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第三章 神の啓示
第9話 暴虐のリード
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翌日。
朝から洞窟には王城から派遣された兵士の一団が訪れていた。
予定通り、そこにはリードの姿がある。
「ったく。俺がどうしてこんな辛気臭いところに派遣されなきゃならねえんだ」
リードは他の兵士の目を盗んで悪態をつきながら、予想通り僕のところにやって来た。
「よう。モグラ野郎。相変わらずおまえは冴えないツラしてんな。シェラングーンでは世話になったじゃねえか。ああ?」
僕は出来る限り平静を装って彼に言葉を返す。
「やあリード。討伐隊のほうはどうだい?」
「どうもこうもねえ。あのクソ魔女がどこに姿を現すか分からねえから、追跡すら難しくて頭に来るぜ。本来なら俺は討伐隊の特別任務があるから、王城のザコどもと一緒にこんなところに来る必要はなかったってのに、ミランダが戻る可能性があるからってだけでこんな薄気味悪い場所まで出向かなきゃならねえ。腹立たしい話だ。そうだろ? モグラ野郎」
リードは僕に八つ当たりをするようにそうまくし立てた。
腹立たしいのは僕のほうだったけど、今日の僕には目的がある。
怒りをグッとこらえて彼に話を切り出した。
「そのことなんだけど、リード。僕を討伐隊のメンバーに加えてくれないか?」
僕のそんな申し出にリードは数秒の間、驚きの表情で沈黙した。
さすがに僕がこんなことを言い出すなんて予想すらしてなかったんだろう。
「はぁ? おまえそれマジで言ってんのか? 頭オカシイんじゃねえの? 討伐隊は精鋭ぞろいのエリート集団だぞ。おまえごときに何が出来るんだよ。虫けらが」
そう言うとリードは軽薄な笑みを浮かべる。
だけど僕はひるまなかった。
「大マジだよ。っていうか僕を連れて行ったほうがいいと思うよ?」
少し挑発的にそう言うとリードは途端に不機嫌な表情を浮かべて僕を睨みつけてくる。
「何だと? 何か根拠があって言ってるんだろうな。モグラ野郎」
凄みをきかせた表情と口調でそう言うリードに、僕は手にある呪いの剣『タリオ』を見せた。
「ミランダの呪いの剣だ。これが彼女の居場所に引き合わせてくれる。彼女のいる場所が分かるんだ」
それを聞くとリードは途端に優男風の表情に戻って両手を広げた。
「へぇ。そいつは便利だな。だったら……」
リードはそう言うと僕の手から強引に呪いの剣『タリオ』を奪い取った。
「これだけあればいい。おまえはいらねえ」
だけど、そう言うリードの手から瞬時にして姿を消した呪いの剣は、すぐに僕の手の中に戻ってきた。
その現象にリードはさすがに面食らって目を剥いた。
「なっ、何だこりゃ?」
「魔女の呪いだよ。僕の手の中から離れないんだ」
僕の言葉を聞くとリードは訝しげな視線を僕に向け、つまらなさそうに舌打ちをした。
「チッ。てめえ。何を考えてやがる?」
「さっさとミランダにこれを返却したいんだ。僕の手の中からいつまでもこれが離れないから困ってるんだよ。迷惑してるんだ僕も」
僕は精一杯うんざりした表情を作り、思い切り遠くに剣を投げ捨てる。
すぐに剣は僕の手の中に戻ってきて、僕はさらにゲンナリとした顔をしてみせる。
それを見たリードは少しの間、僕を睨んでいたけど、やがて舌打ちをして口を開いた。
「チッ。連れて行ってやるよ。だが役に立たねえと分かりゃ即座にメンバーから外すぞ」
そうなったら僕はすぐにまたこの洞窟に戻されてしまう。
そんなわけにはいかない。
「それにおまえは雑用係だ。俺の指示に従え。そうじゃなければ連れて行かねえ」
リードのことだから相当ムチャなことを僕に指図してきそうだけど、今はこいつにくっついていく以外にここを出る方法はない。
「雑用係でもいいし、可能な限り指示には従うよ」
僕は出来る限り感情を抑えてそう伝えた。
そんな僕の答えにリードは何かを思いついたようで、唇の端を吊り上げる。
根性の捻じ曲がった性格の悪い笑みだった。
「もう一つあるぜ」
「え?」
「今ここでこの俺様に土下座をして頼んでみろよ。お願いしますってな」
……そうきたか。
何となくリードがこんなことを言い出しそうな気がしていたから僕は驚かなかった。
こいつは僕を屈服させたくて仕方がないんだ。
僕なんかよりもずっと高スペックなNPCのはずなのに、はるかに格下の僕を躍起になって踏み潰そうとするんだから、やっぱりこいつは小物だな。
リードはニヤニヤしながら僕を見据えている。
「出来ねえならおまえは連れて行かない。土下座してでも頼みたいってんなら俺も男だ。そこはおまえの気持ちを汲んでやる。どうだ?」
是非も無い。
僕はやると決めたんだ。
僕は口を真一文字に引き結び、リードの眼前で地面に膝をつけて正座の姿勢で座り込んだ。
土下座なんてしたくない。
特にリード相手には絶対に。
でも、ミランダを救うことが出来るなら、土下座だろうが何だろうがやってやる。
僕は座ったままリードを見上げて背筋を伸ばすと、地面に両手をついて深く頭を下げた。
リードはそんな僕を見て気分を良くしたようで、高揚した声を上げる。
「よーしよし。いいぞ。オラッ! もっと頭を低くしろ!」
そう言いながらリードは僕の後頭部を足で踏みつけた。
僕の額が固い地面に押し当てられ、痛みが走る。
それでも僕は必死に耐えてリードに頭を下げ続けた。
リードはグリグリと足を僕の後頭部に押し付け続ける。
やがてそれにも飽きると嗜虐に満ちた声で言った。
「よし。土下座してるおまえの情けない姿を写真に残してやる」
そう言うとリードは僕の土下座姿を何度も撮影し、その写真を僕の前に投げ捨てた。
「ヒャッハハハハ! ダセー! 何だコイツ土下座してやがる。虫みたいに這いつくばって最低のゴミだな。みっともない男だぜ。おい! 分かってんのか! 見ろ! これがおまえの姿だ! おまえは俺より下だ! 言ってみろモグラ野郎!」
僕は少しだけ顔を上げて、彼が投げてよこした写真に目をやる。
地面に額を擦り付けて土下座する僕の姿がそこには写し出されていた。
「……僕は君より下だよ。弱々しいモグラ野郎なんだ」
リードはようやく満足したようで僕の髪の毛をつかんで引き起こした。
「よし。そこまで言うなら連れてってやる。感謝しろよ。心の広い俺様の慈悲にな」
そう言うとリードは乱暴に僕を突き飛ばした。
僕は尻餅をつきながらリードを静かに見上げると、彼はメインシステムにアクセスして僕の同行申請を申し出た。
すぐに許可は下り、僕は洞窟の外に出られる体になった。
「……ありがとう。リード」
僕は怒りで震え出しそうな心を必死に押さえつけ、礼の言葉を口にすると立ち上がった。
そしてリードの後について洞窟の出口へと歩み出したんだ。
待ってろミランダ。
僕が意地でも君を止める。
朝から洞窟には王城から派遣された兵士の一団が訪れていた。
予定通り、そこにはリードの姿がある。
「ったく。俺がどうしてこんな辛気臭いところに派遣されなきゃならねえんだ」
リードは他の兵士の目を盗んで悪態をつきながら、予想通り僕のところにやって来た。
「よう。モグラ野郎。相変わらずおまえは冴えないツラしてんな。シェラングーンでは世話になったじゃねえか。ああ?」
僕は出来る限り平静を装って彼に言葉を返す。
「やあリード。討伐隊のほうはどうだい?」
「どうもこうもねえ。あのクソ魔女がどこに姿を現すか分からねえから、追跡すら難しくて頭に来るぜ。本来なら俺は討伐隊の特別任務があるから、王城のザコどもと一緒にこんなところに来る必要はなかったってのに、ミランダが戻る可能性があるからってだけでこんな薄気味悪い場所まで出向かなきゃならねえ。腹立たしい話だ。そうだろ? モグラ野郎」
リードは僕に八つ当たりをするようにそうまくし立てた。
腹立たしいのは僕のほうだったけど、今日の僕には目的がある。
怒りをグッとこらえて彼に話を切り出した。
「そのことなんだけど、リード。僕を討伐隊のメンバーに加えてくれないか?」
僕のそんな申し出にリードは数秒の間、驚きの表情で沈黙した。
さすがに僕がこんなことを言い出すなんて予想すらしてなかったんだろう。
「はぁ? おまえそれマジで言ってんのか? 頭オカシイんじゃねえの? 討伐隊は精鋭ぞろいのエリート集団だぞ。おまえごときに何が出来るんだよ。虫けらが」
そう言うとリードは軽薄な笑みを浮かべる。
だけど僕はひるまなかった。
「大マジだよ。っていうか僕を連れて行ったほうがいいと思うよ?」
少し挑発的にそう言うとリードは途端に不機嫌な表情を浮かべて僕を睨みつけてくる。
「何だと? 何か根拠があって言ってるんだろうな。モグラ野郎」
凄みをきかせた表情と口調でそう言うリードに、僕は手にある呪いの剣『タリオ』を見せた。
「ミランダの呪いの剣だ。これが彼女の居場所に引き合わせてくれる。彼女のいる場所が分かるんだ」
それを聞くとリードは途端に優男風の表情に戻って両手を広げた。
「へぇ。そいつは便利だな。だったら……」
リードはそう言うと僕の手から強引に呪いの剣『タリオ』を奪い取った。
「これだけあればいい。おまえはいらねえ」
だけど、そう言うリードの手から瞬時にして姿を消した呪いの剣は、すぐに僕の手の中に戻ってきた。
その現象にリードはさすがに面食らって目を剥いた。
「なっ、何だこりゃ?」
「魔女の呪いだよ。僕の手の中から離れないんだ」
僕の言葉を聞くとリードは訝しげな視線を僕に向け、つまらなさそうに舌打ちをした。
「チッ。てめえ。何を考えてやがる?」
「さっさとミランダにこれを返却したいんだ。僕の手の中からいつまでもこれが離れないから困ってるんだよ。迷惑してるんだ僕も」
僕は精一杯うんざりした表情を作り、思い切り遠くに剣を投げ捨てる。
すぐに剣は僕の手の中に戻ってきて、僕はさらにゲンナリとした顔をしてみせる。
それを見たリードは少しの間、僕を睨んでいたけど、やがて舌打ちをして口を開いた。
「チッ。連れて行ってやるよ。だが役に立たねえと分かりゃ即座にメンバーから外すぞ」
そうなったら僕はすぐにまたこの洞窟に戻されてしまう。
そんなわけにはいかない。
「それにおまえは雑用係だ。俺の指示に従え。そうじゃなければ連れて行かねえ」
リードのことだから相当ムチャなことを僕に指図してきそうだけど、今はこいつにくっついていく以外にここを出る方法はない。
「雑用係でもいいし、可能な限り指示には従うよ」
僕は出来る限り感情を抑えてそう伝えた。
そんな僕の答えにリードは何かを思いついたようで、唇の端を吊り上げる。
根性の捻じ曲がった性格の悪い笑みだった。
「もう一つあるぜ」
「え?」
「今ここでこの俺様に土下座をして頼んでみろよ。お願いしますってな」
……そうきたか。
何となくリードがこんなことを言い出しそうな気がしていたから僕は驚かなかった。
こいつは僕を屈服させたくて仕方がないんだ。
僕なんかよりもずっと高スペックなNPCのはずなのに、はるかに格下の僕を躍起になって踏み潰そうとするんだから、やっぱりこいつは小物だな。
リードはニヤニヤしながら僕を見据えている。
「出来ねえならおまえは連れて行かない。土下座してでも頼みたいってんなら俺も男だ。そこはおまえの気持ちを汲んでやる。どうだ?」
是非も無い。
僕はやると決めたんだ。
僕は口を真一文字に引き結び、リードの眼前で地面に膝をつけて正座の姿勢で座り込んだ。
土下座なんてしたくない。
特にリード相手には絶対に。
でも、ミランダを救うことが出来るなら、土下座だろうが何だろうがやってやる。
僕は座ったままリードを見上げて背筋を伸ばすと、地面に両手をついて深く頭を下げた。
リードはそんな僕を見て気分を良くしたようで、高揚した声を上げる。
「よーしよし。いいぞ。オラッ! もっと頭を低くしろ!」
そう言いながらリードは僕の後頭部を足で踏みつけた。
僕の額が固い地面に押し当てられ、痛みが走る。
それでも僕は必死に耐えてリードに頭を下げ続けた。
リードはグリグリと足を僕の後頭部に押し付け続ける。
やがてそれにも飽きると嗜虐に満ちた声で言った。
「よし。土下座してるおまえの情けない姿を写真に残してやる」
そう言うとリードは僕の土下座姿を何度も撮影し、その写真を僕の前に投げ捨てた。
「ヒャッハハハハ! ダセー! 何だコイツ土下座してやがる。虫みたいに這いつくばって最低のゴミだな。みっともない男だぜ。おい! 分かってんのか! 見ろ! これがおまえの姿だ! おまえは俺より下だ! 言ってみろモグラ野郎!」
僕は少しだけ顔を上げて、彼が投げてよこした写真に目をやる。
地面に額を擦り付けて土下座する僕の姿がそこには写し出されていた。
「……僕は君より下だよ。弱々しいモグラ野郎なんだ」
リードはようやく満足したようで僕の髪の毛をつかんで引き起こした。
「よし。そこまで言うなら連れてってやる。感謝しろよ。心の広い俺様の慈悲にな」
そう言うとリードは乱暴に僕を突き飛ばした。
僕は尻餅をつきながらリードを静かに見上げると、彼はメインシステムにアクセスして僕の同行申請を申し出た。
すぐに許可は下り、僕は洞窟の外に出られる体になった。
「……ありがとう。リード」
僕は怒りで震え出しそうな心を必死に押さえつけ、礼の言葉を口にすると立ち上がった。
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