4 / 100
第104話 探し人を追って
しおりを挟む
ジュードは1人、川下へと進み続けていた。
谷底の川岸を歩き続けると、岩橋の下では砂利だらけだった川原がいつしかゴツゴツとした大きな岩が転がる無骨な道のりへと変貌していた。
必然的にジュードの歩みは遅くなる。
「くそっ……ジャスティーナはどこまで流れていったんだ。まさか海まで流されたりしていないよな」
岩橋でプリシラたちと別れてから、歩き始めてすでに2日目の夕方だ。
負傷した左肩は痛むが、それでもジュードは足を止めなかった。
月明かりの届かない谷底は、日が沈むと完全に暗くなってしまうため、足元が覚束なくなる。
松明を持って歩き続けるのも足場が悪過ぎるし、何より暗くてジャスティーナを見つけることも出来なくなる。
日が暮れたらそこで足を止めて一晩明かすほかない。
「もうすぐ日没だ……今日もダメか」
ジュードは日没ギリギリまで歩こうと思い、薄暗さの増した視界の中で懸命に足を動かした。
少しでも早くジャスティーナを見つけてやりたいという意地がジュードにそうさせる。
もうすでにジャスティーナの生存については半ばあきらめていた。
彼女を見つけてきちんと弔ってやりたいという一心でジュードは歩き続けているのだ。
そんな彼の視界の前方、川の上にふいに人影が見えてきた。
「あれは……小船だ」
この2日間はまったく誰とも出会わなかったためか、人の姿にジュードは興奮気味に駆け出していた。
近付いていくと、それは川漁を終えて船着き場である簡易的な桟橋に向かっていく川漁師の姿だとすぐに分かった。
若い川漁師だ。
「お~い!」
ジュードが声を上げて走っていくと、川漁師は驚いて警戒の表情を浮かべる。
ジュードは相手を警戒させないよう両手を広げ、柔和な笑みを浮かべて声をかけた。
「突然驚かせて申し訳ない。人を探して上流から歩いてきたんだ。赤毛の女なんだが……」
ジュードがそう言うと若い川漁師はハッとした顔で小船を桟橋に着けて下船する。
「ああ。あの流されてきた赤毛の女か。彼女なら師匠のところにいるよ」
その言葉にジュードは思わず立ち尽くし、それから血相を変えて川漁師の若者に詰め寄った。
「い……いる? か、彼女は……」
生きているのか死んでいるのか。
その答えを聞くのが怖くなりジュードは何も言えなくなってしまう。
そんな彼のただならぬ様子を察した若者は恐る恐る尋ねた。
「一応聞くけど……あんたはあの女の身内か?」
「お、俺は彼女の……ジャスティーナの相棒で……」
乾いた声でそう言ったきり言葉を失うジュードに、若者は意を決して言った。
「……案内するよ。付いてきな」
そう言って踵を返す若者の背中を、ジュードはフラフラとした足取りで追うのだった。
☆☆☆☆☆☆
若い川漁師が案内してくれたのは、谷の上にある川漁師たちの小さな集落だった。
集落とは言っても10戸程度が集まる小さなものだ。
その一番奥の家に若者はジュードを案内した。
そこは彼の師匠であり、この集落の中で最も年嵩の夫婦が住んでいる家だ。
出てきた初老の川漁師は、弟子である若者から話を聞くと、すぐにジュードを招き入れた。
家の中は狭く、玄関から入ってすぐに居間があり、その奥にもう一部屋、寝室がある。
寝室には夫婦のものであるベッドが2つあり、そのうちの一つの脇には川漁師の妻と思しき初老の女性が椅子を置いて腰をかけていた。
そしてベッドには……頭に包帯を巻かれた赤毛の女が寝かされていたのだ。
「ジャ……ジャスティーナ!」
思わずジュードは声を上げてベッドの脇に駆け寄る。
そこに横たわっていたのは……確かにジャスティーナだった。
横たわる彼女は痛々しくあちこち傷を負っていて、目を閉じたまままるで死んでいるかのようだった。
だが、その胸がわずかに上下している。
「い……生きていてくれたのか」
そう言ったきり、ジュードは腰を抜かしたようにベッドの脇にへたり込んでしまった。
ここに来るまでの間、ジュードはずっと覚悟していたのだ。
川辺に打ち上げられたジャスティーナの無残な遺体を発見することになるのだと。
もちろんどこかで生きていてくれるのではないかという、一縷の希望も胸の奥底にはあったが、それは現実には起き得ないだろうと頭では分かっていた。
だが、それでもこうして実際に生きているジャスティーナを見ると、彼女の幸運やしぶとさに思わず呆れ混じりでジュードは笑ってしまう。
「ハ、ハハハ……君って奴は本当に……簡単にはくたばらない女だな」
そんな自分の様子を気遣わしげに見つめていた川漁師の夫婦と弟子の視線に気付き、ジュードは立ち上がって彼らに礼を言った。
「突然お邪魔してすみません。俺はジュードと言います。このジャスティーナは一緒に旅をしていた相棒なんです。川の上流で……賊に襲われて必死に逃げたんですが、彼女がやられて川に落ちて……それからずっと彼女を探して川岸を歩いてきたんです」
その話に川漁師らは同情の眼差しを向けてくる。
「そうだったんかい。この人が下の川に流れ着いたのは昨日の夕方のことでの。今朝、隣村の医者を呼んできて診てもらったんだべ。あっちこっち細かい骨が折れとるらしいんだが、大きな骨は折れとらんらしい。けど、昨日から一度も目を覚まさねえ」
「……そうですか」
「医者が言うには出血が多くて血が足りてねえんだと。回復するのにしばらくかかるかも知れねえべ」
川漁師の話にハッとしてジュードはジャスティーナを見た。
そうだ。
生きていたと喜んだが、おそらく予断を許さない状態なのだろう。
ここで出来る限りのことをしなければジャスティーナを助けられないかもしれない。
ジュードは川漁師たちに深く頭を下げた。
「見ず知らずの彼女を救って、治療までしていただき、ありがとうございました。この御恩は決して忘れません」
そう言うとジュードは懐から路銀の詰まった小袋を取り出し、そこから銀貨を10枚出してそれを別の小袋に包むと、漁師に手渡した。
「これは御礼です」
「こ、こんなにもらえねえよ」
漁師は思わず仰天する。
彼らの暮らしぶりならば銀貨1枚あれば半月は暮らせるのだ。
だがジュードは再度深く頭を下げた。
「彼女が回復して歩けるようになるまで、ここに置いていただけませんか。俺は軒下でも納屋でもどこでも寝られるんで。これで彼女に出来るだけのことをしてあげたいんです。お願いします」
困惑する川漁師に彼の妻が立ち上がった。
彼女はジュードに柔らかな笑みを向ける。
「ジュードさん。では、そのお金はありがたく頂戴するわ。出来るだけ手厚く彼女を治療するために使わせてもらうわね。それとあんたもここで彼女と一緒に眠ってあげてよ」
「え? い、いえ俺は……」
「あんたを軒先で寝かせたりしたら、客人にひどい扱いをする家だと周りから白い目で見られるでねえの」
そう言って快活に笑うと、川漁師の妻はジャスティーナをチラリと見る。
そして母親のような優しげな表情を浮かべて言った。
「大丈夫。彼女きっと良くなるわ。ちゃんと治るまで放り出したりしないから、心配しなさんな」
妻の言葉に川漁師も朗らかな笑みを浮かべて頷く。
これまでジュードが幾度も見たことのある笑顔だ。
かつてジュードを善意で助けてくれた人たちは、皆ああした笑顔を見せてくれた。
時が変わっても、場所が変わっても、善意で人を助けてくれる人はいる。
ジュードは温かな気持ちを覚え、ジャスティーナを見下ろした。
(ジャスティーナ。俺たちはまだ運命に見放されていなかったぞ。早く良くなってくれ)
弱々しい寝息を立てるジャスティーナの顔を見ながら、ジュードはその回復を心から祈るのだった。
谷底の川岸を歩き続けると、岩橋の下では砂利だらけだった川原がいつしかゴツゴツとした大きな岩が転がる無骨な道のりへと変貌していた。
必然的にジュードの歩みは遅くなる。
「くそっ……ジャスティーナはどこまで流れていったんだ。まさか海まで流されたりしていないよな」
岩橋でプリシラたちと別れてから、歩き始めてすでに2日目の夕方だ。
負傷した左肩は痛むが、それでもジュードは足を止めなかった。
月明かりの届かない谷底は、日が沈むと完全に暗くなってしまうため、足元が覚束なくなる。
松明を持って歩き続けるのも足場が悪過ぎるし、何より暗くてジャスティーナを見つけることも出来なくなる。
日が暮れたらそこで足を止めて一晩明かすほかない。
「もうすぐ日没だ……今日もダメか」
ジュードは日没ギリギリまで歩こうと思い、薄暗さの増した視界の中で懸命に足を動かした。
少しでも早くジャスティーナを見つけてやりたいという意地がジュードにそうさせる。
もうすでにジャスティーナの生存については半ばあきらめていた。
彼女を見つけてきちんと弔ってやりたいという一心でジュードは歩き続けているのだ。
そんな彼の視界の前方、川の上にふいに人影が見えてきた。
「あれは……小船だ」
この2日間はまったく誰とも出会わなかったためか、人の姿にジュードは興奮気味に駆け出していた。
近付いていくと、それは川漁を終えて船着き場である簡易的な桟橋に向かっていく川漁師の姿だとすぐに分かった。
若い川漁師だ。
「お~い!」
ジュードが声を上げて走っていくと、川漁師は驚いて警戒の表情を浮かべる。
ジュードは相手を警戒させないよう両手を広げ、柔和な笑みを浮かべて声をかけた。
「突然驚かせて申し訳ない。人を探して上流から歩いてきたんだ。赤毛の女なんだが……」
ジュードがそう言うと若い川漁師はハッとした顔で小船を桟橋に着けて下船する。
「ああ。あの流されてきた赤毛の女か。彼女なら師匠のところにいるよ」
その言葉にジュードは思わず立ち尽くし、それから血相を変えて川漁師の若者に詰め寄った。
「い……いる? か、彼女は……」
生きているのか死んでいるのか。
その答えを聞くのが怖くなりジュードは何も言えなくなってしまう。
そんな彼のただならぬ様子を察した若者は恐る恐る尋ねた。
「一応聞くけど……あんたはあの女の身内か?」
「お、俺は彼女の……ジャスティーナの相棒で……」
乾いた声でそう言ったきり言葉を失うジュードに、若者は意を決して言った。
「……案内するよ。付いてきな」
そう言って踵を返す若者の背中を、ジュードはフラフラとした足取りで追うのだった。
☆☆☆☆☆☆
若い川漁師が案内してくれたのは、谷の上にある川漁師たちの小さな集落だった。
集落とは言っても10戸程度が集まる小さなものだ。
その一番奥の家に若者はジュードを案内した。
そこは彼の師匠であり、この集落の中で最も年嵩の夫婦が住んでいる家だ。
出てきた初老の川漁師は、弟子である若者から話を聞くと、すぐにジュードを招き入れた。
家の中は狭く、玄関から入ってすぐに居間があり、その奥にもう一部屋、寝室がある。
寝室には夫婦のものであるベッドが2つあり、そのうちの一つの脇には川漁師の妻と思しき初老の女性が椅子を置いて腰をかけていた。
そしてベッドには……頭に包帯を巻かれた赤毛の女が寝かされていたのだ。
「ジャ……ジャスティーナ!」
思わずジュードは声を上げてベッドの脇に駆け寄る。
そこに横たわっていたのは……確かにジャスティーナだった。
横たわる彼女は痛々しくあちこち傷を負っていて、目を閉じたまままるで死んでいるかのようだった。
だが、その胸がわずかに上下している。
「い……生きていてくれたのか」
そう言ったきり、ジュードは腰を抜かしたようにベッドの脇にへたり込んでしまった。
ここに来るまでの間、ジュードはずっと覚悟していたのだ。
川辺に打ち上げられたジャスティーナの無残な遺体を発見することになるのだと。
もちろんどこかで生きていてくれるのではないかという、一縷の希望も胸の奥底にはあったが、それは現実には起き得ないだろうと頭では分かっていた。
だが、それでもこうして実際に生きているジャスティーナを見ると、彼女の幸運やしぶとさに思わず呆れ混じりでジュードは笑ってしまう。
「ハ、ハハハ……君って奴は本当に……簡単にはくたばらない女だな」
そんな自分の様子を気遣わしげに見つめていた川漁師の夫婦と弟子の視線に気付き、ジュードは立ち上がって彼らに礼を言った。
「突然お邪魔してすみません。俺はジュードと言います。このジャスティーナは一緒に旅をしていた相棒なんです。川の上流で……賊に襲われて必死に逃げたんですが、彼女がやられて川に落ちて……それからずっと彼女を探して川岸を歩いてきたんです」
その話に川漁師らは同情の眼差しを向けてくる。
「そうだったんかい。この人が下の川に流れ着いたのは昨日の夕方のことでの。今朝、隣村の医者を呼んできて診てもらったんだべ。あっちこっち細かい骨が折れとるらしいんだが、大きな骨は折れとらんらしい。けど、昨日から一度も目を覚まさねえ」
「……そうですか」
「医者が言うには出血が多くて血が足りてねえんだと。回復するのにしばらくかかるかも知れねえべ」
川漁師の話にハッとしてジュードはジャスティーナを見た。
そうだ。
生きていたと喜んだが、おそらく予断を許さない状態なのだろう。
ここで出来る限りのことをしなければジャスティーナを助けられないかもしれない。
ジュードは川漁師たちに深く頭を下げた。
「見ず知らずの彼女を救って、治療までしていただき、ありがとうございました。この御恩は決して忘れません」
そう言うとジュードは懐から路銀の詰まった小袋を取り出し、そこから銀貨を10枚出してそれを別の小袋に包むと、漁師に手渡した。
「これは御礼です」
「こ、こんなにもらえねえよ」
漁師は思わず仰天する。
彼らの暮らしぶりならば銀貨1枚あれば半月は暮らせるのだ。
だがジュードは再度深く頭を下げた。
「彼女が回復して歩けるようになるまで、ここに置いていただけませんか。俺は軒下でも納屋でもどこでも寝られるんで。これで彼女に出来るだけのことをしてあげたいんです。お願いします」
困惑する川漁師に彼の妻が立ち上がった。
彼女はジュードに柔らかな笑みを向ける。
「ジュードさん。では、そのお金はありがたく頂戴するわ。出来るだけ手厚く彼女を治療するために使わせてもらうわね。それとあんたもここで彼女と一緒に眠ってあげてよ」
「え? い、いえ俺は……」
「あんたを軒先で寝かせたりしたら、客人にひどい扱いをする家だと周りから白い目で見られるでねえの」
そう言って快活に笑うと、川漁師の妻はジャスティーナをチラリと見る。
そして母親のような優しげな表情を浮かべて言った。
「大丈夫。彼女きっと良くなるわ。ちゃんと治るまで放り出したりしないから、心配しなさんな」
妻の言葉に川漁師も朗らかな笑みを浮かべて頷く。
これまでジュードが幾度も見たことのある笑顔だ。
かつてジュードを善意で助けてくれた人たちは、皆ああした笑顔を見せてくれた。
時が変わっても、場所が変わっても、善意で人を助けてくれる人はいる。
ジュードは温かな気持ちを覚え、ジャスティーナを見下ろした。
(ジャスティーナ。俺たちはまだ運命に見放されていなかったぞ。早く良くなってくれ)
弱々しい寝息を立てるジャスティーナの顔を見ながら、ジュードはその回復を心から祈るのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~
桂
ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。
そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。
そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる