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第三章 光の聖女ジェネット
第15話 破滅の女神
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聖域であるこの山頂に突如として姿を現したのは異様な姿をした一人の女性だった。
血のような色の真紅のローブを身につけたその女性は、真っ白な長い髪は美しく、顔立ちの整った女性だったけれど、その目には一切の生気が感じられない。
それだけなら僕は彼女を異様だとは思わなかっただろう。
だけどその女性の体のところどころには閃光が走り、乱れた映像のような揺らぎが絶えず生じている。
ちょ、ちょっと普通じゃないぞ。
そしてこちらに近付いてきたから分かったんだけど、彼女は歩いているわけではなく地面から10センチほど浮いて移動していた。
その女性が近付いてくるほどに、僕は肌が粟立つような嫌な緊張感を覚えた。
そして僕は彼女のステータス・ウインドウにアクセスを試みて、思わず息を飲んだ。
「な、何だ?」
彼女のステータス・ウインドウは全てのステータスが文字化けしてしまっていてまったく読むことが出来ない。
ただ唯一、彼女の名前が【セクメト】だということだけが判明した。
「アル様。いつでも逃げられるよう、ご準備を」
ジェネットは前方に注意を向けたまま厳しい口調でそう言う。
その顔は険しく、警戒感を露わにしていた。
ジェネットも僕と同じように、現れた女性に危険性を感じ取っているみたいだ。
「に、逃げるって言っても……」
アビーの作業はまだ終わっていない。
今、彼女はここを離れることは出来ないと言った。
だったら僕らも作業中のアビーを置いて逃げるわけにはいかない。
そのことはジェネットも分かっているはずだ。
でもジェネットが敢えてそう言っているってことは、それほど危険な状況だってことなんだ。
「あのセクメトという女性。とても嫌な感じがします。このままここにいれば私達全員、おそらくただでは済みません」
ジェネットがそう言った時だった。
前から近付いてくるセクメトが大きく口を開いた。
けれどその口からは何の声も響いてこない。
それなのに空気が……空気がビリビリと震えている。
「くっ!」
激しい空気の振動が重圧となってオナカにグッと響き、僕は思わず前屈みになって顔をしかめた。
だけどすぐに背すじにゾクッと悪寒を覚え、顔を上げる。
すると前方に立つセクメトの姿がまるで蜃気楼のようにボヤッと歪んだ。
セクメトの体から何かが放出された。
僕は反射的に右手でジェネットの腕を掴んで自分のほうに引き寄せ、彼女を抱きかかえた。
それと同時にジェネットの応報の鏡をすり抜けて飛来した空間の歪みが僕らを襲ったんだ。
「うぐっ!」
「アル様!」
右腕に感じたことのない違和感を覚えたのはその直後だった。
空間の歪みは僕の右腕をかすめて後方に飛んでいった。
くっ……な、何だこれは。
僕の右腕が奇妙なモザイクに包まれている。
痛みはないけれど不気味な違和感が右腕にまとわりついている。
けれどそれもすぐに消え、やがて僕の右腕は無感覚に陥った。
自分の腕がまるで揺れる水面の下にあるかのようにユラユラと歪んで見える様子は本当に薄気味悪かった。
「ア、アル様!」
ジェネットがすぐに僕の右腕に触れようとしたけれど、彼女の手は僕の右腕を掴めずにすり抜けてしまう。
それもそのはずだった。
ようやくモザイクは消えたけれど、同時に僕の右腕も消えてしまったのだから。
「そ、そんな……」
ジェネットは驚愕の表情を浮かべて僕を見た。
おそらく僕も同じような顔をしていただろう。
先ほどモザイクに包まれ、えぐれて無くなってしまった地面と同じように、僕の右腕は肩から下が全て消えてなくなってしまった。
「ア、アル様の腕が……」
ジェネットは慌てて回復魔法『神の息吹』をかけてくれたけど、無くなった腕が元に戻ることはなかった。
痛みやその他の感覚もない。
ただ腕がないという空虚な感覚に僕は言うべき言葉を失ったまま、自分の腕があった場所を見つめた。
その瞬間だった。
「ジェネット!」
再び背すじがゾクッとする悪寒を覚えて僕は、叫ぶと同時に咄嗟に残った左腕でジェネットの腕を
掴むと、彼女に体を預けてその場に押し倒した。
僕らの頭上をモザイクが通り過ぎていくのを感じる。
それはアビーのすぐ近くを通って向こう側へと消えていった。
あ、危なかった(汗)。
アビーは相変わらず作業に没頭したまま気付いていない。
ジェネットは地面に伏せた状態で苦しげな表情を僕に向けていた。
「アル様。腕を失くされて……痛みはないのですか?」
僕の右腕が失われたことに、僕よりもジェネットのほうが狼狽していた。
僕は残った左手で彼女の肩にそっと手を置く。
「痛みはないよ。だから落ち着いてジェネット。このままだと腕だけじゃ済まなくなる」
僕がそう言うとジェネットは悲痛な表情で頷いた。
僕も自分の腕がなくなってしまったことにショックを感じずにはいられない。
でも僕はNPCだ。
メンテナンスでもう一度プログラムを再構成してもらえれば、きっと腕は元に戻る。
「今はあの女の人を何とかしないと。ジェネットの応報の鏡で跳ね返せないってことは、あのモザイクは魔法じゃないんだ」
そう言うと僕は前方に目を凝らす。
セクメトは僕らから一定の距離を保ってその口から不思議な空気の振動を発し続けている。
その姿はまるで何かを歌っているかのようだった。
ただ、その攻撃は僕たちばかりに向けられているのではなく、まったく関係のない方向にも向けられていて、およそ法則性といったものがまるで感じられない。
セクメトによって無差別に繰り出されるモザイクが山頂の地面を削り、ついにはアビーが操作している巨大樹の枝や幹の一部を消失させていく。
「くっ! メチャクチャだ!」
それは破壊すること自体が行動目的であるかのような無差別で容赦のない破壊行為だった。
このままじゃこの聖域が壊されてしまうし、このゲームの根幹を成すホスト・システムにも不具合が生じてしまうんじゃ……。
「いい加減にしなさい!」
厳然とそう言うとジェネットはすっくと立ち上がり、彼女の得意とする上位魔法『断罪の矢』を唱える。
星明かりの消えた天空から無数の光の矢が舞い降りてセクメトに襲いかかった。
光の矢は次々とセクメトの体に直撃する。
だけど光の矢が当たった瞬間、セクメトの体はモザイクに包まれて揺らぎ、その波紋の中に全ての矢が吸い込まれて消えた。
そ、そんな……。
信じられないけれど、セクメト自身はまったくの無傷だった。
先ほどの応報の鏡と同様に、ジェネットの神聖魔法は効果を発揮出来なかった。
「くっ。こうなれば直接叩くしか方法はありませんね」
そう言って懲悪杖を手に特攻を仕掛けようとするジェネットを僕は必死に止めた。
「セクメトに近づくなんてムチャだよ。僕の腕みたいに消されちゃう」
セクメトは次々とその体からモザイクを放ち続けていて、それに触れた物質は全て消えてしまう。
応報の鏡が効かない以上、近づこうとしてもセクメトに接近する前に乱発されるあのモザイクの餌食にされてしまうことは目に見えていた。
「しかしアル様。このままでは……」
僕らがそう言い合っている間にも頭上を次々とモザイクが通り抜けていく。
僕はアビーを守るために彼女のすぐ背後に立ち、そんな僕らを守るようにジェネットが仁王立ちした。
「アル様。やはりこのままではどうにもなりません。アル様はそのままアビーを守って下さい。私がセクメトを止めます。消滅も覚悟の上です!」
ジェネットは決然とそう言い放ち、僕の制止を振り切って駆け出した。
「ジェネット!」
ジェネットの行く手にはセクメトの放つモザイクが猛威を振るっている。
果敢にセクメトへ向かっていくジェネットの姿を見つめる僕は、ふいに眩しさを覚えて目を細めた。
地平線から太陽が昇ろうとしている。
今まさに夜が明けようとしていた。
血のような色の真紅のローブを身につけたその女性は、真っ白な長い髪は美しく、顔立ちの整った女性だったけれど、その目には一切の生気が感じられない。
それだけなら僕は彼女を異様だとは思わなかっただろう。
だけどその女性の体のところどころには閃光が走り、乱れた映像のような揺らぎが絶えず生じている。
ちょ、ちょっと普通じゃないぞ。
そしてこちらに近付いてきたから分かったんだけど、彼女は歩いているわけではなく地面から10センチほど浮いて移動していた。
その女性が近付いてくるほどに、僕は肌が粟立つような嫌な緊張感を覚えた。
そして僕は彼女のステータス・ウインドウにアクセスを試みて、思わず息を飲んだ。
「な、何だ?」
彼女のステータス・ウインドウは全てのステータスが文字化けしてしまっていてまったく読むことが出来ない。
ただ唯一、彼女の名前が【セクメト】だということだけが判明した。
「アル様。いつでも逃げられるよう、ご準備を」
ジェネットは前方に注意を向けたまま厳しい口調でそう言う。
その顔は険しく、警戒感を露わにしていた。
ジェネットも僕と同じように、現れた女性に危険性を感じ取っているみたいだ。
「に、逃げるって言っても……」
アビーの作業はまだ終わっていない。
今、彼女はここを離れることは出来ないと言った。
だったら僕らも作業中のアビーを置いて逃げるわけにはいかない。
そのことはジェネットも分かっているはずだ。
でもジェネットが敢えてそう言っているってことは、それほど危険な状況だってことなんだ。
「あのセクメトという女性。とても嫌な感じがします。このままここにいれば私達全員、おそらくただでは済みません」
ジェネットがそう言った時だった。
前から近付いてくるセクメトが大きく口を開いた。
けれどその口からは何の声も響いてこない。
それなのに空気が……空気がビリビリと震えている。
「くっ!」
激しい空気の振動が重圧となってオナカにグッと響き、僕は思わず前屈みになって顔をしかめた。
だけどすぐに背すじにゾクッと悪寒を覚え、顔を上げる。
すると前方に立つセクメトの姿がまるで蜃気楼のようにボヤッと歪んだ。
セクメトの体から何かが放出された。
僕は反射的に右手でジェネットの腕を掴んで自分のほうに引き寄せ、彼女を抱きかかえた。
それと同時にジェネットの応報の鏡をすり抜けて飛来した空間の歪みが僕らを襲ったんだ。
「うぐっ!」
「アル様!」
右腕に感じたことのない違和感を覚えたのはその直後だった。
空間の歪みは僕の右腕をかすめて後方に飛んでいった。
くっ……な、何だこれは。
僕の右腕が奇妙なモザイクに包まれている。
痛みはないけれど不気味な違和感が右腕にまとわりついている。
けれどそれもすぐに消え、やがて僕の右腕は無感覚に陥った。
自分の腕がまるで揺れる水面の下にあるかのようにユラユラと歪んで見える様子は本当に薄気味悪かった。
「ア、アル様!」
ジェネットがすぐに僕の右腕に触れようとしたけれど、彼女の手は僕の右腕を掴めずにすり抜けてしまう。
それもそのはずだった。
ようやくモザイクは消えたけれど、同時に僕の右腕も消えてしまったのだから。
「そ、そんな……」
ジェネットは驚愕の表情を浮かべて僕を見た。
おそらく僕も同じような顔をしていただろう。
先ほどモザイクに包まれ、えぐれて無くなってしまった地面と同じように、僕の右腕は肩から下が全て消えてなくなってしまった。
「ア、アル様の腕が……」
ジェネットは慌てて回復魔法『神の息吹』をかけてくれたけど、無くなった腕が元に戻ることはなかった。
痛みやその他の感覚もない。
ただ腕がないという空虚な感覚に僕は言うべき言葉を失ったまま、自分の腕があった場所を見つめた。
その瞬間だった。
「ジェネット!」
再び背すじがゾクッとする悪寒を覚えて僕は、叫ぶと同時に咄嗟に残った左腕でジェネットの腕を
掴むと、彼女に体を預けてその場に押し倒した。
僕らの頭上をモザイクが通り過ぎていくのを感じる。
それはアビーのすぐ近くを通って向こう側へと消えていった。
あ、危なかった(汗)。
アビーは相変わらず作業に没頭したまま気付いていない。
ジェネットは地面に伏せた状態で苦しげな表情を僕に向けていた。
「アル様。腕を失くされて……痛みはないのですか?」
僕の右腕が失われたことに、僕よりもジェネットのほうが狼狽していた。
僕は残った左手で彼女の肩にそっと手を置く。
「痛みはないよ。だから落ち着いてジェネット。このままだと腕だけじゃ済まなくなる」
僕がそう言うとジェネットは悲痛な表情で頷いた。
僕も自分の腕がなくなってしまったことにショックを感じずにはいられない。
でも僕はNPCだ。
メンテナンスでもう一度プログラムを再構成してもらえれば、きっと腕は元に戻る。
「今はあの女の人を何とかしないと。ジェネットの応報の鏡で跳ね返せないってことは、あのモザイクは魔法じゃないんだ」
そう言うと僕は前方に目を凝らす。
セクメトは僕らから一定の距離を保ってその口から不思議な空気の振動を発し続けている。
その姿はまるで何かを歌っているかのようだった。
ただ、その攻撃は僕たちばかりに向けられているのではなく、まったく関係のない方向にも向けられていて、およそ法則性といったものがまるで感じられない。
セクメトによって無差別に繰り出されるモザイクが山頂の地面を削り、ついにはアビーが操作している巨大樹の枝や幹の一部を消失させていく。
「くっ! メチャクチャだ!」
それは破壊すること自体が行動目的であるかのような無差別で容赦のない破壊行為だった。
このままじゃこの聖域が壊されてしまうし、このゲームの根幹を成すホスト・システムにも不具合が生じてしまうんじゃ……。
「いい加減にしなさい!」
厳然とそう言うとジェネットはすっくと立ち上がり、彼女の得意とする上位魔法『断罪の矢』を唱える。
星明かりの消えた天空から無数の光の矢が舞い降りてセクメトに襲いかかった。
光の矢は次々とセクメトの体に直撃する。
だけど光の矢が当たった瞬間、セクメトの体はモザイクに包まれて揺らぎ、その波紋の中に全ての矢が吸い込まれて消えた。
そ、そんな……。
信じられないけれど、セクメト自身はまったくの無傷だった。
先ほどの応報の鏡と同様に、ジェネットの神聖魔法は効果を発揮出来なかった。
「くっ。こうなれば直接叩くしか方法はありませんね」
そう言って懲悪杖を手に特攻を仕掛けようとするジェネットを僕は必死に止めた。
「セクメトに近づくなんてムチャだよ。僕の腕みたいに消されちゃう」
セクメトは次々とその体からモザイクを放ち続けていて、それに触れた物質は全て消えてしまう。
応報の鏡が効かない以上、近づこうとしてもセクメトに接近する前に乱発されるあのモザイクの餌食にされてしまうことは目に見えていた。
「しかしアル様。このままでは……」
僕らがそう言い合っている間にも頭上を次々とモザイクが通り抜けていく。
僕はアビーを守るために彼女のすぐ背後に立ち、そんな僕らを守るようにジェネットが仁王立ちした。
「アル様。やはりこのままではどうにもなりません。アル様はそのままアビーを守って下さい。私がセクメトを止めます。消滅も覚悟の上です!」
ジェネットは決然とそう言い放ち、僕の制止を振り切って駆け出した。
「ジェネット!」
ジェネットの行く手にはセクメトの放つモザイクが猛威を振るっている。
果敢にセクメトへ向かっていくジェネットの姿を見つめる僕は、ふいに眩しさを覚えて目を細めた。
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