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一話 これは夢?...じゃないかも!?
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「早く起きなさい、菜美!」
ママの声で私はベッドの上で目を覚ました...筈だった。
私が寝ていたのはベッドではなく布団だった。
おかしい。
一か月前に自分で貯めたお小遣いを全て使って、自分用のベッドを買った筈なのにー。
(もしかしてこれは夢?)
私が首を傾げていると、またママの、急かすような声がした。
私は慌てて、ママの元へと駆けて行った。
私の名前は、綿橋菜美。
どこにでもいる、日本の学生ーでは無く、進級がかなり危うい高校三年生・・・の、筈なのに!
「菜美、急ぎなさい!
今日は入学式でしょ?!」
「・・・え?」
ママの一言に、私は目を見張って彼女を見返した。
それから、置き時計の隣に置かれていた卓上カレンダーの今日の日付を見た。
二千十八年 四月六日ー。
綿橋菜美、十八歳。
どうやら六年前の入学式に遡った夢(?)を見ているらしい。
つまり、この夢の中(?)の私は十二歳だというわけで──────────。
(...いや、夢...だよね?)
私は混乱しながら、ママが用意してくれたハムとレタスのサンドイッチを食べて中学の真新しい制服に着替えるために手を伸ばしたー。
(・・・おかしいなぁ...。)
いくら夢と言ってもこんなにリアルだっただろうか。
腰まで伸ばしたボサボサの髪を揺らして、分厚い眼鏡の縁を押し上げながら、私は内心で首を捻っていた。
「えー、本日は快晴の中...」
校長先生が出て来て、私達生徒に向けて中学に入学したお祝いを述べていく。
これはおそらく夢(?)だと言うのに、長々とした校長先生のお祝いの言葉に、ついウトウトと眠りそうになってしまう。
意地でも眠らないけど!
...その時、ふと思った。
もしも。
もしもこれが夢ではないなら──────────。
何もかも変えることが出来るのではと────。
私の中の推測が事実だと分かるのはもう少し先の話ー。
ママの声で私はベッドの上で目を覚ました...筈だった。
私が寝ていたのはベッドではなく布団だった。
おかしい。
一か月前に自分で貯めたお小遣いを全て使って、自分用のベッドを買った筈なのにー。
(もしかしてこれは夢?)
私が首を傾げていると、またママの、急かすような声がした。
私は慌てて、ママの元へと駆けて行った。
私の名前は、綿橋菜美。
どこにでもいる、日本の学生ーでは無く、進級がかなり危うい高校三年生・・・の、筈なのに!
「菜美、急ぎなさい!
今日は入学式でしょ?!」
「・・・え?」
ママの一言に、私は目を見張って彼女を見返した。
それから、置き時計の隣に置かれていた卓上カレンダーの今日の日付を見た。
二千十八年 四月六日ー。
綿橋菜美、十八歳。
どうやら六年前の入学式に遡った夢(?)を見ているらしい。
つまり、この夢の中(?)の私は十二歳だというわけで──────────。
(...いや、夢...だよね?)
私は混乱しながら、ママが用意してくれたハムとレタスのサンドイッチを食べて中学の真新しい制服に着替えるために手を伸ばしたー。
(・・・おかしいなぁ...。)
いくら夢と言ってもこんなにリアルだっただろうか。
腰まで伸ばしたボサボサの髪を揺らして、分厚い眼鏡の縁を押し上げながら、私は内心で首を捻っていた。
「えー、本日は快晴の中...」
校長先生が出て来て、私達生徒に向けて中学に入学したお祝いを述べていく。
これはおそらく夢(?)だと言うのに、長々とした校長先生のお祝いの言葉に、ついウトウトと眠りそうになってしまう。
意地でも眠らないけど!
...その時、ふと思った。
もしも。
もしもこれが夢ではないなら──────────。
何もかも変えることが出来るのではと────。
私の中の推測が事実だと分かるのはもう少し先の話ー。
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