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5章 領都プリンシバル
64話 ニノ森も大騒ぎ
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一ノ森の待機場で倒れていた見習いたちは三人。一人は足を怪我して全身擦り傷だらけだが命には別状ない。
あとの二人は擦り傷と精神的疲労でうずくまっているだけ。
一晩中魔物の恐怖に寝ることもできなかったのだろう。
夜中に二回、野犬、通称山犬が襲ってきたが、見習い兵士と組んで追っ払ったそうだ。
しかし今回は魔獣フォレストドッグ率いる山犬だった。荷運び見習いは戦力にならず、魔獣相手では見習い兵士だけではきつい。そこへ俺たちがギリギリ間に合った。
傷の手当てをしながら重傷を負っている兵士さんから聞いた。なんとか止血はできたが……。
「そっちはどうだ」
「タッくんが足を噛まれてる。なんとか止血はできた。あとの二人は疲れているだけだって」
アグリたちはタッくんとかいう見習いの手当てをしている。
ルナステラさんが水と携帯食を自分のリュックから出し配っている。
あれも経費で落とさなくちゃなあ。
「ニノ森に向かったのは何人だ」
「ぼっちゃ……男爵のご子息と護衛の兵士が五人。お抱え魔導士、あとは世話係の冒険者が三人だ」
応急処置を終え、水を飲みながらようやく落ち着いた兵士は答える。
「その人数で魔獣狩りか……」
「なんかおかしかったんだって。ここへ来るまでに何頭か魔物を倒したんだけど荷車に積まなかったんだって」
アグリが見習いたちの言葉を伝言してくれる。
「ここで野営をして俺たちに道具の番をさせ、隊長たちは昨日の朝、ニノ森に向かったんだ。水と携帯食だけで」
「魔獣狩りにしても貴族の戦闘訓練にしても人数が少なすぎだろう。護衛の兵士って凄腕なのか」
「それが……魔道士がいるから大丈夫だって。精霊魔法の使い手だから……それに……帰りは戦力がはるかに増えるって……」
「は?」
嫌な予感……すらしない。意味がわからん。
「とにかく!ここから引き上げるぞ。アグリ、荷車の獲物をおろせ。けが人を荷車に乗せて運ぶぞ」
「待ってくれ、坊ちゃんを助けてくれ。せめてどうなっているか状況だけでも調べてくれ……俺はここで待つから」
必死にすがりつく見習い兵士。
「馬鹿か、あんた死ぬぞ。フォレストドッグや山犬の死体が転がってるんだぞ」
「しかし俺は男爵家の兵士として……」
「見習いだろうが、命までかけるなよ」
「でも……」
悩んでる見習い兵士。条件がよほどいい就職先なんだろうか。
パシッパシッ
頭の上に乗っているマーが、さっきからなぜか俺の頭を叩いている。
「……一緒に行った世話係の冒険者、チーム・ベアドッグって言ってなかったか」
「ああ、そいつらだ。森の雰囲気がいつもと違うって、引き上げた方がいいって言ってたんだ」
冒険者として……か。
「アグリ、お前たちだけで帰れるか」
「う、うん。タッちゃんは無理だけど、あとの二人は動ける、だから荷車二台動かせるよ」
「よし、二人を載せてギルドに駆け込め。そして伝えるんだ。チームベアドッグの情報を掴んだ。ニノ森へ入ったきり一ノ森のベースキャンプに帰ってこない。救援を求むってな」
「わかった。その依頼、アグリ荷車隊が引き受けた」
「ぼ、坊ちゃんは!」
「お前が伝えろ、男爵家でもどこでも。アグリ、あくまでも冒険者の救助として伝えるんだ、わかったな。そうすればギルドも動くはず」
「うん、わかった」
荷馬車にタッちゃんと兵士をのせるアグリたち。
しかしボアの親だけを下ろし、ボアの子はそのまま載せている。
「何をしている、全降ろせ」
「大丈夫だって。いざとなったらこのボアの子をばらまいて囮にして逃げるから」
そうくるか、それもアリかもしれない。
「よし行け!」
俺たちは、荷車を二台引いた見習いたちが走っていくのを見送った。
一ノ森を抜けると小さな小川がある。それを渡るといよいよニノ森だ。
広葉樹とブッシュでかなり視界が悪くなるが、陽の光はまだ差し込んでいる。
道はかろうじて切り開かれているが獣道より少しはマシなくらい。
俺たちは早足でザイラに先行してもらいながら進んでいく。
武器は抜き身で持ったまま。
「やはり助けに行くんですね。さすがです」
「違う、偵察だけだ。何かわかったらすぐに引き返すからな」
「そういうことにしておきましょう」
冒険者として……う~ん。
ギルドで冒険者カリコが言ったあの言葉がなぜか引っかかる。
ギャギャッ! ギャッギャッー!
頭上から生き物の警戒声が俺たちを威嚇する。
「前から何か来ます」
ブオーッ!
ドドドド!
見たことのない魔物の群れが襲ってくる。
トカゲ? ラプトルか!
火竜と同じ二足歩行の恐竜だ。でも小さい。中型犬くらいの大きさの小竜が群れで襲ってくる。なんとかなるか。
「下がれ」
ルナステラさんを後ろに下げ鬼切丸を構え……。
「あれ?」
ブオブオー! と体に似合わない声で吠えたラプトルの群れは、俺たちを見ると左右に分かれ森の中へ飛び込んでいく。
「逃げた……のか?」
「あたしたちを気にもしませんでした。それどころじゃないみたいな」
ギョエエエエエーッ!
ギャギャギャ!
「森はかなりざわついています」
その時頭の上で俺をバシバシ尻尾で叩いていたマーが飛び降りる。地面で背伸びをし匂いを嗅いでいる?
ミャア~!
振り返り、俺に向けて気の抜けた声を出し、いきなり走り出す。
「待てマー!」
「なんて言ってるんですか、ついて来いとか?」
「わからん。しゃあない、いくぞ」
俺たちは獣道をマーを追って移動する。
「ああ、大変です、ザイラが!」
「何?」
獣道を抜けるとそこは大きな広場。ニノ森の待機場だろう。しかしその入り口にはザイラが体を低くさせ戦闘態勢をとっている。その向こうは……修羅場だった。
人が倒れている。というか一目見て死んでいる。
手足を失って呻いている人もいる。
護衛に付いていた兵士たちだろうか。
その向こうにフォレストドッグの群れ。
ギャウン!
その時、一頭が首を飛ばされ一瞬で骸と化す。
フォレストドッグの群れが取り囲んでいるのは……鳥の雛?
体型は茶色い鳥の雛で、頭も嘴も胴体に比べて異様にでかい。小さな羽根をパタパタしているがとても飛べるようなバランスはない。思いっきりデフォルメされた姿は体高が七~八十センチもある。
その雛鳥を囲んでいるフォレストドッグの群れは、怯えが入っている。
見ただけではどういう状況か全くわからない。
「一体何が起こってるんだよ!」
ああ、見習いたちと一緒にギルドに帰りゃよかった。
あとの二人は擦り傷と精神的疲労でうずくまっているだけ。
一晩中魔物の恐怖に寝ることもできなかったのだろう。
夜中に二回、野犬、通称山犬が襲ってきたが、見習い兵士と組んで追っ払ったそうだ。
しかし今回は魔獣フォレストドッグ率いる山犬だった。荷運び見習いは戦力にならず、魔獣相手では見習い兵士だけではきつい。そこへ俺たちがギリギリ間に合った。
傷の手当てをしながら重傷を負っている兵士さんから聞いた。なんとか止血はできたが……。
「そっちはどうだ」
「タッくんが足を噛まれてる。なんとか止血はできた。あとの二人は疲れているだけだって」
アグリたちはタッくんとかいう見習いの手当てをしている。
ルナステラさんが水と携帯食を自分のリュックから出し配っている。
あれも経費で落とさなくちゃなあ。
「ニノ森に向かったのは何人だ」
「ぼっちゃ……男爵のご子息と護衛の兵士が五人。お抱え魔導士、あとは世話係の冒険者が三人だ」
応急処置を終え、水を飲みながらようやく落ち着いた兵士は答える。
「その人数で魔獣狩りか……」
「なんかおかしかったんだって。ここへ来るまでに何頭か魔物を倒したんだけど荷車に積まなかったんだって」
アグリが見習いたちの言葉を伝言してくれる。
「ここで野営をして俺たちに道具の番をさせ、隊長たちは昨日の朝、ニノ森に向かったんだ。水と携帯食だけで」
「魔獣狩りにしても貴族の戦闘訓練にしても人数が少なすぎだろう。護衛の兵士って凄腕なのか」
「それが……魔道士がいるから大丈夫だって。精霊魔法の使い手だから……それに……帰りは戦力がはるかに増えるって……」
「は?」
嫌な予感……すらしない。意味がわからん。
「とにかく!ここから引き上げるぞ。アグリ、荷車の獲物をおろせ。けが人を荷車に乗せて運ぶぞ」
「待ってくれ、坊ちゃんを助けてくれ。せめてどうなっているか状況だけでも調べてくれ……俺はここで待つから」
必死にすがりつく見習い兵士。
「馬鹿か、あんた死ぬぞ。フォレストドッグや山犬の死体が転がってるんだぞ」
「しかし俺は男爵家の兵士として……」
「見習いだろうが、命までかけるなよ」
「でも……」
悩んでる見習い兵士。条件がよほどいい就職先なんだろうか。
パシッパシッ
頭の上に乗っているマーが、さっきからなぜか俺の頭を叩いている。
「……一緒に行った世話係の冒険者、チーム・ベアドッグって言ってなかったか」
「ああ、そいつらだ。森の雰囲気がいつもと違うって、引き上げた方がいいって言ってたんだ」
冒険者として……か。
「アグリ、お前たちだけで帰れるか」
「う、うん。タッちゃんは無理だけど、あとの二人は動ける、だから荷車二台動かせるよ」
「よし、二人を載せてギルドに駆け込め。そして伝えるんだ。チームベアドッグの情報を掴んだ。ニノ森へ入ったきり一ノ森のベースキャンプに帰ってこない。救援を求むってな」
「わかった。その依頼、アグリ荷車隊が引き受けた」
「ぼ、坊ちゃんは!」
「お前が伝えろ、男爵家でもどこでも。アグリ、あくまでも冒険者の救助として伝えるんだ、わかったな。そうすればギルドも動くはず」
「うん、わかった」
荷馬車にタッちゃんと兵士をのせるアグリたち。
しかしボアの親だけを下ろし、ボアの子はそのまま載せている。
「何をしている、全降ろせ」
「大丈夫だって。いざとなったらこのボアの子をばらまいて囮にして逃げるから」
そうくるか、それもアリかもしれない。
「よし行け!」
俺たちは、荷車を二台引いた見習いたちが走っていくのを見送った。
一ノ森を抜けると小さな小川がある。それを渡るといよいよニノ森だ。
広葉樹とブッシュでかなり視界が悪くなるが、陽の光はまだ差し込んでいる。
道はかろうじて切り開かれているが獣道より少しはマシなくらい。
俺たちは早足でザイラに先行してもらいながら進んでいく。
武器は抜き身で持ったまま。
「やはり助けに行くんですね。さすがです」
「違う、偵察だけだ。何かわかったらすぐに引き返すからな」
「そういうことにしておきましょう」
冒険者として……う~ん。
ギルドで冒険者カリコが言ったあの言葉がなぜか引っかかる。
ギャギャッ! ギャッギャッー!
頭上から生き物の警戒声が俺たちを威嚇する。
「前から何か来ます」
ブオーッ!
ドドドド!
見たことのない魔物の群れが襲ってくる。
トカゲ? ラプトルか!
火竜と同じ二足歩行の恐竜だ。でも小さい。中型犬くらいの大きさの小竜が群れで襲ってくる。なんとかなるか。
「下がれ」
ルナステラさんを後ろに下げ鬼切丸を構え……。
「あれ?」
ブオブオー! と体に似合わない声で吠えたラプトルの群れは、俺たちを見ると左右に分かれ森の中へ飛び込んでいく。
「逃げた……のか?」
「あたしたちを気にもしませんでした。それどころじゃないみたいな」
ギョエエエエエーッ!
ギャギャギャ!
「森はかなりざわついています」
その時頭の上で俺をバシバシ尻尾で叩いていたマーが飛び降りる。地面で背伸びをし匂いを嗅いでいる?
ミャア~!
振り返り、俺に向けて気の抜けた声を出し、いきなり走り出す。
「待てマー!」
「なんて言ってるんですか、ついて来いとか?」
「わからん。しゃあない、いくぞ」
俺たちは獣道をマーを追って移動する。
「ああ、大変です、ザイラが!」
「何?」
獣道を抜けるとそこは大きな広場。ニノ森の待機場だろう。しかしその入り口にはザイラが体を低くさせ戦闘態勢をとっている。その向こうは……修羅場だった。
人が倒れている。というか一目見て死んでいる。
手足を失って呻いている人もいる。
護衛に付いていた兵士たちだろうか。
その向こうにフォレストドッグの群れ。
ギャウン!
その時、一頭が首を飛ばされ一瞬で骸と化す。
フォレストドッグの群れが取り囲んでいるのは……鳥の雛?
体型は茶色い鳥の雛で、頭も嘴も胴体に比べて異様にでかい。小さな羽根をパタパタしているがとても飛べるようなバランスはない。思いっきりデフォルメされた姿は体高が七~八十センチもある。
その雛鳥を囲んでいるフォレストドッグの群れは、怯えが入っている。
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