”
「そんな、バカなっ!!」スマホを床に叩きつけた佐保田。
「失礼」
京助は床に落ちたスマホを拾い上げ、薫と顔をくっつけながら中身を確認する。
「薫ちゃん、これはヤバいな」
「ヤバいですね」
「何を吞気な事を言っているんだ。お前達は!!!」
二人をしかりつける佐保田に動じることなく、ひそひそ話をする。
「ったく」
この二人に何を言っても無駄だと思い、佐保田はすぐ様次の行動に打って出た。
「少し、失礼します」
そう告げて部屋を出ようとする佐保田の前に立ちはだかる京助。
「邪魔だ。どけ!」
京助を押しのけようとするのだが、京助は微動だにせず佐保田の前をどこうとしない。
「ここで連絡すれば良いじゃあ~りませんか?」
「そんなのお前に関係ないだろっ!!」
「関係ありますよ。佐保田さん」
そこで、口を挟んできたのは薫であった。
「何っ」
「すいませんが、スマホ見せてもらえませんか?」
「な、何故だっ」
「事件解決の為です。お願いします」
薫はそう言って、佐保田の手からスマホを取り上げる。
「あ、おい!!」
「まぁまぁ」京助はすかさず宥めるふりをして、佐保田の手を掴み指紋認証を解除させる。
薫はロック解除されたスマホを操作し、メッセージアプリを開いてスマホを取り返そうとする佐保田と押し問答する京助に見せる。
「ははぁ~ん。これで確定しましたね」
京助がそう告げると佐保田の顔が青ざめていくのだった。
「はい」
佐保田は情報の審議を確かめると、京助はしたり顔の表情で答える。
「協力ありがとう。もう行っていいぞ」
「はい。では、失礼します」
京助は一礼してその場を去った。
そして、佐保田は京助が去ったのを確認して電話からメッセージに切り替えどこかへと連絡をし、リビングへと戻った。
「奥さん、犯人から連絡は?」
「いえ、まだ」
「そうですか。では、少し待ちましょう」
佐保田は部屋に掛かっている掛け時計を見て、少しソワソワした動きを見せる。
だが、待てど暮らせど一向に連絡がない。
京助、薫の両名は落ち着いた様子でスマホを操作しながら連絡を待ち、太秦夫婦は険悪な雰囲気で互いを睨み合いながら連絡を待っていた。
「遅いなぁ~」
最初に口を開いたのは、京助であった。
「そうですね。佐保田さん、いつも犯人からの連絡はどのくらいの時間で来るもの何ですか?」
「そうだな・・・・・・大体、一時間といった感じだ」
「じゃあ、今回はイレギュラーな事なんですね」
「そう言う事になるな」
「金智さん、すいません。ここまで付き合せてしまって」
浩がそう謝罪すると「いえ、何もしないまま居座ってしまって申し訳ありません」京助は浩より申し訳なさそうに謝罪する。
「金智さんが謝る必要は・・・・・・」
そんな話をしていると、エミリのスマホにメッセージが入る。
「来ましたっ!!」エミリが声を上げると「確認してください」冷静な口調で佐保田が指示を出す。
「はいっ」
エミリが恐る恐る確認すると、目から大粒の涙を流し崩れ落ちた。
「どうした!!」浩は泣き崩れるエミリからスマホを取り上げ、メッセージ内容を確認する。
「そんなバカなっ」
「どうされたんです?」
「佐保田さん。どうして、どうして。こんな事に・・・・・・」
浩も涙を流しながら、エミリのスマホを見せた。
“金の受け渡しは失敗した。よって、息子は帰らないであろう。残念だったな。( ゚д゚)ハッ!”
「そんな、バカなっ!!」スマホを床に叩きつけた佐保田。
「失礼」
京助は床に落ちたスマホを拾い上げ、薫と顔をくっつけながら中身を確認する。
「薫ちゃん、これはヤバいな」
「ヤバいですね」
「何を吞気な事を言っているんだ。お前達は!!!」
二人をしかりつける佐保田に動じることなく、ひそひそ話をする。
「ったく」
この二人に何を言っても無駄だと思い、佐保田はすぐ様次の行動に打って出た。
「少し、失礼します」
そう告げて部屋を出ようとする佐保田の前に立ちはだかる京助。
「邪魔だ。どけ!」
京助を押しのけようとするのだが、京助は微動だにせず佐保田の前をどこうとしない。
「ここで連絡すれば良いじゃあ~りませんか?」
「そんなのお前に関係ないだろっ!!」
「関係ありますよ。佐保田さん」
そこで、口を挟んできたのは薫であった。
「何っ」
「すいませんが、スマホ見せてもらえませんか?」
「な、何故だっ」
「事件解決の為です。お願いします」
薫はそう言って、佐保田の手からスマホを取り上げる。
「あ、おい!!」
「まぁまぁ」京助はすかさず宥めるふりをして、佐保田の手を掴み指紋認証を解除させる。
薫はロック解除されたスマホを操作し、メッセージアプリを開いてスマホを取り返そうとする佐保田と押し問答する京助に見せる。
「ははぁ~ん。これで確定しましたね」
京助がそう告げると佐保田の顔が青ざめていくのだった。
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