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最終章 決戦! 天樹の塔
最終話 舞踏会の夜に
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「ふぁ~あ。今日はヒマだなぁ」
闇の洞窟の最深部。
いつもの仕事場で僕は大きな欠伸をしながら、誰もいない洞窟の中を見回した。
僕らが天国の丘への遠征から戻ってから3日が過ぎていた。
昨日まではミランダとの対決を求めてやってくるプレイヤー達で賑わっていたんだけど、今日になってから急に客足が落ちて、朝から誰1人として訪問者のないまま夕方を迎えていた。
僕もいつもの定位置である兵士の詰所に立ったまま、お決まりのセリフも言えずに無為な1日を過ごしていたんだ。
あまりに退屈なせいか、朝は闇の玉座でふんぞり返っていたはずのミランダも、昼過ぎくらいからどこかへいなくなってしまっていた。
「久しぶりだなぁ。こんなふうに1人になるのは」
昨日まではミランダはもちろん、ジェネットとアリアナもこの洞窟に住んでいるので4人で賑やかだったけれど、今朝からジェネットとアリアナは出かけていた。
僕は久々の静けさに身を委ね、ぼんやりと虚空を見つめる。
前はこれが当たり前だったんだよね。
いつしか僕の周りには人が増え、僕自身も賑やかさを徐々に心地良く感じるようになっていた。
僕は変わったのかな。
もし彼女たちと離れることになったりしたら、きっと寂しく思うんだろうな。
以前は1人でいることを寂しく思うなんてことはなかったんだけど。
そんなことを思っていると、誰かが洞窟の通路からこちらに歩いて来るのが見えた。
来訪者の訪問を告げる警報が鳴らなかったのは、それがここの住人であるジェネットだったからだ。
「ジェネット。おかえり……あれ?」
帰って来たジェネットはいつもの法衣姿ではなく、黄色のドレスを身にまとっていた。
その美しさに僕は息を飲む。
「ど、どうしたの? そのドレス……」
僕がそう言うとジェネットは少し頬を赤く染めながら、恥ずかしそうに言った。
「今朝、城下町で新調したのです。いかがですか? 変ではないでしょうか」
「へ、変なんてとんでもない。すごく……綺麗だ」
僕が首を横にブルブルと振りながらそう答えると、ジェネットは嬉しそうに満面の笑みを浮かべた。
「あ、ありがとうございます。よかった。それで、あの……アル様」
「ん?」
「こ、今夜のイベントなんですけど……アル様は誰かと一緒に行かれる御予定は……」
「イベント? 今日って何かあったっけ?」
僕が首を捻ると、ジェネットは焦れたように両手を組み合わせて言う。
「御存じないのですか? 今日は……」
「ちょっと待ったぁ!」
その声はアリアナ……ええっ?
振り返った僕はさっきよりも驚いてしまったんだ。
駆け込んできたのは紛れもなく魔道拳士アリアナだったけれど、いつものような手甲も武闘着も身に付けておらず、代わりに青く色鮮やかなドレスを着ていた。
ア、アリアナのスカート姿なんて初めて見たよ。
靴も珍しくハイヒールだし。
「ア、アリアナまでどうしたの?」
彼女は頬を上気させて言う。
「今日の私は武道家じゃなくて舞踏家だよ! アル君!」
な、何の話かな?
意味が分からずに困っていると、ジェネットがアリアナに向かって静かに言う。
「アリアナ。私の方が先にアル様と話していたのですよ。私の用件を済ませてから……」
「ジェネット。アル君を今夜の舞踏会に誘う気なんでしょ。先に行くなんてズルい!」
舞踏会?
今夜はそんなイベントがあるのか。
なるほど。
そっちに人が流れて……だから今日はあまりこっちに人が来なかったんだな。
詰め寄るアリアナにジェネットは少し拗ねたように口を尖らせた。
「ち、違います。私は今夜そうしたイベントがあることをアル様にお知らせして、その上でアル様にお誘いいただけたら……う、嬉しいなと」
「ふ、ふーん。じゃあアル君はまだジェネットのこと誘ってないわけだ」
「そ、それはこれから……」
何かを言いかけたジェネットに構わず、アリアナはガバッと身を翻して僕に手を差し出してきた。
「アル君! 私と一緒に舞踏会へ行って下さい!」
……ファッ?
突然アリアナからそう言われ、僕は困惑してしまう。
「へっ? ぼ、僕? い、いや僕、舞踏会なんて行ったことないし……」
女子に急に誘われてどうしたらいいか分からず、僕は情けなくオロオロしてしまう。
そして僕以上にオロオロしているのはジェネットだった。
「ア、アリアナ。女性から誘うなんて少しはしたないんじゃ……」
「そ、そんなことないよ。まったくジェネットは頭が固いんだから」
顔を若干引きつらせながら、本来気弱なアリアナは強がっているかのように腰に手を当てて胸を反らす。
その時、洞窟内に警報が鳴り響いた。
訪問者の来訪を告げる合図だ。
「アルフレッドいるかぁ?」
遠くから聞こえてくるこの声は……ヴィクトリアだ。
彼女とノアはこっちの世界に戻って来てから、それぞれの家へと帰っていったんだけど、またここに遊びに来てくれると言っていた。
でも……今日のヴィクトリアは様子が違っていた。
いつもは鎧に身を包んで鍛え上げた肉体を誇る彼女だけど、今日は深紅のドレスに身を包んでいたんだ。
そして普段は化粧っけのない顔に、今日は綺麗なメイクを施している。
「よ、よう。アルフレッド。元気そうだな」
声を詰まらせながらそう言うヴィクトリアの顔は真っ赤だった。
慣れない衣装に照れているみたいだ。
そ、それにしても……僕は声を失ってヴィクトリアをじっと見つめた。
そんな僕の様子に、ヴィクトリアは自嘲気味に俯きながら言う。
「へ、変だろ? ア、アタシなんかにドレスや化粧なんて似合うわけねえのに。まるで仮装行列だよなぁ。こ、これは出オチのギャグだからなギャグ。思い切り笑ってくれていいぞ」
「い、いや。違うんだヴィクトリア……」
僕が声を出すのも忘れて見入っているのは……彼女がビックリするほど美しかったからだ。
しかもヴィクトリアの美しさはジェネットやアリアナのそれとはまるで異なる。
長身の彼女が色鮮やかなドレスを身にまとい、背すじをピシッと伸ばして立つその姿は、強さと美しさを併せ持った女神のようだった。
僕はその姿にじっと見入ったまま声を漏らした。
「に、似合ってるよ。すごく……綺麗だ」
僕が貧弱なボキャブラリーで紡ぐ言葉に、途端にヴィクトリアがますます顔を赤くして目を白黒させながらアタフタする。
「う、嘘つけ! お、お世辞にもほどがあるぞ。似合うわけねえだろ。こんなの、アタシがこんなの……」
そう言って声を詰まらせるヴィクトリアに、ジェネットとアリアナが近寄っていく。
2人は目をキラキラとさせて、ヴィクトリアの着飾った姿を見ながら口々に言った。
「そんなことありませんよ。ヴィクトリア。ステキな色合いのドレスですね。とてもよくお似合いですよ」
「ヴィクトリアは元が美人さんだもんね。オシャレすればそれは綺麗になるよ。いいなぁ。背が高いとそういうドレスも似合うから」
「そ、そうか? このまま外を歩いても笑われないか?」
女子2人に誉められて赤面しつつ、自分の服装をチラチラ見ながらようやくヴィクトリアは少し落ち着きを取り戻したみたいだ。
ドレスとかお化粧のことなんかまるで分からない僕の貧相な誉め言葉なんかより、女子目線の感想のほうがよっぽどいいよね。
そんなことを思いながら微笑む僕の腕をヴィクトリアはグイッと掴む。
「よ、よし。ジェネットとアリアナのお墨付きをもらったから、このまま出かけるぞ。アルフレッド。舞踏会に殴り込みだ!」
……ファッ?(本日2度目)
目を点にする僕の前方ではジェネットとアリアナの表情がサッと一変する。
「ヴィクトリア……いま何と?」
「ヴィクトリア……あなたもなの?」
殺気立つ2人の表情を見て思わずヴィクトリアがたじろいだ。
「な、何だよ。ドレス誉めてくれたじゃないか」
「それとこれとは話が別です!」
「アル君は私と出掛ける予定なんだよ!」
いや、ちょっと待って。
モメ始めた3人に僕は慌てて声をかける。
「さ、誘ってくれるのは嬉しいんだけど、僕、舞踏会なんて行ったことないし、下級兵士の僕には恐れ多いというか場違いというか……」
僕がそう話していると再び訪問者の来訪を告げる警報が鳴り響いた。
次にそこに現れたのは緑色のドレスに身を包んだ1人の女性だった。
その女性はつばの広い帽子を目深にかぶっているため、顔がよく見えない。
その服装からすると、ミランダとの対戦を求めてやってきた人ではないだろう。
ジェネットたち3人も顔を見合わせて首を捻る。
「あの……どちら様ですか?」
僕がそう尋ねると女性は帽子をパッと脱ぎ捨てた。
あれ?
こ、この人……。
見覚えのあるその顔に僕はハッとした。
「迎えにきたぞ。アルフレッド」
「ノ、ノア……」
そう言ったのは竜人ノアだったんだ。
大人の姿だからすぐにピンとこなかったんだけど、それは変幻玉で変身した時に見た、大人の女性になったノアだった。
そ、そうか。
また変幻玉を使ったんだな。
大人姿のノアはどこからどうみても美人で、人間の女性とはまた違う神秘的な美しさを漂わせている。
「ノア! おまえ何しに来やがった!」
「ん? 誰かと思えばヴィクトリアではないか。馬子にも衣装と言うが、いくら見てくれを着飾ったところでその粗暴な物言いを直さぬと、イノシシ女であることがバレるぞ?」
ノアの無遠慮な言葉にヴィクトリアがますます怒りを募らせる。
「うるせえっ! さっさと帰れ!」
「断る。ノアはアルフレッドを迎えに来たと言うておろうが。舞踏会には御供が必要であろう?」
「後から来て図々しいぞノア!」
「いや、ヴィクトリアもだからね? アル君は私と行くんだってば」
さ、さっきまでの和やかなムードが一転して、何だか険悪な雰囲気になってきたぞ。
こんな時に険悪をこよなく愛するミランダがいないのは不幸中の幸いだ。
そう思って僕がチラッと闇の玉座を見ると……いつの間にかそこに闇の魔女が座っていらっしゃった。
ひいいっ!
ラスボス登場!
そしてミランダはやはりいつもの黒衣ではなく、黒のドレス姿だったんだ。
舞踏会に行く気満々!
そのミランダは玉座の肘かけに頬杖をついて面倒くさそうにこちらを見ていると思ったら、おもむろに彼女は指先をこちらに向けた。
ま、まさか……。
そう思った時には轟音が鳴り響き、彼女の指から黒炎弾が放たれた。
黒く燃え盛る火球は、言い争う4人の女子たちの頭上を通り抜けて壁に炸裂した。
驚く4人の視線が一斉にミランダに集まる中、彼女は朗々たる声を発する。
「あんたたち馬鹿じゃないの? アルは私の家来なんだから私と行くに決まってるでしょ。あんたたち4人はここでドレスの品評会でもやってなさい」
ミランダの挑発的な言葉を聞いた4人の少女たちの目つきが変わった。
や、やばいぞ。
そう思い僕が青くなっていると、ヴィクトリアがいきなり嵐刃戦斧を取り出して、それを肩に担ぎながら言う。
「そうか。5人もいるからアルフレッドが迷うんだな。なら4人がいなくなれば残りは1人。アルフレッドも迷わずに済む。簡単な引き算だ」
へっ?
どういうこと?
唖然とする僕の前でジェネットとアリアナとノアもそれぞれの武器を取り出した。
ちょ、ちょっとちょっと……。
「ヴィクトリアの言う通りですね。アル様のためにも邪魔な4人には消えていただきましょう」
「そうだね。アル君が目移りしちゃうのは5人もいるからだよね。いらない4人は退場だね」
「同感よの。手っ取り早く殺し合いといこうではないか」
バ、殺し合い……。
何て物騒な。
そんな優雅なドレスを着ながらやることじゃありませんよ!
いきり立つ4人を見てミランダは玉座から腰を上げた。
「まったく馬鹿ばかりね。アルはそもそも迷ってないっつうの。まあでもいいわ。殺し合いましょうか」
つい3日前には5人で一致団結して共闘していたはずの彼女たちが、今日は満場一致で殺し合い!
いや、僕この後、この殺し合いの勝者と舞踏会に行くの?
「よくぞ勝ち残った。では舞踏会にGO!」
ってなるわけあるか!
僕は慌てて皆をなだめにかかる。
「も、もうやめようよ。せっかくのドレスが汚れちゃう……」
だけど僕がそう言いかけたところで戦いが始まってしまい、魔法が飛び交う。
そして5人の元へ踏み出そうとした僕は……黒炎弾を浴びて黒焦げになった。
「ぐえっ……ごふっ」
お、おおう。
ま、まさかの流れ弾被弾。
最初の犠牲者は……殺し合いに参加していない僕だった。
こ、こんなのアリか!
崩れ落ちた僕は遠のいていく意識の中、理不尽な運命を感じつつ、神に祈るのだった。
神様。
次に僕に何か特殊な力が目覚めるとしたら、気性の荒い彼女たちを穏やかにする魔法を覚えさせて下さい……ごふっ。
完
**************************************************************
*短編後日談です。
『だって僕はNPCだから+プラス 3rd 桜メモリアル』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/540294390/464542927
闇の洞窟の最深部。
いつもの仕事場で僕は大きな欠伸をしながら、誰もいない洞窟の中を見回した。
僕らが天国の丘への遠征から戻ってから3日が過ぎていた。
昨日まではミランダとの対決を求めてやってくるプレイヤー達で賑わっていたんだけど、今日になってから急に客足が落ちて、朝から誰1人として訪問者のないまま夕方を迎えていた。
僕もいつもの定位置である兵士の詰所に立ったまま、お決まりのセリフも言えずに無為な1日を過ごしていたんだ。
あまりに退屈なせいか、朝は闇の玉座でふんぞり返っていたはずのミランダも、昼過ぎくらいからどこかへいなくなってしまっていた。
「久しぶりだなぁ。こんなふうに1人になるのは」
昨日まではミランダはもちろん、ジェネットとアリアナもこの洞窟に住んでいるので4人で賑やかだったけれど、今朝からジェネットとアリアナは出かけていた。
僕は久々の静けさに身を委ね、ぼんやりと虚空を見つめる。
前はこれが当たり前だったんだよね。
いつしか僕の周りには人が増え、僕自身も賑やかさを徐々に心地良く感じるようになっていた。
僕は変わったのかな。
もし彼女たちと離れることになったりしたら、きっと寂しく思うんだろうな。
以前は1人でいることを寂しく思うなんてことはなかったんだけど。
そんなことを思っていると、誰かが洞窟の通路からこちらに歩いて来るのが見えた。
来訪者の訪問を告げる警報が鳴らなかったのは、それがここの住人であるジェネットだったからだ。
「ジェネット。おかえり……あれ?」
帰って来たジェネットはいつもの法衣姿ではなく、黄色のドレスを身にまとっていた。
その美しさに僕は息を飲む。
「ど、どうしたの? そのドレス……」
僕がそう言うとジェネットは少し頬を赤く染めながら、恥ずかしそうに言った。
「今朝、城下町で新調したのです。いかがですか? 変ではないでしょうか」
「へ、変なんてとんでもない。すごく……綺麗だ」
僕が首を横にブルブルと振りながらそう答えると、ジェネットは嬉しそうに満面の笑みを浮かべた。
「あ、ありがとうございます。よかった。それで、あの……アル様」
「ん?」
「こ、今夜のイベントなんですけど……アル様は誰かと一緒に行かれる御予定は……」
「イベント? 今日って何かあったっけ?」
僕が首を捻ると、ジェネットは焦れたように両手を組み合わせて言う。
「御存じないのですか? 今日は……」
「ちょっと待ったぁ!」
その声はアリアナ……ええっ?
振り返った僕はさっきよりも驚いてしまったんだ。
駆け込んできたのは紛れもなく魔道拳士アリアナだったけれど、いつものような手甲も武闘着も身に付けておらず、代わりに青く色鮮やかなドレスを着ていた。
ア、アリアナのスカート姿なんて初めて見たよ。
靴も珍しくハイヒールだし。
「ア、アリアナまでどうしたの?」
彼女は頬を上気させて言う。
「今日の私は武道家じゃなくて舞踏家だよ! アル君!」
な、何の話かな?
意味が分からずに困っていると、ジェネットがアリアナに向かって静かに言う。
「アリアナ。私の方が先にアル様と話していたのですよ。私の用件を済ませてから……」
「ジェネット。アル君を今夜の舞踏会に誘う気なんでしょ。先に行くなんてズルい!」
舞踏会?
今夜はそんなイベントがあるのか。
なるほど。
そっちに人が流れて……だから今日はあまりこっちに人が来なかったんだな。
詰め寄るアリアナにジェネットは少し拗ねたように口を尖らせた。
「ち、違います。私は今夜そうしたイベントがあることをアル様にお知らせして、その上でアル様にお誘いいただけたら……う、嬉しいなと」
「ふ、ふーん。じゃあアル君はまだジェネットのこと誘ってないわけだ」
「そ、それはこれから……」
何かを言いかけたジェネットに構わず、アリアナはガバッと身を翻して僕に手を差し出してきた。
「アル君! 私と一緒に舞踏会へ行って下さい!」
……ファッ?
突然アリアナからそう言われ、僕は困惑してしまう。
「へっ? ぼ、僕? い、いや僕、舞踏会なんて行ったことないし……」
女子に急に誘われてどうしたらいいか分からず、僕は情けなくオロオロしてしまう。
そして僕以上にオロオロしているのはジェネットだった。
「ア、アリアナ。女性から誘うなんて少しはしたないんじゃ……」
「そ、そんなことないよ。まったくジェネットは頭が固いんだから」
顔を若干引きつらせながら、本来気弱なアリアナは強がっているかのように腰に手を当てて胸を反らす。
その時、洞窟内に警報が鳴り響いた。
訪問者の来訪を告げる合図だ。
「アルフレッドいるかぁ?」
遠くから聞こえてくるこの声は……ヴィクトリアだ。
彼女とノアはこっちの世界に戻って来てから、それぞれの家へと帰っていったんだけど、またここに遊びに来てくれると言っていた。
でも……今日のヴィクトリアは様子が違っていた。
いつもは鎧に身を包んで鍛え上げた肉体を誇る彼女だけど、今日は深紅のドレスに身を包んでいたんだ。
そして普段は化粧っけのない顔に、今日は綺麗なメイクを施している。
「よ、よう。アルフレッド。元気そうだな」
声を詰まらせながらそう言うヴィクトリアの顔は真っ赤だった。
慣れない衣装に照れているみたいだ。
そ、それにしても……僕は声を失ってヴィクトリアをじっと見つめた。
そんな僕の様子に、ヴィクトリアは自嘲気味に俯きながら言う。
「へ、変だろ? ア、アタシなんかにドレスや化粧なんて似合うわけねえのに。まるで仮装行列だよなぁ。こ、これは出オチのギャグだからなギャグ。思い切り笑ってくれていいぞ」
「い、いや。違うんだヴィクトリア……」
僕が声を出すのも忘れて見入っているのは……彼女がビックリするほど美しかったからだ。
しかもヴィクトリアの美しさはジェネットやアリアナのそれとはまるで異なる。
長身の彼女が色鮮やかなドレスを身にまとい、背すじをピシッと伸ばして立つその姿は、強さと美しさを併せ持った女神のようだった。
僕はその姿にじっと見入ったまま声を漏らした。
「に、似合ってるよ。すごく……綺麗だ」
僕が貧弱なボキャブラリーで紡ぐ言葉に、途端にヴィクトリアがますます顔を赤くして目を白黒させながらアタフタする。
「う、嘘つけ! お、お世辞にもほどがあるぞ。似合うわけねえだろ。こんなの、アタシがこんなの……」
そう言って声を詰まらせるヴィクトリアに、ジェネットとアリアナが近寄っていく。
2人は目をキラキラとさせて、ヴィクトリアの着飾った姿を見ながら口々に言った。
「そんなことありませんよ。ヴィクトリア。ステキな色合いのドレスですね。とてもよくお似合いですよ」
「ヴィクトリアは元が美人さんだもんね。オシャレすればそれは綺麗になるよ。いいなぁ。背が高いとそういうドレスも似合うから」
「そ、そうか? このまま外を歩いても笑われないか?」
女子2人に誉められて赤面しつつ、自分の服装をチラチラ見ながらようやくヴィクトリアは少し落ち着きを取り戻したみたいだ。
ドレスとかお化粧のことなんかまるで分からない僕の貧相な誉め言葉なんかより、女子目線の感想のほうがよっぽどいいよね。
そんなことを思いながら微笑む僕の腕をヴィクトリアはグイッと掴む。
「よ、よし。ジェネットとアリアナのお墨付きをもらったから、このまま出かけるぞ。アルフレッド。舞踏会に殴り込みだ!」
……ファッ?(本日2度目)
目を点にする僕の前方ではジェネットとアリアナの表情がサッと一変する。
「ヴィクトリア……いま何と?」
「ヴィクトリア……あなたもなの?」
殺気立つ2人の表情を見て思わずヴィクトリアがたじろいだ。
「な、何だよ。ドレス誉めてくれたじゃないか」
「それとこれとは話が別です!」
「アル君は私と出掛ける予定なんだよ!」
いや、ちょっと待って。
モメ始めた3人に僕は慌てて声をかける。
「さ、誘ってくれるのは嬉しいんだけど、僕、舞踏会なんて行ったことないし、下級兵士の僕には恐れ多いというか場違いというか……」
僕がそう話していると再び訪問者の来訪を告げる警報が鳴り響いた。
次にそこに現れたのは緑色のドレスに身を包んだ1人の女性だった。
その女性はつばの広い帽子を目深にかぶっているため、顔がよく見えない。
その服装からすると、ミランダとの対戦を求めてやってきた人ではないだろう。
ジェネットたち3人も顔を見合わせて首を捻る。
「あの……どちら様ですか?」
僕がそう尋ねると女性は帽子をパッと脱ぎ捨てた。
あれ?
こ、この人……。
見覚えのあるその顔に僕はハッとした。
「迎えにきたぞ。アルフレッド」
「ノ、ノア……」
そう言ったのは竜人ノアだったんだ。
大人の姿だからすぐにピンとこなかったんだけど、それは変幻玉で変身した時に見た、大人の女性になったノアだった。
そ、そうか。
また変幻玉を使ったんだな。
大人姿のノアはどこからどうみても美人で、人間の女性とはまた違う神秘的な美しさを漂わせている。
「ノア! おまえ何しに来やがった!」
「ん? 誰かと思えばヴィクトリアではないか。馬子にも衣装と言うが、いくら見てくれを着飾ったところでその粗暴な物言いを直さぬと、イノシシ女であることがバレるぞ?」
ノアの無遠慮な言葉にヴィクトリアがますます怒りを募らせる。
「うるせえっ! さっさと帰れ!」
「断る。ノアはアルフレッドを迎えに来たと言うておろうが。舞踏会には御供が必要であろう?」
「後から来て図々しいぞノア!」
「いや、ヴィクトリアもだからね? アル君は私と行くんだってば」
さ、さっきまでの和やかなムードが一転して、何だか険悪な雰囲気になってきたぞ。
こんな時に険悪をこよなく愛するミランダがいないのは不幸中の幸いだ。
そう思って僕がチラッと闇の玉座を見ると……いつの間にかそこに闇の魔女が座っていらっしゃった。
ひいいっ!
ラスボス登場!
そしてミランダはやはりいつもの黒衣ではなく、黒のドレス姿だったんだ。
舞踏会に行く気満々!
そのミランダは玉座の肘かけに頬杖をついて面倒くさそうにこちらを見ていると思ったら、おもむろに彼女は指先をこちらに向けた。
ま、まさか……。
そう思った時には轟音が鳴り響き、彼女の指から黒炎弾が放たれた。
黒く燃え盛る火球は、言い争う4人の女子たちの頭上を通り抜けて壁に炸裂した。
驚く4人の視線が一斉にミランダに集まる中、彼女は朗々たる声を発する。
「あんたたち馬鹿じゃないの? アルは私の家来なんだから私と行くに決まってるでしょ。あんたたち4人はここでドレスの品評会でもやってなさい」
ミランダの挑発的な言葉を聞いた4人の少女たちの目つきが変わった。
や、やばいぞ。
そう思い僕が青くなっていると、ヴィクトリアがいきなり嵐刃戦斧を取り出して、それを肩に担ぎながら言う。
「そうか。5人もいるからアルフレッドが迷うんだな。なら4人がいなくなれば残りは1人。アルフレッドも迷わずに済む。簡単な引き算だ」
へっ?
どういうこと?
唖然とする僕の前でジェネットとアリアナとノアもそれぞれの武器を取り出した。
ちょ、ちょっとちょっと……。
「ヴィクトリアの言う通りですね。アル様のためにも邪魔な4人には消えていただきましょう」
「そうだね。アル君が目移りしちゃうのは5人もいるからだよね。いらない4人は退場だね」
「同感よの。手っ取り早く殺し合いといこうではないか」
バ、殺し合い……。
何て物騒な。
そんな優雅なドレスを着ながらやることじゃありませんよ!
いきり立つ4人を見てミランダは玉座から腰を上げた。
「まったく馬鹿ばかりね。アルはそもそも迷ってないっつうの。まあでもいいわ。殺し合いましょうか」
つい3日前には5人で一致団結して共闘していたはずの彼女たちが、今日は満場一致で殺し合い!
いや、僕この後、この殺し合いの勝者と舞踏会に行くの?
「よくぞ勝ち残った。では舞踏会にGO!」
ってなるわけあるか!
僕は慌てて皆をなだめにかかる。
「も、もうやめようよ。せっかくのドレスが汚れちゃう……」
だけど僕がそう言いかけたところで戦いが始まってしまい、魔法が飛び交う。
そして5人の元へ踏み出そうとした僕は……黒炎弾を浴びて黒焦げになった。
「ぐえっ……ごふっ」
お、おおう。
ま、まさかの流れ弾被弾。
最初の犠牲者は……殺し合いに参加していない僕だった。
こ、こんなのアリか!
崩れ落ちた僕は遠のいていく意識の中、理不尽な運命を感じつつ、神に祈るのだった。
神様。
次に僕に何か特殊な力が目覚めるとしたら、気性の荒い彼女たちを穏やかにする魔法を覚えさせて下さい……ごふっ。
完
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*短編後日談です。
『だって僕はNPCだから+プラス 3rd 桜メモリアル』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/540294390/464542927
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その日は快晴で、DIY日和だった。
まさかあんな形で日常が終わるだなんて、誰に想像できただろうか。
マンションの屋上から落ちてきた女子高生と、運が悪く――いや、悪すぎることに激突して、俺は死んだはずだった。
しかし、当たった次の瞬間。
気がつけば、今にも動き出しそうなドラゴンの骨の前にいた。
周囲は白骨死体だらけ。
慌てて武器になりそうなものを探すが、剣はすべて折れ曲がり、鎧は胸に大穴が空いたりひしゃげたりしている。
仏様から脱がすのは、物理的にも気持ち的にも無理だった。
ここは――
多分、ボス部屋。
しかもこの部屋には入り口しかなく、本来ドラゴンを倒すために進んできた道を、逆進行するしかなかった。
与えられた能力は、現代日本の商品を異世界に取り寄せる
【異世界ショッピング】。
一見チートだが、完成された日用品も、人が口にできる食べ物も飲料水もない。買えるのは素材と道具、作業関連品、農作業関連の品や種、苗等だ。
魔物を倒して魔石をポイントに換えなければ、
水一滴すら買えない。
ダンジョン最奥スタートの、ハード・・・どころか鬼モードだった。
そんな中、盾だけが違った。
傷はあっても、バンドの残った盾はいくつも使えた。
両手に円盾、背中に大盾、そして両肩に装着したL字型とスパイク付きのそれは、俺をリアルザクに仕立てた。
盾で殴り
盾で守り
腹が減れば・・・盾で焼く。
フライパン代わりにし、竈の一部にし、用途は盛大に間違っているが、生きるためには、それが正解だった。
ボス部屋手前のセーフエリアを拠点に、俺はひとりダンジョンを生き延びていく。
――そんなある日。
聞こえるはずのない女性の悲鳴が、ボス部屋から響いた。
盾のまちがった使い方から始まる異世界サバイバル、ここに開幕。
【AIの使用について】
本作は執筆補助ツールとして生成AIを使用しています。
主な用途は「誤字脱字のチェック」「表現の推敲」「壁打ち(アイデア出しの補助)」です。
ストーリー構成および本文の執筆は作者自身が行っております。
『召喚ニートの異世界草原記』
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ある夜、三度目のゲームオーバーで眠りに落ちた彼が目を覚ますと、そこは見たこともない広大な草原だった。
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そんな彼が、偶然出会ったのは――痩せた辺境・アセトン村でひとり生きる少女、レン。
「逃げて!」と叫ぶ彼女を前に、逃げようとした二郎の足は動かなかった。
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少女との出会いが、二郎を“召喚者”へと変えていく。
引きこもりの俺が、異世界で誰かを救う物語が始まる。
※こんな物も召喚して欲しいなって
言うのがあればリクエストして下さい。
出せるか分かりませんがやってみます。
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
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──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
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巻き込まれて異世界召喚? よくわからないけど頑張ります。 〜JKヒロインにおばさん呼ばわりされたけど、28才はお姉さんです〜
トイダノリコ
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*AIと一緒に書いています*
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