成金悪役令嬢なので莫迦でかわいい男の子としっぽり部活動(意味深)いたしますわっ!

かんのななな

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ぴゅっぴゅと射精してくれればいいわ

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 梃子と滑車を利用して、黄金魔猪ゴールデンボアを木に吊り下げる。
 マリクは血抜きをしながら、内臓を切りだしていく。
 アイラは渓流で製氷してマリクのもとに運ぶ。

「これを野営地まで運ぶのかあ。考えるだけでうんざりするよ」
「おぜぜのためよ、了見なさい」
「捨てていいのは血と腸くらい?」
「捨てるわけじゃないわ」

 解体作業を行うマリクのかたわらで、アイラは土魔術で地面を耕しはじめる。
 黄金魔猪ゴールデンボアの血と腸を土に混ぜこんでいく。

「えっと、アイラ、なにをしてるんだい?」
「実験の仕込みよ」
「なんだかいやな予感がするんだけど」
「森の主が討伐されたら、なにが起きるかしら?」
「空いた地位をめぐって競争が発生するんじゃないかな」
「つまり、そういうことよ」

 ほがらかに笑って、マリクの頬に接吻する。

「つづきは月が昇ってからね」

 言葉を失ったマリクを尻目に、アイラは氷漬けにした内臓を担いで歩きだす。
 林道に停めた荷車まで運び、イクトゥス芋とともに積みこむ。
 身体強化して野営地まで曳いていく。

◇◇◇

 六往復してようやく、あらかたの輸送が終わる。
 骨と牙に機材を積んで、最終の復路となす。
 すでに陽は沈み、東の空に月が明るく輝いている。

「ここからは実験の時間よ」

 アイラは絞縄を手にマリクににじりよる。

「僕、謀殺されちゃうの?」
「まさか。魔法薬研究部には、部長だけに相伝される魔法があるのよ」
「合法なんだろうね?」
「違法ではないわ」
「それぜったい脱法なやつでしょ」

 アイラはマリクの首に縄をかける。

「伝説に曰く、絞首刑に処された童貞が精を放ちし大地に黄色の魔花が咲く」
「脱法どころか邪法だった。って、えっ、精?」
「ぴゅっぴゅと射精してくれればいいわ」
「なにを相伝してるんだよ、この部活」
「お願い、マリク、あんたにしか頼めないの」

 必殺の上目遣いで懇願する。

「いやいや、ほだされないぞ」
「ちっ、条件を言いなさいよ」
「ほんとに首を絞めるわけではないんだよね?」
「しないってば。形式的に物語論を満足すれば発動するから」
「じゃあさ、手でしてほしい、な」

 照れくさそうにマリクがつぶやく。

「あたしは指南書とか読んでないから、上手にできないわよ」
「アイラにさわってほしいんだ」
「おーほっほっ、わかりましてよ。あたくしにおまかせあれ」

 アイラは照れかくしに高笑いする。
 マリクはアイラを抱きよせて唇を重ねる。
 ついばむような口づけを繰りかえす。
 マリクはベルトをはずし、いそいそとズボンをおろす。
 アイラは下着に手をさしこみ、掌でそっとふれる。

「これって、もう勃起してるの?」
「正直に言うと、アイラとキスするだけで硬くなる」
「男の子ってたいへんね」

 抱きあったまま、逆手で竿の部分を握る。

「正直に言うと、たまってるからすぐ出ちゃうと思う」
「正直が美徳とは限らないわよ」
「しょうがないじゃないか。昨夜だって、あられもない声を聞かされて……」
「あれは、その、ごめんなさい」

 握った手を動かすと皮がにゅるにゅる動く。
 硬いのに柔らかくて不思議な感触である。

「こんなかんじでいいの?」
「もうちょっと強く握って。うっ、きもちいいよ」
「なんかぬるぬるしてきたわ」

 耳元でマリクが息を荒げる。
 動かす速度をあげてみる。
 マリクは腰をひくつかせ、せつなそうにあえぐ。

「マリク、かわいい」
「ああっ、アイラっ、うっ、いいっ、でるぅ」
「うん、きもちよくなって」

 手のなかで肉棒がびくびく脈打つ。
 精液がほとばしり、地に落ちた。
 まだ硬いままのそれをゆるゆるしごく。
 尿道に残された精液がしぼりだされる。

「はぁ、はぁ、すごくきもちよかった…。」

 マリクはズボンを引っぱりあげてベルトを締める。
 首の縄をはずして機材置き場に放る。
 アイラは匂いを嗅いでから手をぬぐう。

「おーほっほっ、それは光栄ですわ」
「それで、邪法は成ったの?」
「邪法じゃなくて相伝魔法だけどね。うん、たぶん」

 ふりさけみたアイラの視線のさきに満月が浮かんでいた。

「それじゃあ、帰って猪肉をたらふく喰らおう。うまいにちがいないぜ」

 ふたりが帰途につき、森に静寂の帷がおりる。
 大地に芽吹いたのは、赤く幅の広い葉をもつ草であった。
 その花は、黄色く輝く。
 その花は、原罪に咲く。
 その花は、あるいは絞首台の小人と呼ばれる。
 魔法薬研究部の部長が代々曼陀羅華アルラウネの名を冠するのは、このゆえんであった。

◇◇◇

 周辺を警戒しながら身体を洗うマリクを見るとはなしに眺める。
 普段使う筋肉を重点的に鍛えこんだ身体は、しなやかで強靭でえっちだ。
 湯にはいって気の抜けた声を出す姿が愛らしい。

「でかいから大味かと思ったけど、おいしかったね」
「通常の魔猪ボアより旨味が強い気がしたわ。これは儲かるわよ」
「ん、ちょ、ちょっと待って」

 ざばっと水音をさせて、マリクが立ちあがる。
 股間でぶらぶらしているものから目をそらす。

「イクトゥスの成分が肉に染みてたりしないかな?」
「基本的に内臓に蓄積されるはずだけど、肉にもほんのすこしは残留しているかも」
「やっぱり!」
「落ち着いて。あたしが確かめてあげるから、お風呂からあがって」

 湯からあがったマリクのかたわらにしゃがみ、下腹部に唇を這わせる。
 だらりと垂れさがったものを指先でつんつんつつく。
 むくむくと頭をもたげたものに、ちゅっと接吻する。

「え、アイラ、えぇっ」
「ほら、元気じゃない。大丈夫よ」
「いや、あの、えぅっ」

 もういちど接吻すると、びくりと肉棒がふるえた。

「とっとと服を着なさいな。風邪をひいてしまうわよ」
「拝承」

◇◇◇

 マリクがテントに入ってきて、あぐらをかく。

「冒険者ギルドと連絡が取れたよ。明日、移動査定班が来てくれるってさ」
「ずいぶん早いわね」
「大物だからね、すっとんでくるのさ。森林官もいっしょに来るって」
「御料林を荒らす大魔獣を討伐したんだから、感状の一枚も拝受してしかるべきよね」
「成績も最優まちがいなしだ」

 膝立ちでアイラはマリクにすりよる。
 ブラウスと肌着をたくしあげ、なだらかな乳房をさらす。

「綺麗だなあ。月じゃなくて、アイラのおっぱいがだよ」
「もっと綺麗にしてよ、あんたの手で」

 マリクは指を広げてすくいあげるようになでてくる。
 下乳のきわをなぞられて、こそばゆくて身をよじる。

「くすぐったい?」
「わかんない……」

 乳房をもちあげてゆっくりと揺らされる。
 焦らすように乳首のまわりを指で撫でられる。

「んっ……ふぁ……さわってよぉ」

 指で乳首をくりくり捻りながら、乳房を持ち上げられたり寄せられたりする。
 甘い刺激が胸の先で弾けて、呼吸が浅くなる。

「あぁっ、あん……っ、ひぁっ」
「寄せると谷間ができるんだね」
「ばかぁ……んぁあっ」

 マリクの唇が近づいて、息を吹きかけられて、おなかの奥が熱くなる。
 唇で乳首をはむはむされて、ちろちろと舌で舐められて、逃げようとした腰を抑えられる。

「やっ、だめっ、それだめぇ」
「アイラ、僕にまたがって」

 ズボンを脱ぎながら、マリクが言う。
 向かいあって座ると下着ごしに硬いものを感じる。
 乳首を吸われるとのけぞって倒れそうになり、股間をおしつけてしまう。

「マリクっ、マリクぅ、おねがいぃ」

 マリクは上体を倒し、アイラを腰に乗せた姿勢になる。
 アイラは腰をゆらゆら動かして割れ目をこすりつける。
 マリクは指で乳首を叩いたり弾いたり掻いたり、ときどき奥まで押しこんできたりする。

「ねぇ、あたし、もう……っ、あーっ、だめっ、だめだめぇ」

 ひときわ高く啼いて、アイラは脱力した身体をマリクに預ける。
 背中をやさしくなでまわされる。
 呼吸が整うのを待って、アイラは身体を起こす。
 マリクの脚のあいだにうずくまる。

「マリクの下着も濡れてる……」
「アイラがかわいすぎるせいだよ」
「舐めてあげる」

 マリクの下着をずらし、屹立したものをとりだす。
 亀頭をぺろりとなめる。
 ぺろぺろすると、さきっちょが涙をこぼすのがかわいい。

「あぁ、アイラ……」
「うふふ、かわいい声出してぇ」

 ぱくりと口に含む。
 唾液をためて、舌で舐めまわす。
 左手で竿を握り、右手で睾丸をやわやわと揉む。

「アイラ、あったかくて、すごいよ」

 マリクは切なげな声をあげて腰を突きだす。
 びっくりして口を離す。

「ちょっと! 噛みついちゃうところだったわよ」
「ごめん、きもちよくて……」
「もう、しかたのないひとね。ゆっくりだったら動かしていいからね」

 ふたたびくわえて、舌でねぶる。
 マリクはそろそろと腰を前後して、アイラの口に肉棒を出し入れする。
 出ていくときに吸いついてみたり、入ってくるときに舌で迎えてみたりする。

「アイラっ、アイラぁ」

 マリクはうわごとのように名を呼びながら、ゆっくり抽送を続ける。
 口を性器に見立てて犯しているのだと気づく。
 意地悪したくなって、ぎゅっと強く握る。

「アイラっ、でるっ」

 口を離して、しごきあげる。
 びくんと脈動して、精液がマリクの下腹部を汚す。
 飛び散ったものを拭きとる。

「毛にからんでとれないわ」
「ごめん、自分でやるから」
「そうね、あたしも下着を替えないとね」
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