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平民はチッスまでお下品なのですわねっ
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昼休み、アイラは学院の中庭で令嬢軍団に包囲されている。
軍団を率いるのは侯爵令嬢イザヴェルである。
「あなたのような成りあがり者が、野外演習で満点だなんておかしいですわっ!」
取り巻きたちが口々に追従する。
「そうですわ! お金でずるをなさったに違いありませんわっ!」
「そうよそうよ! 成金令嬢ごときが黄金魔猪を討伐なんてありえないことですものっ!」
「平民のくせに生意気ですわぁ!」
アイラがにぃっと口角を吊りあげる。
赤い瞳がらんらんと輝く。
「ありえないとおっしゃられましてもねぇ。マリクがおとなげなく本気を出してしまったものですから。そういえば、イザヴェル様は領民やら冒険者やらに勢子をさせて、ようやく剣鹿一匹でしたとか? ぷーくっくっ、臍茶」
イザヴェルが怪鳥がごとき声で叫ぶ。
「きぃいぃっ! 平民風情が生意気なっ! 決闘よ!」
イザヴェルの背後に金髪碧眼の美丈夫が控えている。
騎士団長の息子デリアンである。
イザヴェルの婚約者であり、ふたりで野外演習におもむいている。
取り巻きたちがさえずる。
「デリアン様は武芸百般に通じているのよっ!」
「デリアン様とイザヴェル様、お似合いだわぁ!」
「推せますわね、推しちゃいますわよぉ!」
デリアンは冷ややかな眼差しでアイラを見下ろす。
「貴様が噂の成りあがり者か、我が婚約者に吐いた暴言、とうてい許すわけにはいかん」
「やれやれ、婚約者の手綱くらいしっかり握っておけないのかしら。これでは騎乗戦闘の腕は期待できませんわねぇ。いいえ、下馬戦闘もかしら。なんといっても剣鹿一匹ですものね、むべなるかな」
「なんだとぉっ!」
激昂したデリアンは腰の騎兵刀を抜き、切っ先をアイラに突きつける。
悪手である。
ひねった手首から斬撃がないと知れる。
アイラは右半身に構え、左手を背にまわす。
風が吹いた。
音もなく、マリクがアイラの隣に立つ。
マリクは左半身に構え、だらりと右手を下げる。
軽くにぎられた左の拳がデリアンを向いている。
「抜いたなあ、刀を」
「抜いたわね、刀を」
マリクとアイラの声が重なる。
イザヴェルの取り巻きたちは震えあがる。
「こいつら、なんで平然としているのよぉ!」
「貴族が抜刀したのよ! 切捨御免なのよぉ!」
「無礼討ちされても文句言えないんですのよっ!」
令嬢軍団は怯えている。
彼女たちの常識の埒外に立つふたりに慄いている。
常識云々は、時代の過渡期にあるせいだといえなくもない。
王国の貴族は、軍事技術を独占してきた。
魔道具と火薬の普及が、暴力の寡占を崩壊させつつある。
王国と国境を接する帝国は火縄銃を量産し、銃兵の比率を急速に高めている。
王立魔術学院が平民の受け入れを決めたのも時代の趨勢であった。
「手前は唯銃のマリク、しがない無宿人にござんす。一宿一飯の恩義をこうむりまして、アイラ嬢に助太刀いたす」
マリクは無宿人を標榜する。
爵位のない郷士の三男であるから、暮らしぶりは平民と変わりがない。
マリクの名乗りに、デリアンも名乗りかえさざるをえない。
「なれば、我は騎士デリアン・カルダニアなり。いざ尋常に——」
デリアンの視線がそれた一瞬、アイラの左手が簪棒を投擲する。
黄金魔猪の牙から削りだした暗器が、デリアンの親指の付け根をしたたかに打つ。
騎兵刀を取り落としたデリアンの鳩尾を、マリクが一本拳で突く。
「ぐふぅっ」
悶絶してうずくまるデリアンに駆けよりながら、イザヴェルが叫ぶ。
「ひっ、卑怯な! 決闘の作法も知らない不埒者め!」
「おーほっほっ、刀を抜いたら殺りあうしかなくってよ?」
高笑いするアイラに周囲はドン引きである。
思考回路が野蛮すぎて理解の範疇を超えているのだ。
マリクは騎兵刀を拾いあげて、デリアンに放る。
「されば、いざ勝負。此度は手前ひとりでお相手いたそう」
「ま、待て、マリクとやら……俺は……その……」
「ふむ、刀ではなく銃での勝負を所望か?」
「いや、そういうことでは……なくてだな……」
「マリク、捨て置きなさいな」
アイラはマリクの首を抱いて唇を重ねる。
音を立てて舌と舌を絡ませあい、たがいに唾液を吸いあう。
突如はじまった痴態に、周囲は黄色い悲鳴をあげた。
「公衆の面前でディープキッスなんて淫猥ですわ!」
イザヴェルは両手で顔をおおっているが、指の隙間からしっかり見ている。
「きゃーっ! 平民はチッスまでお下品なのですわねっ!」
「きゃーっ! 成金悪役令嬢とおっぱい魔人がべろちゅーしてますわよっ!」
「きゃーっ! おみだらですけど尊みを感じてしまいますわっ!」
唇を離し、アイラが令嬢軍団をにらむ。
「悪役令嬢とおっしゃったのは子爵令嬢マリエ様かしら? 顔は覚えたぞ、吾ェ!」
アイラの眼光に気圧され、令嬢軍団は後ずさり、蜘蛛の子を散らすように逃げ去る。
デリアンもイザヴェルの手を引いて撤退する。
「やれやれ、ひどい目にあった」
「過去形で言ってよいものかしら」
「そいつは道理だね」
予鈴が鳴る。
中庭にふたりだけが取り残される。
「アイラ、あのさ」
「なぁに?」
「この事態を鑑みると、僕たち、なるべくいっしょにいたほうが良いと思うんだ」
「そうね。あたしたちふたりがそろっていれば、たいていのことはなんとかなるでしょうね」
「それにかこつけるわけじゃないんだけど、アイラ、好きです。つきあってください」
「……はい」
アイラは笑顔で首肯する。
抱きついて首にぶらさがる。
「マリク、午後の授業をふけて、寮に帰って荷物をまとめなさい」
「えっ?」
「今日からあたしの家に下宿なさい。さきんじて戦線を整理するのよ」
「あいつら、そこまでやるかな」
「侯爵令嬢のほうは根性があるわよ。悪い意味で」
マリクは苦笑する。
「荷物が多ければ、エリザに荷車を持って来させるけど?」
「旅行鞄ふたつ分くらいだから大丈夫だと思う」
「作戦開始よ。準備できたら部室に集合ね」
「拝承」
◇◇◇
「当主様に報告は?」
夕食後の居間でエリザが問う。
マリクは一番風呂につかっている。
「したわよ。入居審査するって張りきってたわ」
「ハイスピード同棲ですからね。本宅の皆も興味津々でございます」
アイラは溜息をつく。
「で、どっちから告白したんですか?」
「マリクからよ」
「っしゃ!」
エリザは自分のカップに紅茶と蒸留酒をなみなみと注ぐ。
「なにおっぱじめてんのよ、あんた!」
「祝杯でございます。班内で賭けをしておりまして、私のひとり勝ちです」
「なにやってるのよ、あんたたち!」
「奥方様が胴元でございます」
「あんのクソババア」
「奥方様に報告しておきます」
「やめて」
エリザはカップをぐいっとあおる。
アイラはかかえた膝に顎を乗せる。
「だいたい、あんたが邪魔しなかったら、昨日のうちに告白してもらえてたのに」
「ぴゅいー、ぴゅいー、お酒様がおいしいですわぁ」
「もしや、あんた、わざとあのタイミングで邪魔した?」
「お嬢様、応接間には覗き穴がしつらえてございまして」
「見てたの!?」
「丙行為が実施される場合、未然に阻止する作戦でした」
「してないし!」
「正直に申しあげると、夕食後の定時連絡で少年からの告白に賭け先を替えました」
「イカサマじゃねえか! 馬に蹴られろ!」
「勝ち金折半でいかがでございましょう?」
「しょうがないわね」
「なお、本宅では『ジッパーをおろして』が流行語になっているそうでございます」
「おおーい! うちの使用人どもはどうなってるのよぉ!」
「うらやましいのでございます」
エリザはカップを一気に飲みほす。
今度は蒸留酒だけを注いで、それも飲みほす。
空になったカップを卓子に叩きつける。
「うらやましいのでございます……私もそんな恋愛をしてみたかった……」
「酒乱かっ! だいたいあんたモテるでしょうに」
「よろしいですか、お嬢様。おとなになると、左様に甘酸っぱい恋愛はできなくなってしまうのです。あれ!? 私、若いころもそんな恋愛したときないですね」
「それって、あんたの気性のせいじゃない? ちょっと、なんで脱ぎはじめるのよ!」
「お風呂に突撃して少年にラッキースケベを提供しようかと」
「やめなさい、あんたが脱ぐと洒落にならないから! 人の男に手を出すなっ!」
浴室から戻ったマリクは、くんずほぐれつ取っ組み合うふたりを認める。
「良いお湯をいただきました。……なにやってるの?」
「なんでもないわ、気にしないで!」
「いや、エリザさん、下着見えてるし」
「少年のえっちー」
エリザは棒読みで言って、着衣をなおす。
「マリク、エリザの色香に惑わされちゃだめだからね」
「僕はきみにぞっこんだよ」
「あー、あついあつい。ちょっと脱ごうかしら」
「脱ぐなーっ!」
軍団を率いるのは侯爵令嬢イザヴェルである。
「あなたのような成りあがり者が、野外演習で満点だなんておかしいですわっ!」
取り巻きたちが口々に追従する。
「そうですわ! お金でずるをなさったに違いありませんわっ!」
「そうよそうよ! 成金令嬢ごときが黄金魔猪を討伐なんてありえないことですものっ!」
「平民のくせに生意気ですわぁ!」
アイラがにぃっと口角を吊りあげる。
赤い瞳がらんらんと輝く。
「ありえないとおっしゃられましてもねぇ。マリクがおとなげなく本気を出してしまったものですから。そういえば、イザヴェル様は領民やら冒険者やらに勢子をさせて、ようやく剣鹿一匹でしたとか? ぷーくっくっ、臍茶」
イザヴェルが怪鳥がごとき声で叫ぶ。
「きぃいぃっ! 平民風情が生意気なっ! 決闘よ!」
イザヴェルの背後に金髪碧眼の美丈夫が控えている。
騎士団長の息子デリアンである。
イザヴェルの婚約者であり、ふたりで野外演習におもむいている。
取り巻きたちがさえずる。
「デリアン様は武芸百般に通じているのよっ!」
「デリアン様とイザヴェル様、お似合いだわぁ!」
「推せますわね、推しちゃいますわよぉ!」
デリアンは冷ややかな眼差しでアイラを見下ろす。
「貴様が噂の成りあがり者か、我が婚約者に吐いた暴言、とうてい許すわけにはいかん」
「やれやれ、婚約者の手綱くらいしっかり握っておけないのかしら。これでは騎乗戦闘の腕は期待できませんわねぇ。いいえ、下馬戦闘もかしら。なんといっても剣鹿一匹ですものね、むべなるかな」
「なんだとぉっ!」
激昂したデリアンは腰の騎兵刀を抜き、切っ先をアイラに突きつける。
悪手である。
ひねった手首から斬撃がないと知れる。
アイラは右半身に構え、左手を背にまわす。
風が吹いた。
音もなく、マリクがアイラの隣に立つ。
マリクは左半身に構え、だらりと右手を下げる。
軽くにぎられた左の拳がデリアンを向いている。
「抜いたなあ、刀を」
「抜いたわね、刀を」
マリクとアイラの声が重なる。
イザヴェルの取り巻きたちは震えあがる。
「こいつら、なんで平然としているのよぉ!」
「貴族が抜刀したのよ! 切捨御免なのよぉ!」
「無礼討ちされても文句言えないんですのよっ!」
令嬢軍団は怯えている。
彼女たちの常識の埒外に立つふたりに慄いている。
常識云々は、時代の過渡期にあるせいだといえなくもない。
王国の貴族は、軍事技術を独占してきた。
魔道具と火薬の普及が、暴力の寡占を崩壊させつつある。
王国と国境を接する帝国は火縄銃を量産し、銃兵の比率を急速に高めている。
王立魔術学院が平民の受け入れを決めたのも時代の趨勢であった。
「手前は唯銃のマリク、しがない無宿人にござんす。一宿一飯の恩義をこうむりまして、アイラ嬢に助太刀いたす」
マリクは無宿人を標榜する。
爵位のない郷士の三男であるから、暮らしぶりは平民と変わりがない。
マリクの名乗りに、デリアンも名乗りかえさざるをえない。
「なれば、我は騎士デリアン・カルダニアなり。いざ尋常に——」
デリアンの視線がそれた一瞬、アイラの左手が簪棒を投擲する。
黄金魔猪の牙から削りだした暗器が、デリアンの親指の付け根をしたたかに打つ。
騎兵刀を取り落としたデリアンの鳩尾を、マリクが一本拳で突く。
「ぐふぅっ」
悶絶してうずくまるデリアンに駆けよりながら、イザヴェルが叫ぶ。
「ひっ、卑怯な! 決闘の作法も知らない不埒者め!」
「おーほっほっ、刀を抜いたら殺りあうしかなくってよ?」
高笑いするアイラに周囲はドン引きである。
思考回路が野蛮すぎて理解の範疇を超えているのだ。
マリクは騎兵刀を拾いあげて、デリアンに放る。
「されば、いざ勝負。此度は手前ひとりでお相手いたそう」
「ま、待て、マリクとやら……俺は……その……」
「ふむ、刀ではなく銃での勝負を所望か?」
「いや、そういうことでは……なくてだな……」
「マリク、捨て置きなさいな」
アイラはマリクの首を抱いて唇を重ねる。
音を立てて舌と舌を絡ませあい、たがいに唾液を吸いあう。
突如はじまった痴態に、周囲は黄色い悲鳴をあげた。
「公衆の面前でディープキッスなんて淫猥ですわ!」
イザヴェルは両手で顔をおおっているが、指の隙間からしっかり見ている。
「きゃーっ! 平民はチッスまでお下品なのですわねっ!」
「きゃーっ! 成金悪役令嬢とおっぱい魔人がべろちゅーしてますわよっ!」
「きゃーっ! おみだらですけど尊みを感じてしまいますわっ!」
唇を離し、アイラが令嬢軍団をにらむ。
「悪役令嬢とおっしゃったのは子爵令嬢マリエ様かしら? 顔は覚えたぞ、吾ェ!」
アイラの眼光に気圧され、令嬢軍団は後ずさり、蜘蛛の子を散らすように逃げ去る。
デリアンもイザヴェルの手を引いて撤退する。
「やれやれ、ひどい目にあった」
「過去形で言ってよいものかしら」
「そいつは道理だね」
予鈴が鳴る。
中庭にふたりだけが取り残される。
「アイラ、あのさ」
「なぁに?」
「この事態を鑑みると、僕たち、なるべくいっしょにいたほうが良いと思うんだ」
「そうね。あたしたちふたりがそろっていれば、たいていのことはなんとかなるでしょうね」
「それにかこつけるわけじゃないんだけど、アイラ、好きです。つきあってください」
「……はい」
アイラは笑顔で首肯する。
抱きついて首にぶらさがる。
「マリク、午後の授業をふけて、寮に帰って荷物をまとめなさい」
「えっ?」
「今日からあたしの家に下宿なさい。さきんじて戦線を整理するのよ」
「あいつら、そこまでやるかな」
「侯爵令嬢のほうは根性があるわよ。悪い意味で」
マリクは苦笑する。
「荷物が多ければ、エリザに荷車を持って来させるけど?」
「旅行鞄ふたつ分くらいだから大丈夫だと思う」
「作戦開始よ。準備できたら部室に集合ね」
「拝承」
◇◇◇
「当主様に報告は?」
夕食後の居間でエリザが問う。
マリクは一番風呂につかっている。
「したわよ。入居審査するって張りきってたわ」
「ハイスピード同棲ですからね。本宅の皆も興味津々でございます」
アイラは溜息をつく。
「で、どっちから告白したんですか?」
「マリクからよ」
「っしゃ!」
エリザは自分のカップに紅茶と蒸留酒をなみなみと注ぐ。
「なにおっぱじめてんのよ、あんた!」
「祝杯でございます。班内で賭けをしておりまして、私のひとり勝ちです」
「なにやってるのよ、あんたたち!」
「奥方様が胴元でございます」
「あんのクソババア」
「奥方様に報告しておきます」
「やめて」
エリザはカップをぐいっとあおる。
アイラはかかえた膝に顎を乗せる。
「だいたい、あんたが邪魔しなかったら、昨日のうちに告白してもらえてたのに」
「ぴゅいー、ぴゅいー、お酒様がおいしいですわぁ」
「もしや、あんた、わざとあのタイミングで邪魔した?」
「お嬢様、応接間には覗き穴がしつらえてございまして」
「見てたの!?」
「丙行為が実施される場合、未然に阻止する作戦でした」
「してないし!」
「正直に申しあげると、夕食後の定時連絡で少年からの告白に賭け先を替えました」
「イカサマじゃねえか! 馬に蹴られろ!」
「勝ち金折半でいかがでございましょう?」
「しょうがないわね」
「なお、本宅では『ジッパーをおろして』が流行語になっているそうでございます」
「おおーい! うちの使用人どもはどうなってるのよぉ!」
「うらやましいのでございます」
エリザはカップを一気に飲みほす。
今度は蒸留酒だけを注いで、それも飲みほす。
空になったカップを卓子に叩きつける。
「うらやましいのでございます……私もそんな恋愛をしてみたかった……」
「酒乱かっ! だいたいあんたモテるでしょうに」
「よろしいですか、お嬢様。おとなになると、左様に甘酸っぱい恋愛はできなくなってしまうのです。あれ!? 私、若いころもそんな恋愛したときないですね」
「それって、あんたの気性のせいじゃない? ちょっと、なんで脱ぎはじめるのよ!」
「お風呂に突撃して少年にラッキースケベを提供しようかと」
「やめなさい、あんたが脱ぐと洒落にならないから! 人の男に手を出すなっ!」
浴室から戻ったマリクは、くんずほぐれつ取っ組み合うふたりを認める。
「良いお湯をいただきました。……なにやってるの?」
「なんでもないわ、気にしないで!」
「いや、エリザさん、下着見えてるし」
「少年のえっちー」
エリザは棒読みで言って、着衣をなおす。
「マリク、エリザの色香に惑わされちゃだめだからね」
「僕はきみにぞっこんだよ」
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