2 / 2
起きたら目の前に神さまがいるんですけど…!?
しおりを挟む
火雅美はしばらく経って目が覚めた。
アラームが鳴らなかったと思いスマホを見ようと思ったが置いておいたはずのところにスマホが見当たらない。
「あれ、私のスマホどこ…?」
火雅美が辺りを見回すとすぐ近くに人が立っていることに気がついた。
「あ、すみません!急で申し訳ないのですが私のスマホをご存知ありませんか?透明のケースに入った赤色のスマホなんですけど…」
火雅美は思い切って近くにたっている人に話しかけた。
「火雅美様…。このようなお姿になってしまわれるとは…。」
その人は急に火雅美の名前をよんできた。
遠くにいたからわからなかったが近くで見るとその人は金色の髪に真っ白の服を着ていた。
「火雅美様、私は紅蘭の巫女と申します。黄泉の国の神の1人です。世の中の不運な方を少し手助けしてその後の人生の活力を与えるお手伝いをしております。」
火雅美は色々意味がわからなかった。
「単刀直入に言いますと、火雅美様。あなたはお亡くなりになりました。」
「…は?!」
急にそんなことを言われても火雅美は死んでるという感覚がなかった。
「あ、申し訳ありません。説明が足りませんでした。ここはあの世とこの世の境目。つまり肉体は存在できないけど魂は存在できるという不思議な場所です。」
その後も言っている意味がわからずとりあえず1番気になる質問をした。
「あの、なんか色々よくわかんないんですけど私なんで死んだんですか?」
「それを話すと少し長くなってしまいますがよろしいですか?」
「はい。」
「私の仕事は精神的苦痛や、肉体的苦痛などいつ死んでしまってもおかしくない人にその後の活力を与えることです。
今回、その対象者に当たるのが火雅美様です。私は約1ヶ月の時間をかけて火雅美様がしたいと思っていることを洗いだしました。するとあなた様はゆっくりと旅行に行きたいとの事でしたので、少しの間だけ仕事を私が代わりにやらせていただきました。さらには上司の方の思考を少しだけいじらせて貰い、1週間の休みをとっていただきました。
でも私の仕事はそこで終わりな訳ではありません。その後の旅行がいいものになるまでが私の仕事ですので神和住と名乗らせていただき貴方さまのそばで見守らせていただきました。
新光岳のやり直しの滝は私の加護がかかっていますので効果は本物なんですよ。なんですけど…あの日の濃霧が毒ガスだったようで…。火雅美様の死因はそれを長時間吸ったことによる毒死ですね…。」
火雅美は終始目を丸くして、口をかっぴらいて話を聞いていた。なんてったって信じられるような話ではないからだ。
「えっ、えっ、えっ、ちょっと待ってください。
まずあなたはあの旅館の神和住さんで、神様で、私は毒死したってことですか…?」
「はい、その解釈で間違いありません。」
火雅美はこれが夢の世界だと思い何度も自分のほっぺたをつねった。
「痛い…(泣)現実じゃーん…(泣)」
「申し訳ありません。私のリサーチミスです。なので火雅美様の第2の人生として3つのコースをご用意させていただきました。」
急にテレビでよく見るショッピングのようなものが始まった。
「それでは1つ目!新しい肉体として生まれ変わる!もう1度現世に火雅美ではなく新しい人間として生まれ変わっていただきます!でも今までの記憶、つまり火雅美としての記憶ですね、が消えます!
次に2つ目!私と同じく神としてここに残る!不老不死の肉体で黄泉の国で生きていただきます!でも私と同じく結構大変な仕事があります!
最後に3つ目!異世界に転生する!これはその名の通り異世界に転生していただきます!ちなみに記憶は今のままで。でも何も分からないところに1人で飛ばされます!」
「いや、全部の代償がそこそこ大きい…」
火雅美は悩んだ。今の記憶がなくなってしまうのも嫌だしもう仕事はしたくない。となると異世界転生が1番いいと考えた。
「じゃ、じゃあ異世界で…」
「異世界転生ですね。了解致しました。それではここから先の手続きに関しましては異世界担当の女神がやることになります。
この度は私の不注意でほんとにすみませんでした。第2の人生、楽しんでくださいね!!」
紅蓮の巫女はそういうと手を叩いた。
火雅美はまた急な睡魔に襲われ、寝てしまった。
「火雅美様!!こんにちはっす!異世界担当のアシャールと言います!よろしくっす!」
紅蘭の巫女とは違いとてもテンションが高い神様が火雅美を叩き起こした。
「あ、こんにちは。」
最初は戸惑ったものの学生時代の後輩がこんな感じだったためすぐになれた。
「火雅美様、今から転生の手続きを行うっす!まず最初に紅蘭さんから3つの要望を叶えてやれって言われてるんすけど…。転生に関してなんかありますか?モテたいとかめっちゃ強いとか…」
火雅美はしばらく悩んだ末3つの願いを決めた。
「じゃあ、戦争とかないとにかく平和で綺麗な所にしてください。あと、ちょっと人に自慢できるようなことをできるようにしてください。最後は…人に親しみを持って接してもらえるような顔をお願いします!!」
「了解したっす!転生先が平和で綺麗なところっすか…。異世界にもたくさん種類があるんすよねー…。平和で綺麗なとこ…。あ!サランファードがいい!それではあなたをサランファードというとにかく平和で綺麗な星に転生させます!
あと私からのプレゼントでこのペンダントあげるっす!なんかあったらこれに私の名前を読んでみてください!私とコンタクトが取れるようになってるっす!
それじゃあ、火雅美様!第2の人生、満喫してくださいね!」
アシャールは紅蘭の巫女と同じように手を叩いた。でも今度は眠気ではなく目の前の風景がゆがみ始めた。
次の瞬間目の前がぱっと光ったと思ったら火雅美は知らない草原に1人で立っていた。
アラームが鳴らなかったと思いスマホを見ようと思ったが置いておいたはずのところにスマホが見当たらない。
「あれ、私のスマホどこ…?」
火雅美が辺りを見回すとすぐ近くに人が立っていることに気がついた。
「あ、すみません!急で申し訳ないのですが私のスマホをご存知ありませんか?透明のケースに入った赤色のスマホなんですけど…」
火雅美は思い切って近くにたっている人に話しかけた。
「火雅美様…。このようなお姿になってしまわれるとは…。」
その人は急に火雅美の名前をよんできた。
遠くにいたからわからなかったが近くで見るとその人は金色の髪に真っ白の服を着ていた。
「火雅美様、私は紅蘭の巫女と申します。黄泉の国の神の1人です。世の中の不運な方を少し手助けしてその後の人生の活力を与えるお手伝いをしております。」
火雅美は色々意味がわからなかった。
「単刀直入に言いますと、火雅美様。あなたはお亡くなりになりました。」
「…は?!」
急にそんなことを言われても火雅美は死んでるという感覚がなかった。
「あ、申し訳ありません。説明が足りませんでした。ここはあの世とこの世の境目。つまり肉体は存在できないけど魂は存在できるという不思議な場所です。」
その後も言っている意味がわからずとりあえず1番気になる質問をした。
「あの、なんか色々よくわかんないんですけど私なんで死んだんですか?」
「それを話すと少し長くなってしまいますがよろしいですか?」
「はい。」
「私の仕事は精神的苦痛や、肉体的苦痛などいつ死んでしまってもおかしくない人にその後の活力を与えることです。
今回、その対象者に当たるのが火雅美様です。私は約1ヶ月の時間をかけて火雅美様がしたいと思っていることを洗いだしました。するとあなた様はゆっくりと旅行に行きたいとの事でしたので、少しの間だけ仕事を私が代わりにやらせていただきました。さらには上司の方の思考を少しだけいじらせて貰い、1週間の休みをとっていただきました。
でも私の仕事はそこで終わりな訳ではありません。その後の旅行がいいものになるまでが私の仕事ですので神和住と名乗らせていただき貴方さまのそばで見守らせていただきました。
新光岳のやり直しの滝は私の加護がかかっていますので効果は本物なんですよ。なんですけど…あの日の濃霧が毒ガスだったようで…。火雅美様の死因はそれを長時間吸ったことによる毒死ですね…。」
火雅美は終始目を丸くして、口をかっぴらいて話を聞いていた。なんてったって信じられるような話ではないからだ。
「えっ、えっ、えっ、ちょっと待ってください。
まずあなたはあの旅館の神和住さんで、神様で、私は毒死したってことですか…?」
「はい、その解釈で間違いありません。」
火雅美はこれが夢の世界だと思い何度も自分のほっぺたをつねった。
「痛い…(泣)現実じゃーん…(泣)」
「申し訳ありません。私のリサーチミスです。なので火雅美様の第2の人生として3つのコースをご用意させていただきました。」
急にテレビでよく見るショッピングのようなものが始まった。
「それでは1つ目!新しい肉体として生まれ変わる!もう1度現世に火雅美ではなく新しい人間として生まれ変わっていただきます!でも今までの記憶、つまり火雅美としての記憶ですね、が消えます!
次に2つ目!私と同じく神としてここに残る!不老不死の肉体で黄泉の国で生きていただきます!でも私と同じく結構大変な仕事があります!
最後に3つ目!異世界に転生する!これはその名の通り異世界に転生していただきます!ちなみに記憶は今のままで。でも何も分からないところに1人で飛ばされます!」
「いや、全部の代償がそこそこ大きい…」
火雅美は悩んだ。今の記憶がなくなってしまうのも嫌だしもう仕事はしたくない。となると異世界転生が1番いいと考えた。
「じゃ、じゃあ異世界で…」
「異世界転生ですね。了解致しました。それではここから先の手続きに関しましては異世界担当の女神がやることになります。
この度は私の不注意でほんとにすみませんでした。第2の人生、楽しんでくださいね!!」
紅蓮の巫女はそういうと手を叩いた。
火雅美はまた急な睡魔に襲われ、寝てしまった。
「火雅美様!!こんにちはっす!異世界担当のアシャールと言います!よろしくっす!」
紅蘭の巫女とは違いとてもテンションが高い神様が火雅美を叩き起こした。
「あ、こんにちは。」
最初は戸惑ったものの学生時代の後輩がこんな感じだったためすぐになれた。
「火雅美様、今から転生の手続きを行うっす!まず最初に紅蘭さんから3つの要望を叶えてやれって言われてるんすけど…。転生に関してなんかありますか?モテたいとかめっちゃ強いとか…」
火雅美はしばらく悩んだ末3つの願いを決めた。
「じゃあ、戦争とかないとにかく平和で綺麗な所にしてください。あと、ちょっと人に自慢できるようなことをできるようにしてください。最後は…人に親しみを持って接してもらえるような顔をお願いします!!」
「了解したっす!転生先が平和で綺麗なところっすか…。異世界にもたくさん種類があるんすよねー…。平和で綺麗なとこ…。あ!サランファードがいい!それではあなたをサランファードというとにかく平和で綺麗な星に転生させます!
あと私からのプレゼントでこのペンダントあげるっす!なんかあったらこれに私の名前を読んでみてください!私とコンタクトが取れるようになってるっす!
それじゃあ、火雅美様!第2の人生、満喫してくださいね!」
アシャールは紅蘭の巫女と同じように手を叩いた。でも今度は眠気ではなく目の前の風景がゆがみ始めた。
次の瞬間目の前がぱっと光ったと思ったら火雅美は知らない草原に1人で立っていた。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
後日譚追加【完結】冤罪で追放された俺、真実の魔法で無実を証明したら手のひら返しの嵐!! でももう遅い、王都ごと見捨てて自由に生きます
なみゆき
ファンタジー
魔王を討ったはずの俺は、冤罪で追放された。 功績は奪われ、婚約は破棄され、裏切り者の烙印を押された。 信じてくれる者は、誰一人いない——そう思っていた。
だが、辺境で出会った古代魔導と、ただ一人俺を信じてくれた彼女が、すべてを変えた。 婚礼と処刑が重なるその日、真実をつきつけ、俺は、王都に“ざまぁ”を叩きつける。
……でも、もう復讐には興味がない。 俺が欲しかったのは、名誉でも地位でもなく、信じてくれる人だった。
これは、ざまぁの果てに静かな勝利を選んだ、元英雄の物語。
今日からはじめる錬金生活〜家から追い出されたので王都の片隅で錬金術店はじめました〜
束原ミヤコ
ファンタジー
マユラは優秀な魔導師を輩出するレイクフィア家に生まれたが、魔導の才能に恵まれなかった。
そのため幼い頃から小間使いのように扱われ、十六になるとアルティナ公爵家に爵位と金を引き換えに嫁ぐことになった。
だが夫であるオルソンは、初夜の晩に現れない。
マユラはオルソンが義理の妹リンカと愛し合っているところを目撃する。
全てを諦めたマユラは、領地の立て直しにひたすら尽力し続けていた。
それから四年。リンカとの間に子ができたという理由で、マユラは離縁を言い渡される。
マユラは喜び勇んで家を出た。今日からはもう誰かのために働かなくていい。
自由だ。
魔法は苦手だが、物作りは好きだ。商才も少しはある。
マユラは王都の片隅で、錬金術店を営むことにした。
これは、マユラが偉大な錬金術師になるまでの、初めの一歩の話──。
魔法が使えない落ちこぼれ貴族の三男は、天才錬金術師のたまごでした
茜カナコ
ファンタジー
魔法使いよりも錬金術士の方が少ない世界。
貴族は生まれつき魔力を持っていることが多いが錬金術を使えるものは、ほとんどいない。
母も魔力が弱く、父から「できそこないの妻」と馬鹿にされ、こき使われている。
バレット男爵家の三男として生まれた僕は、魔力がなく、家でおちこぼれとしてぞんざいに扱われている。
しかし、僕には錬金術の才能があることに気づき、この家を出ると決めた。
嵌められたオッサン冒険者、Sランクモンスター(幼体)に懐かれたので、その力で復讐しようと思います
ゆさま
ファンタジー
ベテランオッサン冒険者が、美少女パーティーにオヤジ狩りの標的にされてしまった。生死の境をさまよっていたら、Sランクモンスターに懐かれて……。
懐いたモンスターが成長し、美女に擬態できるようになって迫ってきます。どうするオッサン!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる