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運悪く旅先で死亡したんですけど…!?
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とある会社に美少女でもない、かといってブスでもない至って平凡な女性がいた。彼女の名は安達火雅美(あだちかがみ)。
火雅美は人より秀でる才能が1つもなく、極め付けは彼氏いない歴=年齢の25歳だ。
そんな火雅美が昔から就職したいと考えていた会社になんとか入ることができ、仕事欲に溢れていた。
だが…
「おい!安達!またここ間違えているぞ!何回言えば覚えるんだ!本当に使えないな。」
いつものように上司からのダメ出しが入る。毎度最後には‘使えない’と言われる始末。だが火雅美は昔から言われ慣れていたため罵倒の言葉には慣れている。
「あ、すみません!今すぐ訂正します!」
毎日こんな調子で最近はまともな休みすらとれていない。
中学・高校とバスケ部に入っていたため(とはいっても万年ベンチ)体力には自信がある火雅美も休みなしの残業には限界を感じていた。
その日もみんなが定時に帰り、火雅美だけが残った仕事を夜遅くまで片付けていた。
「今日も今日とて残業。はぁ…。最近まともに休んでないから肌荒れもすごいしオシャレなんて…。久しぶりに旅行にでも行けないかな…。」
ボソッと呟くと火雅美は猛烈な眠気に襲われた。頑張って寝ないようにしていたが猛烈な眠気に逆らうことができず、とうとう重たい瞼を閉じてしまった。
「は!私寝ちゃった!?」
慌てて飛び起きた火雅美は目の前の景色に驚愕した。会社で寝落ちしてしまったはずが家のベッドの上で寝ていたのだ。
「あれ、私、昨日家に帰ってきたんだっけ…?」
頭にはてなを浮かべながらぼーっと時計を見るとすでに遅刻寸前の時刻だった。
慌てて用意をして家を飛び出し会社に向かった。
「遅れて申し訳ありません!!」
すでにお説教は決まっているのだからこれ以上お説教の内容が増えないように態度だけはしっかりとしているつもりだ。
「ん?あー、安達か。昨日の修正確認したがあれで大丈夫だ。それにどうした、一週間以内に済ませればいいって行ったやつもすでに完成しているじゃないか。しかもミスなし。珍しいな!」
火雅美には上司が何を言いているのか理解できなかった。なぜなら昨日の時点で修正しなきゃ行けない資料は半分も終わっていなく、一週間以内に済ませなければいけない資料なんて存在自体忘れていたのだ。
「一週間は安達の仕事は特にない。最近休みもろくにとってなかったみたいだし…。一週間休みでもとったらどうだ?上には俺が話しておいてやろう。」
「あ、ありがとうございます?そういえば遅刻してしまった件は…」
「遅刻?あー、まぁいいや。今日はもう帰っていいから。一週間のんびりしてこーい。」
「?じゃ、じゃあお言葉に甘えて…。お先に失礼します…」
とりあえず家に帰ったものの火雅美には何が起きているか分からなかった。
「どう言うこと…?しかもなんかあの上司今日はやけに優しかったし…。なんかいいことでもあったのかな…。まぁせっかく休みもらったんだし、しかも一週間も。温泉にでも行こっかな。」
火雅美は決断力と行動力は早い。即座に宿を予約し3泊4日の旅行に出かけることにした。
「はぁ~~~。温泉サイコー!休みサイコーー!」
火雅美は全力で休みを楽しんでいた。
「温泉から出たらお店でも見て回ろっかなー。」
たくさん買い物もして部屋に戻り、美味しいご飯も食べた。休みなしで働いていたため、お金に妥協はしなくていい。
さらには旅館の仲居の1人である神和住(かみわずみ)と仲良くなりいろんなことを話した。もちろん会社でミスばっかりしていて久しぶりの旅行だと言うことも。
「安達様、もし明日のご予定がないようでしたらこの近くの新光岳へ行ってみるのはいかがでしょう。あそこのやり直しの滝で手と顔を洗うと今までの自分とは違う自分として生きることができると言われています。美しい自然でも有名な山なのでストレスも解消できるのではないかと…。」
火雅美は神和住の言っていた新光岳に行ってみることにした。
新光岳の入り口に着くと他にもこれから新光岳に登り始める人がたくさん見えた。
「思ったよりもたくさん人がいるんだなー…。よし!じゃあ登っていきますか!」
張り切って登り始めて3時間。火雅美だがなかなかやり直しの滝に辿り着くことができないでいた。
「あれー…、なかなかつかないんだけど…。他の登山者について来ているから道は間違っていないはずなんだけどなー…。」
すこい疲れてきたため休憩しよと思い、近くの岩に腰かけた。
しばらくそこで休んでいたら急に霧が出てきて周りが見えなくなってしまった。
「あ、まずい。霧だ。ここは岩だらけで少し危ないからちょっと移動しよ。」
火雅美はスマホのライトを頼りに少しだけ先に進んだ。すると遠くの方から水が流れる音がしてきた。
「あ、もしかして…」
目を凝らすとそこには大きくはないが滝があった。だがそこには誰も登山者がいなかった。
「えーっと、ここで手と顔を洗えばいいんだっけ…。」
火雅美は神和住に言われた通り顔と手を洗った。すると前、また仕事の時に起きた猛烈な眠気に襲われた。
周りを見渡してみると運がいいことに少し横になれる場所があった。目覚ましをセットして15分だけ眠ることにした。
だが15分後、火雅美の目覚ましがなることはなかった。
「先輩!大変です!!安達さん、旅行先で意識不明で発見されて病院に運ばれてる途中で死んだそうです…。」
「は、はぁぁぁぁ!?!?!?それ、どういうことだ!?」
次の日、火雅美の会社はその話題で持ちきりだった。
会社の誰かがテレビの電源をつけた。
『次のニュースです。新光岳にて登山に来ていた安達火雅美さんが意識不明の状態で発見されました。
直前に霧が出ていて発見が遅れてしまったため、搬送先の病院で死亡が確認されました。死因は不明ということです…』
そう。火雅美は死因不明で死んでしまったのだ。
火雅美は人より秀でる才能が1つもなく、極め付けは彼氏いない歴=年齢の25歳だ。
そんな火雅美が昔から就職したいと考えていた会社になんとか入ることができ、仕事欲に溢れていた。
だが…
「おい!安達!またここ間違えているぞ!何回言えば覚えるんだ!本当に使えないな。」
いつものように上司からのダメ出しが入る。毎度最後には‘使えない’と言われる始末。だが火雅美は昔から言われ慣れていたため罵倒の言葉には慣れている。
「あ、すみません!今すぐ訂正します!」
毎日こんな調子で最近はまともな休みすらとれていない。
中学・高校とバスケ部に入っていたため(とはいっても万年ベンチ)体力には自信がある火雅美も休みなしの残業には限界を感じていた。
その日もみんなが定時に帰り、火雅美だけが残った仕事を夜遅くまで片付けていた。
「今日も今日とて残業。はぁ…。最近まともに休んでないから肌荒れもすごいしオシャレなんて…。久しぶりに旅行にでも行けないかな…。」
ボソッと呟くと火雅美は猛烈な眠気に襲われた。頑張って寝ないようにしていたが猛烈な眠気に逆らうことができず、とうとう重たい瞼を閉じてしまった。
「は!私寝ちゃった!?」
慌てて飛び起きた火雅美は目の前の景色に驚愕した。会社で寝落ちしてしまったはずが家のベッドの上で寝ていたのだ。
「あれ、私、昨日家に帰ってきたんだっけ…?」
頭にはてなを浮かべながらぼーっと時計を見るとすでに遅刻寸前の時刻だった。
慌てて用意をして家を飛び出し会社に向かった。
「遅れて申し訳ありません!!」
すでにお説教は決まっているのだからこれ以上お説教の内容が増えないように態度だけはしっかりとしているつもりだ。
「ん?あー、安達か。昨日の修正確認したがあれで大丈夫だ。それにどうした、一週間以内に済ませればいいって行ったやつもすでに完成しているじゃないか。しかもミスなし。珍しいな!」
火雅美には上司が何を言いているのか理解できなかった。なぜなら昨日の時点で修正しなきゃ行けない資料は半分も終わっていなく、一週間以内に済ませなければいけない資料なんて存在自体忘れていたのだ。
「一週間は安達の仕事は特にない。最近休みもろくにとってなかったみたいだし…。一週間休みでもとったらどうだ?上には俺が話しておいてやろう。」
「あ、ありがとうございます?そういえば遅刻してしまった件は…」
「遅刻?あー、まぁいいや。今日はもう帰っていいから。一週間のんびりしてこーい。」
「?じゃ、じゃあお言葉に甘えて…。お先に失礼します…」
とりあえず家に帰ったものの火雅美には何が起きているか分からなかった。
「どう言うこと…?しかもなんかあの上司今日はやけに優しかったし…。なんかいいことでもあったのかな…。まぁせっかく休みもらったんだし、しかも一週間も。温泉にでも行こっかな。」
火雅美は決断力と行動力は早い。即座に宿を予約し3泊4日の旅行に出かけることにした。
「はぁ~~~。温泉サイコー!休みサイコーー!」
火雅美は全力で休みを楽しんでいた。
「温泉から出たらお店でも見て回ろっかなー。」
たくさん買い物もして部屋に戻り、美味しいご飯も食べた。休みなしで働いていたため、お金に妥協はしなくていい。
さらには旅館の仲居の1人である神和住(かみわずみ)と仲良くなりいろんなことを話した。もちろん会社でミスばっかりしていて久しぶりの旅行だと言うことも。
「安達様、もし明日のご予定がないようでしたらこの近くの新光岳へ行ってみるのはいかがでしょう。あそこのやり直しの滝で手と顔を洗うと今までの自分とは違う自分として生きることができると言われています。美しい自然でも有名な山なのでストレスも解消できるのではないかと…。」
火雅美は神和住の言っていた新光岳に行ってみることにした。
新光岳の入り口に着くと他にもこれから新光岳に登り始める人がたくさん見えた。
「思ったよりもたくさん人がいるんだなー…。よし!じゃあ登っていきますか!」
張り切って登り始めて3時間。火雅美だがなかなかやり直しの滝に辿り着くことができないでいた。
「あれー…、なかなかつかないんだけど…。他の登山者について来ているから道は間違っていないはずなんだけどなー…。」
すこい疲れてきたため休憩しよと思い、近くの岩に腰かけた。
しばらくそこで休んでいたら急に霧が出てきて周りが見えなくなってしまった。
「あ、まずい。霧だ。ここは岩だらけで少し危ないからちょっと移動しよ。」
火雅美はスマホのライトを頼りに少しだけ先に進んだ。すると遠くの方から水が流れる音がしてきた。
「あ、もしかして…」
目を凝らすとそこには大きくはないが滝があった。だがそこには誰も登山者がいなかった。
「えーっと、ここで手と顔を洗えばいいんだっけ…。」
火雅美は神和住に言われた通り顔と手を洗った。すると前、また仕事の時に起きた猛烈な眠気に襲われた。
周りを見渡してみると運がいいことに少し横になれる場所があった。目覚ましをセットして15分だけ眠ることにした。
だが15分後、火雅美の目覚ましがなることはなかった。
「先輩!大変です!!安達さん、旅行先で意識不明で発見されて病院に運ばれてる途中で死んだそうです…。」
「は、はぁぁぁぁ!?!?!?それ、どういうことだ!?」
次の日、火雅美の会社はその話題で持ちきりだった。
会社の誰かがテレビの電源をつけた。
『次のニュースです。新光岳にて登山に来ていた安達火雅美さんが意識不明の状態で発見されました。
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そう。火雅美は死因不明で死んでしまったのだ。
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