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第325話 戦いを終えて
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治療を受けたショーナが再度眠りに就くとチェルシーは立ち上がる。
プリシラにやられたケガのためか、その体は重そうだ。
彼女はクローディアに背を向けたまま硬い口調で言った。
「ショーナを庇ってくれて感謝するわ。姉様。2発目を受けたら多分ショーナは即死していた。でも……正直なところ姉様とどう接したらいいか分からない」
「チェルシー……」
「あなたに復讐することだけを考えて何年も生きてきた。そして…‥ワタシはあなたの子供たちを誘拐し、あなたの側近だったジリアンとリビーを斬った…‥」
チェルシーの肩は震えていた。
だがクローディアはそんな彼女の背中に優しく声をかける。
「ジリアンとリビーの名前を憶えていてくれたのね。その名前を決して忘れないで。任務のために命をかけて戦い、勇敢に散っていった誇り高き戦士たちの名前だから」
「ワタシは姉様の大事な部下を斬ったのよ。恨む気持ちがないなんておかしい。もしそうだとしたら姉様はその部下たちのことをそれほど……」
そう言いかけてチェルシーは口をつぐんだ。
復讐心に燃えていた頃ならば遠慮なく言い放っていたであろう言葉を口にすることがチェルシーには出来なかったのだ。
それは……姉を傷つけるだけの言葉だから。
「……大切に思っていたわ。彼女たちが死んだと聞いた時は本当に悲しくて泣いてしまった。そして2人を斬ったのが妹のあなただと聞いて……ひどく落ち込んだわ。でもね……あの2人が任務の途中で戦死したのならば、それはその任務を命じた指揮官であるワタシの責任なの。だからあなたのせいにはしない。それがワタシの考えよ。チェルシー」
姉の言葉にチェルシーは唇を噛んだ。
そして小さく息をつくと言った。
「ジリアンとリビー。最後まで任務に殉じた勇敢な戦士たちだった。ワタシは……彼女たちを斬ったことを一生忘れないわ。もし……許されるなら……2人の墓前に花を手向けさせてほしい。姉様」
チェルシーの言葉にクローディアは頷いた。
「ええ。もちろん。そうしてくれると嬉しいわ。あなたのケガが治って王妃殿下のお許しが出たら、共和国に行きましょう。ワタシが迎えに来るから」
チェルシーは将軍の立場であり王国にとって欠かせない武人だ。
この先も王国で暮らしていかねばならず、共和国大統領の妻であるクローディアと共に暮らすことは出来ない。
だが、王国と共和国の国交が正常化されたら、行き来して年に数回は会うことも出来るだろう。
クローディアはそんな日を夢に見ながら言う。
「チェルシー。すぐに姉妹仲良くするのはあなたにとって難しいと理解しているわ。だから少しずつ……少しずつでいい。ワタシに目を向けて。同じ母様の血を分けた姉と妹として大切に思い合いたいの」
そう言ってクローディアはチェルシーに手を差し伸べた。
姉は今なお美しかったが、それでもその年齢は31歳。
チェルシーも理解していた。
自分たちダニアの女王の系譜に連なる者たちは短命であり、クローディアもおそらく後10年ほどしか生きられないことを。
自分がグズグスしていたらクローディアは先に逝ってしまうのだ。
そう思うとチェルシーの胸にこの姉との関係を大切にしたいという思いが湧き上がってきた。
チェルシーは差し出されたクローディアの手を握る。
「ええ……ワタシも姉様と過ごす時間を大切にしたい」
ようやく心の底から本音を言えたような気がして、チェルシーはこれまでの生き方を悔やんだ。
復讐のためだけに姉を憎み、恨み続けた生き方を。
だがそれを今さら悔やんだところで過ぎた時間は取り戻せない。
だからもうわだかまりは捨てて、残された時間を姉と過ごそうと思った。
(そうしなければ……ワタシは今度こそ本当に後悔することになる。そんなのは……嫌だ)
クローディアは手を握ってくれた妹を優しく抱きしめる。
チェルシーは姉の温もりに身を任せ、そして自らもクローディアの背中に手を回して抱擁を交わした。
そして身を離してクローディアを見つめる。
クローディアは柔らく微笑んでくれた。
その顔が……まるで亡き母が笑いかけてくれているように見えて、チェルシーも自然と微笑みを浮かべるのだった。
☆☆☆☆☆☆
「シャクナゲ……惨めなものね。あなたはいい気になり過ぎた」
王妃ジェラルディーンは地下牢獄に囚われたシャクナゲを鉄格子越しに見つめてそう言った。
捕縛されて引き出されたシャクナゲをジェラルディーンは即座に投獄したのだ。
牢の中で目を覚ましたシャクナゲは怒りに青ざめた表情で金切り声を上げる。
「王妃殿下……私は公妾です! このような横暴は許されません! 陛下にお目通りを!」
「あなたには数々の嫌疑がかけられている。そういう人間を陛下に会わせるわけにはいかないわ。覚悟しなさい。もうあなたは終わりよ」
そう言うとジェラルディーンはシャクナゲの追いすがる声を無視して地下牢獄を後にする。
本当ならば憎らしい女の頬に平手打ちのひとつでもくれてやりたいところだが、そんなことをせずともシャクナゲはこれから落ちぶれていくだろう。
その姿を想像するだけでジェラルディーンは留飲が下がる思いだった。
そんな彼女が護衛の兵らを引き連れて地下から一階に上がると、そこには白髪の少女が待っていた。
衛兵らが見咎めて追い払おうとしたが、少女はその場に跪くと深々と頭を下げる。
「ココノエのヤブランと申します。王妃殿下にお願いがあって参りました」
☆☆☆☆☆☆
ココノエの少女ヤブランは休憩室にいるエミルに、少し自分の部屋に戻ると告げて出て来た。
廊下を足早に歩きながらヤブランは浮かない顔をしている。
(エミル……帰っちゃうんだね)
エミルが自分の故郷に帰れることは嬉しい。
彼がようやく自由を手に入れ、家族の元に戻れるのだから。
だがそれは同時に自分との別離を意味していた。
ひどく寂しい気持ちだったが、ヤブランにはそれを見送る他に成す術はない。
そんなことを考えていると、厠から休憩室に戻る途中のプリシラと行き合った。
彼女は右足を負傷しているため杖をつき、隣にはエステルという赤毛の女が介助のため付き添っている。
ヤブランはその場に跪こうとしたが、それをプリシラがすぐに止めた。
「畏まらなくていいわよ。ヤブラン。あなたには感謝しているの。これからもエミルの友達でいてね」
「はい。ですが……エミル、いえエミル様はもう帰国されますし、私はこの国に残りますので」
「そう…‥あなたにもご家族がいるものね」
残念そうにそう言うプリシラに、ヤブランは首を横に振る。
「家族はいません。もともと身寄りがいなかったので」
「そうなのね……ねえヤブラン。もし許されるならダニアに来ない?」
「えっ? そ、それは……」
思いも寄らないプリシラの突然の提案にヤブランは思わず目を白黒させる。
プリシラの隣でエステルも驚いていた。
だがプリシラは構うことなく話を続ける。
「遊びに来ない? ずっと住んでくれてもいいし。いいところよ。女たちはちょっと荒っぽいけど。でもあなたがいてくれたらエミルも喜ぶと思うわ。もちろんあなたにも都合があると思うけれど、考えてみてくれる? あなたがその気ならアタシから王妃殿下にお願いしてもいい。考える時間が必要だと思うから決めてくれたら迎えを寄越すわ。よく考えてみて」
そう言うとプリシラは笑みを浮かべる。
ヤブランは突然のことに何も答えられず、ただ頭を下げるのみだ。
そしてプリシラが休憩室に戻っていくのを見送ると、ヤブランは呆然としながら歩き出した。
頭の中で考えがぐるぐると巡る。
(私が…‥ダニアに)
そんなことは考えもしなかったが、想像すると胸がドキドキした。
もともとココノエからこの王国に移ってきたため、王国に対する愛着はない。
家族も友達もいない。
上司だったシジマは戦死してしまった。
考えてみれば自分を王国に引き留めるものは何もないのだ。
ダニアがどんなところなのかこの目で見ていないから不安はあるが、エミルから話は色々と聞いている。
ヤブランはダニアにいる自分を想像しながら茫洋とした様子で廊下を歩き続けた。
すると……窓の外に見える1階の廊下を、王妃ジェラルディーンが地下牢の方向へ向かって歩いていくのが見えた。
(今は……王妃殿下が決め事をなされている。ご相談できるかしら……)
それは普段ならば恐れ多いことだが、ヤブランは衝動的に駆け出し、王妃の元へ向かうのだった。
プリシラにやられたケガのためか、その体は重そうだ。
彼女はクローディアに背を向けたまま硬い口調で言った。
「ショーナを庇ってくれて感謝するわ。姉様。2発目を受けたら多分ショーナは即死していた。でも……正直なところ姉様とどう接したらいいか分からない」
「チェルシー……」
「あなたに復讐することだけを考えて何年も生きてきた。そして…‥ワタシはあなたの子供たちを誘拐し、あなたの側近だったジリアンとリビーを斬った…‥」
チェルシーの肩は震えていた。
だがクローディアはそんな彼女の背中に優しく声をかける。
「ジリアンとリビーの名前を憶えていてくれたのね。その名前を決して忘れないで。任務のために命をかけて戦い、勇敢に散っていった誇り高き戦士たちの名前だから」
「ワタシは姉様の大事な部下を斬ったのよ。恨む気持ちがないなんておかしい。もしそうだとしたら姉様はその部下たちのことをそれほど……」
そう言いかけてチェルシーは口をつぐんだ。
復讐心に燃えていた頃ならば遠慮なく言い放っていたであろう言葉を口にすることがチェルシーには出来なかったのだ。
それは……姉を傷つけるだけの言葉だから。
「……大切に思っていたわ。彼女たちが死んだと聞いた時は本当に悲しくて泣いてしまった。そして2人を斬ったのが妹のあなただと聞いて……ひどく落ち込んだわ。でもね……あの2人が任務の途中で戦死したのならば、それはその任務を命じた指揮官であるワタシの責任なの。だからあなたのせいにはしない。それがワタシの考えよ。チェルシー」
姉の言葉にチェルシーは唇を噛んだ。
そして小さく息をつくと言った。
「ジリアンとリビー。最後まで任務に殉じた勇敢な戦士たちだった。ワタシは……彼女たちを斬ったことを一生忘れないわ。もし……許されるなら……2人の墓前に花を手向けさせてほしい。姉様」
チェルシーの言葉にクローディアは頷いた。
「ええ。もちろん。そうしてくれると嬉しいわ。あなたのケガが治って王妃殿下のお許しが出たら、共和国に行きましょう。ワタシが迎えに来るから」
チェルシーは将軍の立場であり王国にとって欠かせない武人だ。
この先も王国で暮らしていかねばならず、共和国大統領の妻であるクローディアと共に暮らすことは出来ない。
だが、王国と共和国の国交が正常化されたら、行き来して年に数回は会うことも出来るだろう。
クローディアはそんな日を夢に見ながら言う。
「チェルシー。すぐに姉妹仲良くするのはあなたにとって難しいと理解しているわ。だから少しずつ……少しずつでいい。ワタシに目を向けて。同じ母様の血を分けた姉と妹として大切に思い合いたいの」
そう言ってクローディアはチェルシーに手を差し伸べた。
姉は今なお美しかったが、それでもその年齢は31歳。
チェルシーも理解していた。
自分たちダニアの女王の系譜に連なる者たちは短命であり、クローディアもおそらく後10年ほどしか生きられないことを。
自分がグズグスしていたらクローディアは先に逝ってしまうのだ。
そう思うとチェルシーの胸にこの姉との関係を大切にしたいという思いが湧き上がってきた。
チェルシーは差し出されたクローディアの手を握る。
「ええ……ワタシも姉様と過ごす時間を大切にしたい」
ようやく心の底から本音を言えたような気がして、チェルシーはこれまでの生き方を悔やんだ。
復讐のためだけに姉を憎み、恨み続けた生き方を。
だがそれを今さら悔やんだところで過ぎた時間は取り戻せない。
だからもうわだかまりは捨てて、残された時間を姉と過ごそうと思った。
(そうしなければ……ワタシは今度こそ本当に後悔することになる。そんなのは……嫌だ)
クローディアは手を握ってくれた妹を優しく抱きしめる。
チェルシーは姉の温もりに身を任せ、そして自らもクローディアの背中に手を回して抱擁を交わした。
そして身を離してクローディアを見つめる。
クローディアは柔らく微笑んでくれた。
その顔が……まるで亡き母が笑いかけてくれているように見えて、チェルシーも自然と微笑みを浮かべるのだった。
☆☆☆☆☆☆
「シャクナゲ……惨めなものね。あなたはいい気になり過ぎた」
王妃ジェラルディーンは地下牢獄に囚われたシャクナゲを鉄格子越しに見つめてそう言った。
捕縛されて引き出されたシャクナゲをジェラルディーンは即座に投獄したのだ。
牢の中で目を覚ましたシャクナゲは怒りに青ざめた表情で金切り声を上げる。
「王妃殿下……私は公妾です! このような横暴は許されません! 陛下にお目通りを!」
「あなたには数々の嫌疑がかけられている。そういう人間を陛下に会わせるわけにはいかないわ。覚悟しなさい。もうあなたは終わりよ」
そう言うとジェラルディーンはシャクナゲの追いすがる声を無視して地下牢獄を後にする。
本当ならば憎らしい女の頬に平手打ちのひとつでもくれてやりたいところだが、そんなことをせずともシャクナゲはこれから落ちぶれていくだろう。
その姿を想像するだけでジェラルディーンは留飲が下がる思いだった。
そんな彼女が護衛の兵らを引き連れて地下から一階に上がると、そこには白髪の少女が待っていた。
衛兵らが見咎めて追い払おうとしたが、少女はその場に跪くと深々と頭を下げる。
「ココノエのヤブランと申します。王妃殿下にお願いがあって参りました」
☆☆☆☆☆☆
ココノエの少女ヤブランは休憩室にいるエミルに、少し自分の部屋に戻ると告げて出て来た。
廊下を足早に歩きながらヤブランは浮かない顔をしている。
(エミル……帰っちゃうんだね)
エミルが自分の故郷に帰れることは嬉しい。
彼がようやく自由を手に入れ、家族の元に戻れるのだから。
だがそれは同時に自分との別離を意味していた。
ひどく寂しい気持ちだったが、ヤブランにはそれを見送る他に成す術はない。
そんなことを考えていると、厠から休憩室に戻る途中のプリシラと行き合った。
彼女は右足を負傷しているため杖をつき、隣にはエステルという赤毛の女が介助のため付き添っている。
ヤブランはその場に跪こうとしたが、それをプリシラがすぐに止めた。
「畏まらなくていいわよ。ヤブラン。あなたには感謝しているの。これからもエミルの友達でいてね」
「はい。ですが……エミル、いえエミル様はもう帰国されますし、私はこの国に残りますので」
「そう…‥あなたにもご家族がいるものね」
残念そうにそう言うプリシラに、ヤブランは首を横に振る。
「家族はいません。もともと身寄りがいなかったので」
「そうなのね……ねえヤブラン。もし許されるならダニアに来ない?」
「えっ? そ、それは……」
思いも寄らないプリシラの突然の提案にヤブランは思わず目を白黒させる。
プリシラの隣でエステルも驚いていた。
だがプリシラは構うことなく話を続ける。
「遊びに来ない? ずっと住んでくれてもいいし。いいところよ。女たちはちょっと荒っぽいけど。でもあなたがいてくれたらエミルも喜ぶと思うわ。もちろんあなたにも都合があると思うけれど、考えてみてくれる? あなたがその気ならアタシから王妃殿下にお願いしてもいい。考える時間が必要だと思うから決めてくれたら迎えを寄越すわ。よく考えてみて」
そう言うとプリシラは笑みを浮かべる。
ヤブランは突然のことに何も答えられず、ただ頭を下げるのみだ。
そしてプリシラが休憩室に戻っていくのを見送ると、ヤブランは呆然としながら歩き出した。
頭の中で考えがぐるぐると巡る。
(私が…‥ダニアに)
そんなことは考えもしなかったが、想像すると胸がドキドキした。
もともとココノエからこの王国に移ってきたため、王国に対する愛着はない。
家族も友達もいない。
上司だったシジマは戦死してしまった。
考えてみれば自分を王国に引き留めるものは何もないのだ。
ダニアがどんなところなのかこの目で見ていないから不安はあるが、エミルから話は色々と聞いている。
ヤブランはダニアにいる自分を想像しながら茫洋とした様子で廊下を歩き続けた。
すると……窓の外に見える1階の廊下を、王妃ジェラルディーンが地下牢の方向へ向かって歩いていくのが見えた。
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