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第三章 光の聖女ジェネット
第7話 集中砲火! 襲撃者たち
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「よし。これならいける!」
タリオを装備してステータス・アップした僕は矢の飛んでくる方向を毅然と見据えた。
そんな僕の肩にジェネットが手を置いて言う。
「アル様。先ほどの私の言葉をお忘れなく。絶対に相手を傷つけてはいけませんよ」
「……うん。そうだったね」
聖域の掟を破れば僕らは山頂の聖域に足を踏み入れることが出来なくなってしまうため、絶対に相手を傷つけてはいけないんだ。
とは言うものの、相手はこっちを傷つける気マンマンなんですが。
何とか相手の攻撃を避けつつ逃げ切るしかない。
かなりの無理ゲーだけど。
僕らは覚悟を決めて木陰から移動すべく立ち上がった。
「アビー。危険なので私の懐に隠れていて下さい」
そう言うとジェネットは小さなアビーの体を抱え上げ、自分の法衣の胸元に押し込んだ。
アビーはモゾモゾと法衣の中で体勢を整えて、ジェネットの胸元からチョコンと顔を出す。
な……何コレーッ!
超絶かわいいんですけど!
犬のアビーを服の中に忍ばせたジェネットの姿が殺人的に愛らし過ぎる。
そしてアビーのポジションがうらやまし過ぎる。
ぼ、僕もあそこに入りたい~!
僕は自分が天国のようなその場所にいる絵を想像してみた。
うん。
まぎれもなくド変態だな。
ハッ!
気が付くとジェネットが殺気をはらんだ視線を僕に向けていた。
「……アル様。まさかとは思いますが、この非常時に不謹慎なことを考えていませんよね?」
ジェネットはジトッとした目で僕を睨みつける。
ええ。
そうですとも。
考えていましたとも。
このド変態めをきつく叱りつけて下さい……なんて言えるかぁ!
「い、いや。あのですね……」
僕がそう言いかけた時だった。
ドスッとお尻に衝撃を受け、同時に激痛が走った。
「アイタッ! イダダダダダッ!」
僕は思わず大声を上げてしまった。
それもそのはずで、僕の尻には見事に一本の矢が突き刺さっていたんだ。
アグゥゥゥ。
何てところに矢を突き立ててくれてるんですか!
当然、ライフゲージが減り、僕は痛みのあまりその場にへたり込んでしまった。
「ア、アル様!」
ジェネットは僕を守るように立ち、頭上に容赦なく降り注ぐ矢を必死に懲悪杖で振り払ってくれている。
ジェネットの胸元から顔を覗かせるアビーが青ざめた表情とは裏腹のユルい口調で僕を叱咤激励した。
「アルフレッド様~。大変痛そうにしているところ申し訳ないのですが~へたり込んでいる場合ではないのですよ~」
わ、分かってますが尻に矢が刺さっていると、うまく動けないのです。
「アル様! 少し我慢ですよ!」
ジェネットはそう叫ぶと右手で懲悪杖を操りながら左手で僕の尻に刺さった矢をむんずと掴んだ。
ま、まさか……。
「えいっ!」
「ヒギャア!」
ジェネットは力任せに僕の尻から矢を引き抜いた。
い、痛すぎる!
「アル様! どうか立ち上がって!」
ジェネットの絶叫に促され、僕は痛む体に鞭打って、もうやぶれかぶれで立ち上がった。
ジェネットはそんな僕の手を掴むと、僕を引っ張って猛然と駆け出す。
するど背後が急に騒々しくなった。
僕はジェネットに手を引かれながら思わず後ろを振り返る。
すると後方の岩山から続々と人影が姿を現したんだ。
「なっ……何だ?」
ジェネットやアビーが言っていた数十人の人影が姿を現したんだとすぐに分かったけれど、僕はその異様な姿に思わず上擦った声を上げた。
現れた人影は全員が頭に牛や馬など動物の頭蓋骨で出来た骨の兜をかぶっていて、体には動物の毛皮を巻きつけ、小動物の頭蓋骨を数珠つなぎにした不気味な首飾りや腕輪などを身に着けていた。
そして手には牛刀や鉈などの無骨な武器を持っていて、そうした人々が大勢で徒党を組んで追ってくる様は、否応なしに僕らを狩られる立場に追いやるようで恐ろしかったんだ。
そう。
その謎の部族の人々は明らかに僕らを狩ろうとしていた。
「ヒィィィィィヤッホォォォォォォォォゥ!」
「ハイヤァァァァァァッ! ヒィィィッ!」
不気味な雄たけびを上げながら謎の部族が後方から追ってくる。
犬のアビーを懐に入れたジェネットに続き、小さくなったミランダをポケットに忍ばせた僕は必死に逃走を続けた。
くっ!
ここ最近、ゾンビに追われたり謎の部族に追われたり何なんだ一体!
「ここは多分彼らの縄張りなのですよ~。足を踏み入れた私たちに腹を立てているのです~」
「アル様! 何が何でも逃げ切りますよ! 私たちは反撃が封じられている以上、つかまったらオシマイです!」
「わ、分かってる!」
聖域の掟によって僕らは他人を傷つけることは出来ない。
反撃によって謎の部族を排除することが出来ない以上、僕らに出来ることは逃げることだけだった。
この山は麓から山頂までの道が一本道だから道に迷うことはないけれど、その分、逃げ道も少ない。
道をそれるとすぐに険しい傾斜が続いていて、まともに歩くことすら出来ない。
部族は僕らを下から上に追い立ててきて、登りの道を逃げ続けるのは相当に辛かった。
ジェネットはアビーを胸に入れたままスピードを緩めることなく逃げていく。
僕はタリオによって敏捷性や持久力などのステータスが格段にアップされているけど、ジェネットの背中を見失わないように逃げるのが精一杯だった。
ど、どこまで逃げればいいんだ?
どこまで追ってくる?
まさか山頂まで付いてくるのか?
僕がそんな疑念にかられながら必死に山道を駆け上り続けていると、僕の十数メートル前を走り続けていたジェネットがふいに立ち止まったんだ。
な、何だ?
僕も思わずジェネットの背後で立ち止まる。
「ジェネット! どうしたの?」
そう尋ねた僕はジェネットの肩越しに見える光景に息を飲んだ。
僕らの前方十数メートルのところでは、下から僕らを追ってきている部族と同じ格好をした十数人の集団が道を塞いで待ち構えていた。
「は、挟み撃ちされた……」
「ええ。やはり上で網を張られていましたか」
ジェネットはこのことを予想していたみたいで、口調はことのほか落ち着いていたけれど、その顔は危機感で張り詰めていた。
下から追ってきた部族たちも僕らの背後十数メートルの辺りで後方の道を塞ぐように立ち止まっている。
その中に一人、お尻を押さえて痛そうにしている男がいた。
僕に攻撃を仕掛けた相手が僕と同じ箇所に同じだけのダメージを被るというのが、僕の装備しているタリオの特徴だった。
目には目を。
歯には歯を。
ということは……おまえかぁ!
僕のお尻に矢を刺した奴は!
あれ?
でもこれって相手にダメージを与えてしまったことにならないのか?
今のところ僕のステータスに記された合否判定は【適合】のままだ。
タリオによる報復ダメージはこちらからの攻撃とは見なされないみたいだな。
けど、そんなことを考えている場合じゃなかった。
猟師が獲物を罠に誘い込むように、僕らはこの場所に追い立てられたんだ。
前にも後ろにも部族が待ち構え、両脇は切り立った険しい斜面だ。
飛行禁止のエリアだからジェネットが法力で飛んで逃げることも出来ない。
こ、これじゃあ八方塞がりじゃないか。
「ど、どうしようジェネット。こっちは攻撃できないってのに」
「攻撃を受けるのを覚悟して強行突破するしかないでしょうね」
「で、でもあの人たち簡単には通してくれそうにないよ」
部族は何重にも壁を作るように展開していて、無理やり突破するのは至難の業に思えた。
ジェネットはそれでも決然とした光をその目に宿して言う。
「ええ。こちらも相当なダメージを覚悟しなければならないでしょう。でも私たちは何があっても前に進まなければならないのです」
「……そうだね」
ジェネットは懲悪杖を構え、僕も同様にタリオの柄を握ってそれを体の前でまっすぐに構える。
玉砕覚悟の強行突破が始まろうとしていた。
タリオを装備してステータス・アップした僕は矢の飛んでくる方向を毅然と見据えた。
そんな僕の肩にジェネットが手を置いて言う。
「アル様。先ほどの私の言葉をお忘れなく。絶対に相手を傷つけてはいけませんよ」
「……うん。そうだったね」
聖域の掟を破れば僕らは山頂の聖域に足を踏み入れることが出来なくなってしまうため、絶対に相手を傷つけてはいけないんだ。
とは言うものの、相手はこっちを傷つける気マンマンなんですが。
何とか相手の攻撃を避けつつ逃げ切るしかない。
かなりの無理ゲーだけど。
僕らは覚悟を決めて木陰から移動すべく立ち上がった。
「アビー。危険なので私の懐に隠れていて下さい」
そう言うとジェネットは小さなアビーの体を抱え上げ、自分の法衣の胸元に押し込んだ。
アビーはモゾモゾと法衣の中で体勢を整えて、ジェネットの胸元からチョコンと顔を出す。
な……何コレーッ!
超絶かわいいんですけど!
犬のアビーを服の中に忍ばせたジェネットの姿が殺人的に愛らし過ぎる。
そしてアビーのポジションがうらやまし過ぎる。
ぼ、僕もあそこに入りたい~!
僕は自分が天国のようなその場所にいる絵を想像してみた。
うん。
まぎれもなくド変態だな。
ハッ!
気が付くとジェネットが殺気をはらんだ視線を僕に向けていた。
「……アル様。まさかとは思いますが、この非常時に不謹慎なことを考えていませんよね?」
ジェネットはジトッとした目で僕を睨みつける。
ええ。
そうですとも。
考えていましたとも。
このド変態めをきつく叱りつけて下さい……なんて言えるかぁ!
「い、いや。あのですね……」
僕がそう言いかけた時だった。
ドスッとお尻に衝撃を受け、同時に激痛が走った。
「アイタッ! イダダダダダッ!」
僕は思わず大声を上げてしまった。
それもそのはずで、僕の尻には見事に一本の矢が突き刺さっていたんだ。
アグゥゥゥ。
何てところに矢を突き立ててくれてるんですか!
当然、ライフゲージが減り、僕は痛みのあまりその場にへたり込んでしまった。
「ア、アル様!」
ジェネットは僕を守るように立ち、頭上に容赦なく降り注ぐ矢を必死に懲悪杖で振り払ってくれている。
ジェネットの胸元から顔を覗かせるアビーが青ざめた表情とは裏腹のユルい口調で僕を叱咤激励した。
「アルフレッド様~。大変痛そうにしているところ申し訳ないのですが~へたり込んでいる場合ではないのですよ~」
わ、分かってますが尻に矢が刺さっていると、うまく動けないのです。
「アル様! 少し我慢ですよ!」
ジェネットはそう叫ぶと右手で懲悪杖を操りながら左手で僕の尻に刺さった矢をむんずと掴んだ。
ま、まさか……。
「えいっ!」
「ヒギャア!」
ジェネットは力任せに僕の尻から矢を引き抜いた。
い、痛すぎる!
「アル様! どうか立ち上がって!」
ジェネットの絶叫に促され、僕は痛む体に鞭打って、もうやぶれかぶれで立ち上がった。
ジェネットはそんな僕の手を掴むと、僕を引っ張って猛然と駆け出す。
するど背後が急に騒々しくなった。
僕はジェネットに手を引かれながら思わず後ろを振り返る。
すると後方の岩山から続々と人影が姿を現したんだ。
「なっ……何だ?」
ジェネットやアビーが言っていた数十人の人影が姿を現したんだとすぐに分かったけれど、僕はその異様な姿に思わず上擦った声を上げた。
現れた人影は全員が頭に牛や馬など動物の頭蓋骨で出来た骨の兜をかぶっていて、体には動物の毛皮を巻きつけ、小動物の頭蓋骨を数珠つなぎにした不気味な首飾りや腕輪などを身に着けていた。
そして手には牛刀や鉈などの無骨な武器を持っていて、そうした人々が大勢で徒党を組んで追ってくる様は、否応なしに僕らを狩られる立場に追いやるようで恐ろしかったんだ。
そう。
その謎の部族の人々は明らかに僕らを狩ろうとしていた。
「ヒィィィィィヤッホォォォォォォォォゥ!」
「ハイヤァァァァァァッ! ヒィィィッ!」
不気味な雄たけびを上げながら謎の部族が後方から追ってくる。
犬のアビーを懐に入れたジェネットに続き、小さくなったミランダをポケットに忍ばせた僕は必死に逃走を続けた。
くっ!
ここ最近、ゾンビに追われたり謎の部族に追われたり何なんだ一体!
「ここは多分彼らの縄張りなのですよ~。足を踏み入れた私たちに腹を立てているのです~」
「アル様! 何が何でも逃げ切りますよ! 私たちは反撃が封じられている以上、つかまったらオシマイです!」
「わ、分かってる!」
聖域の掟によって僕らは他人を傷つけることは出来ない。
反撃によって謎の部族を排除することが出来ない以上、僕らに出来ることは逃げることだけだった。
この山は麓から山頂までの道が一本道だから道に迷うことはないけれど、その分、逃げ道も少ない。
道をそれるとすぐに険しい傾斜が続いていて、まともに歩くことすら出来ない。
部族は僕らを下から上に追い立ててきて、登りの道を逃げ続けるのは相当に辛かった。
ジェネットはアビーを胸に入れたままスピードを緩めることなく逃げていく。
僕はタリオによって敏捷性や持久力などのステータスが格段にアップされているけど、ジェネットの背中を見失わないように逃げるのが精一杯だった。
ど、どこまで逃げればいいんだ?
どこまで追ってくる?
まさか山頂まで付いてくるのか?
僕がそんな疑念にかられながら必死に山道を駆け上り続けていると、僕の十数メートル前を走り続けていたジェネットがふいに立ち止まったんだ。
な、何だ?
僕も思わずジェネットの背後で立ち止まる。
「ジェネット! どうしたの?」
そう尋ねた僕はジェネットの肩越しに見える光景に息を飲んだ。
僕らの前方十数メートルのところでは、下から僕らを追ってきている部族と同じ格好をした十数人の集団が道を塞いで待ち構えていた。
「は、挟み撃ちされた……」
「ええ。やはり上で網を張られていましたか」
ジェネットはこのことを予想していたみたいで、口調はことのほか落ち着いていたけれど、その顔は危機感で張り詰めていた。
下から追ってきた部族たちも僕らの背後十数メートルの辺りで後方の道を塞ぐように立ち止まっている。
その中に一人、お尻を押さえて痛そうにしている男がいた。
僕に攻撃を仕掛けた相手が僕と同じ箇所に同じだけのダメージを被るというのが、僕の装備しているタリオの特徴だった。
目には目を。
歯には歯を。
ということは……おまえかぁ!
僕のお尻に矢を刺した奴は!
あれ?
でもこれって相手にダメージを与えてしまったことにならないのか?
今のところ僕のステータスに記された合否判定は【適合】のままだ。
タリオによる報復ダメージはこちらからの攻撃とは見なされないみたいだな。
けど、そんなことを考えている場合じゃなかった。
猟師が獲物を罠に誘い込むように、僕らはこの場所に追い立てられたんだ。
前にも後ろにも部族が待ち構え、両脇は切り立った険しい斜面だ。
飛行禁止のエリアだからジェネットが法力で飛んで逃げることも出来ない。
こ、これじゃあ八方塞がりじゃないか。
「ど、どうしようジェネット。こっちは攻撃できないってのに」
「攻撃を受けるのを覚悟して強行突破するしかないでしょうね」
「で、でもあの人たち簡単には通してくれそうにないよ」
部族は何重にも壁を作るように展開していて、無理やり突破するのは至難の業に思えた。
ジェネットはそれでも決然とした光をその目に宿して言う。
「ええ。こちらも相当なダメージを覚悟しなければならないでしょう。でも私たちは何があっても前に進まなければならないのです」
「……そうだね」
ジェネットは懲悪杖を構え、僕も同様にタリオの柄を握ってそれを体の前でまっすぐに構える。
玉砕覚悟の強行突破が始まろうとしていた。
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